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ふじぃのブログ一覧

2015年12月23日 イイね!

自動車メーカーからのクリスマスプレゼント

自動車メーカーからのクリスマスプレゼントクリスマスはボーナス商戦でもあるのが、日本の風物詩ですね。
自動車とて例外ではなく、各社趣向を凝らした車の発売を、この時期に合わせてきています。
時節柄もあり、特別感が漂っており、正に大人へのクリスマスプレゼントです。





スズキ 新型 アルトワークスの発売は12月24日に!! 待望のマニュアルトランスミッションを設定
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年11月27日)
【祝】スズキ、新型「アルト ワークス」発売!
(同、2015年12月24日)

ついに発売された新型「アルトワークス」は買いなのか?ターボRSとの違いは?
(CarMe、2015年12月26日)

スズキ「新型アルトワークス」発売開始;デザイン画像集(ボディカラーやインテリアも)
(最新自動車画像ニュース NEWCAR-DESIGN、2015年12月24日)
スズキ「東京オートサロン2016出展車両」デザイン画像集;アルトワークスに早くも派生モデル登場!
(同、2015年12月30日)




まずは、以前も取り上げた、アルトワークス
鈴菌感染者としては本命であり、実現の可能性も限りなく高かったので、気になっていました。

発売が現実のものとなりました。
しかもクリスマス・イヴ。
これはおさむちゃんからのクリスマスプレゼントですね。粋な計らいです*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*☆


レカロシートや、専用外装色や、各種専用装備を奢られながら、価格はアルトターボRSからたったの20万円しか上がっていない160万円。
商売になるのかと、こちらが心配になるほどのバーゲンプライスですw
もっともその分、スイフトスポーツ(175万円)と、初期投資において大差なくなったのですが。

FFと4WDの、どちらにも5MTと5AGSあり。
正直、ワークスは5MT一択にして、ターボRSとは差別化を図って欲しかったですね。

内装は、ターボRSにはあった赤い挿し色がなくなり、黒一色に。
個人的には内装はターボRSのほうが好みです。


そしてそして、とりわけ5MT仕様は、ターボRSにはあった安全装備が、悉く削られています。

 ●運転席シートリフター、削除(レカロシートのため)
 ●運転席・助手席シートヒーター、削除(同上)
 ●シートバックポケット、ショッピングフック、削除(同)

 ●メーター部分エコドライブアシスト照明、削除(専用メーターのため)

 ●アイドリングストップ、削除(5MTのみ)
 ●エコクール、削除(同)
 ●レーダーブレーキサポート、削除(同)
 ●誤発進制御機能、削除(同)
 ●エマージェンシーストップシグナル、削除(同)
 ●パドルシフト、削除(同)

正確には、純正シートではなく他社製品だから、シートの快適装備を付けられなかっただけ。
同じく安全装備や省エネ装備が付いていないのも、いわば5MTとしての弊害であり、5AGSには普通に搭載。
でも、この思い切りの良さがたまらない!
これは益々、5MTを選ばない理由はないでしょう!(力説)
これで、削った装備の分、5AGSよりも安けりゃなぁ………いえ何でもないです(´ω`)

【12月24日発売】 スズキ新型アルトワークスとターボRSの違いとは?
 (くるまン。、2015年11月28日)

スズキ「新型アルトワークス」は『エコ&快適装備』を削除の『走り特化』で139万円~【12/24】発売!
 (Ethical & LifeHack、2015年12月21日)
スズキ「新型アルトワークス」発表:【5MT & 専用チューン & 専用レカロ】で【走り特化】のワークス!
 (同、2015年12月25日)


他にも、カヤバ製ショックアブソーバーは、ターボRSから専用チューニングを施され、更に硬くなっているそう。
5AGSでさえも、シフトタイミングが調整されてあり、全体的にローギアード化されてあるそう。
コンピュータも調整されてあり、中身はターボRSからかなり変えられてあります。


ファーストカーに欲しいなあ…。
4WDで、5MTで、通勤や買い物や送迎や冬場の移動に重宝しそうです。




話は変わって。

先だって、アルトシリーズ(アルトアルトラパン、アルトターボRS)は、2016年次RJCカー・オブ・ザ・イヤーと、2015‐2016日本カー・オブ・ザ・イヤー/スモールモビリティ部門賞を、ダブル受賞しました。

