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ふじぃのブログ一覧

2012年04月28日 イイね!

諸君、私はドリフトが嫌いだ

諸君、私はドリフトが嫌いだこの記事は、「どんな人だろう?」について書いています。




みんカラには、ログインすると、イイね!が多く付けられた日記が上位に紹介される機能があります。
その機能により、今日ログインしたら、D1選手・中村直樹氏関連の日記が幾つも上がっていました。



 エキサイティングカーショーダウン2012 2
 (YouTube、2012年4月8日)


うわあ……。な、何ですか、これ?
バリケードもない一般駐車場内で、ギャラリー(他の動画を見たら、子供や女性までいる!)が多数見ている中、空ぶかし・バーンナウト・急加速・定常円旋回。
スタッフが駆け寄って「止めて下さい!」「危ないですって!」「怪我人出るかも知れないから止めて下さい!」と叫びながら制止を試みるものの、笑いながら振り切る。
しかも、中村選手一人のスタンドプレーならいざ知らず、D-MAXBURSTの組織ぐるみで。

この騒動を取り上げた複数のブログを読んで知りましたが、これは、今月7~8日にポートメッセなごや 名古屋市国際展示場・1号館で開催された「熱走エキサイティングカー・ショーダウン2012」において、最終日の搬出時に見学者用駐車場で起きた事件なのですね。


少し調べてみたら、中村選手は以前から、何度も何度もこういった騒動を起こしてきた人物のようですね。
遂にはD1グランプリ公式サイトに掲載される始末。

しかも問題が起きる度に、批判したブログ主に対し、
「主催に謝ったさかいこの問題は終わりやろが!」
「外野がとやかく口出す問題やあらへんのとちゃうか?」
「ネチネチネチネチ女の腐ったみたいにやかましいわ」
「文句あるんやったらツラ見て話しあわんかい? 北海道でも沖縄でもどこにでも行ったるさかい^^」
などと逆ギレてばかりの御仁だとか。
しかもそれが、本人のみならず、チームメイトやファンも尻馬に乗って。
さながら不良気取りの田舎の中高生グループそのものです。

そして正式な処分が下されると、それまで火に油を注いでいたチームメイトやファンたちが、一斉にだんまりを決め込む。
まるで「あれは本人の問題であって、俺らには関係ない」と言わんばかり。

関係者も関係者で、そんな中村選手を擁護してばかり。
主催者の稲田大二郎氏からしてが、違反や罰金は勲章などと言い張る始末(まあ確かに、全賞金の返上は流石にやりすぎというのには同意ですが)。
何より、今は若者の良き理解者である土屋“ドリフトキング”圭一氏も、かつてのそういう若い時期を通過して今のポジションがあるので、尚更誰も強く言えないというのはあるでしょう。


これがモータースポーツだ?
馬鹿言っちゃいけない。こんなマナーもモラルもない、ルールに背く事を是とする、ギャラリーにも主催者にも迷惑を掛ける連中が、スポーツマンである訳がない。





ドリフトしてる人って、何でこういう人が目に付くのでしょうかね。
いえ、あくまで一部の人であり、多数はちゃんとしてるのかも知れませんけど。

そういえば、ドリフト天国も、編集方針は正にこんな調子です。アウトロー気取りの厨ニ病雑誌。
いつだったかも、マナーの悪さを嘆く投書に対し、「そんなの知るか。そういうのは俺らがとやかく言うべきことじゃなく、キミら一人一人が自覚すべき問題じゃないのかな」と、にべもない。
同じ出版社でも、大人になったOptionとは雲泥の差。

確かにドリフトとは、その成り立ちからしてアウトロー的というかアンダーグラウンド発祥のジャンルだから、そこで生きている層も自ずとそういった人々ばかりになるんでしょう。
かてて加えて歴史も浅いので、ジャンル的にも住人の質的にも、まだまだ幼い。


個人的には、「見た目はDQN、中身は大人」な人が好きです。でも彼らは、「名は体を現す」。
車自体は、ショーアップを意識しているから、素直に格好良いのにねえ…。
Posted at 2012/04/28 12:17:40 | コメント(15) | トラックバック(2) | モータースポーツ | クルマ
2012年04月25日 イイね!

