前回の日記の続きです。
翌16日月曜日は、件の
スバル BRZの、待望の試乗をしてきました。
トヨタ自動車 86(ハチロク)と並んで期待の一台です。そして人生初のスバル車です。
この日本当は仕事だったんだけど、お昼からなので、意を決し朝早く出かけて早く帰宅することにしました。
ちょっと迷いましたが、これを逃すと次は中々ないでしょうし、何より期待の一台ですからね。

前日も来た
山形スバル 米沢店に、再び来ました。
前日は小雨でじめじめしてたのが、この日は朝から快晴。
しかも米沢市は平地なので雲が無く、余計に暑いです。
ただ、開店時刻は09:15なのに09:00に着いてしまい、まだ朝礼中w
その間、車を洗っていた整備士の方が、対応してくれました。
開店時刻になり、試乗車が用意されました。
今度こそ一番乗り!ヽ(`Д´)ノ



グレードもオプションも、基本的に展示車と同じ。
ベースグレードであるR、型式はDBA-ZC6前期型、メーカーオプションであるスポーツインテリアパッケージと17インチパフォーマンスパッケージを装備。
違うところは、外装色はクリスタルブラック・シリカ、変速機は6MT、エアロパッケージも装備。
おおっ、こっちはMTか! 分かってるなあ!
個人的に慣れているせいもありますが、やっぱりこういう車はMTで乗りたいものです。
MT万歳!
では出発。
まずは、交通量の多い国道を普通に流します。
うんうん、低中速の加速がしっかりしており、何より思い通りにできます。シフトはかちっかちっと決まり、適度な硬さ。
サスは「柔らかい86に対し硬め」と言われているだけあり、流石に道路の補修跡の段差がかなりダイレクトに伝わります。でもそれがスポーツカーらしくて逆に心地良い。
着座位置や車自体の重心の低さとも相俟って、車体がふらつくこともなく安定しており、安心して運転できます。
アクセルもブレーキも、踏む角度に応じて、こちらの意図にしっかり応えてくれます。
次は脇道に逸れ、道幅は広く交通量の少ない緩やかなカーブ。
ここでいよいよ5~6速を試してみます……が、トラックと軽トールワゴンが連なっているせいで高速走行は味わえず、慣性で60km/h前後で流す程度に終始。
残念。
最後は街中。狭く交差点の多い道路を、低速でゆっくり抜けていきます。
日本メーカーが、当初5ナンバーサイズで開発しただけはありますね。大柄でないが故、工事で片側通行中でも、取り回しがしやすい。
ステアリングを曲げれば曲げただけ、車体もしっかり向きを変えてくれる。思い通りのシフト位置で、意図した通りの走りをしてくれる。ブレーキも程好い感触であり、微妙な力加減でもその意図を理解した制動をしてくれる。
欠点は、リアフェンダーが膨らんでいるせいで、ドアミラーでの後方視認性が今一つだったことでしょうか。
最初の国道に戻ったところで、たまたま交通量が少なく歩行者もいなかったので、ここで意を決します。
シフトを一段下げ、アクセルを吹かします。
おおっ、これがボクサーサウンドか! 「クォォォォ…!」という、籠ったような唸るような低音が、前のほうから響いてきます。
「
サウンドクリエーター」といい、負荷が掛かるとエンジン内の遮蔽弁が開き、エンジン音を車内に響かせる仕組みになっているとの事。86&BRZに限らず、最近のスポーツカーではこんな仕組みが定着しつつあるようです。
但し他に車はいるので、ごく短距離で短時間に留めておきました。
ディーラーに戻り、アイスコーヒーをご馳走になりながら、アンケートを記入。
ところで、途中から販売員の方に交代するのかと思いきや、この日相手をしてくれたのは、最初に対応してくれた整備士の方でした。
ずっと同じ人が客の対応をする決まりなんですかね?
今までなら販売員らしく、運転中も車の特性を解説したり、こちらの感想を聞き出すものでしたが、機械と向き合いこつこつ手を動かす職業柄なのか終始無口だったのが印象的でした。


帰りは、折角米沢まで来たのだから、
ファミリーマートで「
ガリガリ君 梨」を買って食べていきます。
・
告知ページ
・
商品紹介ページ
う、うめえええええっ!!ヽ(`Д´)ノ
粒っぽいシャリシャリした食感といい、ほんのりした天然果汁の甘さといい、口の中に広がる瑞々しさといい、本物の梨みたいです。これは美味い!
袋も三種類あるんですね。
値段も安いし、これは買いです。
とはいえあんまり暑すぎるせいで、食べている傍から溶けてきて、半ズボンにぼたぼた零れてしまったのですが(;´Д`)
絶対的なパワーはないものの、普通に乗っていれば必要充分なスペックと、それを使いきれる小型軽量な車体。
日本からスポーツカーが絶滅危惧種になって久しく、たまにあってもスーパーカー化・プレミアムカー化していく中にあり、久々に登場した真のスポーツカー。
スバルにとっても初のFRクーペ。
実に楽しい車です。
しかも「ただ買って乗って終わり」ではない。その先にあるもの、即ち車自体のチューニングやドレスアップといった改造や、サーキットへの誘惑を駆り立てる。
勿論、ただ乗っているだけでも楽しい。
夢を抱かせてもくれる車です。
Posted at 2012/07/30 09:55:08 | |
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