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ふじぃのブログ一覧

2016年09月22日 イイね!

レクサスと引き換えのTPP

レクサスと引き換えのTPP【TPP】安倍「早期発効目指す」クリントン「ダメだ!TPPに反対する」
 (保守速報、2016年9月21日)






アメリカ大統領選挙を控え、ドナルド=ジョン・トランプだけでなく、ヒラリー・ローダム=クリントンも、TPPに反対を表明しています。
TPPでは、日本だけが一方的に得をする立場であり、アメリカにすれば損しかないと。

ヒラリー・クリントン氏、TPP反対を明言
 (大艦巨砲主義!、2015年11月20日)

【米大統領選】クリントン候補、TPP反対を明言 日本が円安を誘導していると批判、対抗措置を取る考えを示す
 (保守速報、2016年2月24日)
【大統領選】トランプ氏、TPP脱退を表明 同盟国には防衛費負担を要求
 (同、2016年7月23日)


誘ってきたのはアメリカのほうであり、今更虫の良い話です。
しかし裏を返せば、それだけ現在のTPPが発足当時とは打って変わって、日本に有利になってきたということでもあるのでしょう。
当初は僕も落胆していたのですが、安倍政権になったことで状況は変わったようです。



因みに、この時期にオバマ大統領を差し置いてヒラリーが安倍総理に会ったのは、健康問題による大統領としての資質が疑問視される中、世界の要人との人脈をアピールする為であって、中身のある話などまずしていないでしょう。

ヒラリー・クリントンの「重病説」が隠せなくなってきた
 (DARKNESS DUA、2016年9月12日)






日本のTPP参加は、民主党(現在の民進党)政権時代に話が進められており、自由民主党・安倍晋三政権に取って代わっても、法治国家としての決定だから今更覆すわけにはいかなかった。
むしろピンチを逆手に取り、敢えて火中の栗を拾うことで、極初期のルール作りの段階から参加することで幾らでも有利にしておきたいとの思惑だったといいます。

でなければ、日本不在のままルールが決められた後に渋々参加したとしても、惨めな末路が待っているだけ。アメリカ先住民族やハワイ先住民族やアボリジニのように。
そして日本は天然資源が乏しく国土も狭い島国だから、ブロック経済など不可能であり、どの道参加するしか選択肢はなかった。
(余談ながら、第二次世界大戦中の「大東亜共栄圏」とは、要は当時における日本流のブロック経済でした)

本来ならやりたくはないが、どうせやるなら、少しでも可能性のある道に賭けたい。
だから現在のTPPは、日本企業が海外に打って出た場合に有利になるような形になってきたといいます。



しかしここへ来て、あれだけ日本を歓迎していたアメリカによる、掌返し。
高みの見物で日本をせせら笑っていた中国と韓国も、一転してTPPへの参加希望を表明。それも、経済的弱者だの日本の推薦が欲しいだの、のたまって。
当初の旗振り役だったはずの民主党も、なぜか一転して反対。

それら反日勢力が反対するということは、現在のTPPは(デメリットも勿論あるとはいえ)メリットのほうが多くなってきたことの表れです。





TPPの内訳である自動車産業において、
 「日本市場は外車が売れず世界一閉鎖的だから、まずは軽自動車規格を廃止しろ
 「アメ車を売る為の努力目標を自ら示せ
とアメリカが口を酸っぱく言っていたのは、言いがかりであって、真の狙いは別にあるというのがもっぱらの評判であり、僕もその分析を支持していました。

「TPPから日本の除外を!」 米自動車業界が1ドル100円を批判
 (保守速報、2013年5月10日)
【TPP】米が自動車輸入目標要求 日本強く拒否
 (同、2014年4月21日)
【TPP】オバマ大統領「ワシントンでは、たくさんの日本車が走っているのに、東京にはクライスラーやGM、フォード車がどれだけあるか」
 (同、2015年4月19日)


実際、ビッグ3はTPPに備えて日本における販売網と取り扱い車種の拡充を図る様子は一切なく、フォード・モーターに至っては今年1月25日に日本撤退を表明



その真の狙いの一つと目されているのが、農業。
アメリカ産の農作物は遺伝子組み換え食品が主であり、健康上の理由からそれを避ける動きが世界中で加速している。
そこへ来て日本産の農作物は、ローテクであるが故に限りなく天然物に近く、日本食ブームも相俟って健康的との評判。
日本人が思う以上に、世界は日本を評価している。
しかしTPPにより、ジャパンブランドの農作物が安く世界中で流通するとしたら、アメリカの農業は大打撃。

【TPP】アメリカ「日本が筋の通らない農業保護を主張し続けるなら、日本をTPPから外す」主要17農業団体が米通商代表部代表に
 (保守速報、2013年12月25日)
【祝】日本がイルカ漁をやめないなら、オバマ大統領がTPPに署名しないよう運動 米芸能人ら
 (同、2014年2月7日)
【TPP】オバマ大統領「日本の牛肉は本当に高い。日本の消費者にもっとオレゴンのステーキを食べてもらおう」
 (同、2015年5月11日)
【TPP】 すべての野菜の関税撤廃へ 日本の農業どうなるのこれ
 (同、2015年10月16日)


まして農作物は、天然資源や各種燃料と同じくらいの、戦略物資。
「腹が減っては戦は出来ぬ」といい、兵糧攻めは正面から軍を戦わせる以上に効果的な、三国志の時代からの基本。
だから第二次世界大戦では国際条約で補給隊への攻撃が禁じられ、だからアメリカは日本に対してだけは平気でそれを破ったのです。

遺伝子を改悪された種子が世界を制覇して多国籍企業が嗤う
 (DARKNESS DUA、2016年9月19日)









