日産、1.5リッター+5速MTをラインアップする「マーチNISMO」
(Car watch、2013年6月24日)
日産、「マーチ」のマイナーチェンジと同時に、高性能バージョン「マーチNISMO」を発表!
(autoblog、2013年6月25日)
うわ、しょっぼ!(´ω`)
日産自動車 マーチ・ニスモ&ニスモS(DBA-K13後期型、DBA-K13後期型改)が、12月発売予定で24日に予約開始されました。
マーチ自体のマイナーチェンジとの同時発表です。
・日産「新型マーチ」発表!【デザイン】大胆変更→次期【デュアリス】や【エクストレイル】にも!
(Ethical & LifeHack、2013年6月27日)
・【日産】マーチ 「ナデシコピンク」の新色追加
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年6月28日)
しかしその中身は、注目に値するものは何もありません。
「往年のボーイズレーサーの名車“マーチ・スーパーターボ”“パルサー・GTi-R”の再来か!」
「それもニスモが手掛けるコンプリートカー!」
と、当初は一瞬期待しかけたんですよね。何しろ最近
ジュークRが話題になっただけに。
ところが蓋を開けてみれば、お手軽なライトチューンに徹している模様。
いえ、個人的には素性を活かしたライトチューンは好きなのですが、こんな内容なら、別にニスモを名乗る必要などなかったのでは?
ターボはおろか、マイクラ(マーチ欧州名)搭載のノート用エコ・スーパーチャージャーでもない模様。
ニスモブランドのコンプリートカーを名乗っておきながら、この期に及んでまだエコカー減税を当て込んでいるのでしょうか。「新世代のスポーツカーは環境やエコも考える」とでも言いたいのなら、相応のエンジンスペックや走りを見せ付けてからにして欲しい。
このクラスでは他にも、ヴィッツ・RS、ヴィッツ・RS“G's”、フィット・RS、スイフトスポーツ、デミオ・スポルト、生産終了したものの中古市場で未だ人気のコルト・ラリーアート・ヴァージョン-Rなど、錚々たる面子がひしめき合っています。
それらと互角に戦って存在感をアピールするだけの心意気が、ニスモや日産には、果たしてあるのでしょうか。
元々のマーチ自体は、必ずしも悪い車ではありません。
あくまで街乗りに特化した快適な主婦車として。
なのでこれは、サーキットや峠を攻めるための車ではなく、ニスモの装飾とスポーティな雰囲気を味わうためのパイクカーです。
パイクカーと言えば、同時期にもう一つ発表がありました。
スズキ、さらに女子力を高めた「アルト ラパン ショコラ」
(Car Watch、2013年6月19日)
写真で見るスズキ「アルト ラパン ショコラ」
(同、2013年6月20日)
スズキ「ラパン ショコラ」発表!【スイーツ】みたいな、超カワイイ【デザイン軽】誕生!
(Ethical & LifeHack、2013年6月22日)
【画像】さらに女子力を高めたスズキの「アルト ラパン ショコラ」150万円 なんじゃこりゃ
(暇人\(^o^)/速報、2013年6月23日)
こちらは、
スズキ アルトラパン・ショコラ(DBA-HE22S)。
こちらもマーチ・ニスモ&ニスモS同様、デザインは中々良い。ネット上で話題になるのも頷けます。
よくある、単にピンク色にしてスワロフスキーで飾り立てただけじゃない。フロントグリルやホイールや内装生地まで専用であり、凄く拘っているのが分かります。
事実スズキでは、女性だけの開発チームを作り、彼女らの意見を積極的に採用することで、軽の主力購買層である女性や主婦へ訴求しようとしています。これはその成果の一つでしょう。
個人的には、凡百な女性向け車よりも、頭一つ抜きん出ていると思います。
ところがこちらも、例によって、中身は普通のラパンと同じ。
軽のハンディキャップを埋める装備や、女性が運転することを見越した安全装置(サイドカーテンエアバッグ、衝突回避装置、横滑り防止装置など)があるでもありません。
元々のラパン自体が、見た目重視・雰囲気重視で、中身は至って普通の軽というパイクカー的車だったので、或る意味やむなしです。
スズキからはもう一つ、スペーシアカスタムというのもありますが……あれは男性向けパイクカーというよりはカスタムシリーズの定石なので、ここでは敢えて除外。
これらの車、個人的には物足りない部分も多々あるものの、たとえ本格的でなくとも、雰囲気を気軽に味わえるパイクカーですね。
AZ-1&キャラも、軽でありながらスーパーカーの雰囲気が味わえる、或る意味パイクカーです。
Posted at 2013/06/28 15:54:07 | |
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