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2014年01月24日 イイね!

ハスラー見学

ハスラー見学20日月曜日は、スズキ ハスラーの見学に行ってきました。
以前から注目していたこの車。実車に触れられるのをずっと心待ちにしていました。

スズキ「ハスラー」発表直前:【N-ONE】以上の【デザイン&アウトドアオプション】!【カタログ】公開!
 (Etical & LifeHack、2013年12月24日)
スズキ、まったく新しいジャンルの新型軽自動車「ハスラー」発表会
 (Car Watch、2013年12月25日)



「今までなかった新ジャンル!」と銘打っているものの、往年のKeiの再来に等しいですよね。
目新しさの中にも懐かしさを感じるのも、気になる理由です。

今時の軽自動車は、省燃費や、ミリ単位での室内や荷室の空間や、乗り降りのしやすさといった、街中の短距離を苦慮無く移動するためのシティコミューターに特化したものが中心です。
それはそれで結構なことですし、軽本来の使い道とはそういうもの。
でもそれだけに、一事が万事右へ倣えで、魅力に乏しくなってきたのも事実。少なくとも、個人的には。
収斂進化というか、コモディティ化というか…。
どのメーカーのどの車を買っても同じ。外れがない代わりに、代わり映えもしなければ有難味もない。当然、所有欲も満たされない。

そんな中にあって、(N-ONEもそうですが)個性を訴えるこんな車は、もうそれだけで貴重です。
個人的にも、Laevateinnだけでは生活に限界を感じるようになってきており、「家族が乗れて、荷物が積めて、冬でも走れる、実用本位の車があればなあ」と思っていました。
ハスラーは、実用本位なだけではない、遊び心があります。個性的な内外装デザインや、豊富なオプションパーツによる拡張性。
しかもそのオプションというのが、よくある豪華装備やエアロパーツではなく、登山や海水浴やキャンプや車中泊に便利そうな、アウトドアレジャーに向いたものが中心。
これ一台があるだけで夢が広がりそうだと思わせます。





今回お邪魔した、スズキ新潟販売 スズキアリーナ新発田です。

ゆっ、雪がない!Σ(゚Д゚;)
たまにしか来ないからというのもあるでしょうが、道路も整備されているし、新潟はいいなあ(´ω`)



こちらが展示車。
グレードはX・スマートフォン連携ナビゲーション装着車、駆動方式は4WD、外装色はパッションオレンジ×ホワイト2トーンルーフ、乾燥重量は850kg、燃料タンク容量は27L、JC08モード燃費は28km/L、変速機はインパネシフトCVT、型式はDBA-MR31S-HBXQ-N《-RN》、標準小売価格は\1,461,000(消費税5%込み\1,534,050)。

SUVミラココアだとか軽FJクルーザーだとか言われていますが、中々に個性的です。
色もありふれたものばかりではなく、確かに他車と共通した塗装が多くを占めるものの、専用に生み出された塗装とその配色があるという、力の入れよう。
丸型ヘッドランプは、パイクカー路線の車に最近静かに流行っているようですが(ミラココア、アルトラパンショコラ、N-ONE)、単純に丸型にするのではなく、オイル缶のキャップのようにも見える歪な外周が特徴です。
箱型をしたボディのシルエットや、軽らしからぬ大径タイアとも併せて、個人的には可愛らしさよりも無骨さを感じます。



フロントドアを開けたところ。
インナードアハンドルにも、ダッシュボードとお揃いの加飾パネルが。いいですねえ。
ドアスピーカーやエアコン吹き出し口やメーターには、ヘッドランプと共通意匠のデザインリングがあしらわれています。内装にもデザインの統一性を持たせています。

全体に渡ってダークグレーの樹脂剥き出しですが、加飾パネルとは質感が変えられており、変化があります。
人によっては安っぽくて嫌だと感じる向きもあるかも知れませんが、この車の場合は、むしろキャラクター性に合っていると思います。
アウトドアレジャー用の車なのだから、下手に上質さや豪華装備や快適装備で固めるべきではない。



