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警部補のブログ一覧

2011年07月13日 イイね!

「半夏生」

「半夏生」さて。話は全然違うんですが、私はケンタッキーの和風チキンカツサンドがどぅわい好きです。

だのに。

なんで家から一番近くの、デパート内店舗じゃ扱ってないんだろーか。

ちなみに写真は、この前お台場方面に行った時の物です。



さぁて。そんなこんなで今日は、ベイエリア分署シリーズより「半夏生(はんげしょう)」を紹介したいかと。ちなみに、私の中ではベイエリア分署シリーズのベスト3に入る本です。

舞台の季節は、7月と丁度今(だったかな?)。

ことの始まりは、一人の成り立てホームレスが、お台場のヴィーナスポート近くの外の広場で倒れていた外国人を助けたことだった。外国人は死亡してしまうが、現場に一番に駆けつけた白バイ隊員、その隊員から引き継いだ安積班の須田と黒木。その後、白バイ隊員が高熱を出し倒れてしまい入院。そして須田と黒木も「隔離」されてしまう。
倒れた外国人は、アラブ系だった。安積らの上司である榊原課長はそれを本庁に報告し、直ぐに本庁から一人の警視がやってきた。彼は「細菌テロ」の可能性があると言う。
一方、ホームレスは傷害事件を起こし逃走していた。

周囲の目撃情報によりホームレスの存在を知った安積らは、そのホームレスの行方を追う。


って感じで話は進みます。
今回のベイエリア分署、今までと違い派手なアクションもカーチェイスは一切ありません。あるのは、リアルな捜査ただ一つ。

ちょうどこの本を読んだ頃に、皆さんまだ覚えているでしょうか。
冷凍餃子事件です。袋等に薬物が発見されたあの事件が起きました。
あの事件に対する国の対処やそれに伴った出来事と、本に記載された内容が似ている点が多々見受けられました。

先ほども言いましたが、今回は派手なアクションはありません。
建前論。
複雑な情報伝達系図。
第一線の現場の情報。
後手後手に回ってくる上からの指示と情報。

日本が、あまり認めたくはありませんが、いかに「弱い国」なのか。
しかし、現状の体制に苦しみつつも、己に課せられた仕事をしっかりと行う第一線の安積達のような人間がいるからこそ、日本はまだ成り立っている。
それが改めて見せられたような小説だと思いました。

ちなみに最近のベイエリア分署シリーズの題に使われた言葉は、本文中にさりげなくそして要所で出てきます。憎い演出ですね~。さすが今野先生。
シリーズは、現在も新刊が出たりとまだまだ続いていますので、興味を持たれた方は是非是非、読んでみてください。
以前にもベイエリア分署シリーズ「残照」と「二重標的」をこのブログ内で紹介したので、そちらも見てみてください!


などと過去の分も紹介してみたり(笑)。



で、本日の一曲は久々にインスト。安藤まさひろで「Kiss You GoodーBye」。

この曲、好きなんですよ~。
Tースクェアのギター担当、安藤まさひろが曲を担当した車ゲームの最高作「グランツーリスモ」シリーズ。
その一作目と、四作目にはアレンジを加えられて提供された曲が、今回の「Kiss You GoodーBye」です。
安藤まさひろなもんですからギターメインの曲です。題の通り、出だしのピアノから伝わってくる、何処か寂しげさと爽やかさを感じさせられる曲だと思います。
この季節の午後や夕方のお台場を、この曲を聞きながら女の子とドライブしたいですね~(またかい)。

案外、ゲオ等のレンタルCD(ジャンルはゲーム)でも見つかりますのでね、ドライブにはもってこいの曲なんで、是非探して聞いてみてください。YouTubeでも山ほど(笑)ありますので、お手軽ならそちらも。


それでは、安藤まさひろで「Kiss You GoodーBye」どうぞ。

♪~
Posted at 2011/07/13 20:14:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | | その他
2011年07月02日 イイね!

「残照」

「残照」「男が憧れる男」シリーズか、遊戯銃の紹介でもやりたかったんですが、ふと気がつきました。

最近、我がスカGの写真がない!

