11月1日に見学した
本田技研工業 N-ONEですが、今度は12月1日に待望の試乗をしてきました。
ただ、相変わらずデジカメは壊れたままなので、写真は少なめです。
しかもそのときは写真を撮るのを忘れたので、昨日別件で外出した際に立ち寄って、改めて撮影したものです。

今回お世話になった、
Honda Cars 山形 中田店です。
米沢市内といえどもこの天気。
ここ一週間、日本海側は大荒れであり、特に昨日は酷かった。それはお隣の県にお住まいの
天竜山さんも同じだったようです。
返す返すも、当日に撮れば良かった(´ω`)

試乗車は、自然吸気NAモデルとターボモデルの2台あり、今回僕が試乗したのはターボモデルのほうです。
グレードはプレミアムツアラー・Lパッケージ、駆動方式はFF、タイアサイズは165/55・R15、変速機はパドルシフト付きCVTのみ、型式はDBA-JG1。
ターボモデルなのでアイドリングストップ機能はなし。
前席用i-サイドエアバッグシステムはメーカーオプション未装着、サイドカーテンエアバッグシステム標準装備。
スマートフォン接続ディスプレイオーディオ搭載につき、バックの際は自動的にリアビューモニターに切り替え。
うーん、いつ見てもいいね。
今流行りのレトロモダン路線により、懐かしいような、新しいような、独特のデザイン。このブサカワイイ感覚がたまらない(人*´∀`)
車は嗜好性も併せ持つ特殊なジャンルである以上、性能や利便性だけでなく、デザインも重要な要素ですからね。
それに、今の軽自動車はどのメーカーのどの車を買ってもほとんど外れはないと思うんですよね。ならば、最終的な決め手となるのは、デザインを気に入るかどうかでしょう。
内装は、通常モデルが癒されそうな「ベージュ×モカグレー」なのに対し、暗色中心の落ち着いた大人っぽい色となっています。「バーガンディ」という、紫とも茶色ともつかない独特の色です。木目調パネルも、いかにも木という色ではなくブラック仕上げであり、相乗効果で高級感があります。
色だけでなく、肌触りも上質。
前後席はほとんどフルフラットで、足元も平らで遮るものがないので、広いという感覚に拍車を掛けます。左右への移動も楽。
専用ステアリングホイールは、グリップが太めで握りやすく、本革巻きなので手触りも良い。
カーナビやハンズフリー電話など、スマートフォン接続と連動した機能が満載なのは、今時の車ですね。
今回お相手してくれた販売員は、陽気でノリが良い感じの、中年男性の方でした。
それでは出発。
(写真は昨日のものなので、道路は雪が積もり天気も大荒れですが、試乗当日は曇りで雪はちらつく程度でした)
おおっ、こんな低速から、しっかりと加速してくれる!
出だしだけでなく、アクセルを踏めばぐっと加速してそれに応えてくれる。
ターボモデルだから当然といえば当然かも知れませんが、それにしても力強いトルク。これは運転が快適です。
エンジン音も、可愛い外観に反し迫力があり、気分が高まりす。
その割に車体は揺れるどころか安定しており、かと言ってふわふわした落ち着かない乗り心地でもありません。燃料タンクを前席の座面真下に置いたことにより低重心を、四輪を四隅に置いたことにより安定性を、それぞれ実現したとのこと。
ブレーキも程好い踏み心地と利き具合。
前後のオーバーハングが極端に短いので、カーブや旋回時でも挙動が把握しやすい。
過給器も、スポーツ走行のためではなく、快適な運転を目指しての搭載。だからグレード名もホンダ伝統の「RS(ロードセイリング)」ではなく「ツアラー」。
自然吸気NAではないのでアイドリングストップ装置はなく、燃費も全グレード中低い部類の23.2km/Lです。4WDを選べば更に燃費は落ちます。流石に今時の軽としては劣りますが、それでも20km/Lを切っているんだから個人的には充分です。
運転して初めて気付いたのですが、意外に視界は良好です。
11月1日に展示車を見た際は、フロントグラスが傾斜しており、全高に対しウエストラインが高いので、今時の
軽トールワゴンにしてはグラスエリアが狭いと感じていました。それも数値以上に大きく見える要因とも。
でもそれは実は、必要最小限のグラスエリアを算出した結果だったんですかね? 個人的には運転中の視認性には全く不都合を感じませんでした。まあ、それより遥かに視界の悪い車を愛車としているから、他の車はどれも視界が良く感じるというのはあるでしょうがw