前席。
外装をオレンジにすると、シートパイピングもお揃いの色に。他、サマーブルーメタリックやキャンディピンクメタリックでも同様。

形状は、今の軽の流行に違わぬ、平坦なもの。感触は良く乗り降りはしやすいですが、ホールド性はまずありません。
乗り降りのしやすさだけでなく、倒したり寝かせたりとシートアレンジする必要があるから、仕方ないのですが。
それにこの車は、未開の不整地を分け入って突き進む、競技用にも使えるクロスカントリーカーではありませんからね。あくまでクロスオーバーSUVであって、この車が走るのは雪道や砂利道などの、日常生活の中での未舗装路。
だからこれで良いのです。



インストゥルメントパネル。
外装とお揃いの加飾パネルが、たまりません。お洒落だし、欧州製Bセグメント車のようでもあります。
しかし、オレンジ以外は白しか選べないのが不満。せめて専用色である水色とピンクだけでも、シートパイピング同様にこちらもお揃いにして欲しかった。

デザイン自体は単純で、至ってシンプルですが、飽きさせない工夫があります。
インダッシュナビは、スマートフォンを横倒しにしたようなデザイン。これはスズキ軽の共通意匠ですね。
ステアリングもスズキ共通意匠です。Aグレード以外は本革巻きであり、感触は良く、太いので疲れにくそう。ステアリングスイッチも最小限。

収納スペースを増やそうとして無暗に窪みだらけにするでもなく、要所要所に絞って配置しており、カップホルダーは収納式です。
実用性を重んじつつも、美観を損ねないよう配慮されています。細かい気配りの出来るスズキらしさです。
写真には写っていませんが、センターアームレストにも、蓋付きの収納スペースがあります。


その助手席側の収納を全て開けたところ。
水平に開いて1.5kgまで載せられる、インパネボックス。引き出し式のカップホルダー。グローブボックス。
N-WGNのスライドセンタートレイのように、助手席の人が、軽食を食べる際のテーブルとして使えます。これはいいですね。軽はどんな使われ方をされているかを研究したのでしょうか。

空調インパネスイッチは大き目。
最近はタッチパネルが主流になりつつあるようですが、こういうものは運転中でも頻繁に操作するもの。誤操作や、操作に気を取られて事故を起こしては、元も子もありません。
だから原始的な物理スイッチ、それも大き目なのは良いことです。


助手席シートバックテーブル。
運転席に座ったまま、これをテーブル代わりに出来ます。また、後席の人ともこれを挟みながら食事が出来ます。後席と遮るものがないとだけでなく、媒介するものがあるというのは、会話が楽しくなりそうです。
とはいえ、事前に写真だけで見ていた時から薄々感付いてはいましたが、やはり水平にはならないのですね…。これは画竜点睛を欠きます。
(それとも、座面を外せば水平になったのかな…?)



リアドア。
フロントドア以上に安っぽい(褒め言葉)。肘掛も兼ねるインナードアハンドルは、もはや完全なる大型グリップそのものであり、ドリンクホルダーはネット状。
だが、それが良い! タフで無骨な、男の車です。


後席は、思っていた以上に広々!
ワゴンRと車台を共用しており、よって広いFFベースであり、更にそこから車輪を四隅に追いやっている。よって見た目以上に室内空間を広く取れています。
ドアも大きく開くので、怪我人や病人や、両親が老いて体が不自由になったとしても、難無く乗れそうです。

只、前席シートバックに、レジ袋を引っかけられるフックや、簡易な折り畳みテーブル、ないし小物を入れられるネットが備わっていないのが、惜しい。
これだけ広いのだから、簡素でもそれなりの便利アイテムは欲しかった。
(N-WGNにはあったんですけどねえ…。スズキの場合、1ランク上のコンパクトカーのソリオにならないと、付かない。コスト削減なのか安全性なのか)。