痛車Magazine No.01

痛車Magazine No.01痛車グラフィックス vol.13と一緒にこちら、月刊モトモト2012年5月号増刊 痛車Magazine No.01も買ってきました。
次々と痛車雑誌が廃刊になっていった、或いは一回限りのムックとしてしか出ない中、久々に創刊した、痛G以外の雑誌です。




表紙のせいで、アニメ誌に見えてしまいますねw
発売日は痛Gと近く(痛Gが3月31日、痛車Magazineが4月13日)、版形も同じB5判、ページ数は若干少ないものの並べた際の厚みは殆ど同じ(痛Gが140ページ、痛車Magazineが116ページ)、価格は\100増し。
綴じ込み付録として、『僕は友達が少ない』の、表紙と同じ絵柄の柏崎星奈ちゃんのステッカーが付属してきますが、カットラインがないので自分で切り抜く必要があります。
ページ構成も、一部モノクロページが混じっているものの、基本はフルカラーで、記事内容によって巧く使い分けています。
一見した感じ、唯一であり最大手である痛Gに限りなく合わせています。


肝心の中身ですが……おおっ、これは!(*゚∀゚)
新創刊という事で、様々な試行錯誤を予想してたんですが、いい感じ。

のっけから、トヨタ自動車 86(ハチロク)を用いた、オリジナル痛チューニングカーのイラストが!
86の痛車は、販売直後であり納車はまだなので流石に実在しませんが、イラストとはいえ一番乗り? イラストの強みとして、細部にまで拘り、内装にもやる気が。

紹介の仕方や車種選定、ドレスアップの解説、果てはオーナーの「こういう車が作りたかったから云々」といった自分語りまで、まさに読みたかった内容ばかりです。
デモカーなどの超絶だけど一部の車や、有名なスーパーGT選手権マシンばかりを重点的に取り上げるでもなく、一般オーナー車を満遍なく取り上げているのも好印象。
走行会の紹介においては、車種やチューニングの解説や、サーキット走行におけるルールやアドバイスもあり、いかにも車好きらしい着眼点が見受けられます。
パーツ装着や施工やメンテナンスなど、車を扱う上での実用的な内容も、カラー写真で丁寧に解説。
メーカーやショップの宣伝でも、広告の出し方は、オーナー側にとって知りたい情報として載っているのではないでしょうか。これが痛Gだったら、広告主からの一方的な押し付けでしたからね。

特に僕が感心したのは、60~61ページの、ボンネット裏の断熱材装着です。
見えないし、ドレスアップとしては却って美観を損ねるものであり(よくイベント会場で内部を披露している車がいますからね。中には、ボンネット裏にもカラステを貼ったりエアブラシ塗装している車も)、どちらかというとチューニングカー寄りの発想ですが、車を動かす上で避けて通れないし、何より実用的。


こういうのが読みたかったんですよね~(*´∀`)
今号の痛Gが「痛車である前にクルマ好き」を謳っている割に期待外れな内容であり、そもそも最近はデモカーと広告だけの内容になって久しいので、尚更輝いて見えます。
今号はチューニングカーが中心の内容であり、僕も大好きですが、いずれ痛車で人気の他カスタム(ドリフト、スポコン、VIP、外向きオーディオなど)も取り上げて欲しいですね。デモカーや、フルラッピングや、欧州製高級車を用いたドレスアップカーは、痛Gで散々やっているので回避で。
ショップの紹介も同じく痛Gでもうお腹一杯なので、DIYで施工やカスタムをしているオーナーに取材し、極意を披露してもらうのも面白そう。特にデジタル最新機材を使いこなすよりは、それこそアナログ手法でやっている人を。
付録のシールも、次はフューエルリッド用やリボン型といった、実際に車に貼る事を想定したものを付けてくれると嬉しいし、その方が車雑誌らしいですね。

現在の痛車雑誌は痛Gの独壇場ですが、あちらはすっかり悪い意味で様変わりしてしまいました。なので、それこそ痛Gの牙城を崩す存在になって欲しいです。
取り敢えず、第2号も出るなら購入決定です。
Posted at 2012/04/25 12:21:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | 雑誌 | 日記
2012年04月23日 イイね!

痛車グラフィックス vol.13

痛車グラフィックス vol.13遅れ馳せながら、GEIBUN MOOKS No.843 痛車グラフィックス vol.13を買ってきました。
他の痛車雑誌が2号で廃刊になっていく中、これだけは根強く続いています。
僕自身も第1号から毎回買っています。特に今号の特集は「痛車である前にクルマ好き」との事で、非常に楽しみにしてました。