斯くの如く、TPPを日本にとって有利になるよう変えてくれたのは、甘利明経済再生相(当時)。
「日本の政治家や官僚は、前例主義でおとなしく、アメリカの外圧の前には委縮する」というのが国内外からの評判ですが、甘利氏はそれを物ともせず、それこそ苛烈な攻防戦を繰り広げたといいます。

非公式情報ながら、時には

 「貴様ら好い加減にしろ! 日本はアメリカの同盟国であって、属国でも植民地でもないのだ!!」
とテーブルを叩いて激高したとも。
実に頼もしい。

【円安批判について】甘利経財相「(批判しているのは)ドイツや韓国、中国だけだ」←マジレスわろたwwwww
 (保守速報、2013年1月28日)
【TPP交渉】甘利氏「攻め込まれたら倍返しだ!」
 (同、2013年10月2日)
【速報】米国共和党「日本をTPP交渉から除外を検討」
 (同、2014年4月4日)
米国有力議員「TPPから日本を外すべきという声が上がっている」
 (同、2014年4月10日)
【TPP】米国通商代表部代表「日本がTPPを支持しないのであれば、まず除外してTPPを完遂させるべきだ。後になって準備でき次第、参加させればいい」
 (同、2014年4月15日)
天木直人「オバマ大統領はいきなりTPPで安倍首相に譲歩を迫った。寿司屋のおやじがばらしてしまった」
 (同、2014年4月25日)
「譲歩しない日本とカナダをTPPから外せ」米国議員140名が大統領に陳情
 (同、2014年7月31日)
【TPP速報】「ふざけるな」甘利大臣はフロマン氏に怒鳴り、机を叩いた…フロマン代表も激怒し日米閣僚協議で怒鳴り合い
 (同、2014年10月9日)
「日本はアメリカの属国じゃない!」・・・甘利大臣激怒!
 (同、2014年12月23日)
TPP大筋合意キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 (同、2015年10月5日)

TPP大筋合意 民主・共産「国益損なう」 維新は評価
 (大艦巨砲主義!、2015年10月6日)
TPPルール、日本企業が海外で渡り合う「武器」に
 (同、2015年10月24日)
鳩山前首相が韓国で講演 「TPPを止めて韓中日FTAに参加しなければならない」
 (同、2015年11月5日)
TPP最大の受益国は日本 米の恩恵はテクノロジー、銀行、農業
 (同、2015年11月8日)
TPPに「中国外し」の意図 途上国の立場、尊重を
 (同、2015年12月12日)
【TPP】日本の交渉力凄すぎw
 (同、2016年2月10日)






しかしその功績が多くの人に明らかになる前に、今年1月28日に辞めてしまいました。
地元の建設業者から現金100万円を受け取った、その責任を取ってのことです。

本人は秘書に、政治資金収支報告書に記載するよう指示したものの、その秘書が別途に受け取り、且つそれを報告書に書いていなかったといいます。それも意図的に。
その分はすぐに返し、政治資金規正法上の問題はなくなったものの、道義的責任を取っての辞任です。


【スクープ】衝撃告発! 建設会社「私は甘利大臣に賄賂を渡した!」…週刊文春 甘利大臣「国民に疑惑を持たれないよう説明責任を果たす」(動画)
 (保守速報、2016年1月20日)

【金銭疑惑】甘利大臣に現金を渡したとされる建設会社の総務担当者、週刊誌報道以降所在分からず 甘利大臣の公設第1秘書も失踪、自宅はもぬけの殻
 (同、2016年1月22日)

甘利に賄賂を渡して告発した人物の手口がやばすぎると話題に
 (同、2016年1月22日)

<速報>【文春スクープ第2弾】甘利氏疑惑 告発者は安倍総理の観桜会にも招待されていた
 (同、2016年1月27日)

<速報>【速報】甘利大臣 「自らは受け取っていない」 “金銭授受”あす会見で否定へ
 (同、2016年1月27日)

<速報>【速報】 甘利大臣 辞意表明
 (同、2016年1月28日)

【速報】甘利氏の後任に石原伸晃元環境相
 (同、2016年1月28日)

【速報】甘利氏元秘書「レクサス買って」 民主党が音声データ入手
 (同、2016年2月16日)



この件、あまりにも出来過ぎているところに、不自然さを感じずにはいられません。

週刊文春に、問題の津島公設第一秘書が、本人自ら売り込んできた。
自らの立場も危うくなるにも拘わらず、津島自身が現金を受け取る現場を自らの手で録音していた。
贈賄した建設業者の経理担当も、わざわざ紙幣のコピーを取って、全ての番号を控えていた。
その後、津島と経理担当は、行方を眩ませて現在に至るも行方不明。
それら全ての情報を、なぜか民主党が入手していた。
民主党をはじめとした野党は、自分のことを棚に上げて、「法律上の問題がなくとも、道義的責任があるから辞めろ」と責めたてる。

そもそも津島は、10年前までは当時「維新の党」代表だった江田憲司の秘書であり、その江田は現在は民進党所属。
更にその江田は、甘利氏の交渉相手であったマイケル・B・フロマンと、ハーバード大学時代の同級生でありルームメイト。

そのフロマンはユダヤ系の元弁護士であり、わざと無理難題を押し付けて相手を挑発することで譲歩を引き出す、交渉事のプロフェッショナルとしてアメリカでは名高い。
TPP交渉の度、本国に帰っては、
 「甘利が邪魔をするせいで交渉が進まない」
 「絶対に譲歩しない日本を外して早々にルールを取り決め、その後に日本を参加させれば良い」
と何度も報告していた。

