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ふじぃのブログ一覧

2013年08月22日 イイね!

虚仮(こけ)の一念のロータリー

虚仮(こけ)の一念のロータリーダンディ坂野の現在wwwwwwwww
(暇人\(^o^)/速報、2013年1月15日)



ダンディ坂野氏は、消えそうで消えないお笑い芸人として、逆に一定の地位を築いていますね。

テレビに積極的に呼ばれないのが功を奏してネタが陳腐化しない、様々に応用可能、短くインパクトがあり分かりやすいので誰でも覚えられる、下ネタや暴力ネタや毒舌とは無縁なので安心できる、プライドが高かったり繊細だったり喧嘩腰だったりという面倒臭そうな雰囲気がない、等々…。
クライアントにしても、ギャラが高くないので助かる、企業イメージに傷が付かないと、良いこと尽くめ。そしてギャラが高くないが故に、本人にすれば逆に仕事に困らない。
良い意味での無難さがあるので、お年寄りから子供まで見れるし、精神状態が不安定なときに見ても安心できる。

本人は人知れず苦悩していた時期もあったでしょうが、それでも生涯掛けて一つのことを地道にやり続けてきた、その成果なんでしょうかね。
お蔭で今では当人を代表する持ちネタとして誰もが認めるものになった。


時代や流行や需要に合わせて芸風を変えていくのは、賢いやり方です。
生活も安定するし、いついかなる時でも人気者になれます。
お笑い芸人や芸能人は、そうやって長く現役でいる人が殆どです。

でもその一方で、自分を変えずに、愚直で偏屈なまでに一つの芸風を貫き通すのも、不器用な生き方だけど同じくらい大事なんでしょうね。
マンネリズムだろうと、飽きられようと、繰り返し繰り返し続けていれば、やがてその人を代表する持ちネタとなる。




マツダ、ロータリーエンジン復活か 1600ccロングストロークで二年後に市販?
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年8月19日)



マツダが、ロータリーエンジン復活に向けて、動きだしたようです。


高速走行時の安定性と、爆発的な加速、その割に性能は滑らかで安定し、エンジンそのものも効率良く造れて小さく軽くできるとして、スポーティエンジンを、何よりマツダを代表するアイコンの一つでした。
僕の年代だと、『よろしくメカドック』において、「俺がRX-7に拘る理由……それは、ロータリーエンジンだからだっ!(キリッ)」に痺れたものです。
レナウンカラーを纏ったチャージ・マツダ・787Bは、伝説です。

レシプロエンジン以上に燃費が悪いのが欠点でしたが(FD3Sで5.2km/L)、RE全盛期は高度経済成長期からバブル経済期でもあり、ガソリンがまだ安かった時代でもあったので、大した問題ではありませんでした。
ユーノス コスモに至っては、3ローターに加えてツインターボ搭載という、今では考えられない仕様でした。

しかし年々厳しくなる排ガス規制や、高まっていく環境意識に対し、REは対応できず、RX-8を最後に姿を消しました。


それでも尚、マツダは水素ロータリーエンジンとしての研究を地道に細々とやっており、市販化の目途はなくとも企業としてのアイデンティティだけは保ち続けました。
勿論、通常のREに比べて遥かに非現実的なのは、誰の目にも明らかでした。水素供給なんてEV以上にインフラが整っておらず、たとえ実用化できたとしても使い道など皆無に等しいのですから。

ですがそれも、REの技術を後世に残すという、只それだけのため。マツダの栄光であり、自動車文化の一つでもあるから、採算が取れないからと言って簡単にロストテクノロジーにするわけにはいかないと。
実用性はなくとも、商売にはならなくとも、誰からも求められていなくとも、いつか花が咲くと信じて。


かなり以前から願望交じりに噂されていた、RX-9だの新型RX-7だのの、これはそのプロトタイプに繋がっていくのでしょうか。
どちらにせよ、REを時代に沿うように改良することができたのと、SKYACTIVテクノロジーで儲けた資金によって、ここまで漕ぎ着けることができたのでしょう。


同じような事例で、スバルも、水平対向エンジンに頑なに拘っています(厳密には、スバルのそれはバンク角180°のV型であり、水平対向ではないのですが、それはこの際置いといてw)。
オイル漏れが酷いとか、整備性が悪いとか、燃費が悪いとか、色々とデメリットがあるそうですが、こちらも一つのことをずっと続けていたが故に、スバルのブランドイメージを象徴するものになりました。