日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカーが決定!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年11月6日)
RJCカーオブザイヤーにスズキ「アルト」を選出! 2年連続6回目
 (同、2015年11月10日)


飾らず、気取らず、質素に、シンプルに、ミニマムに。かと言って貧乏臭くない。
軽自動車の本分に立ち返ったコンセプトが受けたのでしょう。

しかしながらそれを実現するために、軽く頑丈であるものの加工のしにくい超高張力鋼板(ハイテン)を用い、それと相反するコストカットを強いられるなど、開発陣は毎日泣きながら仕事をしていたのではないかと想像されます(;´Д⊂)

ワークス発売に先立って、華を添えてくれました。





応募殺到間違いなし!トヨタが本気でコスト度外視!100台限定「86“GRMN”」は600万円のバーゲンプライス!
(オートック ワン、2015年12月21日)

トヨタ元町工場で生産する219PSのコンプリートカー「86 GRMN」 限定100台で2016年1月4日からWeb申込受付
(Car Watch、同日)

トヨタ「86"GRMN"」を100台限定発売! 商談申し込みはWeb限定
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年12月22日)



こちらはトヨタ。
86(ハチロク)発売開始当初から、コンセプトカーとして開発が続けられていた、GRMN仕様。
それがようやく発売です。
苦節4年。な、長かった…。

12月21日発表、2016年1月4~22日ウェブサイトで予約受付、同年2月1日順次発売、限定100台。
クリスマス直近での発表なので、こちらもまた、モリゾウさんからのクリスマスプレゼントとも言えますね。

コンセプトカーよりも過剰さは抑えられ、市販車らしく幾分まろやかな外観になりました。
派手で巨大なデカールはなくなり、マフラーは中央1本出しになり、GTウィングも車検対応の小振りなものに。
ボンネット、ルーフ、トランクをドライカーボン製に置き換え、リアウィンドウとクォーターウィンドウもポリカーボネート製に。本格的な軽量化です。


只、その分価格は高く、いきなりの648万円!?
専用工程を設けて大幅に手を加えたのは分かりますが、同じGRMN仕様マークXが、専用に6MTを搭載しておきながら540万円を実現したのに比べると、どうしても割高感が拭えません。

86は、少なくとも表向きは「スポーツカーを今一度若者の手に」だったのに、いよいよお金持ちの中高年のものに…。





ホンダ、新型シビック タイプRを12月に限定発売!「心昂ぶるブッチギリの走り」
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年10月29日)

ホンダの新型シビックタイプRはなぜ商談が“抽選” なのか
(同、2015年11月23日)



こちらはホンダからのクリスマスプレゼント。
メガーヌ・フノースポールに対抗し、「世界最速のFFホットハッチ」を実現するために、大きく姿を変えました。
しかしその反面、頂点を目指す代償として、シビック本来の姿と役割と価格を棄て、VTECさえ棄ててターボエンジンとなり、英国生産・海外専売となり、日本を巣立って二度と帰って来なくなった。
シビックが当たり前に走っていた日本の風景に慣れ親しんだ身としては、寂しい限りです。

こちらも86・GRMNと同様、ウェブ限定。
確かに凄いし、格好良いし、憧れますが、かと言ってシビックなのかと問われれば…。
完全にスカイラインと分離したGT-Rに倣い、いっそこちらもシビックを名乗らず「タイプR」とだけ名乗っていれば或いは…。


リンク先でも言われていますが、
 ●伝統ある車名
 ●ニュルブルクリンクで新記録を作った話題性
 ●ウェブ限定で抽選販売
 ●値引きなしの強気な価格
等々の特殊性から、投機目的の転売の餌食にされる危険性さえ孕んでいます。

僕は知らなかったのですが、S660が、人気が殺到しすぎて納車は1年待ちとなっているせいで、新車価格よりも高価な中古車が出回っているそうで…。
そんなS660の二の舞になれば、只でさえ高額になったのに(先代284万円、新型428万円)、益々手の届かない存在に。
裏を返せば、それだけ注目の的でもあるということなのでしょう。
Posted at 2015/12/23 23:29:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | スポーツカー | クルマ
2014年04月09日 イイね!