全てがあまりにも符合しすぎる。
それこそ判りやすいくらいに。
裏で糸を引いていたのは何者なのか、察してくれと言わんばかり。

民主・徳永エリ議員またもや的外れ質問 甘利氏もあきれ顔…
 (大艦巨砲主義!、2015年11月11日)
民主党、参院選の争点にTPP どこの政党が旗振り役だったのか、もうお忘れですか?
 (同、2015年12月11日)
自民・高村氏、甘利氏の疑惑めぐり「わなを仕掛けられた感ある」
 (同、2016年1月24日)
甘利元大臣が何をしたのかをワイに分かりやすく教えるスレ
 (同、2016年1月30日)

【民主党】山井和則議員「甘利辞任は安倍政権の『終わりの始まり』」 →山井、資金管理団体に限度超す寄付判明1080万円
 (保守速報、2016年1月29日)
【速報】「甘利氏の辞任は当然だ」67.3%、しかし安倍内閣支持率は4.3%上昇し53.7%に パヨク発狂
 (同、2016年1月31日)
甘利大臣辞任で内閣支持率アップに与野党困惑 民主党「なんでこんな結果になるのか理解できない」
 (同、2016年2月2日)
民主党 辻元清美さん「私も詐欺で逮捕されたから分かります!甘利さんは悪質!どんどん追及する」
 (同、2016年2月3日)





津島にとって、日本という国や、日本に住まう僕らの人生は、レクサス一台程度の価値しかなかったということ。
レクサスと引き換えに祖国を売り飛ばし、上司を失脚させ、自らも逃亡生活。最悪既に亡き者にされている可能性も。
津島の人生とは何だったのか……。

また、甘利氏も、実につまらない男に足元を掬われたものです。
大局をひたすら見詰め続けていたが故に、目の前の些事にまでは気が回らなかったのでしょうか。
有能な人間は時として、小物すぎるほどの小物によってあっさりと追い込まれてしまうという、見本のような出来事です。まるで『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーのよう。


それでも、甘利氏が辞めた後も、斯くの如くTPPはアメリカにとって未だ脅威であるようです。
甘利氏の残した功績は計り知れないものがあると窺えます。
Posted at 2016/09/22 22:05:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 反日勢力 | ビジネス/学習
2016年06月02日 イイね!

三菱の燃費不正の実態は御家騒動

三菱の燃費不正の実態は御家騒動「火中の栗」三菱自工をあえて拾った日産の野望
 (DIAMOND online、2016年5月20日)

燃費偽装問題、2年前に指摘されていた火種
 (同、2016年5月21日)

三菱自で暫定政権、日産が狙う「リスクは避け果実は取る」
 (同、2016年5月30日)


訂正:三菱自の燃費不正は経営陣の圧力 国交省、スズキには再報告要請
 (REUTERS、2016年5月19日)

訂正:三菱自、相川社長が6月引責辞任 益子会長は新体制発足まで続投
 (同、同日)

焦点:三菱パワーに賭けた日産ゴーン社長、提携効果実現には曲折も
 (同、2016年5月22日)

日産の山下元副社長が三菱自開発トップに、改革推進へ=関係筋
 (同、2016年5月23日)





嫌な予感は的中しました。
一種の大政奉還だとして話題になった相川哲郎COOですが、6月24日付けで引責辞任するとのことです。
代わりに、新体制に自工を受け渡すのが自分の使命だと言って、益子修CEOが、それまでの間COOを兼任。

繰り返しますが、相川さんが、一体何をしたというのか。
燃費不正のあった車はどれも、益子が代表取締役社長(現在のCOO)だった時代に開発・販売されていたもののはず。
なのに、益子の責任を、なぜ誰も追及しないのか。
なぜ、日産への身売りを英断と褒め称えるような報道しかしないのか。


マスコミへの不信感が募る理由は、それだけではありません。

燃費不正が騒がれた当初は、
 「上意下達の社風に問題がある」
 「筋の通らない命令には頑として歯向かう、気骨のある開発者が不在なのが、そもそもの原因」
などと糾弾。

しかしその後、相川さんが現役時代に、i(アイ)の開発を中止しようとしていた上層部に反して、型式を偽装するなどして密かに開発を進めていた過去があると知られるや否や、
 「三菱には上意下達がない」
 「上司の命令を聞かない社員ばかりだから、このような不祥事を何度も繰り返すのだ」
 「こんな人がトップに立てば、組織は自ずと腐るのは当たり前。一刻も早く辞めるべきだ」
などと態度を一変。

その場その場で主義主張をころころ変えてばかりで、一貫した批評性がない。
一体お前らはどっちなんだよ!

特にロイターは、過去の「ロイター通信社」時代はいざ知らず、2008年に買収されて「トムソン・ロイター」となって以降は、海外でも売国極左メディアとして悪名高いですからねぇ。

お前らマスゴミどもに、三菱を責める権利など、あるわきゃねぇだろ。
捏造、誤報、隠蔽、不正、利権…。
それで日本と日本人の尊厳をどれだけ踏み躙ってきたことか。どれだけ不利益をもたらしてきたことか。
そしてそれを謝るどころか、新聞の隅に小さく記載するだけであり、海外向けに英語で書いた電子版では、未だに嘘を垂れ流して訂正しない。
そんな自分たちのことを棚に上げて、さも正義の味方であるかのような顔をして、三菱を批判するのだから。




リンク先の記事はどれも益子を称える内容ですが、読めば読むほど、奴の罪はあまりにも重すぎるという感想しか湧いてきません。
リコール隠しで揺れる三菱自工を立て直すために遣わされておきながら、11年もの任期の間、一体何をしていたのか。
立て直すどころか、却って三菱自工をここまで駄目にした戦犯ではないか。



「開発部門は戦前の戦闘機開発から歴史があるので、プライドが高く閉鎖的で、外部からの声に耳を傾けない」という話も、下手な言い訳にしか聞こえません。
当時社長だったにも拘わらず、部下を統率出来ず、経営者としての力量が無かったということなのですから。
自らの恥を白状したにも拘わらず、自分で気が付かず、マスコミでさえもそこに触れない。

或いは、益子の言うことを誰も聞かなかったというのは、それが間違った命令であり、無能なリーダーの指示を仰いだところで却って裏目に出るのは、火を見るよりも明らかだったからでは?
どう逆立ちしたって不可能なノルマを一方的に課され、達成できなかったら懲戒解雇されるのが、始めから判り切っていたからでは?
それだけ、誰からも信頼も尊敬もされていなかったということでは?

