エキマニ、タービン交換

Ｓ１５の定番、エキマニ割れのため、エキマニ、タービン脱着交換。

使用工具、タービンのオイルアイボルトに１２メガネストレートショート、
水アイボルトのエンジン側に１９メガネストレートがやりやすい。
エキマニは、メガネとボックスレンチで難なくいける。
タービンとエキマニが１３で止まっているので、１３スパナを使ったけど締め付け不足。
有名どころのメガネを使ったほうが良い。安物は肉厚で入らない箇所がある。

タービン側のオイルアイボルトの締め付けは注意必要。締め付けトルクは２Ｋ～３Ｋだが、掛かりが浅いので、３Ｋで締めるとたぶんなめる。
ショートメガネしか入らないので締め付け感覚が分かりにくい。

エキマニのスタッドボルトも交換。８本中１本だけ緩まず。無理して折れ込んだら大惨事なので、１本はそのまま。

サビやネジ崩れもなかったので、交換しなくて良かったかも。
タービンにもスタッドボルトが何本かあったが、これも再使用問題なさそう。
マフラーフロントパイプの（アウトレットに付いてる）スタッドは錆びてねじ
山も痩せている。
交換しようとしたが錆びて一体化してる。
これも折れ込むと面倒なので、スルー。

タービン残してエキマニだけ外したいときもあるだろうけど、無理。

ナットがプレートの爪でロックされている。
車載状態でこの爪を起こすの無理。
止まっている１３ナット。結構固い。スパナ掛けてハンマーで叩きました。

エキマニとタービンの分離。

１３ナット４本で止まってる。２本はメガネが入らない。
ここで、頑丈なスパナが必要。スナップオンとか。

最初は上記のやり方でやったけど、
メガネが入らないのは安物で肉厚だからで、有名どころのメガネなら何とか入る。
スパナだと締め付け不足になる可能性あり。

純正エキマニ。同じ形状だとまた割れるので、対策で今はこれになってるらしい。（ネット情報）

S15初期のもので、S14のEGRの名残で穴なし煙突が付いている。
こちらの方が肉厚で割れにくいらしい。

タービン水ラインのアイボルト。
中に鉄くずがいっぱいありました。
水路を塞ぐほどではないけど、冷却に支障あったと思う。

エキマニとタービンの組み付け、エキマニをエンジンに取り付け。
この位置関係でオイル、水ラインの３本どれかがすんなり付かない。

自分の場合は、この水パイプがそのままでは付きませんでした。
ほんのちょこっとなんですけどね。

無理にねじ込んでエンジンブロックのネジ穴をなめました。
ボルトが斜めに入って行く状態となり、M14×１．５？のタップでねじ山修正。

水パイプを少し曲げてやったらすんなり付きました。
オイル、水ラインの取付さえクリアすれば５～６時間で終わるかな。

今回交換した小物部品。
エキマニ～Fパイプまでのガスケット、取付ナット、オイル水ラインのパイプ、アイボルト、オイルリターンホース等。

ここでS15タービンにボールベアリング式とフローティングメタル式があるという説について。

自分の結論としてはボールベアリングのみです。フローティングメタルはない。

タービン品番
69F00 （H11.1月～）S14と同じ
91F00 （H11.1月～）排気側に隔壁が追加され効率アップ。フランジが反る（ネット情報）
75F00 （H12.10月～）

オイルライン（イン、アウト）も品番が変わっているので、これもセットで交換すれば互換性ありそう。

自分の車の年式、H14.3月。タービン75F00
使用した中古タービン、H14,7月。同じ75F00

注文して届いた新品のオイルアイボルト。
中を絞って流量を制限している＝ボールベアリング式（ネット情報）

S15は８月に生産終了なので、最後まで、ボールベアリング式だったと思います。