
はい、気がついたら4月です。花粉なのか黄砂なのか分かりませんが車が汚いです。
さてさて、最近は特に車に関係した話があまりないもんで毎度お馴染み車と全く関係ない話でも。
今年は知る人ぞ知る懐かしの「グリッドマン」が新作でしかもアニメで、アニメと言えば来年にはなんと「シティーハンター」が新作劇場版で出るとか。
そんな中、忘れちゃいけないあのアニメも新作となって登場!
「アーバンスクウェア~琥珀の追撃・2018~」

さぁさぁ、アニメイトに行きましょう。
実家のビデオデッキ、まだ動くかなぁ。
4月1日はとっくに過ぎたとゆーに。
(笑)
グリッドマンとシティーハンターの話は本当です(笑)。
他に、とあるアニメが20周年(2年前当時)とかの主題歌カバーとか見つけて、ふと10年位前に見つけたアニメを思い出して、久々に見まして。それがこの「アーバンスクウェア」

です。(この広告画像はどこから拝借したか忘れましたが、なんと貴重な・・・)
当時、埼玉は某所のDVD屋によく暇潰しで行ってたもので、中古のビデオコーナーを覗いていた時にふと目に入った、厚みのあるプラスチックケースの中にひっそりと混じった、懐かしの厚紙ケースのビデオ。古そーだなー、昔よく借りた「さよなら銀河鉄道999」も厚紙ケースだったっけ?なんて思いながら背表紙に書かれた題名を見てみたら。
「アーバンスクウェア~琥珀の追撃~」
・URBAN(都会的)
・(T-)SQUARE
・琥珀(=ウイスキー、酒。当時は漫画BARレモンハートにはまりかつ行きだした)
なんてすんばらしい、当時も今も大好きな物の内容を彷彿させるアニメに、思わず買ってしまいました(笑)。スタッフもキャストも、どこかで見たことのある名前が多く。音楽は知ってる人は知ってるチキンシャック。リボルバーを持ったオジサンが出る作品に間違いはない!(?)
でスタート。しょっぱなからいい感じのJAZZで始まります。

1986年のOVAとのことですが、私が購入したのは保存状態があまり良くなく、さっそく一部画面が歪んでましたが(笑)。
主役・松本 良。職業は小説家(?)。

声は井上和彦。アクションのワンシーンですが、コミカルさを出すために鍋を被ってるってのが80年代らしさを感じます(笑)。
ヒロイン・田村由紀。城南大学に勤める奈良本教授の助手。

声は山田栄子。作風だからでしょうけど、今時の女性声優じゃ中々いない落ち着いたセクシーな声・・・。しかし改めてみると、髪型とかカチューシャとか、当時位の私めのお袋さんの写真、こんな感じですな(笑)。
ストーリーの始まりは、神戸のとある夜。中々自分の作品を認めて貰えない良は、バーでちびちびと酒をやっていると、店を出ようとした客の一人の美女(由紀)に目を奪われます。慌てて札をカウンターに叩きつけ彼女を追いかけるも、一足遅く見失ってしまいます(実は早とちりで、彼女は店内の電話ボックスで電話中)。そして外は雨。傘もなく店の軒先に雨宿りをすれば、車に水を跳ねられる始末。更に突然走ってきた見も知らずの男にぶつかられる悲惨な夜。
しかし、その男はなんと目の前で蜂の巣にされてしまいます。更に犯人からは目撃者ということで命を狙われ、なんとか逃げ延び警察に訴えますが、死体は見つからず警察は取り合ってくれません。もうしょっぱなから80年代ハードボイルド全開(笑)。
さてそんな中、街中で偶然にバーで見た美女・由紀を見つけ、軟派する良(笑)。さっそくカフェテラスに誘い、由紀は良の話を聞きながら、テラスの上に置かれた良の原稿を取るとその間から封筒が落ちます。それは「城南大学 奈良本教授宛」と書かれており、由紀は実はその教授の助手を勤めているとかで。良は心当たりのない封筒に自分の物でないと訴えつつ、くさい台詞で由紀を食事に誘う・・・。
ここから仲良くなってく二人なんですが、その教授宛の封筒は、実は殺された男が、良とぶつかった時に、良が持っていた原稿が入った封筒に忍ばせた物です。これは一体どういうことなのか・・・。
ってな感じで。
このアニメは当時のアクション洋画要素と和製ハードボイルドをこれでもかと入れ込んだ内容で、好きな人にとっちゃもうたまりまへん(笑)。
特に好きなシーンは、良が事件の関係性に気がつき「由紀が狙われる!」と、旅行に出た彼女の居場所を探し、そこへ駆けつけ出会うシーン。
一人、ホテルのプールで一泳ぎを終えた由妃。

