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ふじぃのブログ一覧

2013年12月28日 イイね!

ブラック化する運送業界

ブラック化する運送業界残業代未払い請求→運送会社社長「人間不信に陥る」「信じていたのに・・
(TUKA L NEWS(σ・∀・)σ 2CH、2013年6月4日)

AT限定免許の若者があまりに多いため、トラックをすべてAT車にして若年労働者確保へ  物流業者の苦悩
(ピカピカニュース2ch、2013年9月19日)
トラックドライバー・バス運転士・整備事業などで、人手不足が深刻
(同、2013年12月27日)

若手ドライバーの離職防止 : 社長「車両をフルオプションの最高級グレードに」→社員「テンション上がる」と満足
(乗り物速報、2013年10月16日)






( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \





当たり前だ!!

散々他人をいいようにこき使っておいて、報いるどころか使い捨てにするんだから、自業自得だ!
社員を守ってくれない社長になど、一体どこの誰が付いて行きたいと思いますか? 責任感や使命感に付け込んで滅私奉公を強いる、そんな会社を一体どこの誰が盛り立てたいと思いますか?
なのに、なんでお前が被害者面するんだよ。

会社が傾くのも、トラックドライバーの成り手が少ないのも、簡単に辞めていくのも、後継者が育たないのも、全ては経営者自ら招いた末路。
AT限定免許でも運転できるとか、フルオプションで豪華だとか、小手先での欺瞞もいいところ。

同情の余地など微塵もありません。
さっさと潰れて、社長は一生路頭に迷えば良い。




日本は国土が狭く、複雑に入り組んでいるので、海外とは異なり物流の要はトラックです。
僕らが豊かな生活を送れ、商品が安く買え、荷物が時間通りに届くのは、名も無きトラックドライバーの方々が頑張ってくれるからこそ。
トラックドライバーが、朝も昼も夜もなく、視界が悪く滑りやすい豪雨でも吹雪でもひた走り、自分の私生活や極論人生すら犠牲にして、しかし文句一つ言わず自らの職責に忠実であろうとするからこそ。


僕は職業柄、長距離トラックドライバーの方とよく接する機会がありますが、皆さん嫌な顔一つせず働いています。
その仕事の過酷さとは裏腹に、雀の涙ほどの薄給にも拘わらず。仕事に集中しやすいよう会社がバックアップしてくれるでもなく、燃料代や高速料金の類いは自腹で、何か一つでも不具合があれば会社ではなく運転手個人の責任に帰結させられるにも拘わらず。
それまで荒くれ男たちの世界だとばかり思っていたのに、穏やかで社交的で愛想の良い方が多く、先入観を打ち砕かれました。

しかし睡眠時間は不定期で、家よりも会社よりもトラック内で過ごす時間のほうが多く、何より深刻な腰痛を発症しやすく、よって極端に入れ替わりが激しい職種だといいます。
今まで何人の運転手が入れ替わったことか。

だからこちらが手が空いているときなどは、荷降ろしなどをなるべく手伝うようにしています。
勿論こちらも自分の仕事があるので常にとはいきませんし、そもそも部外者である僕が出来ることなどたかが知れていますが、それでも何もしないよりは運転手の手助けにならないかと。


トラックドライバーの全ての皆さん、僕らの生活を支えてくれて、いつも有難うございます。

CM曲(いすゞのトラック)
 (いすゞ自動車公式HP、ダウンロード可)





物流ウィークリーバックナンバー 第20回 社長がいなくてもドライバーがやる気になる運送会社とは?
(あいち経営コンサルタント、2009年11月20日)
Posted at 2013/12/28 14:50:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | ビジネス/学習
2013年12月25日 イイね!

ホンダも社内英語公用化?

