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2013年09月26日 イイね!

変わりゆくシビック

変わりゆくシビックタイプRが復活!!!シビック タイプRが1.6Lターボ搭載で2014年発売
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年2月14日)

ホンダ・シビック・タイプR 1.6Lターボで最低でも265馬力以上に!
(同、2013年7月28日)

次期型シビック・タイプR ニュルでテスト走行開始
(同、2013年8月14日)

ホンダ・シビック・タイプR 2.0Lターボで正式決定!!!
(同、2013年9月11日)



かつて、本田技研工業が発売していた国民車・シビック。
モデルチェンジを重ねる毎に、どんどん変わっていきました。
海外市場でも人気が高まると、向こうでの需要に合わせて、大型化・大排気量化・高級化。
遂には気軽なコンパクトハッチバックの姿を棄てて高級セダンになり、終いには日本から姿を消してしまいました。


大型化したことで挙動は安定したでしょうし、大排気量化したことでエンジン性能も高まったことでしょう。
でも、シビックとして大切なものを、忘れてしまったような気もします。


本来こうだったものが…
 ↓

こうなり…
 ↓

こうですからねえ。

いえ、4ドアセダン化したのは、「所帯持ちでもスポーツカーが欲しい!」という潜在需要に応えた形であり、実はクーペよりもセダンのほうが空力もボディ剛性も高いそうであり(ハッチバックだと尚良し)、そもそもシビックフェリオという前例があっただけに、まだ納得できるのですが。
それに、大型セダン化しても、FD2型にはタイプRの精神性は健在でした。


それがとうとう、2リットルターボになるといいます。
シビックとしてはおろか、VTECとしての本質は、どこへ行ってしまったのでしょう。
確かに過給機に頼れば爆発的なパワーを発揮できるでしょうし、他社含めて幾重にも積み上げられたノウハウを共有できるでしょう。
何しろ国内仕様でも、VTECを名乗っていながら、ターボを搭載しているエンジンも、増えてきましたからねえ(N-ONE・ツアラーとか)。

しかしホンダだからこそ出来る、ホンダにしか出来ない車造りは、一体どこへ棄ててきたのでしょう。
無暗矢鱈とスペックを誇るのではなく、操る楽しさを実用的な小型車に凝縮したのが、シビックという車だと思っていたのに。
ライバルと同じ道を歩んでは、それはもはやシビックではありません。
今やフィットが、シビックの実質的な後継車です。


スポーティ且つ高級なミドルセダンが欲しいのなら、かつて日本ツーリングカー選手権でも活躍した、アコードでは駄目だったのでしょうか。
今のアコードが担う先進的な高級セダン路線は、ビガーやインスパイアやレジェンドにその座を預けて。


欧州ではダウンサイジングターボが流行であり、欧州専売車として特化したことにより、完全に向こうの法規や需要に合わせたのでしょうね。
まして向こうには、フォルクスヴァーゲン ゴルフ・GTI、フノー メガーヌ・フノースポール、フォード・モーター フォーカス・STといった、錚々たる面子がひしめき合っています。
だからシビックも、それら世界の強豪たちと互角に戦うためには、変わらざるを得なかった。シビックやタイプRやVTECの神髄に拘っていられる余裕など、もはやなくなった。




ホンダ「シビック・ツアラー タイプS」くるーーーーー!!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年6月25日)

【フランクフルトモーターショー2013】来期発売の「Civic Tourer(シビック ツアラー)」もお披露目!!
(autoblog、2013年9月11日)



そして5ドアステーションワゴン仕様も、正式発表されました。
でもその姿は、往年のシビックシャトルの再来というよりは、エアウェイブやストリームやオデッセイのような。
今のホンダが得意とする、低車高スポーティミニバンみたいです。

そのエアウェイブは生産を終了、その穴を埋める役目も兼ねてフィットシャトルが登場。
ストリームはウィッシュの陰に隠れて、今一つぱっとしない。
オデッセイは本来の姿を棄て、エリシオンと統合され、背が高く家庭的で実用的な本格ミニバンとなります。

考えようによっては、シビックツアラーは、変わってしまったオデッセイの事実上の後継車となるべく造られている車なのかも(欧州専売だけど)。




時代は変わる。僕らを取り巻く状況も変わる。
車を買う層も変われば、そんな人々が車に求めるものも変わる。
そして企業はボランティアでやっているのではないのだから、よりお金を落としてくれる人の言うことを聞くのは、当然の話。
だからモデルチェンジの度に本質を離れて変容していくのは、仕方のないことではあります。

シティもそうですが、大型化した末に、海外専売車になり、本来の姿や持ち味を失った、シビック。
立派な姿に成長したものの、かつての純朴さを失い、故郷を巣立って二度と帰ってくることはなかった。
我が子の成長を見守る親の気持ちって、こんなものなんでしょうかねぇ…。
Posted at 2013/09/26 14:25:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車談義 | クルマ

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