【画像】北海道の雪で埋まった一酸化炭素中毒死現場が凄い
(暇人\(^o^)/速報、2013年3月4日)
「お父さんはどうなったんですか」 父が命がけで吹雪から守り、助かった少女。母は既に他界…北海道
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年3月4日)
岡田幹男さん「妻亡くし2人暮らし」宮下大輝くん「一番元気で明るい子」
(msn産経ニュース、2013年3月4日)
【北海道】娘をかばって亡くなった父親、娘が呼吸できるよう空洞をつくり、薄着のまま猛吹雪の中を10時間覆いかぶさり守る
(アルファルファモザイク、2013年3月5日)
北海道オホーツク湧別町 猛吹雪
(YouTube、2013年3月2日)
ホワイトアウト これが吹雪だ!
(同、2013年3月3日)
車載カメラ:地吹雪とホワイトアウト in 北海道 Drifting snow & Whiteout in Hokkaido
(同、2013年3月4日)
北海道各地で暴風雪被害拡大 死者合わせて8人に(13/03/03)
(同、2013年3月3日)
昨日から収まってきたものの、ここ最近は毎日が暴風雪であり、本当に酷かった。
特に北海道の各地では、死者まで出るほど。痛ましい事件です。
地元みたいな場所でさえ、雪害というものを実感できます。
地面と水平に吹き付ける風で雪が舞い上がり、地面から逆向きに吹き上げてきて、一瞬で雪が積もります。当然、周りも見えません。これが「地吹雪」「ホワイトアウト」というものです。
普通に降ったとしても、それが雨のような大きさと量が、いつまでもいつまでも降ってくる。
本州では、かつて『プロジェクトX ~挑戦者たち~』にも取り上げられ、陸上自衛隊が出動する事態にまでなった、有名な
三八豪雪があります。
10年くらい前には、地元の国道113号線で、今回の北海道と全く同じ状況になって車が数珠繋ぎで立ち往生し、2人が車内で一酸化炭素中毒で死亡した事件がありました。
それを受けて、地元では以降の除雪予算が増額され、除雪車の出動回数が増えました。
それまでは、2階の屋根まで雪が積もり、家の中は常時暗闇となり、玄関から長い雪の階段を作って地上から出入りするしかなかったのですが、それにより随分文明的な生活が送れるようになりました。
東北地方日本海側でさえこうなのだから、北海道ともなれば、想像すらできません。
にも係わらず、社会人ともなれば、こんな悪天候であろうと車で外出しないわけにはいかないのですから。
本当に辛いニュースです。
専門家 「吹雪の車中で救助を待つ際は、窓を開けるなど換気に注意をしていれば、今回の事故は防げた」
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年3月4日)
そういう地吹雪の怖さを身を以って知っているだけに、
「なんで車を棄てて歩かなかったの?」
「なんで近所の民家に助けを求めなかったの?」
「なんで外で鎌倉作らなかったの?」
「なんで車の周りの除雪をしなかったの?」
「なんで窓を開けて換気しなかったの?」
「なんでそもそも車で出かけたの?」
「なんでそもそも雪の降るところに住んでいるの?」
などと、後になって訳知り顔で机上の空論を垂れる人間には、本気で怒りが沸いてきます。
この専門家というのは、
独立行政法人 防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)・佐藤威センター長。
そりゃあ雪の少ない地域に安住し、暖房が利いた部屋でぬくぬくと過ごし、机に向かって部下から報告されるグラフや数字しか見ていないから、そんな考えを恥ずかしげもなく言えてしまうのでしょう。

こんな奴が権力を握っている限り、こんな悲劇はこれからも起こるし、教訓は活かされないでしょう。
「老害」の見本です。
こんな自称専門家の戯言よりも、同じ状況を経験した素人による「冬は常に満タンにして、毛布とビスケットと携帯スコップを車内に常備しとけ」という助言のほうが、よほど価値があります。
「あーっ!あーっ!」 除雪車に25歳男性ひかれる 叫び声が3~4分つづく
(アルファルファモザイク、2013年3月4日)
たとえ暴風雪でなかったとしても、こういう事故もあります。
恐らく、リストラに次ぐリストラ、経費削減に次ぐ経費削減で、車外から安全を確認する補助員がいなかったのでしょう。現にこの辺も、日中はともかく、深夜や早朝の除雪作業では一人も見掛けませんから(もっともこの事件の場合、その補助員が車内にいたとか…。或いは「待機」と称して寝ていたのでしょうか。確かに、日中以外の作業では、安全を確認する必要性は極めて少ないとはいえ…)。
そしてどんなに大声で助けを求めたとしても、除雪車の騒音で誰にも聴こえなかったのでしょう。少なくとも、気付いたのは、近所の住民だけだったようですし。
他に歩ける場所はなく、たまたまつまづいた場所が、たまたま除雪車にとっての死角だったのでしょう。
これらの事件、ただただ痛ましいです。
何より、同じ雪国在住の人間として、決して他人事ではありません。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
Posted at 2013/03/05 12:28:54 | |
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