【動画】 佐村河内守氏が耳が聞こえることを証明する決定的な証拠が見つかる
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2014年2月7日)
“偽ベートーベン”佐村河内守氏、インターホン聞こえていた…「AERA」が昨年に行ったインタビューの掲載を見送った経緯を紹介
(アルファルファモザイク、2014年2月10日)
ちょwwwwwwwwだせえwwwwwwww
…まあそれはそれとしてw、このニュースにより思い出したことがあります。
エコカー減税黎明期にプリウスが爆発的な普及を見せた当初、その無音ゆえに歩行者との接触事故が危ぶまれていました。
プリウス発売当初は「無音なのが良い」と肯定的に捉えられていたのが、普及と共に「無音なのが悪い」と、評価は一変。
安全性や快適性を追求した結果が、裏目に出た。
そこで、NHKで特集が組まれたり、JAFが検証したり、ホイールに内蔵して走行中に音を発する装置を当時の男子中学生が発明して話題になったりしたものでした。
機械に詳しい者の間では、自作して公表したり、それをヤフオクに出品する動きも、一部にはあったようで。
プリウス車両接近通報装置を江頭にしてみた
(YouTube、2010年9月7日)
正直プリウスを始めとする純然たるエコカーには興味がないのでよく知らないのですが、今ではこの無音問題も解決されているそうですね。
高福祉社会と言われるようになった昨今。
通常の車体を改造し、介助や介護の必要な高齢者や障碍者でも難無く乗り込める、
福祉車両も充実してきました。
車椅子から座席への移動には、従来では、ホームヘルパーのほうで動線や支点を工夫する必要がありました。
それが今では、助手席が車外に電動でせり出してきて、車椅子と同じ高さにまで下りてきたり。
それらはミニバンやステーションワゴンの例ですが、この流れは軽自動車にも。

例えば
本田技研工業 N-BOX+・車いす仕様車(DBA-JF1/2)や、
スズキ スペーシア・車いす移動車(DBA-MK32S改)などの場合、荷室の床や開口部下端が低く設定されており、付属のスチール製スロープと組み合わせて、車椅子に座ったまま乗り込める仕組みになっています。
車椅子自体は至って軽量であり、押して歩くにはさしたる膂力は要りませんが、これらの車は更に電動ウインチを搭載しており、車椅子を自動的に引き上げてくれるとのこと。
格納後は、車椅子を固定するストッパーや、車椅子用のシートベルトも、勿論装備。
特に前者は、福祉車両のイメージを覆す、装備や車体形状の豊富なヴァリエーションです。福祉車両になっても、N-BOX+/N-BOX+カスタムの個性はそのままというのは、魅力的です。
そもそも
軽トールワゴンは、小柄な軽規格に対し、広大な開口部と室内がセールスポイント。至るところにアシストグリップもある。
なので、特に何もせずとも、そのままでも既に福祉車両みたいなものですね。
僕が最近、軽トールワゴンに興味を持ち始めたのは、「車中泊の一人旅が楽しそう」というだけでなく、それも理由です。
【国際福祉機器展2012】手だけで運転を楽しめるスバル「BRZ」出展!※ビデオあり
(autoblog、2012年10月6日)
従来のイメージでは、福祉車両というと、先に挙げたミニバンやステーションワゴンや軽トールワゴンが中心でした。
そしてその分、「体が不自由になってもスポーツカーを楽しみたい」という向きには、諦めを強いる側面がありました。
しかしBRZはやってくれました。これは脚が不自由な人にも運転できる仕様だそうです。
これは改造キットとなっており、86にも装着可能になっているとか。
更には、車椅子さえ積載可能とのこと。
1980年代後半のスペシャルティカー全盛期ならいざ知らず、今時スポーツカーなんて或る意味「選ばれし者」の車です。
実用性はない、運転は危険、乗り降りは苦慮、無意味なハイスペック、燃費は悪い、価格や税金や保険料が割高。
先行きの見えない現代にあって、もはや苦行以外の何物でもありません。
そんな中にあって、福祉車両をスポーツカーに設定することは、意義深いです。
「選ばれし者」だけに独占させるのではなく、誰にでも乗れる車にしようとしているのだから。
成熟した車社会とは、こういう車を生み出すことをも意味します。
そもそもスポーツカーにもATが設定されている。
従来は否定的に捉えていましたが、快適性や合理性といった観点だけでなく、障碍者や高齢者でもスポーツカーを楽しめる手段として、ATが選べるというだけでも有効なのでしょうね。
いずれ誰にとっても他人事ではなくなるのだから。
Posted at 2014/02/09 23:14:59 | |
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