濡れた体を拭いていると、ふと足音がしてその方に目を向けると、甘いBGMと共に良がいます。

当然驚いた彼女は何故ここにと訪ねるが、良は問いに答えず(彼女の無事な姿に安堵と感激で聞こえてない?)いきなり抱き締めます。

普通だったら「ぎゃー」ですけど。ワンピとはいえ水着だし(笑)。そのシーンはスローモーションで、由紀の驚き見開かれた目元をアップ。

懐かしき演出です(笑)。由紀は「何・・・?」と聞いても、良はただ「よかった」とだけ言って、彼女を抱き締めます。

そしてこの後ですよこの後。驚いてた由紀も穏やか表情になると、

「濡れちゃうよ・・・?」

と呟き、そっと良の肩を抱き身を委ねます。
ぬがーーーーーーー!!!うひいいいいいいいいい!!(゚∀゚)もうこれですよこれこれ!!「ちょっとちょっと」で焦るとか「ただただ困った顔をする」とかじゃなくて自分からも身を寄せてんのに「(体拭いてないから)濡れちゃうよ?」ですよ!!!??これぞ懐かしきハードボイルド!!!!!!!!
(笑)
まあ、長いこと私のブログを読んで頂いてる方ならご存知、このアニメに出会った頃かその前か、一応、一人の女から「私にとってリアル冴羽さん」と呼ばれてました不肖・警部補、謀らずも似たような場面がありまして。某所の部屋で二人きり、たぶん時間前で部屋を出る前、ただただ黙って抱き合い(笑)。ふと彼女が「あんまりくっついてると(上着にファンデーションが)着いちゃいますよ?」なんて、ねぇ。うひょーーーーーーー(゚∀゚)!!
なんて思い出も、もう10年は経って懐かしく・・・。お互いそれぞれの人生で・・・。
さて今回はその話がメイン

じゃーありませんよ。
ところで忘れちゃいけないもう一人の主人公とも言えるこの人、和製バート・レイノルズ望月刑事。

この風貌で声が田中信夫なんですからどーしたってそうとしか思えまへん(笑)。
初登場のシーンは、警察署の中で良とすれ違うだけ。台詞もありません。

ハンティングジャケットが渋いです。次に出てくるのは良が某アニメのモヒカンの親戚みたいな声の刺客に襲われて、ピンチのシーン。いきなりリボルバーをぶっぱなして刺客を射殺。九死に一生の良が「暗いのに、よくあいつが分かりましたね」との問いに「勘だ」の一言。いやー、なんてハードボイルド。

コルトトルーパー?ハンマーだけシルバーなところが、作画に当時のモデルガンを参考にしたのがよく分かります。シティーハンターとかも同じですね。

リボルバーだから正面からシリンダーの中の弾丸が見えますが、撃ち終わった弾丸が無くなってるのが偉い。・・・しかまぁ、マニアックな話(今更)になりますが、シリンダーの回転する方向が左なのでコルトじゃなくて、S&Wのリボルバーですかねぇ。
署内の刑事部屋。

机の配置が懐かしいですねぇ~。七曲署も山手中央署もこんな配置で。高校時代、漫画サークルで漫画擬き(刑事物)書いた時に、自然にこの配置で書いてました。
パトカーにPOLICEの文字。さりげなくR30。

今じゃ実際に採用されているから珍しくないですが、この作風を考えるとぴったりですな(笑)。また、画像左のスーツ姿は望月刑事の上司(係長?課長?署長?)ですが、声が増岡弘ってのが渋いです。
しかし、最近のアニメ事情はよく分かりませんが、OVAといえば普通に放送されるアニメとは一味違う「作画が売り」の面もあるわけで、このアニメでもそうであるように、車なら一部しか出ない・一瞬しか出ないよーなもよでも、知っていればそれがなんの車種であるか分かります。ビバセル画。
約一時間のあっという間の作品で、今現在のアニメや映画しか知らない人が見ると荒唐無稽に感じるかもしれませんが、80年代が好きな人は見て頂いて損はないかとおもいます。「あぶない刑事」とか好きな人ならきっと分かって頂けるでしょう(笑)。
ってもDVDなんて出てませんからねぇ・・・。
Y○○T○○eで見れますよ(笑)。
あ、トップ画像ですけど、アーバンをバックにスクウェアな車で丁度いいかと(笑)。自前のは、最近いい写真ないもんで(笑)。