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警部補のブログ一覧

2013年10月31日 イイね!

「17th PCT」第X話「GET WILD」

「17th PCT」第X話「GET WILD」深夜。助手席の女が言った。
「大都会」
「お決まりだな」
警部補がハンドルを操りながら答えた。女が不満そうに言った。
「じゃあそっちは?」
「西部警察」
「それだってそうじゃなーい」
「お前の番だ」
「うーん………風魔一族の陰謀」
「ほう。じゃあ、TAXI」
警部補の言葉に、女が返した。
「ゴリラ」
「60セカンズ」
「キャノンボール………は違うか」
「着いたぞ」
警部補は会話を切り、車を停車させると無線を掴んだ。
「ゆうたろう、警部補だ。今着いた。そっちはどうだ」
「「遅かったな。とりあえず周囲は固めた」」
「了解、以後俺が指示を出すまで待機だ」
「「了解」」
警部補は無線を置くと、女と共に一つの建物へと向かった。



事件は三週間前に起きた。17分署管内で発砲事件が起きた。無差別発砲だった。二人組の犯行で、使用された拳銃は二挺、9ミリ口径。死傷者多数の大惨事となった。発生間もなくでの通報だったが、黒いバイクのニケツで逃走した犯人二人は緊急配備をすり抜けた。17分署に帳場が立ち上がり、本庁と近隣の多大な応援からの大捜査線となった。しかし使われた銃の弾から拳銃の前科はなく、二人組の手がかりもなく捜査は難航。地域課パトロール、自ら隊や機捜隊、白バイも動員し、黒いバイクと見るや片端から職質をかけていった。それでも発見には至らなかった。捜査も二週間近く経つと、徐々に新しい情報が手に入らなくなる。そんな時だった。改造拳銃の線で捜査していた権兵衛とer34が有力な情報をもたらした。相当なマニアで、更にいつも二人でつるんでおり、黒いバイクを所有している者がいる。20代後半と前半の男性フリーター、そして更にもう一人の関係者がいることが判明した。警部補達はその周辺を洗い、奴らがアジトとして使っている場所も特定した。


警部補は携帯無線機から、待機している各所に連絡を取った。そして最後に、ある特別な連中に声をかけた。
「銃対、どうぞ」
「「こちら銃対、どうぞ」」
「準備は良いか?くどい様だが、君らは最後の手段だ」
「「準備良し。その件は十分理解している。そちらの命令を待つ」」
警部補は交信を終えた。女がつまらなそうに言った。
「愛想ないわね」
「愛想の良い連中が集まってるとは思えん」
警部補の言葉に女はクスリと笑った。
「それもそうね」
無線の相手は銃対の小隊長だった。銃対と略させる彼らの正式名は銃器対策部隊であり、彼らは警察では特殊銃と呼称される機関銃やライフル銃を装備した警備部の部隊である。犯人らの凶悪性から、警視庁がその中の一個小隊の出動を命じたのだった。
「さて、行くか」
警部補と女は、アジトの入り口へと、静かに階段を上りだした。



切れかけた蛍光灯が点滅している。足元に散らばるゴミやら何やらを避け、音を殺しながら階段を上る。警部補がぽつりと言った。
「しかしまあ……SATにSIT、銃対、違いが分からん」
「明確に仕事は別れてるじゃない」
「結局マシンガン抱えて突入するのは一緒じゃないか」
「言われてみればそれもそうね」
女が言った。警部補はショルダーホルスターから銃を抜いた。女も同じく銃を抜いた。女が警部補の銃を見て言った。
「あら、相棒のヘビーマグナムはどうしたの?」
警部補は普段は年代物であるS&W/ヘビーマグナムを使っているが、今持っているのは一回り小さいM19コンバットマグナムである。2.5インチのスナブノーズなのは警部補のこだわりが見える。