そもそも、「俺は悪くない。悪いのは現場の連中だ」という、保身のためのアピールを暗に仄めかしてもいます。
リーダーとしてだけでなく、社会人としても失格。
卑劣にも程があります。


これの一体どこが、「ジリ貧の三菱を救った救世主」だというのか。
勝ち馬に乗ることとコストカットしか取り柄がなく、リーダーシップはなく、経営ヴィジョンもなく、弱い相手に責任を押し付けるばかりで、本来しなければならない目の前の仕事には無関心。
組織を率いる器ではありません。




叩き上げの開発部門出身であり、三菱重工業とも深い繋がりのある、相川さん。
それを追放して、三菱商事から派遣されてきた益子が、再任。
益子は、燃費不正が明るみになるや否や、光の速さで日産に助けを求めた。それどころか、報道によれば、それ以前から日産とは日に陰に繋がりを作ろうと躍起だった。
折しも日産も、従来付き合いのあったみずほ銀行と徐々に手を切り、逆に三菱商事系の銀行と取引を始めていた。
新体制人事は、日産は元より、三菱商事からも派遣。
逆に、自工を本来子飼いにしていたはずの三菱重工業は、人員は送り込まず株式も徐々に手放すなど、少しずつフェードアウト。

色々と符合する要素が多すぎます。
これだけあまりにも都合の良すぎるタイミングばかりだと、一部でまことしやかに囁かれていた「三菱グループ内の御家騒動」説にも、信憑性が増してくるというものです。
即ち、重工と商事による派閥争いであり、自工はそのための生贄にされたと。

勿論、以前書いたように、それによって日産としても“漁夫の利”を得た。
と言うか、日産も、自工旧経営陣も、皆グルだった。


 「ジリ貧の三菱を救ったところで、日産にすれば旨味は無い。だからゴーンはやはり救いのヒーローなのだ」
 「マツダはフォードの子会社になって救われた、それを思い出させる」
と言う人もいますが、あの時とは状況が異なるのだから、論点がずれているとしか。

フォードはマツダの技術や理念や車造りに理解を示し、表向きは親会社子会社ながら友好的な関係を結び、最終的には自立を助けてやりました。
しかし今のゴーン体制下の日産を見ていると、三菱に体力と自信を取り戻させて、ゆくゆくは自立させてやる気が、果たしてあるのか非常に疑わしいのです。
養分だけを吸い取ったら、後は生かさず殺さず。
現に、再建プランが未だに発表されない辺りに、それが現れているような気がしてなりません。


今後の三菱自工は、益子以上のコストカッターによる改革で、営業利益は右肩上がりになることでしょう。
しかしその実態は、日産の下請けとして、日産車のOEMが中心になり、往年の三菱らしい車など消えてなくなりそうな気がします。
今の日産の姿を、縮小再生産するかのように。

「良い車を造ることで利益を上げる」のと、「まずは金儲けと売名。車はそのためのツール」というのは、似て非なる物ですから。
Posted at 2016/06/02 23:13:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 反日勢力 | ビジネス/学習
2016年05月14日 イイね!

仕組まれていた日産による三菱子会社化

仕組まれていた日産による三菱子会社化三菱、日産傘下へ
 (サイ速、2016年5月12日)

日産自動車が三菱自動車に出資へ 資本業務提携
 (ちゃんとめ!、同日)

三菱自不正発覚の引き金・日産、三菱自を買い叩き…三菱財閥没落の隙突く、事前に計画準備か
 (Business Journal、2016年5月13日)





思った通りの展開になりました。


以前も書きましたが、当初から、日産の態度には不自然さしか感じられませんでした。

あからさまに軽を片手間で済まそうとしていたのが、掌を返して主導権を握ろうとしたり…。
三菱と共同開発しておきながら、今頃になって燃費不正に気付いたり…。
自らも責任の一旦があることを棚に上げて、被害者面して損害賠償請求をちらつかせたり…。
三菱自工の株価は一瞬で急降下して、悲観した投資家たちによる空売りが相次ぎましたが、そんな中にも拘わらず日産だけはここぞとばかりに買い占めていたり…。


まるで予め見通して準備していたかのように、全ての動きがやたらにスピーディでした。
しかし今となっては、ばらばらになっていたジグソーパズルのピースがぴたっと合うように、全てが綺麗に符合します。
成程、全ては最初から仕組まれていたのですね。

三菱自の不正、指摘した日産への疑惑広がる…早い段階で把握か
 (サイ速、2016年5月9日)



三菱も三菱です。
三菱重工業は大型豪華客船やオーストラリア海軍潜水艦などの大口受注を相次いで逃し、三菱商事と三菱東京UFJ銀行は日銀によるマイナス金利政策により、どちらも今期は赤字の見通しが大きい。
今度ばかりは助けてやれる余力はなさそうであり、しかしだからと言って、せめて形だけでも助けを求めることをせず、なぜか益子修CEOは強気な態度を崩さなかった。

三菱自会長「軽自動車撤退しない」 支援要請考えず
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2016年5月11日)