「米沢市内だから、新潟市内みたいな様々な試乗はできないだろうな」と思っていましたが、国道を巡航、直線を高速走行(言うほど速くは走れませんでしたが)、入り組んだ住宅街、果てはディーラーに帰っての車庫入れ(バックでの駐車)と、色々体験できました。
やっぱりリアビューモニターがあった方が、死角も見えて良いですね。
とはいえ、真冬に乗ると、シャーシから飛び出ている諸々の構造物は、雪道で盛大に擦りそうです。
雪国で車を乗ると、外装だけでなくシャーシや足回りを洗ってその都度融雪材を洗い流す必要がありますが、それはしやすい形状かな?
今度は、敢えて路面状況の悪い雪道での試乗もしてみたいですね。
昔の軽自動車は「安かろう悪かろう」でしたが、その時代は初代
スズキ ワゴンRが終わらせました。
そして更に、このN ONEが、より一層の上質感で挑んできました。それも見た目の上質感や高級感などではなく、乗り味や安全性という意味での上質感というのが、非常に好感が持てます。
値段が高いとか燃費が悪いとか言われていますが、これだけ装備やオプションを充実させたら高くなってしまうのも致し方なしだし、燃費については前述の通り。
むしろ競合他車の場合、装備やオプションを絞ることで価格を抑え、燃料タンクを小さくしたりスペアタイアを積まなかったりして軽量化することで低燃費の一助としているのですよね(いえ、それが悪いという意味ではなく)。
個人的には、同カテゴリであるワゴンRや
ダイハツ工業 ムーヴシリーズや
三菱自動車工業 トッポシリーズや、同じホンダの
ライフシリーズや
ゼストシリーズなどとは、根本から違う車なのではないかなと思いました。
付け加えるなら、今回対応してくれた販売員の方へも、好感を持ちました。
過度に丁寧すぎず、程好く緩く、程好く親身で、陽気でノリが良く、無理強いせず…。僕自身、今年に入って色々試乗するようになって実感しましたが、一部には感じの悪い販売員もいるとは本当だったのですね(;- -)
こういう人が対応してくれると、本当に欲しくなっちゃいますよw
いやあほんと、停める場所と、何よりお金があれば、通勤・通院・買い物・送迎・冠婚葬祭用のファーストカーとして欲しいくらいです。
もし本当に買うとしたら、グレードはツアラー・Lパッケージですね。しかも雪国には外せない4WDで。
本当はプレミアムツアラー・Lパッケージが良いのだけど、後述のカラーヴァリエーションが選べるのはこのグレードなので。
そこから、
BMW ミニみたいに仕上げていきたい。
外装色は、イノセントブルー・メタリック&ホワイトの2トーンカラースタイル。
メーカーオプションの
テールゲートスポイラー、
デカール センターストライプ、ブラックインテリアを装備。
無限からも、
サイドロアスポイラー、リアロアスポイラー(S1)、カーボンナンバープレートガーニッシュ、中央2本出しが精悍な
デュアルエギゾーストシステム、
アルミホイール MDN(ダークガンメタリック、15×5J)を装備。

イメージは、
BMW ミニ・クーパーS・ワン“ベイズウォーター・エディション”・6AT(DBA-SV16)です。
こんな風に改造して、のんびり走り回りたい。
最後に、有名どころのサイトでの試乗感想をハイパーリンクしておきます。
・
ホンダN-ONEに試乗してきたけど、走りの性能が凄すぎる、F1の技術で作られている
(ピカピカニュース2ch、2012年11月7日)
・
【ホンダ N-ONE 発売】発売2週間足らずで1万5000台を受注
(Response.、2012年11月15日)
・
ホンダ「N ONE」試乗記⑤「安全面も軽とは思えない充実ぶり?」・・・ん?
(Ethical & LifeHack、2012年11月25日)
・
新型軽乗用車「N-ONE」受注状況について
(Hondaニュースリリース、2012年12月6日)
・.ホンダ NーONE を試乗でなんちゃってインプレッション
(YouTube。2012年11月11日)
・【キタっ!】ホンダN-ONE速攻試乗 #LOVECARS
(同。川口まなぶ投稿、2012年11月16日)
・2012 HONDA N-ONE Exterior & Interior
(同。2012年11月17日)
・NONEちょっと乗り
(同。2012年11月17日)