ので。

ある本の表紙に似せたついでに写真に登場してもらいやした。


とゆーわけで、本の話。ベイエリア分署シリーズより、「残照」です。表紙は、角川ハルキ文庫版の表紙に似せたつもりです。
家の近辺じゃ、この写真の辺りくらいしか都会っぽい雰囲気が全然ないんでねぇ。…。

さて、「残照」の紹介です。新・ベイエリア分署シリーズに分けられるこの本は、臨海署が閉鎖され、神南署に移っていた安積班が、再開された臨海署に戻った時の話ですね。
(※臨海署の閉鎖の理由は、地区開発の頓挫から臨海署の必要性が希薄になったことです。んが、時代は進み、お台場にフジテレビができたりと盛んになり、再び臨海署の存在意義が浮上したからです。うーん、リアルな設定ですな)

事件は、夜のお台場で起きます。不良少年グループ同士の喧嘩の最中、片方のグループのリーダーが殺害されます。手口は、背後から刃物で刺された刃傷沙汰。

安積ら臨海署の強行犯係が現場で捜査を始めようとしていた時、そこにスープラPCで突如現れた交機隊・速水警部補。彼は現場で安積を見つけるなり、「風間」という男の名前を出し「風間は犯人ではない」と言い出します。
その風間と言う男は、黒いスカイラインGTーRを操り「黒い亡霊」と呼ばれる若い男。その存在は暴走族や不良少年グループにも一目置かれる存在。その彼(車)を目撃したとの多数の情報があったのです。

捜査本部は風間容疑者説第一で動き、安積の進言で捜査本部に参加させられた速水も含め、展開されます。速水や、風間を知る交機隊員は、皆、風間犯行説を否定します。
そんな中、ついに交機隊の網の中に風間が捕まり、速水と安積の乗ったスープラPC、そして黒い亡霊スカイラインGTーRとの「バトル」が始まる…。



んな感じで話は進みます。今回は今まで良いトコ取りだった速水が、「警視庁神南署(題名)」以来の久方ぶりに安積との2トップの話で、今作では速水が第一の主役と言っていい程だと思います。暴走族からは「スープラ隊のヘッド」などと恐れられる存在にまで大きくなりました。
風間のGTーRとの湾岸線(たぶん)から峠にまたがったカーチェイスの描写は圧巻で、ベイエリア分署シリーズのカーチェイス描写の中でも、第一位の迫力だと思います。また、この作品は安積視点(一人称)で書かれているのも特徴ですな。
興味持たれた方や、ハンチョウでシリーズを好きになった方でまだ読んでない方は、是非一度読んでみてください!


さて、所でこの黒い亡霊のスカイラインGTーR。

型式、なんだと思います?作品内ではそれは書かれていませんが、私は自然と、R32型を想像していました。作品の書かれた年は2000年なので、R34型GTーRが登場している頃ですな。
今のR35型GTーRは、「スカイライン」から離れ「GTーR」という一つの車になっていますね。
車をあまり知らない人からすると、スカイライン=GTーRの認識が多いですね。私の友人の一人は、以前「GTーRの調子どお?」なんて言ってきましたからね(笑)。
私も昔は、特に子供の頃はそんな感じでした。

悔しいけれど、やはり何処かでスカイライン乗りにコンプレックスを持たせるスカイラインGTーR。それだけ、スカイラインにとってスカイラインGTーRは大きな存在になったわけですね。
そして、ケンメリ以来16年ぶりにR32型で復活となったGTーR。未だに名車として根強い人気を持つからこそ、私は「残照」に登場したスカイラインGTーRは、R32型だと思ったワケであります。
実際、R32型はまーだまだ人気は衰えませんね。みんカラでも、スカイライン乗りの大半はこのR32な気が…。


さて。んなこんなで、本日の一曲と行きましょう。
中島みゆきで「愛情物語」です。
この歌は「はみだし刑事情熱系」の主題歌で使われた歌ですね。
曲がね、映像と相まって非常にカッコよかったんですよ~。