さてさて、ページを開いてぱらぱら……。

えっ? こ、これだけ…?
ベース車両の解説とか、様々なカスタム痛車を、次から次へと誌面を割いて紹介するのを想像してたのですが、期待は大きく外れました。
ドレスアップカーだったりオーディオカーだったりと、紹介するカスタムの方向性も一辺倒。僕としては、日本車・外車・旧車・EV、スポーツカー・ミニバン・コンパクトカー・軽・セダン・ステーションワゴン・SUV、純正・チューニングカー・ドリ車・スポコン・街道レーサー・クロカン・VIP・ラグ・ユーロ・ローライダー・USDM・外向きオーディオ・レプリカなどなど、満遍なく紹介されているのが理想だったのですが。
こういう内容だったら、バックナンバーで何度もやってましたよね? 今になってわざわざ特集と称する必要があったのでしょうか?
ページ数そのものも少ないので、読み応えもない。

何より、取り上げられている車はショップのデモカーが殆どだったりして、僕にはどれも遠い世界の存在でしかない。
高級車や外車をベースに、大掛かりなオーディオを組み込み、大仰なエアロパーツと大径ホイールで武装し、色とりどりのネオンやLEDで飾り付け、内装やシートを総張り替え、痛ステッカーをフルラッピング…。
確かに華やかで人目を惹くし、僕も大好きだけど、それだけが痛車の楽しみではないでしょうに。

他のページに目を移しても、イベントやミーティングの様子を申し訳程度に紹介するだけで、大半はパーツメーカーやカスタムショップや施工会社の宣伝にページを割いている。

今や完全に御用雑誌と化していますね。読者は置き去りです。少なくとも、僕はそう感じました。


1~2号で廃刊になっていった雑誌が多い中、これだけ続刊できたのは、或る意味広告費を捻出してくれる業界各位との繋がりがあったからなのでしょう。単純に売り上げが良いからといって純利益に繋がるとは限らないのが、大人の世界の面倒臭さですからね。
そして、歴史や規模が大きくなればなるほど、そういった大人のしがらみに際限なく絡み取られてゆく。絡み取られていくからこそ、続刊させる事ができる。以下無限ループ。
その結果、最近の痛Gは、唯一の痛車雑誌として君臨するのと引き換えに、創刊当時の理念を失ってしまった。
今思えば、早々に消えていった雑誌たちには、良い意味での素人目線がありました。

個人的には、普通の車雑誌で、たまに痛車が取り上げられているのを見付けるのが楽しみです。
それでも、丸々一冊痛車が纏められているのは嬉しいですし、まして痛Gは貴重な専門誌ですからね。
半ば惰性ではありますが、これからも買い続けますよ。
Posted at 2012/04/23 18:47:10 | コメント(6) | トラックバック(0) | 雑誌 | 日記
2012年04月22日 イイね!

スーパーカーww。

スーパーカーww。スーパーカーは、確かに凄いし、憧れます。単純にデザインだって素直に格好良い。
そして、殆ど実車を見る事が叶わないからこそ、余計に物珍しさもある。

でも、人知を超えたハイスペックを備えているとしても、それを操れなければ意味がないと思うんです。
飼い殺しにするのは可哀想。かと言って、思う存分暴れさせるとどうなるか。




最近でもありましたよね。昨年末、フェラーリで中国道をツーリングしていたら玉突き事故を起こした一団が。
「ものすごい音をたてて車が走っていった」フェラーリ6台大破、24台絡む事故…山口・中国道
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2011年12月4日)
フェラーリなど多重事故で10人軽傷の事故に関して、フェラーリって乗りこなすのが難しいのでしょうか?
 (Yahoo!知恵袋、2011年12月7日)
海外の反応 - 日本でフェラーリ8台を巻き込む大事故 -
 (とりいそぎ。、2011年12月12日)


過去にも、ブガッティ・オトモビル ヴェイロン16.4で雨の日に全開走行をしていたら、スピンして全損したとか。
1億6300万円の高級車ブガッティ・ヴェイロンが一瞬でスクラップに
 (GigaziNE、2007年12月10日)


誰かは忘れたけど、F1ドライバーがフェラーリを運転していて中央分離帯に激突し、飛んでいったタイヤの距離と車体の破損具合で物凄い速度を出していた事が発覚したとか。
『西部警察2003』のロケで、TVR タスカンが見物客に突っ込んだという事故もありましたね。

他様々、こんなのも。




旗艦として、或いは何らかの記念として、スーパーカーを限定生産するのなら分かります。
常軌を逸したハイスペックというのも、車に関心がない人に対し、強烈なアピール材料となる。メーカーにとっても技術力や開発力や工業力のアピールにもなりうる。
スーパーカーとは非常に分かりやすいアイコンです。