ホンダも社内英語公用化?【レポート】日本企業の英語化に拍車!? ホンダが会議での公用語を英語に
(autoblog、2013年11月27日)





たまに海外発のビジネスサイトを見ると、日本企業の社内英語公用化を望む声を、よく見掛けます。
それは海外だけの思想ではなく、日本の中でも、A層と呼ばれる一部の富裕層が、それを声高に叫んでいます。
楽天ホールディングスがそれに舵を切って、ユニクロ、日産自動車、ブリヂストンなども、今や英語を社内公用語にしています。

まあ確かに、利点があるのは判るんです。
それほどの大企業であれば世界中に支社や支店や工場があり、現地採用した外国人従業員も増えていることでしょうし。
出身国も母国語も風習も違う者同士が意志疎通するためとして、多くの国が第二公用語として用いる英語は、打って付けです。
個人の身においても、英語が話せるのであれば、昇進や資格取得や転職にも有利ですしね。


でもだからと言って、英語を話せたからと言って即ち英語的な思考が可能になるというのは、発想の飛躍にも程があるのではないでしょうか。
そういうものは、後付けで知識を身に付けるよりも、幼少期から欧米の教育環境に身を置くとか、根本的な部分から染めていかないと。


と言うより、個人的には、極論日本人は英語が苦手でも構わないと思っています。
だから英語の社内公用語化にも、「それってそんなに大事かなあ?」と、疑問しか感じません。そういうのは、必要な部署に必要な人材を配置して必要な教育をするのが、効率的では。
そもそも、英語を社内公用語にしたそれらの企業は、今どんな惨状に陥っていると思いますか?

楽天が英語を公用語化したことで「取り残されてしまった」社員たち TOEICの点数で全てが決まり鬱病に
 (暇人\(^o^)/速報、2012年11月4日)
楽天、 英語の次はコンピュータ言語(Java)の公用語化を検討中
 (同、2013年1月9日)
楽天 すべて英語で入社式
 (同、2013年4月1日)
【悲報】楽天がアメリカ進出 → アメリカ人 「楽天なんて発音できない!」「スパムメールやめろ!」
 (同、2013年4月4日)
楽天・ユニクロ社長に「英語公用語化」反対の手紙を送った理由
 (PRESIDENT Online、2013年1月25日)
消える楽天らしさ 英語公用語化で社員ため息\(^o^)/
 (アルファルファモザイク、2013年7月1日)


勿論英語は出来たほうが良いに決まっていますが、それはあくまで手段の一つに過ぎないはず。
なのに、「グローバルなオプチュニティでコンセンサスをシェア」した結果が、欧米進出の失敗や、中国市場での凋落なのかと。




世界中で日本企業へ熱い視線が送られているのは、日本文化がクール・ジャパンと呼ばれ、その一環として日本企業へも注目されているからですよね。
「小さくて、便利で、使いやすくて、壊れにくくて、なのに安い! 日本製って凄いんだ!」と、世界中から憧れられている。
だから世界中の人々が日本のアニメを見て、日本の漫画を読み、日本の文化に憧れ、日本の展覧会へ足を運び、日本製を欲しがる。日本製品を所有したり、日本の大学へ留学したり、日本企業で働くことは、海外では羨望の的なんですよね。

レクサス、米で2年連続品質1位 「トヨタ」は3位
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年2月16日)


しかしそのためには、日本語が最大の障壁。世界でも有数の、言語や文法が独特の、日本語が。
だから自分たちが食い込むためには、日本語の壁を切り崩さなければならない。
だから「最低でも社内で英語を公用語にしないと、世界で取り残されるよ」と、英語コンプレックスを持つ経営陣を煽る。


それは大学生や従業員の立場だけの話ではありません。
海外の投資家や資本家にとっても、日本企業の秘めるポテンシャルは、垂涎の的。
根こそぎ毟り取らずにはいられない。

だから敵対的買収をしたり、外部取締役に自分たちの国の人間を送り込んだり、経営コンサルタントが欧米流の手法を吹聴したり、欧米の大学で経営学を身に付けた人間を経営者に据えたりと、あの手この手で浸食しようとする。
新自由主義経済TPPなぞは、その最もたるものです。



経団連とマスゴミと一部の売国議員が移民を増やせ移民を増やせと政府に要望しているのは、それで人件費の安い外国人を大量に雇いたいからなのですよね。
現状は、日本企業で働く外国人は、一部のエリート。日本に来る時点で既に“超”が付くほど優秀であり、その分賃金や待遇は高い。
しかし、末端の従業員に至るまで全て低賃金の外国人で揃え、しかもそれを日本から出て行かなくとも手っ取り早くつまみ食いできるのなら、企業としては願ったり叶ったりでしょう。そしてその分人件費の高い日本人は全員クビ。