ただ、歌詞が(笑)。当時はなんとも感じなかったんですが。例の彼女の一件以来、先日のJ-WALKと同じように、一時的に歌えなくなりました(笑)。
までもね、カッコイイ歌なんで、是非レンタル等で聞いてみてください。
(※今回はYouTubeはお勧めしません。あることにはあるんですが、今現在は一件のみで、しかも、投稿者も分かってやってる様なんですが、本人が登場しているその動画が非常に「インパクト」があるんで(笑)。ま歌だけ聴きゃ良いだけなんですが)


ちなみに、はみだし刑事は貴重な90年代末日産活躍ドラマでして。我がR34型スカGセダンが覆面で盛大に暴れまわったドラマですね。

でも何故か、OP映像に登場するのはベイサイドブルーのGTーR(笑)。いやこれはこれで良いんですが。
ちなみにOPは15秒程度なんですが、広域捜査隊の覆面PCのR34GTーR・S15シルビア・R50テラノ・Y34セドリックが緊走でレインボーブリッジを走る映像がカッコよかったですね~。
GTーRは、劇中に一度だけ登場しましたね。夜のシーンでカーチェイスしとりました。後、テラノの方は最初か最後のどちらかでエアロパッケージが使われていましたね。

さて、そんな感じで本日の一曲、中島みゆきで「愛情物語」どうぞ。

♪~
Posted at 2011/07/02 22:01:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | | その他
2011年06月28日 イイね!

「東京ベイエリア分署」②

「東京ベイエリア分署」②写真は昔、友人がどっかで撮ってきた物です。
臨海署に見立てたつもりで出しました。


ま色々言いたいこたあるんですがね。佐々木蔵之介が若すぎますね。
安積の設定は45歳です。番組当初、佐々木は確か、39か40くらいでしたかね。
まシリーズを重ねるに連れ、当然歳も重なりますから段々相応になってきました。

でもなぁ。やっぱり、ドラマ。
大半が原作にない、ドラマオリジナルの話なんですが、なんかもう話がクサイのを通り越して滑稽なんですね。山手中央署のやっさんも負けそうな程(笑)。
ま、熱い、とゆー点では「はみだし刑事情熱系」と似かよってますが。


まそれでも、昨日のシーズン4の最終回。最終回ってんで、久しぶりに見ました。
この話もドラマオリジナルで、やはりオーバーでしたが、しかし最後は、まるで原作の安積の様な台詞でした。

「俺に何発撃ち込もうとも、何度俺を殺そうとも、正義が死ぬことは絶対にない」
「俺達警察官は、皆その事を信じている。だから、どんな代償を払ってでも、正義を貫こうとするんです」
「警察官一人一人の矜持(きょうじ)こそ、警察そのものなんです」



嗚呼、なんか思い出したら目頭が熱くなってきた(笑)。
今時、こんな台詞吐けません。


あ、近いコト時々言ってますな、私(笑)。古くさい人なんで(笑)。


さて。じゃま車の話に行きますか。
このベイエリア分署シリーズ、結構車にこだわっています。
ドラマでは覆面パトとして、トヨタ・マークXが使われています。
これは、原作で安積がマークIIに乗っていたからだと思われます。
ドラマと同じ様に、マグネット式の流線型ですね。
安積が乗った覆面車両は全作品、全てマークIIでしたね。
そして、残念ながら一度もドラマには登場しなかった、速水が操る交機13。


まそもそも、神南署では速水は交機隊員ではなく、普通の交通課員になってますからね。
さてこの交機13。コールサインは後に決められましたが、車両は変わりません。その車両は、これもトヨタ。初代スープラ3.0GTです。
当時はトヨタ最速を誇ったGTカーですな。確か、埼玉県警に配属されていたハズ。
速水はこのスープラや、時に白バイや安積のマークIIを操って、何時も良い所で安積達の助けに入るんですよ~。
ドラマでも、スープラとは言わないから、他の車両ででも速水の活躍が見たかった…。


あ、そーか。そう思えば、このドラマに限れば、速水の描写は間違ってなかったのか…(笑)。


何時何処で貰ったのか記憶が定かじゃないんですが、このスープラPCの写真がプリントされた下敷きを持っています。
っても使い方が荒く、もはやぼっろぼろですが(笑)。その内、スキャナーにでも通そうかと。


さて、なんやかんや言いました。
言うくらいなら、見んなよドラマ!!