そしてそれだけに、本田技研工業におけるVTECやタイプRの現状には、少々寂しいものを感じます。
もっとも、F1の技術者たちをNシリーズ開発に宛がったりと、従来とは方向性を変えての動きはあるので、今は雌伏の時だと思いたいです。


客にすれば他人事だから、「自分で築き上げたブランドイメージなんだから、最後まで何とかしろ!」と気軽に言えます。
でもメーカーにすれば、会社の存亡と、関連企業をも含めた全従業員とその家族たちの生活が懸かっているのだから、たまったものではありません。
伊達と酔狂だけでは仕事はできないのです。時には信念を曲げなくてはならない。時には汚いこともしなければならない。
一つのネタだけで食べていけるお笑い芸人のほうが少数派なのと同じように。




長い物に巻かれ、波に乗り、器用に要領良く世の中を渡り、一生遊んで暮らすか。初志と誇りを貫徹して貧乏くじを引くか。
どちらが良いのかは僕には分かりません。
その時々での運もあるでしょう。
まして今の世の中は、一つのことに拘りを持って取り組む職人的なスペシャリストなど、誰も求めていません。むしろあらゆる事象を広く浅く理解し、一人で何でも平均的にこなせる、マルチタスク型です。

その意味ではマツダは商売っ気がなく、傍から見てても心配になるくらいです。
でも、ダンディ坂野氏といい、大型車市場であるアメリカから撤退したスズキといい、一つのことを続けていてもどこでどう転ぶか分からないものですね。
Posted at 2013/08/22 15:01:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 装備、付加価値 | クルマ
2013年08月21日 イイね!

世界初の便利アイテム

世界初の便利アイテム【ホンダ】2014年型「オデッセイ」をご覧下さい(掃除機付)
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年3月28日)


( ゚Д゚)ポカーン

(つД⊂)ゴシゴシ

(;゚Д゚)

(つД⊂)ゴシゴシゴシゴシ

(;゚Д゚)
 _, ._
(;゚Д゚)掃除機だと……?



本田技研工業 オデッセイの次期モデルは、もう情報は出回っていますね。

スクープ!次期ホンダ・オデッセイ!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2012年5月9日)
ホンダ「次期オデッセイ」は【新型ハイブリッド】で【20km/L】超?【高さUP】で【秋】発売か?
 (Ethical & LifeHack、2013年5月11日)


ハイブリッドシステム搭載で家計にも地球環境にも優しくなるのは良いのですが、ラインナップ整理としてエリシオンと統合され、全高も重心も高くなり、トーションビームサスペンションになるのだとか。
ミニバンとしては正常進化ですが、オデッセイとしてのアンデンティティは失われるような…。


ですが本題はそこではなく。
次期オデッセイ、北米仕様には、最上位グレードには掃除機が標準装備されるのだとか。

ズコー

確かに、ホンダは耕耘機からモーターボートからジェット機まで、乗り物は何でも造る会社だから、あながち違和感はないといえばないですが……掃除機ですかそうですか。

今はあまり見掛けないようですが、昔はシガーソケットから電源を取れる、車用携帯掃除機がありました。
ミニバンは家庭で使うものであり、小さな子供が食べ零したお菓子の欠片も、常に散らばっていることでしょう。
だから相応しいといえば相応しいw

でも流石に、標準的な使い捨ての紙パックにごみを集めるのではなく、車外へ排出ですか(-ω-)
その辺は地球に優しくない。恐らく、コストや搭載可能な機能の都合なんでしょうかね。




フィアット「500」が【4ドア】で【5人乗り】に!【オシャレデザイン】✕【広い室内】を実現!
(Ethical & LifeHack、2013年6月24日)


( ゚Д゚)ポカーン

(つД⊂)ゴシゴシ

(;゚Д゚)

(つД⊂)ゴシゴシゴシゴシ

(;゚Д゚)
 _, ._
(;゚Д゚)エスプレッソマシンだと……?



フィアット 500(チンクエチェント)L、こちらは500のミニバン仕様です。
以前触れた500XLよりは一般的な5人乗りです。
やっぱりこれはムルティプラにすべきだったよなあ…。パンダと競合しちゃうからというのと、500のネーム・ヴァリューを活かしたかったからなのかな?