荷室。
後席の居住性を確保したために、若干狭いかも知れませんね。
ラゲッジボードをめくっても、その下には工具が隠されており、収納スペースがあるでもありません。荷室の左右の内壁にも、蓋があってその中に収納スペースが隠されているということも、ありません。
この辺は、狭いながらも工夫が見られたN-WGNに劣ります。

A以外のグレードには、ラゲッジフロア(凸モールド状のリブが付いた硬質樹脂製)が装備。
後席をスライドさせても追随し、隙間を目隠ししてくれて(めくると、後席と荷室の間から、シャシが丸見え)、傷から守ってくれます。


荷室右壁面には、電源を取れるソケットが。


天井には、独立したルームランプ。
実用本位で良いですねえ。

内張りも、上のほうは起毛処理された布張りになっており、黒い樹脂製の下半分とは質感が変えられています。
円形カバーで隠されていますが、それらを外すと、様々なオプションに対応したジョイントが現れます。


後席を寝かせたところ。
防水処理もされているので、気兼ねなくどんどん放り込めそうであり、アウトドアレジャーに活躍してくれそうです。
勿論、後席を起こしたまま前席を仰向けに寝かせれば、車中泊にも対応します。マットやカーテンや天井用ネットなどの、そのためのオプションもあるというのだから、想像するだけで楽しくなってきます。



……こういうPOPを見せられると、自分のような貧乏人にも、具体的に買えそうな気がしてくるじゃないか…(;^ω^)
(いや、買えることは買えるんだけど、停める場所と、何より維持が…)



カタログ(中)とオプションカタログ(右)だけでなく、一ヶ月前にもらっていたティザーカタログ(左)と。




デザインは個性的で、変に高級感を追わずに道具感を追求しており、オフロード走破性があると言ってもそれほどハードではない程々さがあり、所帯じみた実用性というよりは遊びに活躍してくれそうな意味での実用性があり、これに乗れば生活が楽しくなりそうと思わせるオーラがあります。

開発陣はミニ・クロスオーバーを参考にしたと公言しており、良い意味での影響を感じます。
先月の東京モーターショーに参考出品されたハスラークーペに至っては、殆どミニ・ペースマンですからねえ。

長らく途絶えて久しかった、楽しい軽の復活です。
Posted at 2014/01/24 23:38:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軽自動車 | クルマ
2014年01月18日 イイね!

大衆車の興亡

大衆車の興亡タタモーターズ、 20万円カーの「ナノ」に上級仕様キタ(゚∀゚)!!…販売価格は倍額の40万円!!!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年1月15日)



ジャギュヮー・カーズとランドローヴァーを傘下に収める、インドのタタ・モーターズ。
そこの大衆車「ナノ」に、上級グレードが追加されたとのことです。


ナノ発表当時は、世界中が衝撃を受けました。
軽自動車並みの小さな車体。大人2人と子供1~2人を乗せることを想定した、ぎりぎりの居住性。コストダウンや軽量化のために、極限まで省かれた装備。
潔いを通り越して、冷徹なまでに割り切った造り。
それにより、当時の為替相場にして、日本円で28万円という驚異の安さを実現。
それが、「ヒンドゥー教」「ガンジス川」「インダス文明」「ムガール帝国」「東インド貿易会社」「マハトマ・ガンディー、ネルー首相」「モヘンジョ・ダロ、タージ・マハル」「牛社会」「土間に座ってカレーとナンを手掴みで食べる」「カースト制度」というイメージの発展途上国から発売された。

ナノは、それまで人力車や原動機付き三輪車や牛車が移動手段だったインド大衆の生活を、格段に豊かにしました、
英国車ブランドの買収といい、インドの成長振りを如実に表した車です。「もう発展途上国とは言わせない」という決意に似たものさえ感じます。


そのナノに、より高額で、より大馬力で、より豪華装備で、より外装色の豊富な、上級グレード「ナノ・ツイスト」が追加されます。
それはつまり、ナノは「全てのインド人にカーライフを満喫させる」という役目を、そろそろ終えつつあるということを示唆します。
当初の目的は達成されたので、次なる段階として、人々をより上位のカーライフへとステップアップさせることを目的として生まれた車です。
インドのモータリゼーションの成熟を見るようです。