そのためには、全てをフラットにする必要がある。
言葉の壁をなくし、文化の違いをなくし、円安や円高といった為替の変動をなくし、国境をなくし、全てを単一の規格や思想に均したい。そのほうが企業としては儲かるから。
その際、文化や言語といったものは、非常に邪魔。

絶対に移民政策が止まらないのは、裏に重大な理由があるから
 (DARKNESS、2013年10月15日)
私たちは、もうブレーキのきかない暴走機関車に乗っている
 (同、2013年12月5日)


英語の社内公用語化と、1000万人移民受け入れ運動は、実はセットなのです。




英語を母国語としない以上、我々日本人はネイティヴスピーカーと比べて、生まれながらにして大きなハンディキャップがあります。
そこには文化的な隷属関係が、自ずと生じてしまう。即ち、英語が出来なければ進学も就職も昇進も儘ならないようであれば、それは英語圏の事実上の植民地。
逆もまた然り。

どこまでいっても彼ら少数派は搾取する側で、どこまでいっても僕ら多数派は搾取される側。


でも、個人的にはそれで良いと思っています。
要は、日本製品や日本文化や日本企業は、そんな欧米流経営手法とは一線を画したガラパゴスだからこそ、世界中から珍重されるのだから。
日本人が英語話せない理由wwwww
 (アルファルファモザイク、2013年12月29日)


日本人だって、ドイツ車だからこそ乗りたいと思うし、フランス映画だからこそ見たいと思うし、ブリティッシュロックだからこそ聞きたいと思うし、中華料理だからこそ食べたいと思うし、アメコミだからこそ読みたいと思うもの。
それはなぜかと言えば、相手が別の意味でガラパゴスだから。


斯くの如く、ガラパゴスというのは、グローバルにおいて強みにはなっても、弱みには決してならないもの。
ガラパゴスの魅力を世界にアピールするのと、社内英語公用化は、本来全く関係がないのです。


スズキの鈴木修会長・兼・社長は、海外に留学して欧米流経営学を学んできた優秀なはずの役員たちを、次期社長候補として育てようとしない理由がこれです。
日本企業は日本企業であること自体が既に強みであって、凡百のグローバル企業になっては埋没するだけだから。
世界に打って出るのと、グローバル企業になるというのは、同音異義語だというのを理解しているから。

冒頭のホンダのニュースは、海外支社や海外工場とのオンライン会議において、英語を社内公用語とするという内容でした。
それはそれでむしろ当然のことだし、ホンダのことだから、やるとしても適材適所で上手くやりそうな気がして、何となく不安視はしていませんが(さしたる根拠はない)、今後これがどう転んでいくのでしょうか。




元マイクロソフト日本法人代表が明かす 時代に求められる成功者の前提条件とは? ――株式会社インスパイア創業者・成毛眞氏【前編】
(DIAMOND online、2011年9月28日)
マーケティング・アナリスト三浦展氏に聞くビッグデータ活用の「勝負所」 “不合理で感覚的な”価値が問われている
(同、2013年12月10日)
Posted at 2013/12/25 16:07:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | ビジネス/学習
2013年12月10日 イイね!

軽も旧車も商用車も二輪も増税

軽も旧車も商用車も二輪も増税政府、旧型車の増税検討 軽自動車も、業界反発  エコカー減税は拡充
(乗り物速報、2013年11月17日)

営業用車の増税を政府・与党が検討、自家用との格差縮小
(オタク.com、2013年12月6日)

新車登録から11年以上経過した車は重量税増税へ 古い車を長く乗り続けるのは環境にやさしくないと判断
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年12月8日)

2015年から、軽自動車と旧車は増税に!(追記有り)
(autoblog、2013年12月12日)
【続報】軽自動車と旧車が増税となる「平成26年度税制改正大綱」発表!
(同、2013年12月13日)





軽自動車の税金がおよそ倍に跳ね上がることが決定したばかりですが、更に軽以外の車種への増税も仄めかされてきました。
それも、旧車、商用車、新車登録から11年以上、オートバイなど、多岐に渡ります。