こちらには、世界初の車載用エスプレッソマシンが搭載されているといいます。

ズコー

センターコンソールにあり、前席からも後席からも、常に暖かくて美味しい挽きたてコーヒーが楽しめます。
何と言うか……もうね(;^ω^)




思い返せば、1980年代のワンボックスカーにも、これらのような装備はありましたね。
普通に考えるような豪華グレードとはちょっと違い、オプションとして車載テレビや車載冷蔵庫や車載掃除機やカーテンがあったり、2~3列目シートを水平に向い合せてその中央にテーブルを置けたり。
半ばキャンピングカーのように使える装備です。

時が経ち、忘れ去られ、しかし全く違う人が全く違う道を通って、同じような地点へ到着したように見えます。


メーカーとしても、株主へのアプローチのために、世界初を謳う必要があったのでしょう。
時間も手間も人員もコストもかかる新技術を開発するよりも、遥かに手っ取り早く世界初を名乗れる。ましてそれがミニバンであれば、車種のイメージや運用方法にも合っていますしね。

一見すると頓珍漢な装備ですが、これはこれでありかも知れませんw
Posted at 2013/08/21 17:54:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 装備、付加価値 | クルマ
2013年04月10日 イイね!

ラインナップの拡大と縮小

ラインナップの拡大と縮小自動車業界は一種の総合産業だから、浮き沈みの激しい業界と言えます。
儲かってラインナップを拡充できるメーカーがあるとすれば、その裏ではジリ貧に追いやられてラインナップを縮小せざるを得ないメーカーもある。




アルファ ロメオ、数年内に新型車9モデルの投入を予定!
(autoblog、2012年12月22日)

ダイハツ「新型コペン」は様々な派生タイプが登場?
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年3月16日)
ダイハツ「新型コペン」は【オープン・ワゴン・レース・バギー・EV】の5モデル?
(Ethical & LifeHack、2013年3月18日)

「ラインナップを下に拡大」ジャガーの新戦略
(webCG、2013年3月29日)

【レポート】米トヨタの若者向けブランド、サイオンが高級市場への参入を検討中?
(autoblog、2013年4月5日)



まず上記は、ラインナップの拡充。
親会社による強力な梃入れであったり、不景気にあえぐ子会社や自国工場へ仕事を与えるためであったり、純粋に儲かったので余裕が生まれたからであったりなど、理由は各社各様ですが、こうして色々な車種を見れるのは楽しいですね。


アルファは、先日のパリサロンでお披露目されたスーパーカー「4C」を筆頭に、史上初となるクロスオーバーSUV(名称未定)を開発中であり、往年の「ジュリア」をセダン&ステーションワゴンとして計画中、マツダと提携してライトウェイトオープンスポーツ「デュエット(当初の仮称はスパイダー)」をも計画中。
既存のホットハッチ「ミト」や5ドアハッチバック「ジュリエッタ」と併せれば、中々の充実ぶりとなります。期待が膨らみます。
フィアット傘下になって以降、コンセプトやブランドイメージやキャラクターが明確になりました。


次期コペンは、日本に絶えて久しかった軽スポーツカーとして、復活が待望されています。

しかしその姿は、一台の車を芯に、様々な派生車種を設けるというもの。標準のコペンロードスターを筆頭に、コペンハッチバック、コペンコンペティション、コペンSUV…。
現在のインプレッサファミリーやゴルフファミリー、ミニファミリー、予定されているフィットファミリーみたいですね。
恐らく、その都度新車種を生み出すよりも、車台を共用して様々な派生車種を生み出したほうが、開発コストが抑えられるという事情があるのでしょうね。

親会社たるトヨタとしても、OEMを当て込んでいるからこそ、こうして派生モデルを推奨しているのではないでしょうか。
予定されている四種類を本当に市販化するかどうかは別として、コペン七変化が楽しめそうです。


高級車メーカーであるジャギュヮー・カーズは、より買いやすいエントリーモデルを検討。
片やトヨタの北米向けエントリーブランドであるサイオンは、高級路線を検討。
そのどちらも、現在の市場よりも更に外側へ打って出たいとする思惑を感じます。現状維持では先細りになるから、変化を求めているのでしょうか。
ブランドのアイデンティティーにも係わるから、こちらには諸手を挙げて賛同はしかねますが…。

ランドローヴァーも、BMW ミニ・クロスオーバー&ペースマンや日産自動車 ジューク並みの小型SUVを検討中だそうです。
ダウンサイジングは世界的な流れであり、アウディ A1やメルツェーデス=ベンツ Aクラスなど、各社も小型車の分野へ手を広げています。これもその一環であるのは明らかです。
ジャギュヮー共々インド資本になってからは、無闇に伝統に固執することを止め、しかしその結果商売が上手くなってきたように見受けられます。