槍騎兵の休眠

槍騎兵の休眠春だけに、まだまだ別れが続きます。




ラリーの名車「ランエボ」生産終了へ 三菱自、販売落ち込み
(アルファルファモザイク、2014年3月30日)

【悲報】さらばランエボ・・・
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年3月29日)

三菱 ランエボを生産終了へ 英国では歴代最強モデルが60分で完売
(乗り物速報、2014年3月31日)





前回取り上げたインサイトだけでなく、三菱自動車工業 ランサーエボリューションも、現行のⅩを以て生産終了するとのことです。
これでまた一つ、日本のスポーツカーが消えることに。



個人的に三菱車には、極地のラリーで本領を発揮するというイメージがあります。
パリ・ダカール・ラリーのパジェロデリカ、WRCのランサーギャラン、そしてランエボ…。
ウイリスMBジープからのライセンス生産に端を発する、ジープ…。
73式小型トラックを始めとした陸上自衛隊への車両の納入…。
砂埃や土埃や泥汚れが似合います。野性的でマッチョな、漢(おとこ)の車。


パリダカにおける常勝と、折からのRVブームで、パジェロは当時売れに売れました。
僕自身も、将来セダンの似合う年齢になったら、ギャラン・VR-4・5MT(E-E39A)に乗りたいと思っていました。

重量級、大型、大排気量、大馬力。
重厚長大で、質実剛健で、鎧袖一触の、大鑑巨砲。
小柄で俊敏なライトウェイトスポーツカーとは対極にある、大陸的なマッスルカーテイスト。
そこへ組み込まれる、繊細な電子制御4WD。
ランエボに限らず、三菱のスポーツカーは、そんなイメージです。


しかし1980年代の、あの狂ったような馬力競争と、モータースポーツ参戦によるイメージアップが見込めた時代は、とうに終わりました。
バブル経済崩壊、リーマン・ショック、欧州債務危機、東日本大震災…。それらによるスポーツカーの終焉、環境意識の高まり、日本以上に厳しい欧州の規制…。

そんな中で、ランエボは目も当てられない販売台数だったといいます。
予てより芳しくないとは聞いていましたが、昨年一年間の売り上げは、まさか621台とは……。




益子修社長は三菱商事出身の元銀行員であり、車には興味がない。
むしろモータースポーツやスポーツカーが大嫌いと公言して憚らない人です。
現行の開発スタッフのことも、チームを解散させて各方面へ散り散りにさせたといいます。

採算割れが続く三菱自工は、三菱財閥の中でもお荷物的存在だというのが、もっぱらの評判です。
だから経営再建のためには、尚更非情に徹する必要があったのでしょう。車には何の思い入れもないビジネスマンでなければこの危機は乗り越えられないとの、長老たちの判断だったのでしょう。
しかしそれが、益子社長にすれば左遷人事に等しく、益々やる気が出てこないのかも知れません。

ランエボにとっては、世の中だけでなく、そんな社内環境さえも逆境でした。
支えてくれるのは英国市場のみ。
三菱、英国でランエボ究極仕様(`・ω・´) b 2Lで440ps! 845万円!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年3月28日)


普通なら即座に打ち切りにするところですが、年間たったの621台しか売れないにも拘わらず、それでも生産を続けていたのだから、むしろ良心的です。責める理由などありません。
或いは、社内でも、三菱のイメージリーダーだからと懸命に益子社長を説得していた社員がいたのかも知れません。たとえ赤字になっても、造り続けることに意味があると。


正直、海外向けならまだしも、こと国内向けに限っては、現在の三菱車には心踊らされるものを感じません。
かつて「つまらない大人になっていないだろうか?」と問いかけていた三菱自身が、今ではつまらない大人になってしまった。


勿論それは、それほどまでに経営が苦しいからであり、仕方ないのですが。
何しろ、旗艦車種であるはずのディグニティプラウディアが、それぞれY51型シーマと同フーガのOEMとなってしまったことからも明らかなように(蛇足ながら、OEMそのものを否定したいわけではないので、念の為。現に僕もOEM車に乗っています)。
きっと、財閥でなかったら、今頃外資に買収されて根こそぎ奪い尽くされていたことでしょう。今の日産自動車のように。


ですがそのせいで、ここへきて悪循環に陥っていやしないかと、疑問が頭をもたげてきます。

PHEVTC-SSTに見られるように、技術者のレベルはむしろ高く、先見の明もある。


にも拘わらず、肝心の経営陣が駄目すぎる。
折角の技術を活かさず、車屋としての本分を忘れ、ビジネスライクな官僚体質で、保身や隠蔽や派閥といった社内政治が得意。どんなに組織が腐ろうとも、どんなに顧客やファンから失望されようとも、自分自身の保身のほうが大切。「まずは良い車や楽しい車を造って、売ろう。そうすれば数字は自ずと付いてくる」と考えるのではなく、始めから利益ありき。現場やディーラーへ自ら下りず、上がってくる報告書に書いてある数字しか気にしていない。