何だか、スズキ アルトの歴史と重なって見えるものがあります。


アルトもまた、高度経済成長期において、必要最低限のサイズとパッケージングと価格により、日本社会の隅々にまでモータリゼーションを普及させた、歴史に残る名車です。
そんなアルトも、今のナノ同様、時代の変遷に併せてその姿を変えていきます。豪華になり、大きくなり、出力が上がり、高額化し、ウォークスルーバンやワークスやラパンなどの様々な派生車種が誕生し…。

そして、今や大衆車のフラッグシップは、ワゴンRに交代しています。当のアルトは、超エントリーモデルとしてひっそり生き永らえているのみ。
尤もこれがよそのメーカーだったら、ワゴンRに注力するためにアルトを絶滅させるところですが、細々とではあっても未だに生産を続けているところに、良心を感じます。
ブランドとして大切にしていることの表れです。

正に、スズキが貧乏人のためを思って造ってくれた車
僕もキャラが無かったら、アルトワークスを第三候補に考えていました(因みに第二候補はカプチーノ)。


アルトエコが売れない (´;ω;`)
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年2月25日)
スズキ、「アルト エコ」がガソリン車トップの燃費35.0km/Lを達成!!
 (同、2013年11月24日)


燃費競争に明け暮れる昨今にあって、それでも販売台数は芳しくないというのは、アルト自体がシンプルすぎてベーシックすぎて商品力が低いのもあるでしょうが、何よりモータリゼーションの普及により役目を終えつつあるということを意味します。
アルトの販売低迷は、もはやアルトを必要としなくなるまでに日本の車社会が成長を遂げたということであり、或いは喜ぶべきなのかも知れません。

そしていずれ、「インドのアルト」たるナノも、同じ道を辿るのでしょうね。
Posted at 2014/01/18 23:59:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軽自動車 | クルマ
2013年11月29日 イイね!

二代目ハスラー

二代目ハスラー現在開催中の「第43回 東京モーターショー2013」は、前評判通り盛り上がっている様子ですね。
リーマン・ショックや欧州債務危機を何とか乗り越え、日本車メーカーは世界で躍進して再浮上しつつあります。それが、現在盛り上がっている根本要因なのでしょうね。
久々に、わくわくするイベントです。
遠いし時間もないので僕は行けませんが、暫くはそれに因んだブログを書いていこうと思います。




スズキの新型軽自動車「ハスラー」が意外とカッコ良いと話題
(乗り物速報、2013年10月29日)

スズキの新型軽SUV「ハスラー」は【ダサカッコいい】デザイン!なんと燃費30km/Lか?
(Ethical & Lifehack、2013年10月31日)
スズキの新型軽SUV「ハスラー」が【カッコイイ】!【実車画像】【カラー】公開!【12/24】発売!
(同、2013年11月27日)

【新車情報】超話題の新型軽SUVスズキ『ハスラー』値段も安いが装備も最強!絶対欲しくなってしまう10の魅力徹底解説
(ROCKET NEWS 24、2013年11月23日)

【東京モーターショー2013】スズキの新しい"軽クロスオーバー"、「ハスラー」は12月24日発売!
(autoblog、2013年11月28日)



中でも僕が一番気になっているのは、S660でも次期コペンでもなく、実はこれです。

これはコンセプトカーではなく、既に市販化が進んでいるとのこと。
最初に発表された当時は、随分現実的なデザインや使い勝手だなと思っていたら、そういうことだったのですね。
既に公式サイトも開設されています。


一見するとFJクルーザーのようであり、角ばった車体に丸型ヘッドランプの組み合わせはアルトラパンショコラやミラココアのようでもあり、内装をぐるりと取り囲む加飾パネルはMRワゴンのようでもあり…。
ハスラークーペのほうは、ミニ・ペースマンを思わせます。実際、開発陣は、ハスラーはミニ・クロスオーバーを参考に造ったのだとか。
車台はワゴンRと共用というのは、意外でした。でもスズキ軽では最も流通しているでしょうから、考えてみれば妥当な線ですね。


