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2012年12月31日 イイね!

コンセプトカーには夢がいっぱい

コンセプトカーには夢がいっぱい一年を締め括る話題としては、カー・オブ・ザ・イヤーに因んだものにしようかとも思いましたが、気になるニュースが出てきたので、敢えてこちらを。




この50年間でこう変わった…日本車のコンセプトカーの歴史
(らばQ、2010年10月2日)

【パリモーターショー12】レクサス、LF-CC 初公開…次期 IS はハイブリッドか
(Response.、2012年9月27日)

【画像あり】最高にかっこよかった「コンセプトカー」といえば?
(アルファルファモザイク、2012年10月30日)

間もなく市販化される! 2012年に発表されたコンセプトカー人気ベスト5
市販されないのは何とも惜しい! 2012年に発表されたコンセプトカー人気ベスト5
(autoblog、2012年12月31日)



昔のコンセプトカーは格好良かった。
およそ市販不可能なものばかりでしたが、メーカーは最新の技術を自慢しあい、限りなく未来的で、それゆえ現実感も生活感も皆無で、スーパーカー以上の憧れを喚起させられました。
それはあたかも、恐竜が最も栄えていた白亜紀やジュラ紀のように、様々な種類の様々なコンセプトカーがひしめき合っていました。

僕が最も印象的だったのは、1989年10月27日から11月6日開催の第28回東京モーターショーに出展された、三菱自動車工業 HSR-Ⅱですね。
三菱は巨大グループ企業であり、航空機部門と垣根を越えて共同開発。グループC車両のようなスタイリング。速度に応じてリアフラッペロン(リアウイング)とカナードが開く、それも速度だけでなくカーブを高速で曲がる際にも、カーブ内側の各スポイラーが展開する。総デジタルパネル化により、コックピットというよりコンピュータールームのような運転席。
『GRAN TURISMO 5』に収録されているので、知っている人も多いと思います(というか、丁度良いサイトを探していたら、『GT5』画像しかなかった)。

その中には、一見奇抜ながら、コンセプトカーから市販車に反映されたものも数多かったです。
1988年パリ・サロン発表のフノー メガーヌ・コンセプトのスライドドアなんかそうですね。市販されたメガーヌはコンセプトモデルとは似ても似つかぬものとなり、採用はされませんでしたが、遠く海を隔てたここ日本で、ミニバンや軽トールワゴンを中心に採用されるとは。
ジオット キャスピタの水平対抗ボクサーエンジンは、当時はスーパーカーに代表される夢のエンジンであり、今もスバルのお家芸。スバル SRD-1の「低く流麗で多人数が乗れるスポーツワゴン」という思想は、現行のエクシーガレガシィアウトバックトヨタ自動車 カルディナなどの源流ともなりました。
我らがAZ-1&キャラも、マツダ AZ550・タイプAというコンセプトカーの、いわば市販仕様です。因みに当時僕はタイプCのほうが市販希望でしたね。そのせいで今でも、人気や知名度で勝るフェラーリ エンツォよりは、兄弟車ながらよりグループC的なスタイリングのマゼラーティ MC12のほうが好みだったり。


それが平成大不況になって以来、時代を反映し、掌を返したように所帯じみた車ばかりになりました。
家庭において財布の紐を握る主婦が喜びそうな、低燃費・低コスト・低価格・四畳半的な車内空間・愛玩動物のようなスタイルと名前…。
それはそれで良いのだけど、そういうの だ け を好む人というのは、往々にして車そのものが好きなのではなく効率良い移動手段としてしか見做していない。また、目先の安さだけを追い求めているから、得意先を見付けて懇意な仲になることもなければ、\1でも安いほうへと流れるから、度を過ぎると巡り巡って自分の首を絞めるということにも気付かない。

コンセプトカーが不況を反映した車ばかりになるのと同時に、世界中のモーターショーも、開催期間が短くなったり、最悪開催されなかったりなどしました。
日本ではこの程度で済んだと言えるかも知れませんが、スペインでは20~30代の若者の恒常的な失業率が40%を突破するなど、海外特に欧州での不況は深刻です。


自動車界隈がつまらなくなって幾許か。
最近ではようやく、コンセプトカーらしいコンセプトカーが、再び見られるようになってきました。
今時らしい環境を考えたエコロジー性を保ったまま、楽しく、格好良く、純粋に憧れを喚起させられる車が。

アキュラ NSX・コンセプト、非常に楽しみですね!
日本のスーパーカーは、日産自動車 GT-Rレクサス LF Aだけじゃない。
僕は未見ながら、『アベンジャーズ』にも登場したとのこと。この車の話題性が感じられる一件です。

同社(本田技研工業)のEV-STERも、次期ビートとしてデザインされましたが、NSX・コンセプトと似通ったデザインなのが良いですね。初代ビートの異名の一つ「ミニNSX」を思い出させてくれます。
それがN SPORT(仮称)として復活が本格的に決定したのも、心躍るニュースです。

シェヴォーレイ コーヴェット・スティングレイ・コンセプトも、非常に気になる一台です。

 2010 Corvette Stingray Concept Car
 (YouTube、2009年11月27日投稿)

黄金期たる往年のC2・C3をオマージュしたレトロモダンスタイル、「スティングレイ(アカエイ)」のサブネームの復活、スーパーカーらしいスイングアップドアの採用、など…。市販化を前提としていない、あくまで未来のコーヴェットのデザインスタディモデルとして特化した、コンセプトカーらしい車です。
『トランスフォーマー リベンジ』『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』にも登場しましたね。
先日、次期C7のデザインがリークされましたが、そちらは現行C6をブラッシュアップしたデザインと推察され、当コンセプトモデルのデザインはあまり反映されていない模様。




コンセプトカーは、未来への展望や消費者への提案というだけでなく、その時その時の世相を映し出す鏡でもあります。
最近の、夢のある、しかし或る程度地に足の着いたコンセプトカーは、そのまま現在の車社会を反映しているんでしょうかね。
来年はどんなコンセプトカーが出るんでしょうか。そしてどれだけ市販車に反映されるんでしょうか。楽しみです。

最後になりましたが、今まで仲良くして頂いた方々には、今年一年有難うございました。
今年は公私の「私」の部分で、激動の一年でした。車を通じて、みんカラを通じて、色々な方とお会いできました。今まで半分引き篭もりみたいな生き方しかしてこなかったのに、いきなり交友関係が広まり、ようやく人並みに近付いたと思います。
直接お会いした方々には既に伝えてありますが、夏に身内に不幸があったので新年の挨拶はできませんが、来年も変わらずお相手して頂けたら幸いです。
Posted at 2012/12/31 21:58:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車談義 | クルマ

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