俺たちの橋下が自民党を 完 全 論 破 「自民は道路工事をやりまくる」
(ピカピカニュース2ch、2012年12月2日)
橋下徹氏は、政治家の器じゃありませんね。
個々の発言自体は正論かも知れませんが、よくよく聴けば抽象論であり、長いスパンで全体を通して聞くと首尾一貫しておらず、政策への認識が浅い。その様は、お昼のワイドショーで能弁を垂れる御用コメンテーターそのもの。
芸能人・兼・弁護士だっただけあり、流石にスター性はあるし弁舌も非常に立ちますが、地方公務員として目立った実績がまだ見受けられない。
この人は、田舎で役人の悪を暴いていたほうがまだ良かった。
その上中道を装った左翼というのが、益々たちが悪い。
他、政党としての承認を得るためとはいえ、よりによって民主党から国会議員を迎え入れたりなど、維新会派は馬脚を現した印象です。
確かに、一時期の日本は、公共事業に偏重しすぎたきらいは、あったかも分かりません。
数年前に東京に住んでいた人から聞いたのですが、彼の地では道路を掘り起こして地下ケーブルを工事したところを、間もなく別の業者が折角の舗装を再度剥がして水道管工事をしたりなどと、殊更に効率の悪い方法で工事をしているといいます。
そういう光景を日常的に見れば、公共事業へ懐疑的になるのも致し方ないでしょう。
でもそれは、あくまで都会の話。
こっちみたいな田舎では、むしろ「いつ工事してくれるんだろう」「この傷みまくった道路をいつ補修してくれるんだろう」と、公共事業を待ち望んでいるのが実情です。どんなに整備を訴えても、最終的には国の許可がないと。
だから民主党政権が「コンクリートから人へ」などという馬鹿げたスローガンを掲げたことや、結局はパフォーマンスに終わった事業仕分けには、心底腹立たしい。そんなことをされてはこちらは戦前並みの生活を強いられるのですから。
その結果、スーパー堤防建造案や、老朽化した原発のリニューアル工事は白紙撤回され、東日本大震災。
あれは天災などでは決してありません。民主党と、それを選んだ有権者による人災です。
旧自由民主党政権時代(というか、
田中角榮政権時代)に公共事業を多用したからこそ、今の日本は豊かな国になったのです。
いえ、田中角榮だけではない。
フランクリン・D・ルーズヴェルトや
高橋是清も、公共事業を増やして、不況から国を救ったという実績がある。エジプト文明のピラミッドも、一種の雇用対策としての公共事業だったというのが、最近の学説です。
道路が舗装され、トンネルが開通し、橋が架けられて潤うのは、土建屋だけだと思ったら大間違い。
田舎の問題だけではありません、都心についても同様です。道路などのインフラが整っており、それが維持管理されているからこそ、都心は都心としての機能を始めて維持できるのです。インフラは、国土を強靭にし経済を安定させてくれる、全ての基本です。
少なくとも高度経済成長期には需要と供給が合致しており、公共事業を欲していた社会風潮だった。決して意味もなく濫発していたわけではなかったはずです。
それに、当時造られた道路や橋やダムは、最近では老朽化が進み、大規模メンテナンスは勿論、ものによっては早急な建て替えが必要だと、以前から言われていたことです。魔法のお城のように、建てたら終わりではないのです。
先日起きた、中央自動車道の笹子トンネル崩落事故も、ネット上では正にそれが原因ではないかという推測が飛び交っていますね。業者が手抜き工事をし、それをろくに精査もせずに維持管理していたのは、煎じ詰めれば公共事業の予算が削られたのが原因ではないか?と。
・笹子トンネルの崩落事故を10年前に予言していたサイトが発見され話題に
(ニュース2ちゃんねる、2012年12月2日)
・中央道トンネル崩落死亡事故は打音検査せず目視のみで済ませていたことが原因である事が中日本高速道路の会見で発覚「人手がかかりコストもかさむため、そこまでできない」
(ハムスター速報 2ろぐ、2012年12月3日)
・笹子トンネル崩落の原因は「アンカーボルト」の腐食ではなかった
(アルファルファモザイク、2012年12月10日)
【笹子トンネル事故】公共事業は形を変えた安全保障[桜H24/12/7]
(YouTube。日本文化チャンネル桜投稿、2012年12月7日)
確かに、先に例に挙げた東京での道路工事のように、悪弊は色々あったでしょう。
でもそれは、役所による発注や連絡体制の不備であって、工事を請け負った事業所が悪いわけではありません。
そういうのを見直していけば良いのです。
公共事業を必要としているのは、どうやら、インフラ未整備の地方が中心らしいです。
ならば、民主党始め左翼がやたら公共事業を目の敵にしているのは、地方ばかりが潤って中央には見返りが得られないからなのか?……と勘繰りたくなります。
因みに、自民党暗黒時代を担っていた人材は、かつて小沢一郎が主催していた自由党へ移り、自由党解党後は自民党に戻ったり社会民主党に移ったり、3年前の総選挙時には民主党に移り、最近では更に「国民の生活が第一」や「日本維新の会」や「日本未来の党」へと移っています。どれも悪評高い党ばかりですね。
見るべきは、組織ではなく個人です。
(余談ながら、参院選に限ってですが、比例代表選挙では政党名を書かなければならないという決まりはありません。「この政党のAという議員に当選して欲しいからこの党に投票したいけど、でもそうすると支持したくないBも一緒に当選しちゃうしなあ…」という場合は、投票用紙にA議員個人の名前を書いても大丈夫だそうです)
自民・安倍総裁「早急にトンネル改修、補強を。それこそ国、政府の使命だ。無駄遣いではない」
(アルファルファモザイク、2012年12月3日)
翻って、安倍晋三・自民党新総裁の、この頼もしい言葉。
震災への対応もそうですが、
11月29日のニコニコ生放送での党首討論会といい、
肝心の与党が未だに野党気分であり、しかし野党のほうが与党に相応しい貫禄と行動を見せ付けるというのは、何なんでしょうね。
公共事業があったからこそ、それまで砂利道のせいで除雪車さえ来てくれなかった僕の家の周囲でも、ようやく文明国としての恩恵を受けることができたのです。
道路が整備されているからこそ、先月なぞは3回も新潟市へ遊びに行けたのです。それも片道たったの2時間で。
田舎では生活に直結する切実な問題です。
冒頭の橋下氏の発言に反して、是非とも道路工事をやりまくって下さい。
勿論、単に公共事業を増やすだけでは、自民党暗黒時代の二の舞です。
そこに至る過程を見直し、しなくても良いところへはせず、するべき地域のするべき場所へ、公共事業を投入して欲しい。
自民党の掲げる「
国土強靭化基本法案」では、明確にそれを謳っています。たとえ実現できなくともその心意気は嬉しいし、実現できれば尚有難いです。
いよいよ、第46回衆議院議員総選挙が16日日曜日に投開票日を行うと、告示されました。
真に僕ら庶民の生活を考えてくれる政治家に、この一票を捧げたいです。
確実に!日本の未来が決まる動画 Aパート
(YouTube。ミコスマ管理人投稿、2012年6月5日)
確実に!日本の未来が決まる動画 Bパート
(同、2012年7月3日)
Posted at 2012/12/03 12:29:36 | |
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