「ちょっとな。不倫旅行中だ」
ヘビーマグナムは現在修理中であった。女はそれを知らなかったが、警部補の言葉でそれを察していた。女は警部補に言った。
「この際それにしたら?そっちの方が軽いでしょ」
「こいつも悪くないが、やはり44口径のデカさと重さが頼りになるのさ」
「はいはい」
女は呆れた様に返事をした。そうしていよいよ入り口まで来た。警部補はドアノブを静かに回した。しかし鍵はかかっていた。ドアには、ポストの様な覗き窓がついていた。警部補は女を見た。女は頷いた。警部補は蹴破ろうとした。しかし、何か思い留まった。警部補は女に言った。
「たまには行儀良くノックするか」
「そうね」
女が答えた。警部補と女は、ドアの正面に立った。そして、ドアをノックした。しばらくして、覗き窓が開いた。その瞬間、警部補はコンバットマグナムの撃鉄をあげた。女はシグの安全装置を外した。覗き窓の目は見開かれ、途端に窓が閉じた。警部補と女はそれぞれの銃の引き金を引き、撃ち尽くした。そしてお互い再装填を終えると、いよいよ扉を蹴破り、堂々と入って行った。中はうっすらと明るかった。男が二人、腰を抜かしているのが見えた。警部補が言った。
「動くな」
「これ以上アタシたちを楽しませないで」
「動くものを撃つのが、一番好きなんだ」
男二人は目を見開き、激しく喘いでいる。警部補と女は辺りを見た。情報では三人のはずである。一人見当たらない。
「おい、もう一人はどこだ」
警部補が聞いた。震えている男の一人、やたら太めの方が全身の肉を震わせた。どうも首を振っているらしい。この男は銃の調達やら何やらを担当しているハズだ。今度は女がもう一人の男に聞いた。
「どこにいるの?三人組なのは分かってんのよ」
実際に犯行を行った内の一人、小柄でやせ形の男は、
「し、しししし知らねえよ!」
と裏声で答えた。逃がしたか?と警部補は顔をしかめた。無線で周囲をかためている捜査員に確認しようとした。その時奥で何かが動いたような気がした。
「警部補!!」
女が叫んだ。警部補は咄嗟に伏せた。経験が体を動かした。直後に銃弾が2発飛んできた。女がそれに応戦する。恐らく隠れていた一人だろう。



銃撃がいくつか聞こえてきた。どうやら銃撃戦になったらしい。er34がたまらず声をかけた。
「ゆうたろうさん!」
「だめだ、動くな」
「けど!」
ゆうたろうは冷静だった。
「あの二人は昨日今日警官になったばかりじゃない。必要なら応援を呼ぶ」
「いやでも」
「いいから言うことを聞け!」
ゆうたろうが少し強く言った。34は黙った。ゆうたろうは無線を取った。
「こちら17分署だ、各員は指示あるまで持ち場から動くな。待機されたし」
ゆうたろうがそう通達した直後、一番に応答が入った。
「「銃対から17分署、どうぞ」」
「こちら17分署。銃対、そちらも同様だ。指示があるまで待機願いたい」
「「銃撃の音が多数聞こえる。我々はこの時の為に呼ばれたのだと思っているが」」
「現場からの応援要請を待ってくれ。必要だと判断すれば、こちらからも声をかける。君らが我々よりプロなのは分かっている。頼む」
「「…了解した。こちらはいつでも動ける。以上」」
ゆうたろうはため息をついた。



警部補が撃つ。銃撃により明かりを失った室内は混乱していた。怯えていた二人も、銃を取りこちらに銃撃してくる。犯人達の銃は改造拳銃であり、信頼性は低い。爆発でもすれば、こちらも被害を受けるかもしれない。早く勝負をつけたかった。警部補は、無線で、待機させている銃対を突入させようかと思った。その時だった。大きな爆発音と悲鳴が起きた。小柄な男の銃が爆発したのだ。
「うわぁぁ!や、やめろ!やめろ!やめろ!」
太め男も恐怖に銃を放り出した。その時、室内に幾多の光が差し込んだ。銃対が突入してきたのだった。
「大丈夫ですか、被弾してませんか」
隊員らが警部補と女に声をかける。警部補は大丈夫だと答えた。その時無線からゆうたろうの声が聞こえた。
「「警部補聞こえるか!爆発音が聞こえたから、悪いが銃対を突入させた」」
「俺もそうしてもらおうかと考えてた所だ。ナイスタイミングだ」
そう返していると、銃対の小隊長の姿が見えた。警部補は、なんだかうんざりした気分だった。警部補は女を見た。彼女も無事だった。女は警部補の視線に気づくと、ため息をついて微笑した。銃対の隊員らが、犯人達を引っ立てていた。しかしそれは二人だけだった。警部補は喚いた。
「もう一人はどうした!もう一人いるはずだ!」
隊員らはその言葉に周囲を見回した。その時、建物の外から大きな音とバイクの排気音が聞こえた。警部補は銃撃によりガラスの無くなった部屋の窓を開けた。ちょうど、黒いバイクが発進するのが見えた。ここは二階だったが、警部補は下も確認せず飛び降りた。女は部屋の外へ飛び出した。その後を銃対が追う。



警部補は走る。全力疾走も久々だった。バイクを追って走る。走る。後ろからサイレンが聞こえてくる。そろそろ息が上がってきた。その時、後ろから迫ってきたサイレンが横で止まった。
「乗って!」
女が、警部補のスカイラインで追って来たのだった。
「ぶつけんなよ!」
警部補は飛び乗ると同時にどなった。女は返事の代わりにアクセルを踏みこみ、タイヤを滑らせ発進した。