そしていきなりの結果発表。
このような重大な内容であるからには、普通なら事前に緊急役員会議や緊急株主総会、三菱グループであれば「三菱金曜会」が行われて協議されるものなのに、それら本来踏まえるべき段取りを全て省略して。

益子さん、あんた三菱を売っただろ……?
カルロス・ゴーン
と結託して、それもたったの2373億円で。


自動車評論家たちも怪しいです。
フォルクスヴァーゲンには屁理屈で固められた強引な擁護を繰り返しておきながら、三菱にだけはかつてのリコール隠しを掘り起こして、ねちねちねちねちと陰湿な批判を繰り返す。
今回の買収劇に対しても、ゴーンの経営手腕の巧みさだとか、トヨタグループやフォルクスヴァーゲン・コンツェルンやジェネラル・モーターズに匹敵する企業規模になるとか、センセーショナルに報じるくらい。

日産の動きを懐疑的に論じた人は、ほとんどいない。
問題のあった車種が製造・販売されていた時期に社長だった、益子CEOの責任を追及する人は、誰もいない。




巷では、安堵や期待の声が多いように見受けられます。
 「GTO-R来るか!?」
 「これでランエボが復活する!」
 「ディアマンテ! ディアマンテ!」
 「パジェロ新型来るぞ!」
 「三代目パジェロミニが今度こそ!」
 「ミラージュエボリューションの市販化を!」
等々…。

三菱自動車が日産傘下に
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2016年5月12日)
三菱自動車が日産傘下に
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、同日)


ですが僕としては、彼らのように、無邪気に喜ぶ気にはなれません。
明るい希望を抱かせる要素が、一体どこにあるというのでしょう。



確かに、外資に買収されるよりはましでしょう。
ましてや、かつて三菱と提携していた、東風汽車(中国)やヒョンデ・モーター(韓国)になど。

三菱のブラック企業的な社風(少なくとも傍目からはそう見える)も、監査役が全く機能していない以上、よその“血”を無理矢理入れることでしか変えられないのかも知れません。


しかし、相手は日産というのが、どうしても引っ掛かります。


日産は、「ハイブリッドもPHEVも、EV(電気自動車)が台頭するまでの繋ぎの技術にすぎない」と言ってEVに力を入れていますが、日産の目論見とは裏腹に、肝煎りだったはずのリーフはほとんど売れていない。
今ある技術やインフラのプラスアルファで対応できるものではなく、根本から異なるものなのだから、当然なのですが。
東日本大震災以降、原子力発電所が次々と廃炉に追いやられ、電気代は下がるどころか徐々に値上がりし、対してガソリン代は値下がりの一方。日本でもアメリカでも、エコカーからガソリン車に乗り換えるユーザーが続出
バッテリーの蓄電能力についても、新技術を記者会見で披露するだけで、いつまで経っても市販車に反映しないから、リーフの航続距離が一向に伸びない。
最近になって、スカイライン(V37)エクストレイル(T32)ムラーノノートなど、ハイブリッドにも力を入れてきているのは、明らかな方針転換。
そんな日産にすれば、EV以外のエコカー技術は、喉から手が出るほど欲しいでしょう。
そこで三菱のPHEVに目を付けたとしても、何ら不思議なことではありません。

もう一つ、三菱は日本市場を見捨てているのは周知の事実ですが、東南アジアなどの新興国では根強いブランド信仰の対象となっています。
かの地では、パジェロスポーツトライトンなど、スリーダイヤを纏った大型のSUVやピックアップトラックが大人気だといいます。
片や日産は、「ダットサン」ブランドを、新興国向けの安価な小型車ブランドとして復活させたものの、苦戦中。
そんな折に、既に支持を得ている三菱の販路があれば、そこへ食い込んでいける。

今回の騒動の発端となった軽自動車についても。
外国人役員にすれば軽の存在意義など逆立ちしたって分かりっこない上、そもそも日本市場など旨味がないと見做しているから、どの道重要視していない。
それよりも、小さなサイズに纏めるという小型化技術が欲しかった。
それさえあれば、新興国向け小型車や、世界戦略A~Bセグメント車、ダウンサイジングターボエンジン、レンジエクステンダー用発動機、等々の如何様にも応用できる。

繰り返しますが、本当に日産はホワイトナイトだったのでしょうか?
インサイダー取引ぎりぎりの疑いは本当になかったのでしょうか?






日産は日本企業ではなく、フノー(フランス)とフランス政府が筆頭株主の、外資系企業。
だから日産の意思はフノーの意思であり、フノーの意思はフランス政府の意思でもある。

そのフノーは、第二次世界大戦以前の「フノー公団」を前身とする、フランス政府による半国営企業。
そして、経営危機に陥る直前の日産以上に、労働組合が強大な権力を誇っている。即ち社員も従業員も、誰も積極的に働かない。
よって、フノー車がそれほど売れなくとも、企業として何ら経営努力をせずとも、日産株を大量に持っているというだけで、フノーとフランス政府は一生遊んで暮らせる立場にある。

そのフランス政府は、最近何かと、日本を目の敵にしているかのような行動が目に付きます。
オーストラリア海軍の潜水艦受注を巡って、三菱重工業と対立したり…。
日本のアニメに世界一寛容だったのに、掌を返して『ドラえもん』などを放送禁止にしたり…。
アングレーム国際漫画祭では、自ら課したルールを破ってでも、捏造である従軍慰安婦を漫画化した韓国を大々的に取り上げて、日本の抗議を無視して追い出したり…。
最近も、東京オリンピック実行委員会がIOCに賄賂を渡したと暴いたり…。

日本政府、オーストラリアに最新鋭「そうりゅう型潜水艦」の全技術を公開か オーストラリアのエンジニア数百人を訓練し技術移転することを発表
 (保守速報、2015年10月6日)
オーストラリア次期潜水艦 国防軍副司令官「仏提案採用の決め手は航続力」「ミサイル防衛で日本と協力」
 (大艦巨砲主義!、2016年5月11日)

「あんなの居たんじゃ子供成長しない!」 フランスでドラえもん放送禁止に
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2016年3月3日)

東京五輪招致で仏検察捜査 日本の銀行口座から送金か
 (大艦巨砲主義!、2016年5月13日)
フランス検察、東京五輪招致で日本から2億円超が国際陸連前会長に振り込まれたと公表
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2016年5月13日)


今回の買収劇も、フランス政府が裏で一枚噛んでいたと見做すのは、穿ちすぎでしょうか?



