【軽】 総務省「軽自動車税、大幅に上げるぞー!」 業界反発必至
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年8月24日)
【井元康一郎のビフォーアフター】スズキが迎える軽自動車増税の正念場
(Response.、2013年8月29日)
スズキ 新型 軽トラック「キャリイ 」 新型車速報 ~軽税制改革報道に鈴木修会長が「弱いものイジメだ」と苦言~
(オートック ワン、同日)
はあ~。いよいよですか。
或る程度覚悟はしていたけど、こうして着々と現実に近付いてくると、やっぱり複雑です。

怖いやら、焦るやら、寂しいやら…。
予てから、軽自動車の税率は安すぎると、何かというと槍玉に挙げられていました。
個人的には、なぜ批難されなければならないのか、全く以て不思議なのですが。僻むくらいなら自分も軽に乗り替えれば良いのだし、軽の税金が上がったところで普通車に乗っている自分の環境が何一つ良くなるわけではないのに。

軽は庶民の車です。だから安いのは当然です。乗っているのは、僕含めて皆貧乏人なのだからw
そもそも、軽には普通車に比べて様々なデメリットが多い。人が乗れない、荷物が積めない、安全性が低い、力が弱い、等々…。
だからそれと引き換えに色々と免除されているのは当然の話です。
それに、日本の道路や駐車場は相変わらず狭く、そんな中で車は「一家に一台」から今や「一人一台」の時代。だから自ずと、車のサイズを小さくして、数を多く持つ方向へ移行しているのです。
「ファーストカーとしてミニバンを持ち、セカンドカーは軽」というのは、今の一般的な家庭の自動車事情ではないでしょうか。
メーカーにしても、普通車以上に制約の大きい中で、それでも技術革新を怠らなかったからこそ、軽がこれだけ普及したのです。
軽で得たノウハウを、そのまま普通車や海外向けへフィードバックしているという現状もある以上、軽の衰退は普通車をも道連れにしかねません。
これは
TPPで、軽規格を廃止するようビッグ3から圧力を掛けられているので、その代替案ではないかと憶測が飛び交っています。
これだけ普及し、一定の支持も得ている現状では、そうそう廃止などできない。その代わり、税金を上げることで大目に見てもらおうとしているのではないかと。
かつて、ビールの税金が高くなったのでビールが売れず、代わりにメーカーも消費者も発泡酒へ移り、今度は発泡酒への税金も高くなり、メーカーと消費者は今度は第三のビールへ移った。それを思い出させます。
軽の税金が上がったところで、普通車への買い替えなどそうそう進まないでしょう。税金も燃費もより安いスクーターへ移るのではないでしょうか。ましてアメ車など。
こうして見ると、日産自動車と三菱自動車工業が、軽専門の合弁会社「NMKV」を立ち上げたのは、或る意味正しい判断だったのかも。その気になったらいつでも手を引けるように。
これからの各メーカーは、軽はOEMで賄い、自社開発の割合は減っていくんでしょうかねえ。
・
日産と三菱がスズキから軽商用車をOEM調達
(web CG、2013年8月29日)
勿論、ビールや煙草、そして消費税がそうであるように、軽の税金が上がったところで、すぐに軽が売れなくなるなんてことはないでしょう。
不平不満を鳴らしつつも、何だかんだで消費者は結局は慣れるもの。
でも気を付けていないと、いずれ普通車やその他、異業種含めた全体へも波及しかねません。
消費税も上がり、医療費負担も増え、年金支給開始年齢も引き上げられるといいますし。
増税自体は或る程度仕方ないとは思いますが、それなら財政の透明化や、第三者機関による監視、何より景気上昇のほうが先決です。
人類史上、増税で衰退した国は数あれど、栄えた国など一つもないのですから。
・堀江貴文氏 「逆効果だ。税収が増えず、節税や海外脱出を助長し、経済は冷え込むという最悪の結果を生む」 富裕層増税に
(ピカピカニュース2ch、2013年2月13日)
・参院選 自民党圧勝が自動車業界に与える影響
(clicccar、2013年7月26日)
・【自民党】石破茂「消費税率の引き上げ、党で決定済み」
(保守速報、2013年9月1日)
・【経済】浜田宏一氏「かえって税収が下がる可能性も」 消費税来年4月8%
(同、2013年9月4日)
・お前ら緊急に書くぞ!消費税増税阻止なんだよな?増税したら安倍首相は間違いなく嵌められる
(同、2013年9月5日)
・【消費増税】皆、反対しているのは、ここでやられたら倒産しちゃうからなんだよ。インチキの有識者会議で賛成多数とか茶番をやっている場合じゃないよ
(同、同日)
Posted at 2013/09/01 10:15:54 | |
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