そうでなくとも、待てど暮らせど新車が一向に発表されず、かと言ってマイナーチェンジや年次改良を頻繁にするでもない。
心躍るものが全く感じられません。

そもそも、財閥内へ回す分だけで充分賄えるので、一般ユーザーへ積極的に売り込む必要がなく、それがやる気のないセールスに表れているように思えてなりません。

助けて、三菱自動車の車が売れない
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年1月7日)
三菱自動車「早くまともな正常な企業に戻りたい…」
 (同、2013年11月6日)


或いは、財閥という体質のせいで、動脈硬化を起こしているのでしょうか。
自工を助けるために、同じ財閥の重工や商事や電器が株を買って支えたそうですが、そのせいで車に興味のない人間の言うことを呑まざるを得なくなったのかなと。




しかし、ランエボはⅩで一旦は歴史を終えるものの、Ⅺからはハイブリッドカーとして復活する計画があるようです。

【レポート】三菱「ランサーエボリューション」が生産終了 でもハイブリッドで復活?
(autoblog、2014年4月3日)

三菱「ランエボ」の生産終了が決定…ただし【ハイブリッド】の【プレミアム】モデルで復活?
(Ethical & LifeHack、2014年4月7日)





そういえば、そんなコンセプトを有したスーパーカーが、最近続々と出てきています。


フェラーリ ラ=フェラーリに…、


マクラーレン・オートモーティヴ P1に…、


ポルシェ 918スパイダーに…、


本田技研工業 NSX(二代目)に…。

いずれも、ハイブリッド技術を搭載した、ハイパフォーマンスカー。
ランエボも、そんな時代の波に乗るのでしょうか。




折しも三菱自工は、6月25日以降、相川哲郎新社長のもとで体制を一新するといいます。

三菱自動車社長に相川常務が昇格 4月1日付、元三菱重工社長の長男
 (msn産経ニュース、2014年1月31日)
三菱自動車、6月から社長に就任する相川哲郎氏が会見  初代「ギャランΣ」に感銘を受けて入社した新社長誕生へ
 (Car Watch、2014年2月7日)


何やら、経歴を見れば見るほど、車屋の親分として相応しいような…。
経営再建の目途が立ってきたので、車屋としての本来の姿に立ち返るという意味を込めての、人事だそうです。



今、最も三菱らしい車というと、アウトランダーPHEVが真っ先に思い浮かびます。

相川体制では、そんな電子制御エコSUVを中心とした、現在の世界の主流である小型SUVに注力するそうです。
ランエボの刷新予定も、その影響なのでしょうかね。


今や、エコカーでありながら走行性能を自慢する車は、徐々にではありますが増えてきています。
ランエボも復活した暁には、そんな車になるのでしょうか。文字通りの「エボリューション(進化、革新)」です。
それまでの暫しのお別れです。

Posted at 2014/04/09 00:10:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | スポーツカー | クルマ
2012年11月13日 イイね!

スポーツカーの次なる段階はエコ

スポーツカーの次なる段階はエコ【レポート】開発責任者の多田氏が英メディアに示唆!? 「86」にKERS搭載の可能性
(autoblog、2012年11月8日)



以前から、トヨタ自動車 86(ハチロク)(DBA-ZN6-A2)にはターボモデルが発売されるという、願望に基づく噂が流れていましたね。
確かに、試乗してみた感じ素性は中々良さそうだったから、過給器で武装すればかなりのものになるだろうとは思いました。
機械に詳しい人がエンジンを見て、過給器が容易に後付け可能な設計になっているとの指摘も、それを後押ししました。

しかし蓋を開けてみれば、確かにTRDからスーパーチャージャーキットが発売されるものの、ターボモデルを公式に発売する計画はきっぱりと否定。
言われてみれば確かに、86&BRZは、「軽くそこそこの車格を、程好い排気量と自然吸気NAだけで操る」のがコンセプトでしたね。過給器や電子制御や大排気量に頼っては、折角の持ち味が損なわれてしまいます。