自動車関連だけでなく、消費税の来年4月からの8%増税、年金支給開始年齢の68歳への引き上げ、国民健康保険料の値上げ、果ては死亡消費税の導入案…。

全国民対象、「死亡消費税」 首相官邸の会議で提案される
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年6月18日)
国民健康保険料値上げがやばすぎると話題に 年収300万円で16万円増
 (同、2013年6月22日)


なのに景気は一向に良くならない。


先だって軽の増税が決まったとき、

軽自動車税 年7,200円→24,500円程度まで増税か 原付も増税へ 4ナンバー優遇も廃止へ
 (乗り物速報、2013年11月1日)
軽自動車の増税は弱い者いじめ?
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月9日)
軽自動車乗り憤死 2015年10月以降、軽自動車税が2倍の1万4400円へ 検討開始
 (同、2013年12月6日)


 「メシウマwwwww」
 「貧乏人どもザマァwwwww」
 「こっちが右折待ちで渋滞してるとき、軽が横をちょろちょろすり抜けたりして、すっごく目障りだったんだよな。これで軽がこの世から全滅すると良いな♪」
 「外車や3ナンバーばかり高いなんてふざけた話だったんだよ。これで適正値になったんだよ。むしろまだまだ安いくらいだ」
 「増税が嫌なら乗り換えればいいじゃん。コンパクトカーのほうがよっぽど安全だし燃費もいいのに、軽が安いなんてどう考えてもおかしかったんだよ」
 「軽しか乗れないような社会の最底辺からは、もっともっと身ぐるみ剥がせばいいんだよ。安倍ちゃんGJ!」
 「アベノミクスマンセーしてたネトウヨの皆さ~ん、今どんな気持ち~?wwwww ねえ、ねえ?wwwww」
 「要するに、貧乏人には生きる資格はないってことなんだよ。言わせんな恥ずかしい(^^)」


などと異口同音に囃し立てていた人々も、これでもはや他人事ではなくなりました。
当初の威勢はどこへやら、今では掌を返して軽オーナーと一緒に管を巻いているのが、いっそ憐れみを誘います。




都心部においては車は嗜好品だから、取れるところから取れるだけ取るという考えに、どうしてもなりがちなんでしょうねえ。
だからこういう法案を、臆面なく推進できるのでしょう。

官僚の世界では、自分の出身官庁に関する法案が成立すれば、古巣に帰ってきたときに英雄扱いされるといいます。定年退職後も良い天下り先を斡旋してもらえたりと、それこそ死ぬまで安泰。
だからあれこれと要らぬ法案を議員に提出したがる。

そうでなくとも今は、東日本大震災からの復興や、笹子トンネルに代表される老朽化したインフラの整備、民主党政権によって完膚無きまでに破壊された政府機能の立て直し、2020年東京五輪成功へ向けて、とにかくお金が必要な時期。

一にも二にもお金。そのためには増税で掻き集めなくては。


そこへきて、車というのは、今や日本人のほぼ全員が所有しているので、広く浅く万遍無く取れるとの公算もあるのではないかと思います。
極論、生活保護を不正受給している潜在的犯罪者や、在日特権に甘んじている不法入国者とその子孫や、暴力団や、宗教法人など、あの手この手で“合法的に”脱税をしている反社会勢力からも、強制的に徴収できる。そしてそういう連中は、往々にして、庶民には縁のない外車や高級車を乗り回していると相場は決まっているもの。
何より、彼らとて物を買わない訳にはいかない。
そんな勢力からも徴収する名目として、自動車税や消費税の増税は、きっと効果的なのだろうと思います。

勿論、裏を掻かれないだけの法整備や罰則があれば一番良いのですけど、日本は法治国家であるからには、法整備には気の遠くなるような手順と時間と根回しが必要です。
しかしそれを待っている間に、連中には逃げられてしまいます。


因みに僕個人の場合は、軽で、登録から19年経っているから、二重の増税となります。そこへきて更に消費税も上がるので、ガソリン代や車検費用もいきなり跳ね上がります。

文字通りの三重苦。正直、かなりきついです。




しかしいつも思うのは、軽は税金の安さゆえに僻まれて攻撃対象となりがちであるものの、なぜか「軽が安いのではない。普通車とそれ以上が高いのだ」という論調にはならないのが、心底不思議です。