と思われるでしょう(笑)。でも、それだけ期待してるんです。今でも。
全部否定はしません。ドラマオリジナルはオリジナルでそこそこ楽しんでます。
それに、今時、頭使わないで足使って、アクションシーンも多い貴重な刑事ドラマですからね(笑)。

ベイエリア分署シリーズについては、紹介を続けたいと思います。
ちなみに、このブログの題をつける際、「東京ベイエリア分署」か「警視庁臨海署」にしようかと思ってましたが、まんまパクりになってしまうので断念しました(笑)。


さーてーとー。
じゃま行きますか、本日の一曲。
SHOW-YAで、「水の中の逃亡者」


ん?
知らない?


まぁ…知らないかもなぁ。

SHOW-YAは、全て女性で構成されたヘビメタバンドです。1985年にデビューでした。

が。

気がついたら無くなってたパターンです。

ちなみに私はヘビメタ苦手です。嫌いです。
だけど、この曲だけは別です。
あんまりヘビメタ感がないんですね。
曲の雰囲気としては、年代もありますから、大好き小比類巻かほるの今まで紹介した曲みたいな感じですかね。格好良い曲ですよ~。

ちなみにこの曲、私がテレビで聞いたのと買ったCDだと、なんか編曲が違う!テレビで聞いた、元々の方が好きです。
で、そのテレビとは。やはり刑事ドラマ。
殿下(小野寺昭)主演、「大都会25時」です。

この曲も、確かYouTubeにPVがあったと思うので、興味のある方は是非。
ってか、下手したらこれぐらいしか元のバージョン聞けないかも。


それでは、SHOW-YAで、「水の中の逃亡者」どうぞ。

♪~
Posted at 2011/06/28 20:56:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 音楽/映画/テレビ
2011年06月28日 イイね!

「東京ベイエリア分署」①

「東京ベイエリア分署」①久々に本の話。

今野敏先生の傑作小説、「東京ベイエリア分署」シリーズです。



え゙。
知らない?


なら言い換えましょう。「ハンチョウ」です。

佐々木蔵之介主演でドラマでやってましたね。アレです。
最近じゃ「安積班シリーズ」とも言われているようです。

渋谷に新設された神南(じんなん)警察署。その刑事課強行犯係を率いる安積警部補(ハンチョウ)とその部下の活躍を書いたのが、ドラマ及び小説「警視庁神南署(新・安積警部補シリーズ)」「神南署安積班」なわけですが。
元々は最初に書いた通り、「東京ベイエリア分署シリーズ」として始まったワケです。

お台場に新設された、警視庁臨海警察署。そのプレハブの安普請や、交機隊が間借りしパトカーの数が多いことから「ベイエリア分署」「湾岸分署」と通称される警察署。その刑事課強行犯係、係長・安積警部補とその部下、そして安積の同期・交機隊の速水警部補の活躍を書いたのがベイエリア分署シリーズです。

この小説、確か小学校だか中学の前後で読んだ記憶があります。
それまでは、西村京太郎先生の十津川警部シリーズの様なトリック・謎解きの作品しか読んだ事がなく、地道な捜査・証拠の積み重ねの、現実的捜査、つまり警察小説を読んだのは初めてであり、かなりのショックを受けました。

しかし!ただの現実的描写だけでなく、そこは小説。所々に入るアクションシーンが、これがまた逸品!銃撃戦、カーチェイス、格闘と様々。
ちなみに、今野先生は自身で棒術を指南される程、武道にも長けた人物らしく、作品内の特に格闘シーンの描写は実に細かいです。


そんなこんなで、いつかはドラマになってくんないかな~とか思ってました。近年は、今野先生の作品では、2時間枠で「樋口警部補シリーズ」や「隠蔽捜査シリーズ」がドラマ化されました。