それよりも、新型ワゴンRで注目を浴びた「運動エネルギー回生システム」を搭載するモデルの可能性が、現実味を帯びてきました。
確か、トヨタはプリウスにも搭載していたと思います。
スポーツカーといえどもエコですね。しかし、86はエコカーへ舵を切りたいのではなく、よりスポーツ走行に特化するためのエコ装置です。エコカーと同じ装置を積もうとも、込められた思想は全く異なる。




ホンダが車格と特性に合わせた3つのSPORTS HYBIRIDシステムを発表!!
(autoblog、2012年11月8日)



同様に、本田技研工業もまた、「エコカーでスポーツカー」という相反する車の開発に余念がありません。
こちらは、CR-Z(DAA-ZF2)というエコなスポーツカーを真っ先に作ったという実績があり、その後もハイブリッドエンジン搭載車種を次々と拡充しており、他社とは一日の長がありますね。
ホンダはハイブリッドエンジンを主軸に、更に、運転状況やバッテリー残量に応じて、内燃機関・モーター・ハイブリッドと、三種類の駆動方式を使い分けるそうです。7DCTも組み合わせれば、最強でしょうね。




エコカーとスポーツカーは相反する車種であり、しかし環境保全への世界的な関心の高まりと、何より車社会の飽和状態から、スポーツカーは虫の息でした。
そこへ、時代に適応することで新たな姿に生まれ変わったスポーツカーが、続々と生み出されています。
それは時代に迎合したのではなく、スポーツカー嫌いな人に媚びたのでもなく、よりスポーツカーとしてあるべき姿を求めた結果。近年の欧州製コンパクトカーが、モアパワーのためでなくエコのためとして過給器を取り入れているのと、やり方も方向性も違えど発想自体は同じです。
これからのスポーツカーが生き残る道の一つであると同時に、新たな段階へ進化したということでしょうね。
Posted at 2012/11/13 23:58:25 | コメント(0) | トラックバック(6) | スポーツカー | クルマ
2012年10月28日 イイね!

各社86&BRZの波に乗るか

各社86&BRZの波に乗るか日産シルビア復活、2015年発売 ベンツと共同開発
(ピカピカニュース2ch、2012年10月22日)



ふ~ん、あの日産自動車がねえ…。
いえ、別に日産アンチじゃありませんが、ゴーン体制以降はあからさまに欧州製高級車を意識しすぎていて、全体的に大型・大排気量・高価格・高級になっており、すっかり遠い存在になっちゃったんですよね。
庶民が気軽に買える日産車というと、他社からOEMした軽自動車だけという。

GT-R(DBA-R35)はもはやスーパーカーとなり、フェアレディZ(CBA-Z33以降)やスカイラインクーペ(DBA-CKV35以降)はスポーティな雰囲気のする高級GTカーとなり、程好いヒエラルキーのスポーツカーが、日産では絶滅して久しいです。
だからその間を埋める存在としての、シルビア復活なのでしょう。そしてそれを後押ししたのが、トヨタ自動車 86(ハチロク)(DBA-ZN6-A2)&スバル BRZ(DBA-ZC6)の成功だと。


そうは言うものの、現在の日産の社風を考えると、次期シルビアは例によって絶対200~300万円じゃ収まらないのは明らかですし、例によって変に欧州製高級車を気取ったものになるんでしょうね。

現にコンセプトカーのデザインからしてが…(ノ∀`)
フェラーリですか? ポルシェですか? アストンですか? マゼラーティですか?


シルビア復活自体は嬉しいのですが、何だか素直に喜べない気分。




【レポート】「BRZ」「86」に白旗!? 三菱自動車の社長がスポーツクーペの開発を否定
(autoblog、2012年10月26日)



片や三菱自動車工業は、GTOFTOエクリプススタリオンの復活はありえないと明言(´ω`)

まあ確かに、アメリカンマッスルカー的な重厚長大スポーツカー作りが得意だった三菱においては、ライトウェイトスポーツカーはほとんど未知の領域でしょう。
今更新分野に参入したところで86&BRZの牙城に食い込むことは容易いことではないでしょうし、だったらこのビッグウェーブに乗るよりも、今あるランサーエボリューションⅩ(CBA-CZ4A)ギャランフォルティス(CBA-CY4A/DBA-CY6A)といった大艦巨砲主義的スポーツセダンを大事に育てていきたいという思惑があるのでしょう。
それと、益子修社長自身が、そもそもスポーツカーが嫌いだとかw