マスゴミが日本の企業や政府を批判する際、何かにつれ「海外では~」「アメリカでは~」「欧州では~」と叫ぶのが常套句ですが、その流れで言うなら「自動車先進国である欧米を見習い、普通車の税率を軽に近付けて下げるべきだ」という論調になるべきです。
しかしそういう論調は、今のところほとんど目にした経験がありません。

それこそマスゴミのミスリードに、皆まんまと乗せられているのではなかろうかと。

自動車ユーザーの98%は、自動車にかかる税金を負担と感じている--JAF調査
 (ピカピカニュース2ch、2013年9月18日)



(余談ながら、増税反対派の旧車オーナーの弁として「欧州では自動車は文化だから、クラシックカーを政府ぐるみで大切にする」という人がいますが、それは必ずしも正しくはありません。
欧州でも日本と同じように、排ガスや税制や景観を理由として、何度となくクラシックカーが狙い撃ちにされています。

【レポート】「17年以上前の車はパリで走行禁止!」 パリ市長の法案に議会は大紛糾
 (autoblog、2012年11月16日)


日本と違うのは、世論がそれに異を唱え、それが業界団体にとっての援護射撃になっている点です。
それに、クラシックカーを優遇する分は、新車に皺寄せが行っています。A~Bセグメントやダウンサイジングターボが流行りなのは、政府がそんな新車ばかりを優遇するからです。日本のエコカー減税のように)




安倍政権の狙いは恐らく、

 1.円安で大企業が儲かる
  ↓
 2.下請けの中小企業が儲かる
  ↓
 3.従業員の給料が上がる
  ↓
 4.皆がお金を使う
  ↓
 5.国内にお金が循環する
  ↓
 6.内需で食べている企業が儲かる
  ↓
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ということなのだろうと想像します。

でも、そう首尾良く行くのかなという一抹の不安を感じるのも事実です。
企業で最もコストが嵩むのは、人件費。だから企業はこぞって機械化を推し進めて人員が要らないようにし、機械化できないところは一人当たり四~五人分の仕事を押し付け、余った分は人員整理という名目でリストラをしたがり、僅かに残った従業員も正社員を出来るだけ多く削って派遣社員かパートタイマーかアルバイトにしたがるのです。
そして企業の役員というのは、僕ら庶民とは根本的に異質の人種。どんなに景気が良くなろうとも、昇給して従業員へ還元する、即ち人件費を上げる事態だけは、何が何でも阻止したいと考えることでしょう。
たとえそれが政府命令であっても絶対に呑まないと明言しています。


イトーヨーカ堂、パートの比率を高めて正社員を半減へ パートに責任ある仕事をさせる異常さ
 (暇人\(^o^)/速報、2012年12月24日)
【悲報】大手企業100社「安倍総理が何と言おうと給料は上げない」
 (同、2013年2月14日)
時代を先取り、正社員を大量首切りしたセブン&アイの功罪
 (ピカピカニュース2ch、2012年12月30日)


どんなにアベノミクスで企業が儲かったとしても、企業や資本家はそれを元手に、より人件費の安い新興国へと主軸を移していき、残された日本人は益々貧乏になっていくのではないか。
新自由主義経済とはそういうものであり、一旦動き出した歯車は、結局誰にも止めようがないのではないか。
そう思えてなりません。


車に話を戻しても、なぜ1970年代後半から1990年代前半に掛けて車が売れていたのかというと、勿論日本が好景気だったからというのもありますが、理由はそれだけではないのですよね。
車が買いやすい価格だったからです。買った後も維持しやすったからです。
どんなに昔はバブル経済だったといっても、皆が皆、高級車や外車やスーパーカーを買っていたわけではありません。そういうのは現在と同様一部の金持ちにしか売れなかったし、一般家庭は中級かやや下のヒエラルキーに位置する車を買っていたもの。