駄菓子菓子。
先にやられてしまいましたね、湾岸署に。
そう、「踊る大捜査線」です。署の場所が江東区とそんな所まで一緒。パクったやろ!!(ベイエリア分署→80年代後半の作品。踊る→90年代半ばの作品)

いやま、「踊る~」はアレはアレで好きですよ?私のスカGのフロントウィンドウには、安全祈願の襷かけたわんがん君がぶら下がってます。
だからま、神南署になったんですな。



さてこれからドラマに対して文句書きます。やっぱり、原作読んでると色々言いたくなるワケです。

まず、主役の安積剛志。
ドラマ→看護士の娘と暮らしており、溺愛。所々調子に乗る傾向がある。佐々木の影響もあって、爽やかな父親的存在。己の正義に基づき、周囲を引っ張るいかにも頼れるリーダー。

原作→一人暮らしで、マンションに住んでいる。女子大生の娘とは時々連絡を取り合ったりしている。事件に淡々と取り組み、感情に動かされずに真実のみを突き詰める。しかし、己の正義・信念もしっかり持っている。部下の人間関係を重んじ、常に苦労している。

ね?主役の安積さん、全然違うでしょ?
ドラマじゃ、新品のスーツ。家に帰れば娘の涼子と楽しく食事。原作は、線が消えかかったよれよれのスーツ。もう誰も待ってはいないマンションに帰り、一人ゆったりと酒を飲む。

他にも。
部下に村雨と言う刑事がいます。巡査部長です。
ドラマ→仕事のできる、生真面目なイイ男。

原作→杓子定規の鬼軍曹的ベテラン刑事。

ドラマ見た時は、え~?って感じでしたよそりゃもう(笑)。
ちなみに、ドラマでは安積の最も信頼のおける片腕的存在ですが、原作では違います。係の中で、年齢、階級、実績はNo.2なのは間違いないですが、その性格がちょっと鼻につく、「仕事で信頼されてりゃ良い関係」です。
片腕的役割は、須田です。ドラマではお笑い芸人の塚地がやってましたね。
ちなみに私、ドラマや吹き替えでお笑い芸人がやるの、非常に不愉快です。
なぜなら、喜劇俳優ならともかく。俳優でない彼らを何故、旬だとか売れてるからとゆー理由で使うんでしょう。舞台に出たい!ドラマに出たい!吹き替えやりたい!と必死に勉強している、演劇の研究生達を退けて。お笑い芸人が。

お笑い芸人、彼らは彼らなりの苦労は解ります。
つまり、お門違いだと言いたいんです。

すいません話反れました。これでも昔、演劇かじった人間なんで。

まそれはそれとして、この塚地の須田はぴったりでした。
須田巡査部長というキャラクターは、刑事としては太りすぎの体。人と接するのが苦手な彼は、ドラマや小説からその接し方を参考にし、まるで演技をしているかの様。しかし、何事にも絶えず努力をしている。

この変が特にぴったりでした。
ちなみに、何故、安積の本来の片腕は須田なのかと言うと。以前、安積が巡査部長の頃にコンビを組んでおり、気心が知れてるからですな。
原作では上記の特徴の他に、特異な着眼点と感性、そしてツキを持ち、捜査の核心に迫ったり犯人を確保したりしています。

話が前後しますが、村雨の相棒(後輩)には桜井という若手の巡査がつきます。桜井については、大体原作通りですね。一番の若手で、やる気は人一倍。評価を気にしすぎ一人で独断専行、結果命を落としかけたことも。

大体同じなのは、後は速水警部補ですね。安積と同期ながら、彼は交通畑一直線。その年齢を感じさせない若さは安積も羨む所。腕っぷしもかなりの物。何かと安積を気にかけ、手助けをする。
ま、合ってます。

しかし。

全然活躍しない(涙)。
ま後で話ますけど。

さて、また別人の話。今度は須田の相棒、黒木巡査です。若手その②ですね。
ドラマ→須田と年も近いせいか、まさしく相棒といった感じ。お喋りで、やや漫才コンビ的な雰囲気。

