
はい、エイプリルフールはとっくの昔でございますな。
それどころかもうゴールデンウィークですよ。
ま、私は仕事柄相変わらず関係ございやせん!
さてぇ。
4月といえば、春の交通安全運動があったとおもいます。長野県はもう終わってますけども。
ところで、1日一回はニュース記事で見そうな「煽り運転」。最近、特に高速道路では、昔に比べ車間を取って走る車が増えたと感じる一方、あからさま煽って運転している車も目にする機会が増えました。おかしい。
ちょっと前の警察24時で、「車間不保持」で検挙されているワンシーンでは、ドライバーは「煽るんだったらもっとやって(煽って)ますよ!」、警察官が「目の前の車が急ブレーキ踏んだらどうするの?」との問いには「急ブレーキ踏まないかもしれないじゃないですか!」と・・・。
まあでも、例えば100キロ道路の追い越し車線を80キロで、走行車線に十分戻れる状況なのに、ずーっと追い越し車線を走られるのもどうかと思いますがね。
(そういったのは、大体はかなり高齢なドライバーですけどね)
さて、ここで2つの動画を見ていただきたいです。だいぶとっておいたネタです。
これらは、昨年長野県警高速隊が行った実験の取材映像です。
どうでしょう?
これ、実際だったら。後ろの車、間違いなく追突してますよ。
人間はロボットじゃないし、車だってコブラのタートル号じゃないんだからブレーキかけたらその場に止まるなんて真似はできません。
私は、世の中のほとんどの運転する人は車間距離不保持だと思ってます。例えば、私が高速でも下道でもぼーっと運転していたとしましょう。煽ってなくとも、ぼーっと運転していると、何にも考えてないから前を走る車に近寄ってくるんですよねー。先ほどのパトカーの車内映像くらいの距離です。大体の方は、あれで「車間距離取ってる」って思ってるはずです。でも、もうそれは、目の前の車が急ブレーキを踏んだら追突する距離です。映像見たら想像できると思います。
どんなに若くても、どんな運転のスペシャリストでも、ブレンボのブレーキだろうが良いタイヤ履いてようが、止まれないんですよ。
認知・・・目の前車がブレーキを踏んだ、ランプが着いた。
判断・・・ぶつかる。こちらもブレーキを踏まなければ。
操作・・・ブレーキを踏む。
空走距離・・・危険を感じて、ブレーキをかけ、ブレーキが効き始めるまでに車が進む距離
制動距離・・・ブレーキが効き始めてから車が停止するまでに進む距離
停止距離・・・空走距離と制動距離を合計した距離
40キロで走ってたとして、停止距離は22mになるとか。私の車なら、4~5台ぶんの距離でしょうか。もう、追突してますよね。
しかしまあ、数字と現実がまったく同じとは流石に思ってません。追突事故を避けた方もいるでしょう。けども、避けた方よりも事故になった方の方が絶対に多いはずですよ。だって、みんな避けられるなら、とっくに世の中から追突事故なんてなくなってるでしょう。
偉そうなことをずらずらと書いてきましたが、煽り運転なんて言語道断。しかし、煽り運転なんてしない・してないと言うそこのあなた、車間距離は取ってますか?
「車は急に止まれない」
です。
ちゃんちゃん。
Posted at 2018/04/27 23:11:14 | |
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