デザインも個性的で好きなのですが、今流行りのクロスオーバーSUVを、軽でも実現したというのが衝撃的ですね。
スズキには、本格的なSUVとして、ジムニーやエスクードがあります。しかしそこまで過剰なものを求めておらず、「主な使い道は街中の舗装路で、たまに未舗装路や雪道を走る程度」という向きには、もう少し緩く乗れる車が望ましい。
そんなときに、クロスオーバーSUVは、打って付けです。

クロスオーバーSUVは実質「SUVの形をした高級ミニバン」ですが、このハスラーには、まだSUVの香りが残っています。
事実、雪道での制御を手助けしてくれる安全装備が搭載されるとのこと。コンクリートジャングルをゆったり流すよりは、もう少しSUV的な使われ方を想定しているのでしょうね。そして何より、軽を主に乗る人はどんな地域に住んでいてどんな使い方をしているのかを、調査した結果なのではないかと。
僕は雪国の人間でありながら冬の運転が苦手なので、大助かりですw

スズキにはKeiという、クロスオーバーSUVの先駆けとも言うべき車が、かつてありました。
ハスラーは、その復活のようにも感じます。だから懐かしさすらあるのですよね。

因みに、初代ハスラーは、モトクロスバイクだったといいます。
名前を受け継いだこの車も、ちゃんとオフロード対応という辺りに、単なる使い回しではない、名前への愛があります。


使い勝手も、今のトールワゴンによく見られる、お母さんが喜びそうな所帯染みた使い勝手ではない。
勿論、今の軽ではもはや定番となった、収納トレイやフルフラットシートやドリンクホルダーは常備されています。しかしそれ以上に、アウトドア感覚の強い、無骨な使い勝手を想起させるものです。

防水のための樹脂被覆が剥き出しで、水や泥や雪が付いたまま放り込んでも平気そうな、荷室。更に、アタッチメントを使用することで、スノーボードなども壁面に取り付けられるとのこと。
大きく、どこを掴んでも、手袋をしても、確実に開閉できそうな、インナードアハンドル。
Keiだけでなく、エレメントやエクストレイルにも相通ずるものがあります。SUVはこうでなくては!
どちらも良い車だったのに、前者は北米専売となり、後者はデザインはおろかコンセプトすら変わるとか…。だから尚更ハスラーは貴重な存在となりそうです。


メーターが単眼式というのが、個人的には不満ですね。
今の時代性能が上がったから、殊更に回転計は必要ないのでしょうが、やっぱりあったほうが雰囲気が高まるというもの。
5MTも、低級グレードのみ、しかも自然吸気NAのみというのも。たとえ試乗コースではNA&CVTで充分に感じても、やっぱり生活圏においては、ターボ&4WDは必要です。そこへMTが選べないのは寂しい。
内装パネルも、橙色以外では白一択というのも。ここはFJクルーザーやザ・ビートルのように外装色とお揃いにするか、或いはコストとの兼ね合いで厳しいのならオプションで好きな色が選べるようにして欲しかった。


発売は12月24日。
これも話題作りの一環として、明らかに狙っています。既に存在する車種のモデルチェンジなどではなく、全く新しい車種だから失敗するわけにはいかないのは分かりますが、それにしても狙いすぎですw
売る気満々です。
考えてみれば、他社含めて最近の軽にはこういった車種はなかったので、これは或る意味「スズキの新作が常識を超えてやって来た(←キャラのキャッチコピー)」と言っても過言ではないかも分かりません。
鈴菌としての面目躍如です。


ファーストカーとして欲しいなあ。
Laevateinnを延命させるためとして、またLaevateinnでは不可能な使い方をするためとして。

どこかに、気のいいサンタさんはいないかなあ…。
     ____
    / ⌒  ⌒  \
  ./( ―) ( ●)  \
  /::⌒(_人_)⌒:::::  | チラッ チラッ
  |    ー       .|
  \          /
Posted at 2013/11/29 23:30:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 軽自動車 | クルマ
2013年11月24日 イイね!

