トヨタの「ハイブリッド」が16年~【特許切れ】=各社が【トヨタ式HV車】発売?
(Ethical & LifeHack、2013年1月20日)
【THS開発者へ15の質問】激化する燃費競争「ライバルは多い方がいい」…小木曽主査
(Response.、2013年1月29日)
トヨタ自動車 中国に全面的にハイブリッド技術を提供し共同開発・業務提携を発表
(乗り物速報、2013年11月22日)
これってどういうことなんでしょうかねえ…?
現在のトヨタの肝煎りであるハイブリッド技術が、来年2016年に特許が切れるとのこと。
海外でもハイブリッドはありますが、それらは主に高級車中心。なので、大衆車に格安で普及させたのは紛れもなくトヨタの功績です。
トヨタとしては特に焦ってはおらず、どころか泰然としている模様。
これはつまり、既に次なる一手は準備しているであろうことを意味します。トヨタは政治には強かですからね。
現にBMWとの燃料電池技術開発について提携したニュースがありましたね。
泰然としている理由はそれだけではないでしょう。
工法や技術だけが明らかになっても、実際に造るにあたっての原材料調達や加工、それを形作るための設備や工具、従業員教育さえ含めたノウハウがセットでなければ、トヨタと同じものは絶対に造れまいという自負があるのでしょう。
かてて加えて、皆が皆トヨタ式のハイブリッドになれば、第一人者たるトヨタにすれば、イニシアティヴを握れるという目論見もあるのかも知れません。
世界中が真似したくなるほどのオリジナルを生み出したからには、どんなに真似され続けたところで次なるオリジナルを生み出すことが自分たちには出来るという、自信もあるのかも知れません。
そこで、完全に特許が切れる前に、技術供与という形で先手を打ってきたのでしょうか。
そこまではまあ分かります。
でもだからといって、なぜそれが、よりによって中国なのか。
僕も第一報を知ったときは、正直理解に苦しみました。
只でさえ反日国家なのに、それを抜きにしてもこれだけ
チャイナリスクが知れ渡っているのに、日本企業の重役はこの期に及んでまだ中韓への片思いを募らせるのかと。
中国のデータ共有サイト「百度文庫」に、産業スパイによるリークと思われる、中国に進出している日本企業の社外秘文書が公開されていたというニュースを、思い出しました。
対象はトヨタ自動車だけでなく、本田技研工業、東芝、日立製作所、パナソニック、ソニー、三菱重工業、キヤノンなど、多岐に渡ります。
・日本大手企業の社外秘資料、大量流出 中国の文書共有サイト「百度文庫」でだれでも見られる状態にwwwwwwwwwwwwwwwwww
(アルファルファモザイク、2013年8月7日)
・【欧中IT】 欧州外相らに中国からハッカー攻撃、9月のG20会議前=調査
(同、2013年12月10日)
問題はこれだけに留まりません。
最近も、日本の省庁のPCに、他アプリケーションに寄生してインストールされたのか、なぜか中国製IME「百度(バイドゥ)」が人知れず紛れ込んでおり、キーボードに入力された日本語データを都度中国へ送信しており、発覚後も幾らアンインストールしても削除されないといった事件があったばかりです。
・【すまんお(´・ω・`)】「Baidu IME」のアンインストール画面wwwwwwww
(アルファルファモザイク、2013年10月19日)
・お前ら完全死亡 無料IME『百度(Baidu)』が入力したすべての文字を外部へ送信
(同、2013年12月26日)
・Baidu公式がGoogleやMicrosoftも巻き込もうとしてる件wwwwwwwwww
(同、2013年12月27日)
・百度ソフトがインスコされてた大学一覧wwwww
(同、2013年12月31日)
・日本政府のバイドゥIME使用禁止通達は「尖閣問題もあり、先進的な中国製品を使いたくないだけでは」
(同、2014年1月2日)
・バイドゥIME使用29府県市、PC1千台超、25日間で1億4000万文字分無断データ送信
(同、2014年1月13日)
・入力した文字列をすべて無断でサーバに送信していた「Baidu IME」削除方法