或いは、ヒョンデ・モーター ジェネシスクーペが事実上の三菱製なので、あれを21世紀に甦った三菱のスポーツクーペと割り切って乗るという手も。
只、それでも韓国車なので些か不安材料はあり、何より気持ちの問題が…(ノ∀`)


今ある資産の有効活用という観点なら、個人的には、ミラージュ(DBA-A05A)に往年のスポーツグレード「サイボーグ」を復活させて欲しいですね。
元々が小型軽量なので、何とかホットハッチに転用し、6月1日に生産終了した最後の純国産コンパクトカー・コルト・ラリーアート・ヴァージョン-Rの後継になってくれればなあと。




前回の日記ではビート復活を取り上げましたが、本田技研工業と日産と三菱とトヨタ、各社のスポーツカーに対する価値観の違いが浮き彫りになった格好です。
Posted at 2012/10/28 13:02:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | スポーツカー | クルマ
2012年09月12日 イイね!

オーリス見学

またしても前回の日記の続きです。


2日日曜日、TAINAIカスタムカーミーティング2012のデイイベントを後にしたら、新発田市へぶらりとドライブがてら遊びに行ってきました。
その際、8月20日にモデルチェンジされた、トヨタ自動車 オーリスを見学してきました。

先代にあたる初代モデルは、いかにも万人受けしそうな自己主張の少ない柔和な顔立ちや、実用車的な5ドアハッチバック、個性的というより特徴的すぎる内装デザイン、分かりやすい表面的な豪華さなど、正直あまり好みではありませんでした。
それが今度の二代目では様変わりしました。新たに「スポーツハッチバック」をコンセプトとし、若々しく、スポーティに、シンプルに。欧州車的な風味も散見されます。
初代後期型に設けられたスポーティグレード「RS」が健在であり、6MT設定も引き継がれており、全グレードで外装色が豊富であり赤や青があるのも好印象。
そして何より、ネット上で大顰蹙を買っている例のCMのせいで、逆に興味が沸いてきたというのもありますw ……はっ!炎上マーケティングに、まんまと乗せられた!?Σ(゚Д゚|||)





今回お邪魔させてもらった、ネッツトヨタ新潟株式会社 新発田店です。



展示車は、150X“Sパッケージ”、外装色はレッドメタリック、駆動方式はFF、型式はDBA-NZE181H-BHXNK-S。

先代とはイメージを刷新しました。柔和だけど没個性な顔立ちから一転、「キーンルック&アンダープライオリティ」と名付けられた、怜悧で精悍で引き締まった顔立ちに。
この二代目から「スポーツハッチバック」をコンセプトとしたのは、4月27日でブレイドが生産終了したので、その後釜とするためなのでしょう。
元々オーリスが担っていたプレミアムハッチバックの座は、既にレクサス CT200hがあるので、尚中途半端な存在になってしまったというのも、理由の一つではないでしょうか。
そしてこの路線変更によりトヨタのミドルサイズ5ドアハッチバックは、高級なCT200h、スポーティなオーリス、普及車のアクアと、一通り揃ったことになります。

CMや公式ウェッブサイトでは、後部デザインが推されています。
確かに、前部よりも、この車の存在感や立ち位置や志向性が、或る意味分かりやすいです。新型アウディ A3・スポーツバックというか、4日に発表されたばかりのフォルクスヴァーゲン ゴルフⅦというか、BMW 5シリーズ・ツーリングというか、オトモビル・スィトホェン DS5というか、アルファ=ロメオ・アウトモビレ ジュリエッタというか…。
世界中の車の激戦区である、欧州市場向けCセグメント5ドアハッチバックというのを、強く意識しています。



内装。
この150X“Sパッケージ”では、標準ではブラックメタル調インストゥルメントパネル、メーカーオプションで本革インパネと上級表皮シートが選べます。

豪華さが推されていた初代に対し、二代目はスポーティ且つシンプルです。
スイッチ類は少なく、余計な装飾は抑えられ、メーター類は大きい。
配置自体は左右対象ながら、運転席を強調したデザイン。
個人的にはこういうのが落ち着きます。

変速機は全てマニュアルモード付きCVT、180Gにはパドルシフト付き。RSでは6MTも選択可能。
ただ、シフトノブ位置は少々遠いので、MTでの運転はやや苦慮しそうです。操作性という意味でも、ヨーロピアンスポーツハッチバックを味わうという意味でも、案外パドルシフト付きCVTのほうが面白いかも分かりません。