それが今やスタグフレーション
新車価格はどんどん上がっていき、税金はそれに輪を掛けて上がる一方。しかし若者や庶民は先の見えない非正規雇用しか道はない。昔とは状況が異なります。
万が一アベノミクスにより給料が上がったとしても、物価や税金はそれ以上のペースで上がっているからには、安心してお金を使える状況とは言い難いのではないでしょうか。
かと言って、今更販売価格を下げれば、その分工場や小売店や企業が悲鳴を上げる。

あなたは「競争原理」によってワナを仕掛けられたも同然だ
 (DARKNESS、2013年10月14日)
安物しか買わないと、いずれ安物しか買えなくなる理由とは
 (同、2013年11月12日)
“1台売って儲け10円” 驚きの薄利のホームセンター業界 万引きにも苦しめられる
 (ピカピカニュース2ch、2013年11月27日)


悩ましい問題です。





耳目に心地良い甘言を弄する政治家ほど、選挙で当選した途端に掌を返す。
それは民主党政権で、多くの人が嫌というほど実感したはずです。

第二次安倍内閣には、基本的に支持しているものの、細かいところでは色々と不満がないわけではありません。
しかし民主党のように国民を騙して裏切ることはしていない分、まだ信頼できるかと思います。

ジョン・F・ケネディは、第35代大統領就任演説で、「国民の皆さんは、国から何かしてもらうことを期待しないで下さい。むしろ私が望むのは、国民一人一人が国のために何ができるかです」と言いました。
孔子の言葉にも、「良薬は口に苦く、忠言は耳に逆らう」とあります。


第一次安倍内閣当時とは打って変わり、今の安倍晋三総理は、強力なリーダーシップを見せ付けてくれるようになりました。
物申すにはまだ時期尚早かも知れません。
増税は正直きついですし、本音を言えば止めて欲しいのですが、成果が表れるまでもう少し見守りたいと思います。
Posted at 2013/12/10 23:58:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | クルマ
2013年11月23日 イイね!

軽は貧乏人の車

軽は貧乏人の車スズキ会長「軽は貧乏人の車だ。スポーツカーは要らない」
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年11月20日)




たはははは、その通り!!w


人聞きの悪いことならともかく、図星なので、怒る理由が全く見当たりませんね。

はい、軽自動車は貧乏人の車です。
車両本体価格も、維持費も、税金も、保険料も、燃費も安いので、僕でも辛うじて維持できる。
これが3ナンバーや外車だったら、今頃僕は死んでますw

そして、それをスズキ自身も分かっていて、商売をしているのです。


何しろ、「金はないけどマイティ~ボ~イ♪」と、スズキ自ら銘打っているほどですからね。


勿論、スズキの商材は、軽だけではありません。
コンパクトカーのスイフトやスプラッシュ、クロスオーバーSUVのSX4、セダンのキザシ、SUVのエスクード…。
そもそも、スズキの商材は四輪自動車だけでない。二輪も、船外機も手掛けている。

ですが、スズキは軽を主力商品としています。
CMでも、「軽No.1のスズキ」を自称しています。そしてそれに違わぬ仕事を見せてくれます。
スズキは、軽にプライドを賭けているのでしょうね。



聞くところによれば、鈴木修会長・兼・社長はかねがね
 「俺は貧乏人の味方だ。にやけながら札束で相手の頬をひっぱたくような奴に向けた車なんか、絶対に造らない。貧乏な人が豊かな生活を送れるような車を造りたいんだ」
と言っているとか。

本当かどうかは分かりませんが、さもありなん。
アルトは、その小ささや、装備を絞ったことによる廉価化を実現し、当時はまだまだ高級品だった車を普及させ、日本のモータリゼーションを底上げしました。
ワゴンRは、そのパッケージングにより、進化の袋小路に差し掛かっていた軽を根本から変え、特に家族需要や主婦需要を掘り起こし、エポックメイキングとなりました。以後現在まで巷に溢れる軽は、そのほとんどがワゴンRフォロワーと言っても過言ではないでしょう。

スズキは節目毎に、軽に、ひいては自動車業界に、多大な影響を及ぼしています。
軽業界でのベンチマークとなる車を幾つも送り出し、流行や生活様式や車自体の使い方や世の中さえも変え、しかし価格は据え置きで、その度に日本のモータリゼーションを普及させてきました。
まさに「貧乏人のための車」を、ポジティヴな意味で実現してきたのです。