N-WGN見学

N-WGN見学今日は、10月21日情報解禁・今月20日実車発表・22日販売開始された、本田技研工業 N-WGN(ワゴン)の見学に行ってきました。

Nシリーズ、中々充実してきました。
トールワゴンのN-BOX、道具感に特化したN-BOX+、懐古調デザインながら質感高いN-ONE…。
そしてこのN-WGNは、Nシリーズにおけるベーシックモデルと銘打たれています。
当初はライフ後継と目されていましたが、実際にはライフとゼストの統合みたいです。





今日お邪魔した、Honda Cars 新潟 南店です。



こちらが展示車。
グレードはG・Aパッケージ、駆動方式は4WD、外装色はカトラリーシルバー・メタリック、乾燥重量は870kg、燃料タンク容量は30L、JC08モード燃費は26km/L、一律インパネシフトCVT、型式はDBA-JH2、標準小売価格は\1,190,477(消費税5%込み\1,250,000)。

奇をてらわない、個性や特徴を削ぎ落とした、プレーンなデザインが魅力です。ベーシックモデルだというのを、見た目からして主張しています。
Nシリーズの伝統である、直線と平面で構成された角ばったデザインは、安定感があります。
フロントグリルがなく、グリルがあるべき場所をピアノブラック調の板が塞いでいます。現行のホンダ共通フロントデザイン「Exciting H Design!!!」に与していることを思わせます。
側面を、ヘッドランプからテールランプまでプレスラインが一直線に繋がり、その溝の中にアウタードアハンドルが配置されています。N-ONEやFIT3にも相通ずるアクセントです。
N-ONEとは異なり、Aピラーの中央ほどの辺りから、ピラーバーが垂直に生えており、三角窓を形作っています。

展示車が入ったばかりであり、第43回東京モーターショー2013と同時発表というイベント性もあり、お店にはこれを見学に来る人でごった返していました。
試乗車はないのかと訊く人も絶えません。



車内は、Nシリーズ共通のテイストです。
大きく開くドア、目に優しい色使い、ホールド性こそないものの弾力も座り心地も上々なシート、操作性の良さそうなインストゥルメントパネル、各部に設けられた実用性の高そうな収納ギミック…。
N-ONEの場合はコストカットなのか蓋がない部分が多かったのですがw、こちらにはちゃんとあり、美観も防犯もばっちりです。

デザインに関しては、ライフ(DBA-JC1後期型、CBA-JC2後期型)と共通となっています。正にライフ後継です。
当初噂されていたのは、「N-WGNはライフとゼストの統合であって、ライフは現行型を以って終了」というものでした。
公式サイトを見れば今でも生産中ではありますが、いずれ本当にライフの名が途絶えたときは、N-WGNがライフの跡を継ぐ存在になるんでしょうかね。
…微妙にスペーシアっぽいような気もしますがw



エコノミーカーということで回転計はありませんが、「カスタム」グレードにはちゃんと付くようです。


全ハッチ展開。
グローブボックスは言わすもがな、足元のセンターコンソールボックスにも蓋があります。
蓋はないもののステアリングコラムの真下にも、小物入れとなる窪みがあります。インパネボタンの真上にも、携帯電話やスマートフォンやデジカメを軽く置ける窪みが。
面白いのは、スライドセンタートレイ。ここに小物を置いておけば、運転席から即座に取り出せます。弁当やハンバーガーといった軽食も置けますね。
何となく、日常生活が楽しくなりそうなイメージが湧いてきます。

この車両には付いていませんでしたが、メーカーオプションでは、センターアームレストがそのまま蓋付き収納箱になるものもあります。



後席。
リアドアはかなり大きく開き、子供やお年寄りでも、また体を痛めて不自由になっても、難無く乗り降りできそうです。

そして座った感じは、かなり広いです!
N-BOXのように頭上が高いというよりは、前後の空間が広々としています。数値上はN-ONEと大差ないのかも知れませんが、このサイズでこの開放感が味わえるとは思いませんでした。
目一杯前へスライドさせても、まだ余裕です。