やや距離が開いたが、バイクを追って大通りへと出た。すると警部補と女は驚いた。犯人の乗ったバイクがこちらに向かってくる。更には銃をこちらに向けていた。
「そうかい、なら付き合ってやる!」
警部補は呻くと、窓から文字通り身を乗り出し、銃を構えた。
「ちょっと!?」
女が悲鳴に近い声をあげた。警部補は答えなかった。顔が回転灯の光に赤く染まり、サングラスも赤く輝く。警部補はコンバットマグナムのハンマーを上げた。バイクの男が銃を撃った。弾が警部補の顔をかすった。警部補は引き金を引いた。瞬間、閃光と硝煙が彼の顔を覆う。ほぼ直後、スカイラインとバイクがすれ違う。前輪を撃ち抜かれたバイクはバランスを崩し横転、滑走した。スカイラインはテールをスライドさせて止まった。警部補は飛び降り、また走った。女も続く。バイクはガードレールに突っ込んでいた。銃はバイクの側に転がっていた。そして男も転がっていた。警部補は銃を構えながら近づいた。男は鼻血を出しながら呻いていた。ヘルメットをしていなかったが、生きていた。遠くからサイレンがいくつも重なって聞こえる。警部補は女が隣に来ても、応援が到着するまで銃を下ろさなかった。




翌日。17分署の彼らは、徹夜で報告書やら何やらの膨大な書類を処理していた。警部補と女は隣あって書類を処理していた。何か会話していた。それが気になって、34は耳を傾けた。二人は何かを言い合っている様だった。
「ライディングビーン」
「トランスポーター」
「もっともあぶない刑事」
「じゃあ、トランザム7000」
「ブルースブラザーズ」
「あ~、良いわね」
「だろ?」
警部補がそう言って、机の上に置かれているコーヒーを飲んだ。34はまったく話が分からなかった。仕方なく、また膨大な書類へと向かった。



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Posted at 2013/10/31 21:14:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 「17th PCT」 | その他
2013年09月24日 イイね!

「17th PCT」第X話「Laws Of Love」

「17th PCT」第X話「Laws Of Love」夜が終わり、朝が始まる。張り込みで徹夜明けの目に朝日が眩しい。俺は何本目かの缶コーヒーを開けた。
「動かなかったわね」
助手席の女が言った。目の下に隈ができている。せっかくの良い女が台無しだ。バックミラーに、交代の覆面車が映る。グレーのマークII、臨海署の刑事課強行犯係の村雨と桜井の乗った覆面車だ。俺は缶コーヒーを持った腕を上げ、挨拶した。
「さあ、本部に報告だ」
そして車のエンジンをかけた。



臨海署、通称ベイエリア分署の管内で殺人事件が起きた。捜査本部が立ち上がり、近隣から応援も呼ばれる。ウチからは俺、そして女を選んだ。他の連中はそれなりに事件を抱えている。助っ人の立場が多かったベイエリア分署だが、今回は立場が違う。刑事課強行犯係の係長である安積も、顔には出さないがきっとやる気も倍だろう。

事件は、ささいないざこざだった。ある若者数人が、ある若者一人をカツアゲしようとした。対象とされたのは、所謂「オタク」と言われる様な人物だった。名前はタナカ。タナカは抵抗した。しかしカツアゲ連中は路地裏に引き込み、殴る蹴るの暴行を加えた。タナカは護身の為にと、サバイバルナイフを所持していた。そのナイフが、カツアゲの一人を滅多刺しにした。他の仲間は突然のことと恐怖に動けなかったそうだ。現場にはそのナイフが残されており、指紋は前科者とは合わなかったが、入手ルートから、ようやくタナカにたどり着いた。捜査本部はタナカを容疑者と決定した。先ほどまで張っていたのは、タナカの彼女の家である。タナカの居場所は掴めず、交友関係も少ない。しかし、どうやら付き合っている彼女がいるらしい。ネットカフェや素泊まりの宿を利用するにしろいずれ金がなくなる。銀行を利用した形跡もない。携帯電話も切っている様だ。親以外で頼れるのは、友人か親密な相手だ。湾岸、月島、そして17分署が助っ人に来ていたが、湾岸と月島が捜査、ベイエリア、17分署が張り込みだった。本庁は半々でそれらに当たっていたが、やや捜査の方が多い。まだ捜査本部も方針が一つではない。可能性は一つでもある限り無視はできない。

捜査本部に戻ると、予備班(デスク)が暇そうにしていた。捜査が大詰めになると、この立場はやることがない。本来は俺もこの予備班の立場だが、ワガママを言わせて貰った。他の助っ人の警部補がいる。一人くらい現場に出ていてもいいだろう。捜査本部に、安積が戻ってきた。彼は苦労人だ。しかし部下に恵まれ、彼も部下に絶大な信頼を持っている。俺は声をかけた。
「よう」
「おお、ご苦労さん」
素っ気ない挨拶同士だ。