スズキほど、弱者に寄り添い、共感し、味方になってくれる車メーカーはありません。
でなければ、フロンテクーペアルトワークスセルボモードカプチーノキャラ、そしてジムニーといった、軽スポーツカーの名車の数々を、発売しないわけがない。




とはいえ、この発言は誤解を招く物言いだなあとは、正直思いました。
発言の真意は別のところにあるのは分かります。しかし世の中の大部分の人にとっては、そんなのどうでも良いこと。

現在のラインナップや、過去発売してきた車種、これから発売しようとしているコンセプトカーを見れば、スズキの社是など一目瞭然です。
しかし世間の多くの人々は、それが持つ意味を知らない。知ろうともしない。知ったところで「ふ~ん。だから何?」としか思わない。
車好きの間でさえも、ドイツ製高級セダンやイタリア製スーパーカーは大好きだけど、軽なんて視界にすら入らないという人は、幾らでもいます。

斯くして、スズキをよく知らない人々からの、バッシング。
尻馬に乗っての、軽と軽オーナーへの誹謗中傷。
でも、大衆心理とはそんなものだろうと思います。悔しいし、残念だけど、仕方のないことです。




………などと、少々感傷的になっていた矢先。
修氏へのインタヴューの全容と思われる記事を、偶然見付けました。


軽自動車税増税は、弱い者イジメだ!【1】スズキ会長兼社長 鈴木 修氏
(PRESIDENT Online、2013年11月20日)


> 特に軽自動車ユーザーは低所得の方が多い。取得税がなくなり軽自動車税が大幅増税されれば、低所得の人の税負担が増える。つまり、軽自動車税増税は弱い者イジメだ。弱い者をいじめる貧弱な考えがまかり通ることを僕は悲しく思う。

> 軽自動車は、鉄道やバスもない地方に住む人々にとってなくてはならない存在だ。お父さんは小型車で通勤し、お母さんが軽を使う。お爺ちゃん、お婆ちゃん、子供たちを病院に連れていったり、買い物に行くにも、農山村の狭い道路を運転できる軽自動車は必要。税制改正は生活者の現状を直視して行うべきだ。



これが発言の趣旨だったのですね。
冒頭のようなことは、実は一言も言っていなかったのですね。
むしろ、要約に要約を重ねて、仕上げに悪意の籠った意訳でもしなければ、「軽は貧乏人の乗り物」「だからスポーツモデルなんかいらない」という文言にはならないことが、このインタヴューから推し測れます。


本当にマスコミは屑ですね!
だから「マスゴミ」「カスゴミ」などと罵られるのですよ。
なぜわざわざそんな面倒臭い真似をしたがるのか…。

ま、理由は簡単ですな。
要は、スポーツ新聞のように、分かりやすくてショッキングな見出しで飾ることで、見る人を煽って閲覧数や売り上げ部数を伸ばそうという目論見なのでしょう。
炎上商法のように。

それと、修氏はTPPに反対だから、売国マスゴミとしては何とかして潰したい相手の一人なのでしょう。
だから悪者に仕立て上げて、国民から嫌われるように仕向けたがると。
大方、そんな魂胆なのでしょう。

見え透いた計算。
マスゴミのいつもの手口です。




スズキほど、貧乏人に優しく、貧乏人の味方をしてくれる車メーカーを、僕は知りません。

おさむちゃん、俺はあんたを応援するぞ!

Posted at 2013/11/23 23:09:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | クルマ
2013年09月01日 イイね!