【レポート】フィアットの最高責任者が発表 「ランチアは2015年に廃止」
(autoblog、2012年11月7日)

【賛成or反対】多すぎで「クーペ」「クラブマン」は廃止!? 上層部に聞いたMINIの今後
(同、2013年4月9日)



その一方では、悲しいお知らせも。

ランチア・アウトモビレに関しては、ストラトスの商標は既に他が抑えているので絶滅は免れそうですが、その商標の持ち主が中々その気にならない(´Д`)
WRCで鳴らしたデルタも、すっかり垢抜けた大型高級車になったしなあ…。もはやラリーのイメージはありません。

ミニに至っては、次期三代目では、売れ筋である3ドアハッチバックとクロスオーバーを残し、大幅な整理が検討中とのこと。・゚・(ノД`)・゚・。
好きだったんだけど、やっぱりクラブマンやクーペやロードスターは、マニアックすぎたのね…orz
Posted at 2013/04/10 12:29:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 装備、付加価値 | クルマ
2013年04月07日 イイね!

快適シート

快適シートメルセデス・ベンツの新型Sクラスにはホットストーン・マッサージ機能が付く?!
(clicccar、2013年3月30日)



う、う~~~む……(;- -)
ラグジュアリーセダンだから快適装備は当然だけど、でもこれは何かが違うような…。


豪華で先進的な装備というのは分かりやすいし、ましてラグジュアリーセダンそれもベンツともなれば、顧客から求められるものは多いでしょう。
まして近年は、欧州の投資家たちからは「BMWに比べて評価が落ちる」という烙印を押されてしまっているので、尚更新しいことをして工夫を凝らす必要もある。

【レポート】「メルセデスの価値はBMWの半分」という投資家の評価
 (autoblog、2012年12月21日)
AMG人材流出が続く
 (AUTOCAR JAPAN、2013年2月5日)


Aクラスのコンセプトや対象年齢をがらりと変えてきたのも、目立った新しいことをしないばかりに投資家たちから見放されかけBMWには技術者を引き抜かれ、抜本的な改革に迫られた結果という側面も、或いはあるのかも知れません。


でもだからといって、マッサージチェアを宛がうことが即ち快適なシートという発想には、個人的にはちょっと違和感があるのですよね。
むしろ、長距離運転をしたり多少手荒な運転をしても、疲れの少ない造形や硬さのシートを開発することのほうが先決ではないかと。
いえ、或いはシートの開発は行き着くところまで行ってしまったのでもうどうしようもなく、それでも何か新たなセールスポイントが欲しくて、それがマッサージチェアという答えに辿り着いたのかも知れませんが…。
微妙に迷走しているようにも感じてしまいます。




或いは、自動車に然程思い入れがあるでもない人向けでもあるのでしょうか。
例えば日本の場合、コンマ単位での燃費や車内空間が人気であり、最近では更に「マイナスイオンでお肌が潤う車」「ネイルアートをしても各種操作のできる車」が女性層からの声を受けて実際に装備化が進んでいます。

女性が乗りたい車 ハイヒールで運転でき、肌が潤って、乗ると痩せる車
 (ピカピカニュース2ch、2012年12月1日)


ベンツのマッサージチェアといい、ネット上で冗談で言われていたことが現実のものになるとは…( ゚Д゚)


勿論、ないよりはあったほうが良いに決まっていますし、選択肢も多いに越したことはありません。それは豊かな車社会となりえますからね。
現にシートヒーターや電動サポートは、まさに必要とされて編み出された機能です。
でも、表面的なものだけでなく、もっと本質的なものをアピールしても良さそうなのにと思ってしまいます。

2013年ベストインテリア トップ10が発表! 日本車5台がランクイン
 (autoblog、2013年4月18日)
Posted at 2013/04/07 22:14:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 装備、付加価値 | クルマ
2013年02月25日 イイね!