張り込みを始めて、何日目だろうか。俺と女が張っている時に、タナカの彼女が動いた。それも、早朝だった。今までこんな時間に動いたことはない。高揚感を覚えた。タナカの彼女は、タクシーを捕まえた。本部に連絡し、直ぐ様応援が集まる。タクシーはある場所で止まった。人通りがほとんどない。路駐している車も少ない。これはこちらが気付かれてしまう可能性が高い。俺は一度現場を通りすぎ、距離を取った。ルームミラーにタナカの彼女が映る。暫くして、現れたのはタナカだった。帽子を深くかぶり顔を隠していたが、背格好がよく似ていた。直ぐにでも逮捕したい気持ちを抑え、応援を待つ。すると、徐々に警察車両が集まってきた。現場を包囲しようとしているのだ。しかし白パトがまずかった。先ほど言った通り、ここは見晴らしがよく隠れる場所が少ない。向こうも周辺をよく見ることができるということだ。タナカは白パトの姿を見つけ、周囲の気配にも気がついた様だ。まずい。そして、
「タナカ!警察だ!そこを動くな!」
手柄を焦ったのか、本庁の若い警部補や部下が、ろくに近づきもせずに怒鳴った。俺と女は同時に舌打ちをした。俺は車を急発進させた。女は回転灯をルーフに放りなげると、手動でサイレンを鳴らした。ヤケクソだ。タナカは逃げようとしたが、タナカの彼女がしがみついて離さない。チャンスだ。二人の真横に車を停め、女が飛び出す。しかし、同時にタナカはしがみつく彼女を女の方に突き飛ばした。なんて奴だ。タナカは逃げ出した。それを追って、本庁のアホ連中が追う。泣きじゃくるタナカの彼女を座らせ、女が更に続く。俺は車を発進させた。





書類が多い。助っ人と言えども、処理しなければならない書類は多いのだ。あの後、現場は直ぐに収まった。無線から確保の声が聞こえた。場所につくと、安積の部下である須田と黒木がタナカを確保していた。ちょうどタナカが逃げる方向に待機していたのだった。そして、俺の後ろには、やや息を切らした安積が来た。俺は声をかけた。
「よう」
「ああ」
相変わらず、素っ気ない。俺は言った。
「さすが、ベイエリア分署の安積だな」
「私は何もしてない」
安積は息を整え、少し嬉しそうに言った。
「今回もあいつらに助けられた」



すっかり夜になってしまった。

このまま帰りたいが、17分署に戻らなければならない。やることはまだまだ山ほどあるのだ。車に入り、シートに座る。このまま眠ってしまいたいくらいだ。
「あの娘が可哀想」
助手席の女が言った。
「え?」
「突き飛ばされたのがかなりキたみたい」
「そりゃあ痛かったろうしなあ」
「そうじゃなくて」
「わかってるよ」
俺はサングラスを外し、まぶたを揉んだ。
「あの娘は立派だ」
「そうね。…………ところでさあ」
「なんだ」
俺は女からの声を待った。しかし言葉がない。不思議に思い顔を女に向ける。次の瞬間、俺の唇に女の唇が重なった。女の少し濡れた唇の暖かさと、控えめな香水の匂いで満たされる。唇を離した女が言った。
「誕生日おめでと。昨日だけど」
「すっかり忘れてた。もうこの歳で誕生日なんざ、ちっとも嬉しくない」
俺はそう言い、車のエンジンをかけた。



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追記
石田太郎よ、安らかに。
Posted at 2013/09/24 23:56:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 「17th PCT」 | その他
2013年08月27日 イイね!