軽自動車への試練

軽自動車への試練【軽】 総務省「軽自動車税、大幅に上げるぞー!」 業界反発必至
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年8月24日)

【井元康一郎のビフォーアフター】スズキが迎える軽自動車増税の正念場
(Response.、2013年8月29日)

スズキ 新型 軽トラック「キャリイ 」 新型車速報 ~軽税制改革報道に鈴木修会長が「弱いものイジメだ」と苦言~
(オートック ワン、同日)





はあ~。いよいよですか。
或る程度覚悟はしていたけど、こうして着々と現実に近付いてくると、やっぱり複雑です。

怖いやら、焦るやら、寂しいやら…。


予てから、軽自動車の税率は安すぎると、何かというと槍玉に挙げられていました。
個人的には、なぜ批難されなければならないのか、全く以て不思議なのですが。僻むくらいなら自分も軽に乗り替えれば良いのだし、軽の税金が上がったところで普通車に乗っている自分の環境が何一つ良くなるわけではないのに。

軽は庶民の車です。だから安いのは当然です。乗っているのは、僕含めて皆貧乏人なのだからw

そもそも、軽には普通車に比べて様々なデメリットが多い。人が乗れない、荷物が積めない、安全性が低い、力が弱い、等々…。
だからそれと引き換えに色々と免除されているのは当然の話です。

それに、日本の道路や駐車場は相変わらず狭く、そんな中で車は「一家に一台」から今や「一人一台」の時代。だから自ずと、車のサイズを小さくして、数を多く持つ方向へ移行しているのです。
「ファーストカーとしてミニバンを持ち、セカンドカーは軽」というのは、今の一般的な家庭の自動車事情ではないでしょうか。

メーカーにしても、普通車以上に制約の大きい中で、それでも技術革新を怠らなかったからこそ、軽がこれだけ普及したのです。
軽で得たノウハウを、そのまま普通車や海外向けへフィードバックしているという現状もある以上、軽の衰退は普通車をも道連れにしかねません。


これはTPPで、軽規格を廃止するようビッグ3から圧力を掛けられているので、その代替案ではないかと憶測が飛び交っています。
これだけ普及し、一定の支持も得ている現状では、そうそう廃止などできない。その代わり、税金を上げることで大目に見てもらおうとしているのではないかと。

かつて、ビールの税金が高くなったのでビールが売れず、代わりにメーカーも消費者も発泡酒へ移り、今度は発泡酒への税金も高くなり、メーカーと消費者は今度は第三のビールへ移った。それを思い出させます。
軽の税金が上がったところで、普通車への買い替えなどそうそう進まないでしょう。税金も燃費もより安いスクーターへ移るのではないでしょうか。ましてアメ車など。


こうして見ると、日産自動車と三菱自動車工業が、軽専門の合弁会社「NMKV」を立ち上げたのは、或る意味正しい判断だったのかも。その気になったらいつでも手を引けるように。
これからの各メーカーは、軽はOEMで賄い、自社開発の割合は減っていくんでしょうかねえ。

日産と三菱がスズキから軽商用車をOEM調達
 (web CG、2013年8月29日)





勿論、ビールや煙草、そして消費税がそうであるように、軽の税金が上がったところで、すぐに軽が売れなくなるなんてことはないでしょう。
不平不満を鳴らしつつも、何だかんだで消費者は結局は慣れるもの。

でも気を付けていないと、いずれ普通車やその他、異業種含めた全体へも波及しかねません。
消費税も上がり、医療費負担も増え、年金支給開始年齢も引き上げられるといいますし。

増税自体は或る程度仕方ないとは思いますが、それなら財政の透明化や、第三者機関による監視、何より景気上昇のほうが先決です。
人類史上、増税で衰退した国は数あれど、栄えた国など一つもないのですから。

堀江貴文氏 「逆効果だ。税収が増えず、節税や海外脱出を助長し、経済は冷え込むという最悪の結果を生む」 富裕層増税に
 (ピカピカニュース2ch、2013年2月13日)
参院選 自民党圧勝が自動車業界に与える影響
 (clicccar、2013年7月26日)
【自民党】石破茂「消費税率の引き上げ、党で決定済み」
 (保守速報、2013年9月1日)
【経済】浜田宏一氏「かえって税収が下がる可能性も」 消費税来年4月8%
 (同、2013年9月4日)
お前ら緊急に書くぞ!消費税増税阻止なんだよな?増税したら安倍首相は間違いなく嵌められる
 (同、2013年9月5日)
【消費増税】皆、反対しているのは、ここでやられたら倒産しちゃうからなんだよ。インチキの有識者会議で賛成多数とか茶番をやっている場合じゃないよ
 (同、同日)
Posted at 2013/09/01 10:15:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | クルマ

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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