フロントグリルはブランドイメージの象徴

フロントグリルはブランドイメージの象徴トヨタ「レクサス次期モデルはスピンドルグリルに固執しない。自由度が狭まるし」
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年2月23日)



う、う~ん…(;- -)
現在のレクサスの共通デザインアイコンである「スピンドルグリル」、個人的には嫌いじゃなかったんですけどね。

初期のデザインアイコンを受け継ぎつつ、格調高さと荒々しさという相反する二面性が表現されており、レクサスの本質が一目で解りやすい。
そもそも、スピンドルとは糸巻きのこと。これは即ち、機織工場として出発したトヨタ自動車のルーツを表現してもいるのです。
勿論、フロントグリルをバンパー諸共大きく口を開けさせるのは、アウディの「シングルフレームグリル」に端を発する流行を取り入れたのもあるでしょうけど。

国内ではプレデター顔と呼ばれて批判も多いですが、海外では砂時計グリルと呼ばれ、好意的に受け止められている模様です。
【レクサス LS 改良新型】「これ以外にないのだ」という絶対的な説得力が迫ってこない…建築家
 (Response.、2012年10月12日)


なのに、スピンドルグリルは、短命に終わりそうです。


とかく日本メーカーは、共通の意匠を持たせるのを躊躇しますねえ。
そうでなくとも、頻繁にモデルチェンジをくりかえす上に、そのサイクルがまた短いのに。
海外メーカー、特に日本人が憧れる欧州車の場合はフロントマスクを共通にしているというのに、なぜかそういうところだけは真似をしたがらないんですよねえ。

確かに、共通フロントマスクにすると、どれがどれだか判らなくなるというのはあるでしょう。現に僕も、BMWやアウディやメルツェーデス=ベンツの車種は、あまり区別が付いてませんからw
それに、内部構造や車種ごとの特性が違えば、それに相応しいデザインを与えてやるのが然るべきです。落ち着いたセダンを冷却効率の高い開口部の多いフロントマスクにしたり、積極的に冷やすべきスポーツカーを開口部が少ない上に豪奢なメッキグリルで飾っては、本末転倒ですしね。
そして何より、ユーザーを飽きさせないためには、デザインを頻繁に変える必要があるでしょう。前モデルとは確かに変わったというのが如実に解りやすいですからね。

でも、ブランドイメージというのは、中身も勿論大事ですが、まずはそういう見た目を地道に積み重ねていくことで、ようやく誰にでも覚えてもらえるのでは? 「伝統」と言っても良い。
日本が誇るGT-Rだって、「他車はあの丸型4灯テールランプを追いかけざるを得ない」というのが伝説として語り継がれる一つの要因なわけですし、だからGT-Rは伝統的に丸型4灯テールランプを採用しているのに。




ジープ、2014年型「チェロキー」の画像を公開
(デジログ!、2013年2月23日)



片や外車は、この通り。
何度モデルチェンジをしようと、基本的なデザインアイコン(このジープシリーズであれば縦7本スリット)を必ず踏襲する。
デザインのせいで内部の機構に制約が生じようとも、途中で諦めずに、一つのことを呆れるほどにずっと続ける。だからこそ、「あ、○○の車だね」と車をよく知らない人にも覚えてもらえるメリットがある。
日本車もそうあって欲しいんだけどなあ…。

日本メーカーも、ようやく共通デザインにする意味を理解してきたものの、それでも「去年はこれ、今年はこれ、来年はこれ」と、時期に応じて頻繁にフェイスリフトしすぎるのが、個人的にはちょっと納得行かないです。
トヨタの「キーンルック&アンダープライオリティ」や、日産自動車の「アングルドストラットグリル」、三菱自動車工業の「ジェットファイターグリル」、スバルの「ホークアイヘッドランプ、ヘキサゴングリル、スプレッドウィング」、マツダの「魂動(KODO) -Soul of Motion-、シグネチャーウィング」も、いつまで続くのか。


まあ、日本メーカーの場合は、デザインよりも中身にこそブランドイメージを持たせています。
マツダであればロータリーエンジンやSKYACTIVやFR、スバルであれば水平対抗エンジンやAWD、本田技研工業であればVTECやFFといった…。
お国柄なんでしょうね。ファッションよりも技術にこそ重きを置くという。




日本車には、合理性を重んじるあまり、ファッション性が今一つだと思います。
車好きでない人にも判りやすいブランドイメージの確立が、外車に比べ一歩遅れているような気がします。
最近はそれに気が付いたのか、ようやく外車みたいな共通デザインにしてきたと思いきや、結局は内外装を頻繁に変える。ちょっと飽きっぽくないかなあと、もやもやします。
Posted at 2013/02/25 11:24:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 装備、付加価値 | クルマ

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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