「17th PCT」第X話「BAD BOYS」

「17th PCT」第X話「BAD BOYS」13:00

「あ~あ」
「あ~あ」
二人の男は同時にあくびを出した。分署19ギャランの車内は、昼食後の眠気覚ましのコーヒーの匂いで一杯だったか、まったく効かない様だ。
「なあ、書類仕事思い出した。署に戻らないか巡査部長殿?」
ハンドルを握るゆうたろうが言った。
「そりゃ良い考えだ。けど係長にどやされるんでないの巡査部長殿?」
権兵衛がコーヒーを啜りながら言った。
「巡回も立派な仕事だもんねえ」
この二人で巡回するのは珍しかった。最近は特に忙しかったが、この二人を組ませた途端、17分署移動局の無線が静かになった。
「なあ、シノダって結構良い女だと思わないか」
権兵衛が唐突に言った。ゆうたろうは答えた。
「確かに。なんだ、あの娘に気があるのか?」
「いやそういうワケじゃないがさ」
「そういえば、この前の彼女どうしたんだよ?」
「彼女?」
権兵衛がコーヒーを一口含んだ。
「この前、レモンハートでお前が声かけたあの女だよ」
信号が赤になり、ゆうたろうはブレーキを踏む。権兵衛はもう一口コーヒーを含むと言った。
「ああ、あの女か。別れた」
「なんでえ?いい女だったじゃないかあ」
ゆうたろうが苦笑いしながら言った。
「だって今の生活変えてくれだなんて言うからさあ」
「なんかどっかで聞いた話だな」
「刑事なんて仕事してるからな」
権兵衛が身を捩る。腰のホルスターが痛むのだ。信号が青になり、ゆうたろうは車を発進させた。権兵衛が言った。
「ところで、最近どうよer34はよ」
「どうって、何が?」
「警部補や女とだけじゃなく、俺やゆうたろう、シノダとも組む様になった」
「警部補が奴を認めた。成長したってことだろ?」
ゆうたろうは交差点を右折した。権兵衛はドアに肘をつきながら言った。
「しかしさ、この前の事件」
「34が狙われた、アレか?」
「そう。俺とシノダが踏み込むのが遅かったら、果たしてどうなってたか」
「まあ、状況判断や頭に血が上りやすいのは、若さかねぇ」
「年くっても変わんないのもいるけどな」
権兵衛が笑った。ゆうたろうも笑った。また権兵衛が言った。
「ところで受けないの?」
「何を?」
「とぼけちゃって。昇任試験だよ」
ゆうたろうはまたその話かとばかりに、苦虫を噛み潰した顔をした。
「警部補だって言ってたじゃないか、良い機会だから受けろって。給料が増えれば退職金も増える」
「いいよめんどくさい。階級があがれば、それだけ仕事も増える。また警察学校に行かなきゃならん」
「アンタなら良い係長になれるよ」
「係長なんてデスクワークだ。現場仕事してる方が楽しい」
「うちの係長様は一番に現場やってるけど?」
「アイツは特別だ」
「まあねえ」
「そういうお前はどうなんだよ?自分は試験受けないのか?」
ゆうたろうに返され、権兵衛はにやにやしながら即答した。
「めんどくさい。仕事が増える」
「ほれ見ろ」
また二人は笑った。
「しかし、静かだな」
「ああ」
信号が変わり、また車を止める。ゆうたろうがふと対向車線側の歩道を見ると、Tシャツ姿で筋肉質、よく日焼けした若い男が全力疾走をしている。手にはやや大きめのカバンを持っている。
「この暑い中元気だねぇ」
「ちょっと元気良すぎじゃない?」
気がついた権兵衛も、首を回して男を追う。声かけてみようか?二人がそう思ったその時だった。
「「17分署管内、緊急通報」」
無線が喚いた。二人の目と鼻の先の銀行で拳銃を使った強盗が発生、犯人の人着は、先ほどカール・ルイスだった。権兵衛が無線を引ったくる。
「分署19から本部っ」
ゆうたろうは真後ろに一般車がいないことを確認すると、サイレンのスイッチを入れギアをバックに入れると後退しだした。権兵衛が無線通報しつつ、空いた片手で回転灯をルーフに放った。進んで来た他の一般車は、ギャランを避けようと右往左往する。カール・ルイスも気づいた。交差点に出たところで、ゆうたろうはギャランをスピンターンさせた。

「良い子は真似すんなよ~!」
権兵衛が誰ともなしに言った。ギャランがカール・ルイスに追い付き、並走した。権兵衛がマイクで言った。
「「よっ、お兄さん。そろそろ止まってくんないかな?」」
カール・ルイスは一瞬権兵衛を睨んだが、走り続けた。
「止まる気ないみたい」
「お前走りたいか?」
「やだよこんな暑い中」
「だよなあ」
目の前がまた交差点になった。ゆうたろうはギャランを加速させると、歩道の切れ目に鼻先を押し込み、カール・ルイスの道を塞いだ。権兵衛が得意の「ドア殴り」をしようとした。すると、なんとカール・ルイスは、ギャランを飛び越えた。ボンネットを転がるワケでもなく、文字通り飛び越えた。ゆうたろうと権兵衛は、それがスローモーションに見えた。
「わーあお!」
ゆうたろうが感嘆とも言える声をあげた。
「あいつオリンピックかなにかに出てたんじゃないの?」
権兵衛が言った。我に返ったゆうたろうは悪態をつくと、バックギア特有の音を唸らせ、再びギャランをスピンターンさせ追跡した。ここでカール・ルイスの運命がつきた。奴が進んだ道は、サンフランシスコ並みの強烈な登り坂だった。ゆうたろうが楽しそうに言った。
「おっとー、ドジりましたね」
「この先ずーっと登り坂だよ」
権兵衛も笑った。カール・ルイスはスタミナが切れたか、もはやはや歩きが良い所だった。ギャランが横に並び、権兵衛がカール・ルイスにグロックを突きだしながら言った。
「ね、ほんとにそろそろ止まらないと危ないよ?この車ん中涼しいから乗せてやるよ」
「どうせ行き先一緒だし」
ゆうたろうも言った。カール・ルイスはようやく止まった。











