• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ふじぃのブログ一覧

2012年04月17日 イイね!

イイね!100個達成

イイね!100個達成本日19:53を以って、我がキャラに付けられたイイね!が、100個になりました!
いやあ、まさかこんな日が来ようとは…。
付けてくれた皆様には感謝の気持ちで一杯です。

記念すべき100個目を付けてくれたのは、大阪府のひでまる~さんです。
ご本人の許可を得て、ここに紹介します。
愛車はミニのオープンカーなんですね。しかも、銀地に青いレーシングストライプスと、それと同色のシートがスポーティです。
個人的にミニには、ルーフに大きなユニオンジャックを描くべしという固定観念があるのですが、こちらはルーフがない代わりにサイドミラーに施しており、ミニとしての拘りも忘れていない。
良い車です。

本当に有難うございました。
Posted at 2012/04/17 23:52:32 | コメント(3) | トラックバック(2) | 愛車紹介 | クルマ
2012年04月10日 イイね!

オープンカーは漢の車

オープンカーは漢の車前回の日記の続きです。




異性や世間からの人気や実用性は兎も角、オープンカーの開放感には憧れます。
その感覚は、きっとグラスルーフやサンルーフの比ではないんだろうなと思います。
太陽からの祝福を全身一杯に浴び、車外の世界と一体化し、体ごと風を切り裂いて疾走する。普通に無難に堅実に暮らしていれば、絶対に味わえない世界が待っている事でしょう。

僕自身、キャラがなかったら、スズキ カプチーノを買うつもりでした。
それもなかったらトヨタ自動車 MR-S。理想は本田技研工業 S2000や、マツダ ロードスター(重くなったNCよりは、より軽量で、デザインにうねりが利き、原色の色数の豊富なNBが好み)。
アメ車的な三菱自動車工業 エクリプス・スパイダーGTS(TA-D53A)も、一度だけ乗った事がありますが、良い車でした。
ABCC四兄弟も、AZ-1&キャラ以外は全てオープンで2シーターなのも、偶然の一致とはいえ、根底に流れる思想が同じだったからなんだろうなと思います。


オープンカーと言えば、本場外車も忘れてはならない。
以前も書きましたが、フォード・モーター マスタング・V8GTコンヴァーティボルプレミアム(6thジェネレイション)か、シェヴォーレイ キャメーロ・コンヴァーティボル(5thジェネレイション)で、夏の海岸線をのんびりドライブするのが夢です。特に後者は、インフェルノオレンジメタリックの外装色・黒いラリーストライプ・銀色のピラー・ベージュの内装色という、昔ながらのスタイルで。
本当は潮風は車に良くないのですけどねw

ライトウェイトスポーツを求めるなら、ロータス・カーズ エラン・S4・DHC(ドロップヘッドクーペ)・スプリントが好みです。
ポルシェ ボクスター・スパイダー(987型)も相当魅力的な車です。「速さを求めるならカレラ、運転の楽しさを求めるならボクスター」と言いますが、そのボクスターを更に純化したスパルタンモデルです。潔すぎる軽量化により、一切の快適装備は省かれ、今のご時勢にあってキャンバストップ、しかも手動。極め付けはインナードアハンドルすらなく、一本の革紐があるのみ。正に漢(おとこ)の車。

今、全ヲタクにとって意味のある車はBMW Z4ですが、奇しくもこちらもオープンカー。
現行のE89型はリトラクタブルハードトップを採用した事により重量増となってしまい、Z3から続くライトウェイトスポーツの味は薄れてしまいましたが、その分スポーツクーペとしての走りは突き詰められており、何よりリトラクタブルハードトップと2リットル直4DOHCターボというのが日本に合っている。

変わり種ですが、プリムス プローラーにも惹かれます。
もっともこれは、オープンカーというよりホットロッドですが。

 Brian Setzer Orchestra - Gettin' in the Mood(2000年)
このPVの前半にも、ホットロッドが主役マシンとして出ています。いや~格好良いね!
往年のジャズの名曲をアレンジしたノリノリの曲調とも相俟って、陽気で開放的で大らかなウエストコーストの香りが、ホットロッドと言うかオープンカーと言うかアメ車からは漂います。