でも恒常的に生産し、しかもそれがドライバーの操れる範囲を超えたスペックを有しているというのは、ちょっと違和感を覚えるのですよね。
それだけの性能があるのだから、きっと、1~2速に入れただけでいきなり80~90km/hもぶっ飛んでいくであろう事は、想像に難くないですし(確か、昔のOption誌上で行われたゼロヨン対決で、日産自動車 スカイライン・GT-R(BNR32)が正にそんな感じだったと記憶しています)。

そして何より、有名F1ドライバーでさえも、公道ではスーパーカーで事故や違反を起こしているという事実。
そりゃそうだ。人間の動体視力や反射神経や反応速度には限界があるんだし。それを越えた車を、サーキットとは条件の異なる公道で、一般車と同じ感覚で、一般車に紛れて運転するとどうなるか。
かてて加えて、僕含めて、人間誰しも欲がある。「こいつにもっと本気を出させてやりたい」「こいつの唸り声を聞いてみたい」「限界性能を操ってみたい」など、車好きなら誰でも思う事を実行に移したら…。


スーパーカーとはその性格上、庶民的な日常使用を完全度外視しており、怪物的スペックにも係わらず非常にピーキーで扱いづらい。だから事故が起きるのは或る意味当たり前。
僕だったら怖くて乗れません。




そんな風に考えると、日本のスーパーカーは、世界でも特異な存在なのかなと思えてきます。
何しろ、スーパーカーでありながら誰でも乗れるんですから。
歴代GT-Rなんて、特にR32型以降は電子制御を多用した事も相俟って、普通乗用車として、日曜日にお父さんが家族を乗せてドライブできる。
これって考えてみれば凄い事です。

品質も信頼の日本製。
スーパーカーを語る際によく「イタリアの職人が一台一台手作りで…」と言われると聞こえは良いですが、実際には手作りの宿命として個体差が激しく、そもそも海外は根本的な品質管理自体が好い加減。
ボンネットやドアのチリが合わないとか、ウェザーストリップから雨漏りするとか、エンジンを切ってもメーターがゼロを指さないとか、パワーウィンドウが動かないとか、タイヤハウスとホイールベースがちぐはぐだとか、前輪の片方はフェンダーからはみ出していて反対側は引っ込んでいるとか…。
一台一台症状が違い、しかしそれが当たり前の世界。
そんな欧州製スーパーカーに対し、安定した日本の職人技。

価格だって、DBA-R35型に至っては、同等の性能を持つ外国産スーパーカーと比較しても、赤字覚悟の出血大サービス。
本田技研工業 NSXだって、中古価格は一時期に比べれば大分こなれてきているようです。


その代わり、R35型に至っては、出自や職業や年収や社会的な立ち位置や過去の運転履歴など事細かく身辺調査をされ、オーナーとして相応しいかどうかの審査を受けるのだとか。
晴れて審査を通過しても、今度はオイル交換やタイヤ交換などのスケジュールも厳密に管理される。社外製ホイールへの交換さえ御法度だそうで、自由を割り込ませるだけの余地がなさすぎる。
スーパーカーらしいといえばらしいですが。

それに、個人的には、日本のスーパーカーは洗練されすぎていて、逆にオーラを感じないのが残念ポイント。
「量産品」「工業製品」「感情を持たない冷たい機械」としか映らない。

まあ、買えない貧乏人の僻みです(;´∀`)


それらを総合した上で思うのですが、たまに「フェラーリww。」「ランボルギーニww。」「カウンタックww。」「ベンツww。」「痛スーパーカーじゃなイカ!ww。」「あっるぇ、今日も痛スーパーカーをホイホイしてしまったでゲソww。」「知り合いのですww。」などと連呼しながら大はしゃぎされている人を見ると、本当に分かってるのかなあと疑問に思う時があります。
正直、スーパーカーが好きなのではなく、スーパーカーという名のブランドが好きなだけのスペック厨としか。

同じスーパーカー好きにしても、こういう人のほうが好きですね。
年収280万がフェラーリなんて持つな><
 (アルファルファモザイク、2011年12月27日)

本当にフェラーリが大好きなんだなというのが感じられて、好感が持てます。
ヲタクの鑑です。
こういう人は応援したいですね。




ともあれ、車選びは、スペックやブランドよりも、まずは身の丈に合っているかどうかを優先したいものですね。自分で操れるだけの性能やサイズかどうか。
或いは、踏み込みたくなる右足を抑えられるかどうか。
ドライバーとしての資質は、まずはそこから始まるんではないでしょうかね。
Posted at 2012/04/22 01:52:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | スーパーカー | クルマ
2012年04月18日 イイね!