「しかしまあ、書類仕事ってのはどこの部署行っても変わらないわなあ」
ゆうたろうがコーヒーカップを持ち上げたが、空になっていた。
「パトロール、交通、生活、警備、鑑識、警務、組織犯罪、公安、そして刑事」
権兵衛は書類から顔を上げずに言った。
「結局待ってるのは書類だ」
今日はその後2件の事件を扱い、その書類の整理に追われていた。更に別の事件の書類の仕上げもあった。署の中は同じ様に書類に付き合わされている者と夜勤者、そして犯罪者連中だった。ゆうたろうが唸る様な声を出しながら立ち上がり、コーヒーメーカーまで行った。戻ってきたところで、権兵衛が声をかけた。
「なあ」
「なんだ」
「警察官辞めたいと思ったことないか?」
「あるよ」
ゆうたろうは簡単に答えた。権兵衛は聞いた。
「いつ?」
「今日も。昨日も。きっと明日も」
「じゃあ、明日辞めるか?」
「いや」
そう言って、ゆうたろうは書類に向き直った。
「明日も書類があるだろうから」





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Posted at 2013/08/27 20:45:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 「17th PCT」 | その他
2013年07月26日 イイね!

「17th PCT」第X話「MOONLIGHT SHADOW」

「17th PCT」第X話「MOONLIGHT SHADOW」















午後八時きっかり。この季節には珍しく、からりとした涼しい夜だ。警部補は、ある店先に一人の女を見つけた。顔見知りだ。女の方も警部補の姿を見つける。警部補がその女に近づくと、女は微笑み、口を開いた。
「…久しぶり。………来てくれたのね」
「……まあね」
そう言って昔の女は、警部補を店内へと引き入れた。過去に何度かデートした店だった。この二人が出会うのは数年ぶりだった。昔の女が警部補を呼び出したのだった。二人は店の奥の席に、向かい合う様に座った。いつも座っていた席だ。
「…本当、来てくれてありがとう」
昔の女は、また微笑みながらそう言った。
「用件はなんだ」
警部補は、言いたいことは山程あったが、昔の女と同じ様に顔が微笑みそうになるのと、声と体が震えそうになるのを押さえ、無理に低く答えた。
「っ…」
警部補の険しい声に、昔の女は微笑みを消すと視線を下に反らした。店員が注文を取りに来た。警部補が、コーヒーを2つ頼んだ。警部補はサングラスを取り、自分の大人げなさに自嘲気味のため息をついた。
「…それで、用は、なんだ?」
今度は警部補から口を開いた。先ほどよりは柔らかく言っていた。昔の女は、その特徴的な厚い唇を一瞬噛むと、伏し目がちに始めた。
「……私の、…その、夫のことなんだけれど」
警部補は頷いた。一番聞きたくない単語だった。
「最近、ギャンブルでお金を使ってて、それで、その、それで………」
そこで昔の女は口を止めた。
「それで?」
昔の女は、顔を上げ下げした。その先を中々言い出せない様だ。注文が届き、テーブルの上にコーヒーが2つ置かれた。それでも話を進められなそうな昔の女に、話の内容の見当をつけた警部補が助け船を出した。
「…金がいるのか?それとも、旦那の借りてる先が問題か?」
警部補の言葉に、昔の女は小刻みに頷いた。
「お金は…それは、大丈夫。ギャンブルは、止めてくれたんだけど…。借りた先が、その、闇金みたいなところからも借りてたみたいで、それで、最近、…暴力団みたいなのが、家まで……」
「そうか…」
昔の女はまた唇を噛んだ。
「それを、俺にどうにかして欲しいと?」
警部補の言葉に、昔の女は間をおき、また小刻みに頷いた。そして言った。
「最近はあの人との仲も冷めた感じで、なのにこんな問題起こして、お酒で悪酔いして大声出したり、叩かれる時も………。でも、子供もまだ――」
「都合がいいな。俺がデカじゃなけりゃ呼ばなかったろうにな」
警部補がそう遮った。その声は落ち着いていたが、先ほどの様に険しかった。
「……ごめん、なさい」
昔の女は謝罪し、下を向いた。
「…いや、すまん。すまない」
警部補も、思わず出た言葉に居心地悪そうにした。
「……まず、君の家の場所を教えてくれ」
昔の女は家の住所を告げた。17分署の管轄外だった。
「そうか…。よく聞いてくれ。俺の署は管轄外で、俺は手助けできない」
「えっ………」
「だが、君の家がある地域を管轄してる署に知り合いがいる。頼りになる奴だ。力になってくれるはずだ。俺から連絡しておくから、明日にでもその闇金連中について分かっていることを全てそいつに話すんだ」
警部補は手帳に知り合いの刑事の名前と所属を書き、それを破り取ると昔の女に渡した。
「…………分かった」
昔の女は頷き、メモを受け取った。警部補が言った。
「……それでも助けが欲しい時は、…また連絡してくれ」
その台詞に、昔の女はメモから警部補に視線を移した。警部補は続けた。
「サイレン鳴らして派手に登場する」
警部補が初めて微笑んだ。
「…はい」
落ち込んだ表情だった昔の女も、先程の様な微笑みを浮かべ頷いた。警部補は思わず、テーブルの上にある昔の女の手を握りそうになった。しかし出しかけた自分の手を握りしめると、
「…それじゃ、俺はこれで」
微笑みを消し、一瞬だけ寂しそうな表情を浮かべ、領収書を引ったくると席から立ち上がった。
「あっ……!ま、待っ――」
昔の女が何か言いかけたが、警部補はサングラスをかけ、そのまま振り向くこともなく支払いに向かっていった。テーブルには昔の女と、手付かずのコーヒーが残った。