(Gigazine、2013年12月26日)
個人レベルでも同様。
中国から輸入した部品を組み立てて造られた日本製の家電に予めスパイウェアが仕込まれており、どんな登録情報なのか、どんな番組を視聴するか、どんな番組を録画するか、どんなサイトを見るか、どんなパスワードを入力しているか、どんな買い物をしているか、どんな書き込みをしているか、どこの誰にどんなメールを送受信しているか、それら全ての個人情報を逐一中国に送信していたことが発覚して大騒ぎになったというニュースも、記憶に新しいところです。
・【中国製\(^o^)/】 中国から輸入したアイロンに、PCを破壊するウイルスが仕組まれる 怖すぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(アルファルファモザイク、2013年10月30日)

品質が上がってきたとか、高騰してきたとはいえまだまだ人件費は安いとか、船賃が抑えられるとか、中国に旨味を見出しているのは1%の富裕層のみ。
残る99%の普通に生きている庶民にとっては、中国という時点でありえない。
韓国や北朝鮮も同様。
(というより、社長や役員は、現場を知ろうともせずに上がってくる数字にしか興味がないから、自ずと欧米流経営コンサルタントの進言を鵜呑みにするので、中国と韓国に固執しているのだろうなというのが僕の個人的な憶測です。
欧米での最近の流れは、それら二国からの撤退なのだから。特にあれだけ散々中韓市場の将来性を熱弁していたゴールドマン・サックスが逸早く撤退したというのが、全てを物語っています。
損をするのは、何も知らない日本企業だけ。でもそれは、経営者としての無能さが招いた自業自得でしかありません。しかし会社や従業員だけでなく、日本という国そのものを道連れに凋落するのだから、彼らの罪は重い)
・「世界の工場」終焉か…ドイツ紙 「中国は給料高すぎ、外資系企業が続々と移転検討」
(アルファルファモザイク、2013年12月16日)
少々脱線しましたが、話を戻して。
でも、見方を変えれば、秘密にしているからこそ価値があるとも言えます。
秘密にしているからこそ価値があり、価値があるからこそ暴きたくなる。しかしそれが公開されてしまえば、一気に価値は半減する。
トヨタとしては、秘密にすることによって逆に危険に晒すよりは、逆手にとって公開することで、スパイとその情報を無効化してしまおうとの計算があったのだろうか……最近ではそう思えてくるようになってきました。
そこで公開に踏み切ったのが、ハイブリッド技術だと。
どの道特許は切れるのだし、それに備えて二手三手の策は準備してあるし、そもそも冒頭で述べたように周辺技術とセットでなければ模倣しようがないから、痛くも痒くもない。
むしろ、PM2.5で揺れる中国の大気汚染の浄化に一役買ったと喧伝できるし(中国人自身はプライドの高い民族なのでどの道恩は感じない)、中国市場を介して世界中にトヨタ式が広まればトヨタ自身が頂点に立てる(中国は最大市場だとして世界中の自動車メーカーが参入しているので、中国で公開するということは世界中に公開するも同然)、と。
因みに、将来日本では
軽や中古車への増税と、普通車やエコカーへの優遇が決まっている。
トヨタ式ハイブリッド技術が、中国での技術公開により更なるコストダウンに成功したなら、そこへ首尾良く食い込んでいける。
そうなれば、軽からハイブリッドカーへの買い替え需要が期待できる。
勿論全て個人的な憶測でしかありませんが、だとしたらいやはや、トヨタは相変わらず政治には強かです。
だからこそ尚更、狙い撃ちにされたスズキと、トヨタグループ内で貧乏籤を押し付けられたダイハツ工業としては、怒りが収まらないのでしょうね。
・((((;゚Д゚)))) スズキ会長「どっかで恨みを晴らす!」
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年12月26日)
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Posted at
2014/01/16 23:10:09