シートスライドは、N-BOXやスペーシアのように、左右別々ではないのですね。ムーヴ系のように、左右一体スライドです。
足元には、左右一体の、大型トレイがあります。靴は勿論、傘などの長尺物を寝かせて置きっぱなしにできます(←「88th仙台・泉ヶ岳ミーティング」で懲りたので、そういうところに目が行くw)。

前席のバックレストにはネットが張り付けられており、雑誌やスマートフォンなどを入れられるポケットとなっています。



荷室。
後席の広さを確保するために、流石に狭いです。でも数値上では、ベビーカーを立てて載せられるとか。
つまりこれは、子育てが始まったばかりの世代を中心に据えた車なのですね。

ダンバーは1本なのですね。大丈夫なのだろうか。
コストダウンを感じます。


狭い代わりに、トノカバーをめくると、更に収納スペースが。
そしてこれがまた深い!
今の車はスペアタイアがなく、パンク修理キットを積んでいるから、軽量化とスペース拡大に成功しているんですね。


後席のバックレストの両端には、吊革状の紐が生えています。それを引っ張りながら操作することで、バックレストを倒せます。
後席中央ブロックにも同じような吊革が生えており、こちらも同様に引っ張ることで、シート全体を前へスライドできます。
それら全ての操作は荷室から行えるのが、便利ですね。

ですが段差があり、完全に平滑にはならない模様。
N-ONEのような、バックレストを立たせたまま座面のみを跳ね上げるという使い方も、出来ません。
つまり、それほどまでの過剰な使い勝手やシートアレンジを求めていない層へ向けた車なのでしょうね。


その代わりと言ってはなんですが、前席を目一杯前へスライドさせ、ヘッドレストを外してバックレストを目一杯寝かせると、ベッドのように使えます。
布団を持ち込めば車中泊だw



マフラーは、例によって、わざわざ真下を向いています。
これなら荷物の出し入れの際に、汚くて臭い排気ガスが足に当たることもないでしょう。

助手席の辺りに見える黒っぽい箱が、燃料タンクでしょうか。
このセンタータンクレイアウトのお蔭で、N-ONEの走りは見た目によらない重厚なものでした。このN-WGNにも期待が膨らみます。



N-ONEと共通の、S07A 直列3気筒DOHC“EARTH DREAMS TECHNOLOGY”エンジン。
軽でありながらF1の技術者が造った、鳴り物入りです。
エンジンだけでなく、この車そのものの開発・生産・販売が、全て鈴鹿製作所で一括して担っているとのこと。ホンダの本気度が表れています。

ホンダ、鈴鹿で軽自動車を生産---次世代技術を構築へ
 (Response.、2010年7月20日)
【ホンダ N-WGN 発表】すべてを鈴鹿で行う“SKI体制”第一弾
 (同、2013年11月27日)
【ホンダ N-WGN 発表】開発責任者「SKI体制でかなりコストダウンできた」
 (Response.+、2013年12月3日)




でも、タイアハウスの中は、冬に乗れば一発で錆び付きそうです。
金属が剥き出しで、プラスチックでのカバーが最小限しか付いておらず、あちこちコーキングだらけ。
多分防錆コーティングは施されるとは思いますが、それでもホンダ軽の足回りは大抵すぐ錆びるというからなあ…。
この辺は、もう少しコストを掛けて改善して欲しいところ。



細部のコストカットが気になるとはいえ、N-ONEより安いのは魅力ですね。
ベーシックだのスタンダードだのを謳っても、高価だったら本末転倒ですからね。



全てのグレードにVSA(ABS、TCS、横滑り抑制装置)が標準装備。
下位のGグレードにはオプションで、他のグレードには標準装備の、あんしんパッケージ(シティブレーキアクティブシステム、前席用エアバッグ、前後席用サイドカーテンエアバッグ)。
今の軽は、「安かろう悪かろう」「貧乏人の車」などでは、決してありません。コンパクトカーと遜色ない品質やデザインや塗装があり、成熟した現代世界に相応しい、軽のデメリットを打ち消す安全装置。