警部補は、店から少し離れた場所に路上駐車していたスカイラインに戻った。
「用事は終わったのか?」
助手席には、ゆうたろうがいた。
「ああ、待たせた。早いとこ飯にしよう」
警部補は途中で自販機から買ってきた冷たい缶コーヒーを渡すと、エンジンをかけた。直列6気筒が静かに唸った。缶コーヒーのプルタブを開けながら、ゆうたろうがぽつりと言った。
「……女には黙っといてやる」
「…なんの話だ?」
警部補はウインカーを点灯させ、スカイラインを発進させた。ゆうたろうが言った。
「とぼけんな。俺はデカだぞ?」
「俺もデカだ」
警部補が微笑みながら言った。ゆうたろうも、かぶりを振ると苦笑いした。車外から入り込む街の明かりに、コンソールボックスに置かれた回転灯が鈍く光った。








To next time
Posted at 2013/07/26 23:03:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 「17th PCT」 | その他
2013年06月19日 イイね!

「17th PCT」第X話「THE STRANGER」

「17th PCT」第X話「THE STRANGER」「撃てっ」
教官の号令に、しかし、僕も含めて誰も撃たない。最初はドキドキワクワクだが、勉強するにつれ、いかに拳銃が怖いものかと理解しているからだ。
「おーい。誰か撃たねーかー?」
教官がのんびりと言った。誰かが発砲した。途端、誘発され発砲する仲間。まるで爆竹だ。



あの頃は1発撃つだけでも大変だったのに、今は何発撃ってるのか。連射した。スライドし9ミリの空薬莢が飛ぶ。しかし手応えはない。逆に3発返ってきた。やり過ごし、隠れ場を変え反撃しようとした時、更に別の方向から2発。思うように身動きが取れない。応援を呼ぼうにも、ここは東京なのに今時携帯が繋がりにくい場所だ。




行き付けのコンビニだった。帰りがけの買い物を終え、車まで戻ってくると、どうしたことか傾いている。見ると、パンクしていた。いやさせられていた。ナイフが柄の部分までしっかり刺さっている。
「あーーーーーっっ!!なんだこりゃあ!!!」
思わず声が出る。周りに視線を飛ばすと、ある一人のチーマー風の男がニヤニヤしながらこちらを見てる。直感で奴が犯人だと思った。
「おい、アンタ!」
声をかける。途端にチーマー風は走り出した。
「待てこら!!」
当然追う。足には自信があるが、しかしチーマー風も中々早い上スタミナがある。夜で涼しくはなっているが、段々汗をかいてきた。気がつくと、ある廃ビルまで追っていた。1部屋のテナントのドアが開いている。広い室内に入ると、持ち歩いているハンドサイズのマグライトを取りだし叫んだ。
「おい!俺は警察だ!もう逃げられないぞ!出てこい!」
今思えば、この辺りででも応援を呼ぶべきだった。しかし、自分の車がパンクさせられたことにだいぶ頭に血が上っていた。
「出てこい!さもないと撃つぞ!」
もちろん脅しだった。次の瞬間、暗闇から銃声と、壁に着弾があった。