マッスルカーの毒牙

マッスルカーの毒牙ペットのヘビ(全長6.5m)に噛まれて66歳男性が死亡 絞められた跡も
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2012年4月15日)



僕の住むところでも、田舎だから、蛇は時折見掛けます。
とはいえ日本の蛇だから、基本的にアオダイショウです。毒はなく、大人しく、無害で、ちょっかいを出せば慌てて逃げる、可愛い奴です(*´∀`)
たまに危険な蛇がいるにしてもマムシ程度であり、それとて沖縄のハブほどの攻撃性があるでもないから、放っておけばそのうちいなくなる。

しかも蛇がいるという事は、それだけ自然が豊かであり、食物連鎖のピラミッドも安定しているという証明でもあります。
世界各地で蛇が古代から土着信仰の対象となってきた理由とも、無関係ではないでしょう。

蛇というのは、獲物を捕食する際、一息にかぶり付くと思われがちですが、実際には体を巻き付けて絞め殺してから、ゆっくり丸呑みするんですよね。牙や毒は案外副次的な役割しかない。
雄同士の戦いでも、互いに体を絡ませあって締め付け合う事で、相手にダメージを与える。
それが6.5mものアミメニシキヘビともなれば、たとえ相手が人間でも、窒息させる事も骨折させる事も余裕でしょう。
蛇というのは、それ程までに、全身筋肉の塊なんですね。手足がない分洗練されているし、鱗の形状や配置も獲物を放さない滑り止めとして役に立つ。




前置きが長くなりましたがw、要するに何が言いたいかというと、このニュースを読んでマッスルカーを連想したのでした。

名立たるマッスルカーには、蛇の名前が使われています。
主だったものだけでも、ダァヂ ヴァイパー・SRT-10フォード・モーター マスタング・シェルビーGT500・スーパースネーク…。
どれも現実離れしたモンスタースペックの持ち主であり、それを支える事のできる筋骨隆々とした肉体、大らかで頼れる骨太な巨躯。しなやかさや繊細さや理屈や計算とは無縁な、豪快で暑苦しいまでのマッチョぶり。アメリカ車文化の象徴です。
そこへ蛇の名前を冠されているというのも、生まれながらにして鍛え上げられた蛇の全身筋肉を連想させます。

ヴァイパーに至っては、2008年式には新色が加わりましたが、それがヴェノムレッド・スネークスキングリーン・ヴァイパーヴァイオレット・ヴァイパーオレンジなどと、どれもわざわざ蛇に因んだ名前を宛がうという徹底ぶり。
緑色のヴァイパーなんて、さながら車の形をしたエメラルドツリーボアです。


欧州にもこんな化け物じみた車はありますが、あちらはスーパーカーと呼ばれ、互いに一線を画しあう存在です。貴族文化の延長であり、芸術品の一種に等しい。
そして芸術とは、お金と時間を持て余した貴族が、お気に入りの職人を丸抱えして作らせた、神の真理を理解し近付くための手段でもあった。
だからこそ、ランボルギーニは異端なんですね。

日本のスーパーカーに至っては、緻密な理論や計算に基き、冷徹なまでに正確で確実で、決して主に逆らわない、量産されたあくまで工業製品。
一切の無駄を省いた結果生まれた、機械としての究極形。

同じハイパフォーマンスカーと言っても、どれもマッスルカーとは根本から違うものです。


個人的には憧れるけど、だからといって乗り回したいとは思わないですね。あまりにも現実離れしすぎてますもん。
特にヴァイパーなんて、8.4リットルV8もあり、自然吸気NAにもかかわらず608馬力を叩き出します。こんな市販車、一体どうせよというのでしょう。どうしようもない筋肉馬鹿ですねw
純正でさえこれなのに、これがコンプリートカー・ヘネシー ヴェノム1000ともなれば、ツインターボ装着により1000馬力を叩き出し、更なる強化を施されたボディ剛性や足回りとも相俟って、最高時速は400km/hになんなんとする。
しかも今時古典的な、OHVエンジンとラダーフレームです。半ば生きる化石であり、その辺も、恐竜時代から変化していない蛇に似ています。

この中では、シェルビーGT500が一番現実的であり、現代的ですね。
既存車種のハイパフォーマンスモデルであり、よって一般的な乗用車型で、4人が乗れ、荷物が積め、スーパーチャージャー付き5.4リットルV8DOHC・500馬力。
それでも、マッスルカーという括りの中での話であって、普通の車に比べれば……(;´∀`)


美しくありながら危険な雰囲気もあり、少しでも扱いを間違えるとたちまちドライバーに牙を剥く。
そして危険であるからこそ、逆に魅了される。
マッスルカーと蛇は共通しています。
Posted at 2012/04/18 17:21:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | マッスルカー | クルマ

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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