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2012年04月18日 イイね!

マッスルカーの毒牙

マッスルカーの毒牙ペットのヘビ(全長6.5m)に噛まれて66歳男性が死亡 絞められた跡も
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2012年4月15日)



僕の住むところでも、田舎だから、蛇は時折見掛けます。
とはいえ日本の蛇だから、基本的にアオダイショウです。毒はなく、大人しく、無害で、ちょっかいを出せば慌てて逃げる、可愛い奴です(*´∀`)
たまに危険な蛇がいるにしてもマムシ程度であり、それとて沖縄のハブほどの攻撃性があるでもないから、放っておけばそのうちいなくなる。

しかも蛇がいるという事は、それだけ自然が豊かであり、食物連鎖のピラミッドも安定しているという証明でもあります。
世界各地で蛇が古代から土着信仰の対象となってきた理由とも、無関係ではないでしょう。

蛇というのは、獲物を捕食する際、一息にかぶり付くと思われがちですが、実際には体を巻き付けて絞め殺してから、ゆっくり丸呑みするんですよね。牙や毒は案外副次的な役割しかない。
雄同士の戦いでも、互いに体を絡ませあって締め付け合う事で、相手にダメージを与える。
それが6.5mものアミメニシキヘビともなれば、たとえ相手が人間でも、窒息させる事も骨折させる事も余裕でしょう。
蛇というのは、それ程までに、全身筋肉の塊なんですね。手足がない分洗練されているし、鱗の形状や配置も獲物を放さない滑り止めとして役に立つ。




前置きが長くなりましたがw、要するに何が言いたいかというと、このニュースを読んでマッスルカーを連想したのでした。

名立たるマッスルカーには、蛇の名前が使われています。
主だったものだけでも、ダァヂ ヴァイパー・SRT-10フォード・モーター マスタング・シェルビーGT500・スーパースネーク…。
どれも現実離れしたモンスタースペックの持ち主であり、それを支える事のできる筋骨隆々とした肉体、大らかで頼れる骨太な巨躯。しなやかさや繊細さや理屈や計算とは無縁な、豪快で暑苦しいまでのマッチョぶり。アメリカ車文化の象徴です。
そこへ蛇の名前を冠されているというのも、生まれながらにして鍛え上げられた蛇の全身筋肉を連想させます。

ヴァイパーに至っては、2008年式には新色が加わりましたが、それがヴェノムレッド・スネークスキングリーン・ヴァイパーヴァイオレット・ヴァイパーオレンジなどと、どれもわざわざ蛇に因んだ名前を宛がうという徹底ぶり。
緑色のヴァイパーなんて、さながら車の形をしたエメラルドツリーボアです。


欧州にもこんな化け物じみた車はありますが、あちらはスーパーカーと呼ばれ、互いに一線を画しあう存在です。貴族文化の延長であり、芸術品の一種に等しい。
そして芸術とは、お金と時間を持て余した貴族が、お気に入りの職人を丸抱えして作らせた、神の真理を理解し近付くための手段でもあった。
だからこそ、ランボルギーニは異端なんですね。

日本のスーパーカーに至っては、緻密な理論や計算に基き、冷徹なまでに正確で確実で、決して主に逆らわない、量産されたあくまで工業製品。
一切の無駄を省いた結果生まれた、機械としての究極形。

同じハイパフォーマンスカーと言っても、どれもマッスルカーとは根本から違うものです。


個人的には憧れるけど、だからといって乗り回したいとは思わないですね。あまりにも現実離れしすぎてますもん。
特にヴァイパーなんて、8.4リットルV8もあり、自然吸気NAにもかかわらず608馬力を叩き出します。こんな市販車、一体どうせよというのでしょう。どうしようもない筋肉馬鹿ですねw
純正でさえこれなのに、これがコンプリートカー・ヘネシー ヴェノム1000ともなれば、ツインターボ装着により1000馬力を叩き出し、更なる強化を施されたボディ剛性や足回りとも相俟って、最高時速は400km/hになんなんとする。
しかも今時古典的な、OHVエンジンとラダーフレームです。半ば生きる化石であり、その辺も、恐竜時代から変化していない蛇に似ています。

この中では、シェルビーGT500が一番現実的であり、現代的ですね。
既存車種のハイパフォーマンスモデルであり、よって一般的な乗用車型で、4人が乗れ、荷物が積め、スーパーチャージャー付き5.4リットルV8DOHC・500馬力。
それでも、マッスルカーという括りの中での話であって、普通の車に比べれば……(;´∀`)


美しくありながら危険な雰囲気もあり、少しでも扱いを間違えるとたちまちドライバーに牙を剥く。
そして危険であるからこそ、逆に魅了される。
マッスルカーと蛇は共通しています。
Posted at 2012/04/18 17:21:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | マッスルカー | クルマ

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