原作→須田と年も近いせいか、まさしく相棒といった感じ。村雨とは違った神経質な性格で、几帳面。必要以上は話さない、基本的に寡黙。

もう一人。課長の金子警部。
ドラマ→常に安積達の独断専行に頭を悩ます中間管理職。怒鳴り型で、やや小心的か。お調子者の面も。

原作→大柄で柔道の猛者。現場第一主義で、現場にも出る。管理職は苦手であるが、上に媚びへつらうわけでなく、安積には「何かあれば俺に言え。露払いしてやる」と言う。


もう、ね。誰この人達?って感じでしたよ(笑)。


いやね、分かるんですよ。原作そのままにやったら、面白いか?原作知らない人が見ても面白いか?

答えは、Noですな。誰も、疲れきった中年男が一人でマンションに帰り寝酒ひっかける姿見たいですか(笑)。爽やかななのが娘と楽しく飯食ってる方が良いでしょう(笑)。


ありゃ~、長くなってしまいました。その②へ。
※写真は第一作「二重標的(ダブルターゲット) 東京ベイエリア分署」の表紙より。数年前に新しく印刷された本で、文章の細かい所に修正が入ってます。
表紙に惹かれて買ってしまいました(笑)。
Posted at 2011/06/28 20:51:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 音楽/映画/テレビ
2011年04月03日 イイね!

「1日200ドル。それと必要経費」

「1日200ドル。それと必要経費」以前書くつもりだった、本の話です。

の前に。
やはり休日はスカイライン、それもR34率が高いですねー。
今朝も目の前に赤い25GTターボ、対向にグレーの…なんですかねぇ?グレードは分からなかったですね。それらに出会いましたね。両方ともセダンってのが良かったですねー。

やはりこの車を通勤に使う人は少ないですな(笑)。



さて本題です。本の話第一回目は、矢作俊彦先生のハードボイルド小説の傑作。「マンハッタン・オプ」です。
文字通りマンハッタンを舞台に、名も無き一人の探偵の活躍を書いた物です。


もーハードボイルドとか大好き!(笑)
数年前にたまたま見つけた本でして。元々はより古い本で、ソフトバンク文庫の復刻版です。
まずはこの表紙に惹かれましたねー。路地裏のような場所に、くわえタバコと片手にチーフスペシャルの中年男。

もう完璧じゃないですか!!(笑)


ハードボイルド小説の正しい意味合いは忘れてしまいましたが、私としては、比喩と冴えたジョーク、と思いますね。

第一話のワンシーン。主人公(探偵)の危機一髪のシーンなんですが、またその時のセリフがたまらない。
趣味の悪いスーツを着た、その事件に関係している悪党をノックアウトし、相手の拳銃を蹴り飛ばし、すかさず自分の38口径(リボルバー)を抜いて悪党に突きつけるシーン。その時のセリフがこちら。

「スーツの裏地をマッサージパーラーのカーテンにされたくなければ、歌うんだ」



いやーたまらん(笑)。

え、分からない?
ま、つまり「知ってること話やがれ」と言ってるんですね。
ハードボイルド小説、分からない人が読むと全然分からない。一つの特徴ですな。


タバコの煙。
ソフト帽。
バーガー。
38口径。
GIコルト。
娼婦。
ジャギャア(ジャガー)。
喘息ぎみのシヴォレー。
そして、ウイスキーのダブルと探偵バッジ。

探偵は言う。
「この街に女神はいない。女神は旅行中なのさ」




興味がある方は、是非読んでみてください。ソフトバンク文庫より、全4巻が出ています。
Posted at 2011/04/03 19:49:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 趣味

プロフィール

「本人じゃないカバー版とはいえ、この時期に広末涼子の曲をリクエストするリスナーもそれを選ぶ某ラジオ番組もすげーなー。と25年前のスカイラインスーパーサウンドシステムで聞きながら。」
何シテル?   04/18 17:27
警部補です。 ある時は、墨東署の警部補。 またある時は、ベイエリア分署の警部補。 またまたある時は、17分署の警部補。 しかし、その実体は! ...
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