ABCC四兄弟の末弟・ダイハツ工業 コペンが、8月一杯を以って生産終了するという告知が、先日なされました。これによって、四兄弟の血筋は途絶えます。
それにより、新車で買える日本のオープンカーは、ロードスターと日産自動車 フェアレディZ・ロードスター(CBA-HZ34)だけになります。
外車に比べて日本車のオープンモデルそれも2シーターが少ないのは、それだけ日本の風土や道路事情や民族性に合っていないからであり、仕方ない事ではありますが、それでもやっぱり寂しいですね。

そこへきて、トヨタ自動車 86(ハチロク)&スバル BRZ当初からオープンモデル追加を見越した設計となっており、現在それが実現に向けて開発中だというのには、期待が高まります。
商売というものは、消費者の意向に沿ったものを売るだけでなく、「こういうのはどうですか?」と提案するのも商売の内だと思います。そしてそれが可能なのは、「世界のトヨタ」の看板を背負う大メーカーだけです。この2台には、そういった側面からも期待しているんです。
奥山清行【2】明確なビジョンを持て
 (日経Bizアカデミー BizCOLLEGE、2008年7月14日)

出来れば、後席は潰してソフトトップ収納スペースにした、2シーターのロードスターとして開発して欲しいです。
Posted at 2012/04/10 11:27:19 | コメント(3) | トラックバック(4) | オープンカー | クルマ
2012年04月09日 イイね!

淑女はオープンカーがお嫌い

淑女はオープンカーがお嫌い実はオープンカーは女にモテない!軽自動車、コンパクトカーより不人気
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2012年4月7日)


まあ、そりゃそうでしょうな。
車好きな女性なんてここみんカラでさえもごく少数であり、大体は幼い息子さんの育児日記か、飼い猫観察日記か、外食日記。愛車紹介にも、思い入れたっぷりの紹介文はおろか写真すらないなんてざらであり、本当に車が好きで登録したんだなと感じられる人はあまり見ません。
いえ、いる事はいるけれど少数派であり、更にその中でも大体はコンパクトカーや軽トールワゴン。スポーツカーやオープンカーの女性オーナー、或いはオーナーでなくとも好きな人なんて、果たしてどれだけの割合なのか。
即ち女性は、同じ「クルマ」というカテゴリでも、日常の足としての利便性や、化粧や装身具やネイルアートや携帯ストラップなどの延長としてのアクセサリー性を求めており、嗜好性が醸し出す非日常を求める男とは相容れない。


それにこういう女性に限って、フェラーリ F430・スパイダーヌォーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ=ランボルギーニ ガヤルド・LP570-4スパイダーなどの有名スーパーカーなら、大喜びで飛び付くというのも、よくある話です。

要は車を車としてではなく、高級ブランド品として捉えているからなんですな。もっと言えば、その車を所有する背景にある、スーパーカーを買えるだけの財力を当て込んでいると。
まして田舎ならいざ知らず、公共機関の発達した都会では、車なんて金食い虫のお荷物以外の何物でもないから、尚の事。車そのものは割とどうでも良いと。

それが証拠に、男性に乗って欲しい車の質問で、具体的な車種名を訊いているにも係わらずメーカー名で答え、目立つ車は嫌いと言いながら欧州製の高級車やスーパーカーを挙げる。


そもそも、タイトルに「実は」と付いている時点で、今更何をか言わんやといった印象です。そんなもの、女性の本質を知れば当たり前の事なのに。
他にも、スポーツカーやオープンカーを「デートカー」と書いていたり、この記者にはバブル期の古臭い価値観が前提としてあるように見受けられます。

今時、女性にもてたいが為に車を買う人なんているのでしょうか。同じブランド信仰の男くらいなものでしょう。
だからはっきり言えます、女性の目を気にした車選びをする必要は全くないと。どの道彼女らは最初から車になんか興味ないんだから、そんな人々におもねった車選びをしたところで、後悔するのは自分です。
現に僕のガルウイングドアも、女性どころか男性にも不評であり、誰も乗りたがりません。その上軽だから、女性受けの悪さは絶筆に尽くしがたい。