更には、日産は、フノー=サムソン・モーターズ(韓国)とも、間接的ながら協業関係。
三菱の技術が、日産を介して、フランスや韓国に漏れていく可能性だって、無いとは言い切れません。



ついでに、インフィニティの本拠地を香港に置き、中国カー・オブ・ザ・イヤーを何度も受賞するなど、日産が今最も力を入れている中国市場では、大気汚染にあえぐ中国政府の指導により、今後PHEVが主流になると見込まれている。

その中国においては、中国政府主導のもと、現地企業と合弁企業を立ち上げて技術を協業しないと、製造はおろか販売さえさせてもらえない。
そして、中国合弁企業を介して特許が根こそぎ盗まれたとか、工員たちのストライキに遭って夜逃げ同然で追い出され、結果として設備も人員もノウハウも全てを中国に奪われたとか、そもそも統率すべき中国政府自身が朝令暮改で以て外資にだけ不利な法律を後付けで作るとか…。
チャイナリスクは後を絶たず、中国を撤退する企業は後を絶たない。


三菱のPHEV技術は、フランスや韓国どころか、中国にも漏れていく可能性だって、決してゼロではないのです。


これを読んでくれている皆様は、覚えているでしょうか。
アメリカで起こった、在米韓国人たちによる、プリウス集団訴訟事件を。

あれも、濡れ衣であったと科学的に証明されたにも拘わらず、トヨタを味方してくれる者は誰一人おらず、トヨタご自慢のハイブリッド技術はNASA(アメリカ航空宇宙局)によって丸裸にされました。
その直後、それまで日本製ハイブリッドを馬鹿にして「ハイブリッドなど所詮はガラパゴス技術。これからはダウンサイジングターボとクリーンディーゼルの時代だ」と鼻を高くしていた欧州車メーカーが、一斉に真似しだしました。

三菱PHEVがトヨタハイブリッドの二の舞にならないと、誰が保証してくれるのでしょう。





今後は親会社として、日産が三菱に対して全面的に主導権を握ることでしょう。
それこそゴーン流のドラスティックな革命で。
三菱グループが助けてくれなかった以上(正確には、自工が助けを求めなかった)、三菱自工本体にすれば現時点では悪い話ではないのでしょう。

しかしその結果、三菱系のサプライヤーたちは、恐らく斬り捨てられることでしょう。
倒産する会社や、路頭に迷う期間工が、増えそうな予感。
ゴーンの従来の経営方針からいって、たとえ三菱車でも、今後は日産系サプライヤーが部品製造を請け負うことになりそうな気がします。
そして日産は、韓国に多くのサプライヤーを抱えている。

冒頭で挙げた三菱グループ各社も、相変わらず三菱自工の株主ではあるものの、筆頭株主となった日産を前にしては、借りてきた猫のようにならざるを得ない。
だから仮にゴーンによって不本意な経営をさせられたとしても、これからは物申せる立場ではなくなる。


その一方でゴーンは、日産とフノーと三菱の、仮に三つのCEOを兼任するとなれば、年収は一体幾らになるのでしょう?
ついでに、フノーと日産に続き三菱さえも救った救世主によるサクセスストーリーとして、未来永劫称えられることでしょう。
反吐が出ます。


そして、ゴーンと握手するのが、なぜ相川哲郎COOを差し置いて益子なのでしょう?
謝らせるのは相川さんに任せて、その間自分は雲隠れしておいて、こんな時だけ出てきて満面の笑顔で握手ですか。
心なしか心底嬉しそうな笑顔をしているのも、事の重大さを分かっているのかと問い詰めたくなります。

燃費不正のあった車は、あんたが社長だった時期に造られた車でもあるんだぜ……?
Posted at 2016/05/14 00:55:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 反日勢力 | ビジネス/学習
2016年05月01日 イイね!

三菱の燃費不正を日産は本当に知らなかったのか

三菱の燃費不正を日産は本当に知らなかったのか日産「軽」自社生産を検討
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2016年4月23日)





前回のウェブログでは、三菱による燃費不正問題を取り上げましたが、それには後日談がありました。
あの事件を受けて、以前から言われていた日産による軽自動車の自社生産が、本格的な検討段階に入ったそうです。




当初から、日産の態度には、解せぬものを感じていました。

三菱と共同出資してNMKVを立ち上げ、共同開発もしていたので、核心に迫る立場にあった。
問題となったデイズとデイズルークスは、一方的なOEMでは決してない。
現に、NMKVを取り上げた『ガイアの夜明け』や、CMでも、日産の先進技術をふんだんに注ぎ込んだと、しきりにアピールしていました。

何より、NMKVは「Nissan Mitsubishi Kei Vehicle」の略であり、日産の名称のほうが三菱よりも前に表記されている。
そして遠藤淳一CEOは、日産において43歳という史上最年少で常務執行役員になり、その前にはオーテックジャパンの社長も務めていた人物。
それらのことから、NMKV内における二社の力関係は明らか。

にも拘わらず、今頃になって知ったなんて、そんな都合の良い話があるのでしょうか?
或いは、開発という手間が掛かって難しい仕事は全て三菱に丸投げし、三菱から提出された書類を精査することなく右から左に受け流していたのでしょうか?
それ程までに日産の社員は、トヨタ以上の報酬を貰っておきながら、揃いも揃って役立たずの給料泥棒しかいないのでしょうか?
しかもその上で、美味しい上澄みだけを掠め取っていたというのが、NMKVの実態だったのでしょうか?