11発目。しかしこれも外れだ。相手は恐らく3人。機関銃を持ってないのが救いか。明らかに、僕を狙った犯行だ。
「おい!一体なんのつもりだ!警官相手にして、只で済むと思ってんのか!!」
何度目かの喚き。すると、初めて応えが返ってきた。
「お前がアニキをパクりやがったからだよ。サツなんてみんなくたばればいいんだ!」
そして銃声。アニキ?ヤクザか?奴らはその手下か。拳銃を持っているから、その辺りの暴走族やギャングではなさそうだ。しかし、ヤクザはまず警察に喧嘩を売る奴はいない。そんなややこしい奴を捕まえた記憶は――――――
再び銃撃。
あった。思い出した。少し前に、クラブの手入れで、僕は偶然ある組織の幹部を逮捕した。なんてことだ。仕返しだ。それもかなり執拗だ。僕の生活パターンを調べ、罠をかけたのだ。奥歯を噛み締めると、隠れていたデスクから身を乗りだし、反撃。これも手応えはない。スライドが固定される。弾切れだった。空になったマガジンを捨てる。マガジンポーチに手をやり、ゾッとした。マガジンは一つしかなかった。予備のマガジンは2つ持っている。そういえば、さっきリロードしたことを思い出した。既に30発以上撃ったことになる。時間の感覚がなくなっている。あれだけ撃って膠着状態なのに、残り17発でこの状況をどうにかできるのか…。そう思った瞬間、冷や汗がどっと出てきた。考えてみれば、1人きりの銃撃戦、それも多人数と撃ち合うのは初めてだ。応援も呼べず、人数では敵わない。少なくとも、相手は6発以上は撃てる銃を持っている様だ。もし予備の弾を持っていたとしたら、弾数でも敵わない。僕のグロック17も装弾数は多い。けれど銃口は1つだけだ。体が震えそうになった。
「逃げるしかない…」
言葉が漏れた。悔しい。僕は警察官だ。けれど…。ふと、相手の銃撃が止んだ。弾を温存する気か、それとも弾が切れたのか、リロード中か。どちらにしてもチャンスかもしれない。どうやっても今は自分が不利だ。退却するしかない。僕は今までどう動いたかを思い出そうとしたが、ほとんど反射的に動いていたので、方向の感覚もない。勘で出入口の方向を定め、飛び出した。4歩目で銃撃が来た。僕はヘッドスライディングで床に逃げた。すかさず、銃撃の方に反撃した。
「ぐあっ」
手応えがあった。ようやく当たった。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとはよく言ったものだ。僕はその勢いで立ち上がり走った。また銃撃された。走りながら撃ち返す。すると弾が出ない。ギョッとした同時に、何かに躓いて倒れた。すぐに隠れる。銃を確かめると、最悪だ。ジャムっていた。弾切れよりはマシだが、よりによって起こってほしくない時に起きる。限りなく起きないだけであって、起きなくはないのだ。
「よくもやりゃーがったなあ!!」
犯人の1人が喚く。僕は詰まった弾を取り除こうとするが、焦って手間取る。その時だった。
「警察だっ!」

どこかで聞いたことのある2つの怒声と、部屋に眩しい光が入る。マグライトの光だ。僕はその光とは反対の方向にいた。絶対絶命だったわけだ。なんとか銃を撃てる様にした。追った光の1つが、犯人の1人を照らした。なんと僕のすぐ近くだ。僕は咄嗟にそいつを撃った。奴は短く声を上げると、そのまま倒れた。もう1人がなにか喚き、銃撃した。直後、別の銃声数発がそれを倒した。
「動くな!」
僕の顔に強烈なLEDと、女性の声が浴びせられる。僕は直ぐに手を上げ怒鳴った。
「撃つな!警官だ!17分署だ!」
「34君!?」
声の主はシノダさんだった。
「大丈夫!?」
シノダさんが寄って、僕の肩に手をやった。
「ハイ、なんとか…」
埃と硝煙の匂いしかしなかった中に、シノダさんの香水の甘い匂いが鼻を擽る。一気に緊張から解放された。
「生きてるかー?」
別の方向から声が聞こえた。権兵衛さんの様だった。




翌日。

どうして僕が助かったのかというと、あのコンビニの店員が通報してくれていたからだ。その通報を受けて来たのが、権兵衛さんとシノダさん。僕の車がパンクさせられていたことと、僕に連絡がつかなかったことを不審に思い、付近を捜索してくれていたそうだ。そして、微かだが銃声の様な音が聞こえ踏み込んだそうだ。犯人は3人で、2人射殺、1名重傷。射殺された1名は権兵衛さんとシノダさんに。もう1名は僕だ。そしてやはり、先日逮捕した組織の幹部の手下だった。僕は、言葉少なくしかししっかりと係長に叱られ、女さんには頭を撫でられ、権兵衛さんとシノダさん、そして何故かゆうたろうさんに昼食を奢ることになった。


『今回は運が良かっただけだ。以後、より用心する様に』
係長に言われた一言が、身に染みた。そして、初めて人を殺したことも。




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Posted at 2013/06/19 21:40:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | 「17th PCT」 | その他

プロフィール

「本人じゃないカバー版とはいえ、この時期に広末涼子の曲をリクエストするリスナーもそれを選ぶ某ラジオ番組もすげーなー。と25年前のスカイラインスーパーサウンドシステムで聞きながら。」
何シテル?   04/18 17:27
警部補です。 ある時は、墨東署の警部補。 またある時は、ベイエリア分署の警部補。 またまたある時は、17分署の警部補。 しかし、その実体は! ...
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