
今年最初のブログですが、接近中のライブジョイ彗星というなんとも素敵な名前の彗星を観察してきました。この名前、オーストラリアのアマチュア天文家テリー・ラブジョイさんが発見して命名されたそうなんです。さて、今回の参加メンバーは2年前の
天文部活動で大惨敗を喫したNakagawa幹事長と私の二人。そのリベンジを果たすべく、再び房総へ向かいました。昨日は3連休の初日で渋滞があるかなぁと思ってましたが、意外と道がガラガラ。待ち合わせ場所の君津PAには予定より30分近く早くついてしまいました。とりあえず、早めの夕食をとることにします。

君津PAにて。チタンシルバー2台で、プチシルバー会となりました。

夕食はつい
先日魅惑のピザを堪能したばかりの「カンパーニャ」。幹事長は初めてなので、その味に期待しているご様子。お味はいかがでしたでしょうか?^^;

落ち着いた店内には薪ストーブがたかれていて、遠赤外効果?で温かいです。

注文したのは、塩味が効いたスモークベーコンのビアンカハーブ。それとミニサイズのミックスピザ。二人なので控えめにしました。腹ごしらえも完了したところで、いよいよ天体観測へ向かいます。

撮影機材は高橋製作所
FS-60CBという60mm蛍石レンズの天体望遠鏡にユニテック社
SWAT-300ポータブル赤道儀。この組み合わせで自動で星を追尾してくれます。この大口径蛍石レンズは国内で唯一
キヤノンオプトロンでしかでしか生産できない高性能レンズで、色収差を完璧に補正できて非常にシャープな像を結びます。さらに短焦点化レデューサーレンズを追加して、焦点距離255mm F4.2というスペックに、この日のために購入したフルサイズ一眼キヤノンEOS 6Dボディで撮影に挑みました。そして撮影中にサプライズ!なんと、どS号のKENさんがパンパンいわせて登場しました。右のマスクマンがKENさんです。差し入れ、ありがとうございました。

昨晩のラブジョイ彗星。感度ISO1600で2分露出したものを4枚コンポジットしてます。コンポジットは高感度撮影した際のバックのノイズを大幅に減らす効果があり、階調も滑らかになります。大彗星のような立派な尾ではありませんが、何本もの細い尾が延びています。彗星の尾は進行方向の後ろにたなびいているように感じますが、太陽に向かって反対側に延びます。ですから、太陽に近づいているときには後方に延びているんですが、遠ざかるときは尾の方を前にして移動します。彗星独特のエメラルドグリーンの美しい姿をなんとか撮影できました。

ついでに撮影したオリオン座の大星雲M42。Mはメシエの略です。赤い星雲はガスが自ら光を放っていて、赤いHαという波長を多く含みます。通常のカメラではこの領域はフィルターでカットされてしまうため、あまり綺麗に写せませんが、それでも上の画像くらいには楽しめます。キヤノンから天体用に発売されていた
EOS 60Daならもっとよく写ります。リンクしたページの下の方にバラ星雲の参考写真がありますが、かなり違いますね。ほすぃ~。(笑)

これはプレアデス星団M45。日本では「すばる」と呼ばれている星団です。スバルのマークもこの星の配列からデザインされてますよね。青白い星が青い星雲に包まれています。この星雲は星の光を反射して光っているものです。
今年は天文部活動も頑張っていきたいと思います。また撮影できたらご紹介します。幹事長も撮影に勤しんでおられました。何が写せたか楽しみですね。
Posted at 2015/01/11 13:39:40 | |
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