日本人って面白いよな ホワイトの車が流行ればホワイト一色になるしガンメタがはやれば・・・
(乗り物速報、2013年8月1日)
原色したいね
(C-C-B、1987年)
RAINBOW RAINBOW(陽気なアインシュタインと80年代モナリザの一夜)
(TM NETWORK、1984年)
DIVING
(同、2007年)
ちょっと陰謀史観めいた話になってしまい恐縮ですが、本題に入る前に閑話休題。
流行というと、市井の一般人たちの間から自然発生したものと、普通は考えがちです。
冒頭で紹介したニュースによれば、車の世界でも、明るい中間色や個性的なツートーンカラーが、これからは流行るそうです。
そういえば、現行ヴィッツは先の年次改良で全14色となったばかりか、RSは高級感ある青緑色(ターコイズマイカメタリック)が専用色でした。N BOX+やN ONEでは、ツートーンカラーが印象的です。
しかし実際には、
日本流行色協会が、「今年はこの色を流行らそう、来年はこの色を、再来年は……」と、遥か数年先まで予定を組んで、計画的に流行を“作って”いる。
自分の好みで選んだと思っていたものが、実は見知らぬどこかの誰かに誘導されたものだったとしたら、居心地悪いことこの上ないです。
でもそれはそれとして、ようやく明るいニュースが聞こえてくるようになってきた最近。
車の色も、それと前後して明るい色や個性的な色を採用するものが増えてきたのは、歓迎すべきことです。
鮮やかな色の車が増えて、街中を華やかにして目を楽しませてくれれば、気持ちも自ずと上向きになろうものです。
今月1日に、来月に発売を控えた次期フィットの公式ウェブサイトが、
先行公開されました。
今度のフィット、デザインは賛否両論ながら、外装色がかなり豊富な模様。


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ホンダ「新型フィット」のボディカラーは全11色!【ハイブリッド】では【9色】が選択可能!
(Ethical & LifeHack、2013年8月3日)
壮観ですね。
全11色で、グレード専用色もある。
定番の青や黄色は勿論、RSグレードには専用色であるサンセットオレンジⅡが継続。
今度は、シャンパンゴールドが設定されたのですね。渋い。
今の日本車は明るい色や中間色を廃して長いこと経っており、しかしフィットは継続的に採用しているのが、心強いです。
でも、当初ハイブリッドモデル専用色だった黄緑色は、ここでも採用されなかったのが残念。
そういえば、アクアも、外装色の豊富さを売りにしていました。
それまでハイブリッドカーは、「エコカーなんて堅実の極みみたいな車だからこんなもんだろ」とでも言わんばかりの、カラーヴァリエーションの少なさが特徴でした(もっともそれは、プリウスなどに限った話ではないのですが)。
不景気の中に生まれたからというのもあるでしょうが、コストダウンの一環なのが判るようです。
ですがアクアはそれを覆して、明るくお洒落なイメージを提案してくれました。
サイズも小さく、プリウスやインサイトでは大きいという人の声にも、応えてくれました。
そうそう、ムーヴコンテも、最近のCMではカラーヴァリエーションの豊富さを訴えています。
僕の好きな軽自動車でも、MRワゴン、ミラココア、N BOX+、N ONE、スペーシア、そしてこのムーヴコンテなど、明るい色や中間色やツートーンカラーを採用してきており、実に楽しいです。
むしろ、乗用車よりも軽のほうが、色数が豊富なような?
こういったところは、軽は女性がオーナーの大半を占めるが故ですかね。
これが男なら、質実剛健ゆえに、もっとそっけないシンプルな色を好みますから。
冒頭のニュースの通り、豊富な色数は欧州製コンパクトカーの後追いという側面も、無きにしも非ずです。
事実、あちらは色だけでなく、デザイン自体が個性的で魅力的ですからね。
もっとも個人的には、後追いだろうと猿真似だろうと、構わないと思っています。そこから更に昇華させていって、いずれ独自性を打ち出す時期に、今はあるのでしょうから。
それに何より、「不景気のときは白や黒や銀といった無難な色が流行り、バブル経済期などの好景気のときには明るい色や派手な色が流行る」というのは、一般論です。
よって、明るい色が出回ってきたということは、それだけ世の中が上向きになってきたことを反映しているのでしょう。
アベノミクスだの、円安だの、大手企業の利益増だのと言われてはいるものの、今はまだ始まったばかり。
この状態が続き、本当の意味で好景気と呼べるような状況に、いずれなることを望みます。
そうなれば、僕の好きな、明るい色の車も増えようというものです。
Posted at 2013/08/04 00:48:07 | |
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