“Sパッケージ”は青い大型メーターによる二眼式で、ダッシュボード左右のエアコン吹き出し口と併せてシルバーリングで縁取り。その間にはマルチインフォメーションディスプレイ。
こちらもスポーティ且つシンプルです。
一般グレードは黒い三眼式で、速度計が中央にあって大きめ。

ステアリング形状も思いの外小さく、グリップは太めで、気分が高まります。



前席。
特に何もせずとも、ドライビングポジションがぴったり決まります。全高で55mm、着座位置で40mm、それぞれ先代より低くなったとのことであり、そのせいか安心します。
形状こそ一般的ですが、造りはしっかりしておりウレタンは適度に硬く、しっかり体をホールドしてくれ、しかし日常使用での動きを妨げないものになってます。

センターコンソール自体は低く、サイドブレーキを跨いだ助手席側にカップホルダーが縦に二つ、後端には実用的なコンソールボックス。
これは蓋が前にスライドし、より肘掛として実用的です。



後席。
可倒式なのでどうしても平坦になるのは、仕方ないですね。座り心地も、決して薄っぺらくはないのですが、ホールド性とは無縁ですし。
中央席にもヘッドレストが完備されているのは良いのですが、実質的には子供用となる以上、位置をもっと下げて欲しかった。
その中央席は、背もたれの部分が倒れて、カップホルダーを平行に二個備えた、リアセンターアームレストとなります。
3ナンバーで5ドアだけあり、後席も広いです。前席のシートバックが抉られているので、足元も窮屈な感じはありません。



この車の目玉、真後ろ。
本当に欧州車みたいですね。
リアバンパー真下はディフューザーを思わせる形状とブラックアウト処理により、スポーティイメージ。
全グレード共通デザインですが、どうせなら、RSでは本当にディフューザーにして欲しかった。


リアハッチ開放。
トヨタエンブレムの下が抉られており、そこに手を入れてセンサーに触れると電気ロックが解除され、後は手で大きく開けます。トノカバーもワイヤーで吊るされており、連動して開きます。
大きく開くものの、その過程で体にぶつかりそうになることはなく、これなら狭い場所でも安心です。


更に後席を倒します。
ほとんどフルフラットになります。トノカバーも外せば大きな荷物も積めるばかりか、車中泊もできそうですw
勿論、タイアを4本積んでサーキットに繰り出すのも容易です。



帰りはパンフレットをもらってきました。
オプションパーツカタログやカーナビカタログだけでなく、試乗会案内状や、粗品の練り歯磨き粉(サンスター GUM)まで頂いちゃいました。
特に試乗会は行きたかった。15日午後に胎内スキー場近くの広場を貸し切り、オーリスや86(ハチロク)の6MTモデルを用意し、クローズドコースでがんがん攻めた走りを体験できるのだとか。
仕事じゃなければ…! 或いは午前だったら…! 。・゚・(ノД`)・゚・。ウワーン




色使いという点では、8月25~26日の「キャラホビ2012 C3×HOBBY」で展示された、MS-186H-CA シャア専用オーリスCONCEPTのほうがより好みですね。
赤いインパネ、黄色い線の入ったステリングホイール、黒いサイドミラー、カーボン調ダイノックシートが貼られたルーフ、黄色いブレーキキャリパー…。
こういった、ガンダムと関連付けてそれ系のイベントでお披露目するという宣伝方法も、若者はおろかアキバ系へのアピールを試みているんだろうと思われます(もっとも、ファーストガンダムに思い入れがあるのは中年層でしょうけどw)。

対象年齢をぐっと下げ、高級感よりもスポーツ性を打ち出してきた、二代目オーリス。
幾つか惜しい点は散見されるものの、そこはマイナーチェンジで何とかしてもらうとして、素性自体は中々良さそうです。
200万円台で買えるのも魅力的であり、何より6MTがあるのが嬉しいですね。
RSはRS“Sパッケージ”に比べ、オプションは少なくホイールカバー付きスチールホイールなど、純正そのままでは激しく微妙ですが、これはオーナーによるカスタマイズを想定しているのではないでしょうか。86とも相通ずるものを感じます。
Posted at 2012/09/12 13:34:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | スポーツカー | クルマ

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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