「責任取ってもらう」と批判=三菱自不正で日産幹部
 (時事ドットコム、2016年4月25日)


関潤専務執行役員は激怒して「三菱には責任を取ってもらう!」と言い放ったそうですが、本来であれば他人事のように三菱を批判できる立場にないはず。
むしろそこは、「パートナーの不正を見抜けず申し訳ありませんでした」と言うのが筋のはず。

記者会見の場が北京というのも引っ掛かります。


カルロス・ゴーン体制において
 「弊社は国内だけを相手にする“日産自動車”ではない。これからはグローバルで活躍する“NISSAN”だ」
 「そのNISSANはグローバルモデルに注力し、ガラパゴスであり縮小する一方でもある国内市場向けは、軽を中心に据え、全てOEMで賄う。それがNISSAN流の“選択と集中”だ」
と明言していました。

それがこの事件の前後から、掌を返して、軽を自社開発・自社生産すると言っています。
僕も社会人だからポリシーだけでは食べていけない現実があるのは分かりますが、それにしてもこの節操のなさは一体何なのでしょう。

そして何より、行動の速さ。
まるでこうなることを見越していたかのようです。




正直、嫌な想像すらしています。

要は、不正に気付いていながら、自社の販売に寄与するのならと口を噤んでいたのかと。
頃合いを見て、さも被害者であるかのような顔でリークして、三菱の株価が下がったところで格安で買い取り、三菱の技術を根こそぎ盗むつもりだったのかと。
あわよくば生産拠点すら奪おうという算段だったのかと。
更には、天文学的な賠償金も貰えて、“濡れ手に粟”を目論んでいたのかと。


NMKVは、発足当初は蜜月関係と謳われましたが、すぐに不協和音を奏でだしました。
若者向けにSUVやスポーツモデルを投入したい三菱と、あくまで女性向け・主婦向けに特化したい日産とで折り合いが付かず、第三弾とそれ以降のアナウンスが全く成されていません。
揚句、EVの叩き台にすべく、フノーも食指を動かし始めて、余計に混沌。
更には、冒頭の、日産による自社開発・自社生産を、一方的にアナウンス。


日産は、CEO始め、役員の四割は外国人。
だから、軽の存在意義など、どんなに逆立ちしても一生理解できない。
残る六割の日本人役員にしても、トヨタよりも業績は下にも拘わらずトヨタ以上の超高額報酬を受け取っている“上級国民”であるからには、結局同じ。
だから高級・高額・大型・大排気量のグローバルカーにばかり力を入れて、ガラパゴスカーである軽には露骨に力を抜いてきた。

しかし想像以上に軽が売れるのと、アベノミクスによる円安政策により、国内生産・国内消費に舵を切ったほうが儲かるような社会状況になった。
だから、舌の根も乾かぬうちに、朝令暮改。

軽のノウハウが分かってきた今となっては、三菱はもはや用済み。
縁を切るにしても、あくまで三菱が悪いという形で離れれば、日産にすれば良いことずくめ。




日産は、発祥と社名こそ日本風ですが、既に日本企業ではありません。外資系企業です。
その背後には、フランス政府の影が見え隠れします。
そしてフランス政府は、ドイツ程ではないものの、中国・韓国と蜜月関係。

或る程度の性能を小さな車体に収めるのは、本来は至難の業であり、大型車を得意としてきた海外メーカーにとっては未知の領域。
新興国需要と、欧州における小型車需要が伸びている昨今、軽の技術は様々に応用が利く。現にスズキは、軽の技術を活かして、インドで大成功を収めている。欧州では、EURO6縛りで、メーカーにもユーザーにも排気量の小さな車が受けている。
奇しくも日産は、新興国向け小型低廉車ブランドとして復活させた「ダットサン」が、苦戦している最中。

更には、フォルクスヴァーゲンの排ガス不正問題を受けてドイツ環境当局が他国メーカーを再調査したところ、日産のクリーンディーゼルエンジンも槍玉に挙げられた。
名指しこそされていないものの、それはフノーから供給されたもの。
(純日産製はセーフ)

ルノーのディーゼル車、最大で基準の25倍の排ガス ドイツ環境団体が発表
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年11月25日)
ルノー、排ガス不正の疑いで当局が調査 ルノー株が-20%の大暴落
 (同、2016年1月15日)


それらの要素が複雑に絡み合った結果、エンジン開発技術において新たなノウハウを求めていたとしても、何ら不思議ではありません。
日産というよりも、フノーのほうが。


そういえば日産は、
 「我が社は社員をゼロから育てることはしない。既に高い能力を持っている人材を、高い報酬で外部から連れてくる。そうでなければ変化の激しいグローバル社会で生き残れない」
と明言して憚りません。

ということは、社員のみならず、技術もまた、自らは汗を流して開拓することはせず、完成済みのものをよそから引っ張ってきて、状況が変われば躊躇なく使い棄てているであろうことは、容易に察しが付きます。




今回の事件で最も得をするのは一体誰なのか。

勿論全ては憶測でしかありません。
それでも、日産の一連の動きには、胡散臭さしか感じることが出来ないでいます。
Posted at 2016/05/01 17:39:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 反日勢力 | ビジネス/学習
2016年04月09日 イイね!