個人的な本命はN-ONE・ツアラーですが、内装のデザインはこちらのほうが好みですね。
それに、奇をてらわないプレーンでシンプルなデザインは、それだけ飽きが来ないので、長く付き合えるということでもあります。

当初は、「車格といいデザインといい使い勝手といいイメージといい、N-ONEのフロントマスクを替えただけであって、これでは共食いになるじゃないか」と言われました。
しかしこうして実車を見れば、N-ONEとは上手く棲み分けが出来ていると感じました。
あちらは、軽の姿をしたコンパクトカー。対してこちらは、軽としての正統派。

試乗車の登場が待たれます。
Posted at 2013/11/24 23:25:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軽自動車 | クルマ
2013年10月25日 イイね!

BEAT2クル━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!

BEAT2クル━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!キタ!q(゚∀゚)p ホンダ、軽オープンのスポーツカー「S660」を発表!!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年10月23日)





二代目ビートを想定したコンセプトカー「EV-STER」は、更に手直しされて正式に二代目ビートとして、来月22日の「第43回 東京モーターショー2013」に出展するとのことです。
EV-STERではFFハイブリッドだったのが、今度はMRターボに。
楽しみが増えました。


名称も、「N-SPORT」という非公式な仮称で呼ばれていたものから、「S660」に決定した模様。

Nシリーズ発表当初はスポーツモデルの投入も公表されており、そのシルエットは確かに往年のビートのものでした。
しかし市販化に際しては、Nシリーズに組み込まれないことになったんですかね。

むしろ、N-ONEの成功に気を良くしたのか、往年のS600のリヴァイヴァルネームとなりました。
ビートの源流を辿ればS600になりますからね。個人的にはビートでもS660でもどちらも似合っていると思います。


デザインは、EV-STERの先進的イメージから更に現実的なものとなりました。
特にフロントマスクは、現在のホンダ顔と共通のもの。インサイト、CR-V、二代目NSX、N-BOX、オデッセイ、アコードハイブリッド、FIT3…。
でもそれだけに、ナンバープレートが付くと台無しになりそうです。日本のメーカーは、ナンバープレートを付けた後のことも考えたデザインというのを、いい加減慮って欲しいw アテンザもそのせいで、折角のデザインが台無しですし(逆に、現行レクサスのスピンドルグリルは、ナンバープレートを付けるとデザインに安定感が生まれる)。

個人的には、ヘッドレスト後方のフェアリングが、お気に入りです。
S2000CRにも相通ずる、デザイン性と空力と横転安全性を両立したトノカバーです。
(まあ、いざ市販化したら、なくなっちゃうのでしょうけど)

MRレイアウトの割りには、サイドエアインテークが下にあり、何より小さすぎます。
これも、コンセプトモデル故であり、市販化の際には現実的な位置と大きさになるのでしょう。


それより何より、内装が凄い!
運転手を大きく包み込むデザイン、四角いステアリングホイール、単眼メーター、DCT、パドルシフト、ふんだんにあしらわれたカーボン素材…。
スポーツカー然としたデザインというのみならず、ホンダF1復活を直感的に連想させる、秀逸なものです!

いやもう最高!!(;゚∀゚)=3

そしてセンターコンソールの計器類は、タッチパネルみたいですね。
近未来感があり、操作を遮る各種レバー類からは離され、操作も良好に行えそうです。

…まあ、どちらも、市販化されたら至って普通のデザインに落ち着くのでしょうけど(´ω`)




ダイハツ工業 D-X(ディークロス)・コンセプト(二代目コペン)といい、ケイタラム・カーズ セヴン・165/160といい、スズキ カプチーノ(二代目)といい、来年は軽自動車枠ライトウェイトスポーツカーの復権の年です。
Posted at 2013/10/25 09:49:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 軽自動車 | クルマ

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「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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三菱 ミニキャブトラック 白石みのり (三菱 ミニキャブトラック)
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