VWと癒着するジャーナリスト協会

VWと癒着するジャーナリスト協会自動車評論家、「お金もらって御用記事」と仲間を批判  「ジャーナリスト協会」が除名wwwww
 (乗り物速報、2016年4月5日)

VW不正問題で在日利権団体が発狂vwvwvw 「VWからお金もらって提灯記事書いてる」が真実と判明キタ━━━(°∀°)━━━!!!vwvwvw
 (News U.S. 中国・韓国・在日崩壊ニュース、同日)





最近、フォルクスヴァーゲン・コンツェルンの排ガス不正に関するニュースが、あまり聞かれなくなってきました。
いえ、詳細に調べていけば何らかのニュースはあるのですが、以前ほど大騒ぎにはなっていないように見受けられます。
それだけ目に見えた進展がないということでしょうか。

その陰で、以前日本のモータージャーナリスト体質を批判した自動車評論家・伏木悦郎氏が、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)を追放されました。
誰にも分らないようにひっそりと。
取り上げたニュースサイトは、どうやらJ-CASTニュースだけのようで。


確かに、感情的な物言いは、拙かった。
大人なら大人らしく、頭を冷やして、もっと理路整然とした批判をすれば良かった。
まして素人とは異なる、名のある人であれば。
何の後ろ盾も根回しもないまま、いきなり爆弾を放り投げるというのも、暴挙以外の何物でもなかった。
そこは素直に受け入れてもらいたい。

しかし、日本だけでなく恐らく世界中の自動車好きたちが疑心暗鬼になっていた中で、己の立場を顧みずに敢えて一石を投じた行動は、評価されて然るべきです。
だからこそ、この処分はあまりに重く、車好きたちは誰も納得していない。




除名処分の発表がされた当時に会長だった日下部保雄の言が、また噴飯物です。

> 「ジャーナリストですので、メーカーに対しては色々なことが書ける権利がありますが、品位が疑われるような表現は別問題です。
> それもそうですが、お金をもらって捏造記事を書いていると疑いや不信感を持たせる発言をしていたのが大きな問題です。
> メンバーの中に、そんな人がいるとは思えません。
> 常識で考えて、メーカーの宣伝はありえませんし、私は、ないと信じていますよ」




( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \



常識ないのはどっちだよ!?


本当にAJAJの体質に常識があるのなら、第三者機関の手で全員に身辺調査をさせて、今すぐ身の潔白を証明するのが先では???

これだけ世界中を巻き込んだ一大スキャンダル。
AJAJのみならず、VWを不自然に擁護する評論家やマスコミ関係者に対して、人々の見る目は一層冷ややかなのだから。
身から出た錆から目を逸らして、臭い物に蓋をしたところで、誰が信用するというのか?


お前一人の個人的な性善説なんて、何の意味があるんだよ?
それでも組織のリーダーか?
身内で馴れ合ってどうすんだよ?





片や、伏木氏から名指しされていないのに噛みついた、“雉”こと国沢光宏は、処分どころか何の御咎めもされず、未だにのうのうとしている。

VWの大・大・大信者であり、無理のある擁護を連発。
スズキがVWと提携決裂した際には、これ以上ないくらいにスズキを誹謗中傷していた。
VWのディーゼルエンジン排ガス不正が発覚してからは、明らかに話題を逸らした揚句に、他社もやっていると決めつけた揚句、SKYACTIV-Dで鳴らすマツダを執拗に貶めていた。


ジャーナリストとしての品位が疑われるというのであれば、雉こそ要注意人物のはずでは?
この扱いの差は一体何なのか。
AJAJの理論で言えば、「大金に目が眩んで国を売る」ほうが正義であり、暴露までいかずとも注意を呼びかけるほうが悪のようです。

これは益々、雉一人だけでなく、それこそ組織ぐるみでVWと癒着していたと、常識ある人であれば受け止めることでしょう。




> ただ、日下部さんは、伏木さんは永久追放ではないといい、その活動は否定するつもりはなく、復活はありえるという。
> 次の理事会まで伏木さんの除名処分を留保するつもりだったが、伏木さんが次の理事会出席についても拒んだため、そのまま処分が決まったと言っている。



これも、考えようによっては恐ろしい言葉です。

要は、
 「今回はこの程度で済ませてやる。大人しくしてれば、復帰させてやっても良いぞ。
 だけど、暴露本でも出そうものなら、そのときはどうなるか分かってるだろうな?」
と、遠回しに脅しているのですよね…?

まるでヤクザそのもの。
AJAJって、本当に腐った組織なんだなぁ…。





メーカーによるプレスリリースを丸写しし、特定のメーカーを褒めそやして別のメーカーを貶め、同じ車でもマイナーチェンジによる毀誉褒貶の落差が極端。
欧州車や有名ブランドを、具体的な数値で比較せず、無条件に称賛。
そんな自動車評論家の言うことなど、参考にこそすれ、ほとんどの人は当てにはしていない。
ましてこんな腐りきった組織であれば。

しかしそれは、インターネットまで駆使して主体的に情報を集めるような、一部の熱心な車好きだけに限った現象。
車に興味のない多くの一般人にすれば、評論家だの理事だのという肩書のある人の言葉は、説得力を伴って響いてくるもの。
だからこそ、テレビや新聞やラジオや雑誌や週刊誌は、未だに絶大な影響力を保っているわけですし。
でなければ、ゲーム脳(マンガ脳やアニメ脳も含む)や、韓流ブームや、民主党(現在の民進党)への政権交代が、あれだけ支持を得られたはずがない。


ジャーナリストだのマスコミだのというものがいかに信用ならないか、また一つ証明された格好です。
AJAJもまた、常識どころか自浄作用のない、腐った組織だということが判明しました。
違うというのなら、今すぐそれを証明してみせては?
Posted at 2016/04/09 09:20:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 反日勢力 | ニュース

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
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何シテル?   07/03 23:51
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