或いは、女性受けの良いミニバン(ハイブリッドエンジンだと尚良し)と、完全趣味車のオープンカーの二本立てというのが、賢い大人の男の選択でしょうね。




確かに、日本でオープンカーが受け入れられない理由も分かるんですよね。
オープンカーとはその性質上、空気が乾燥して温暖湿潤な北米や豪州や欧州でこそ相応しい車です。

それに引き換え日本というかアジアは高温多湿で、いつ雨が降るとも分からない。
今の時期は黄砂もやってくる、旬である春と秋には杉花粉が舞う、夏は蒸し暑く爽快感とは無縁で、冬は雪も降るので幌には致命的。
上空を見上げれば電線が張り巡らされ、そこに止まっている鳥からの糞も気になる。
都会なら、車が密集しているから排ガスが、ヒートアイランド現象による熱気が、それぞれ否応無く入ってくる。
意地の悪いトラックからは、追い越しざまに空き缶や煙草の吸殻を投げ入れられる。歩道橋に上った小学生からは唾を吐かれる。

だから欧州オープンで普及してきたリトラクタブルハードトップは、日本に合った機能と言えます。


逆境しかないにも係わらず、それでもオープンカーを求め、実際に所有して乗り回している人は、真の車好きと言えましょう。
オープンカーで、スポーツカーで、2シーターで、MTで、国産で、軽で、その上痛車なんて、女性が最も忌み嫌う要素の集合体ではありませんか。
見たか女ども! これが異性に媚びる事を拒否した、真の意味での肉食男子の生き様だ!




デートで彼氏に乗ってほしい車ランキング” 1位は「ポルシェ911」
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2006年8月6日)
男性がステータスを感じるもの 1位「車」、2位「職種」、3位「学歴」…gooランキング
 (同、2008年11月18日)
「彼氏が軽自動車に乗っていて恥ずかしい。別れたい」…女性のコメントに賛否両論、2000件の書き込み
 (同、2008年11月18日)
自動車評論家・徳大寺有恒氏「女にモテる車を作れば若者の車離れは止まる」
 (同、2010年12月27日)
女にモテたいならこんなクルマに乗るな!【女子のホンネ5車種】
 (clicccar.com、2011年7月22日)
カレのクルマが軽自動車ってアリ?ナシ?【女子のホンネ】
 (同、2011年8月11日)
女にモテたいならこんなクルマに乗れ! 【女子のホンネ5車種】
 (同、2011年9月18日)
イケメンには乗って欲しくないクルマ ベスト5 【女子のホンネ】
 (同、2011年10月14日)
デートに向かないクルマ ワースト5 【女子のホンネ】
 (同、2011年10月31日)
男が軽自動車に乗るのは格好悪いのか
 (ピカピカニュース2ch、2012年1月18日)
軽自動車に乗っている男はモテない!?  約30パーセントの女性が「カッコ悪い」と感じていることが判明
 (ROCKET NEWS 24、2012年3月20日)
Posted at 2012/04/09 12:43:21 | コメント(1) | トラックバック(3) | オープンカー | クルマ
2012年04月07日 イイね!

雪国ではSUVが勝ち組

雪国ではSUVが勝ち組今日はお休みなので、「フジテレビ・NHK・マスメディア偏向報道抗議周知デモin仙台」に行くつもりだったのに、2日からの雪でまた車が出せなくなりました。
4日の暴風雪に至っては瞬間最大風速42.3mと台風並みで、家が壊れるかと思いました(´Д`)
そうでなくとも、雪が降ると車庫にしまいっぱなしになるので外出は億劫になりがちです。たまに父のスズキ キャリイを借りて町内外を乗り回すくらいで。

スポーツカー好きだからどうしても譲れなかったし後悔もしていないけど、こういう時にふと、SUV至上主義だったら、或いはせめてSUVのセカンドカーがあれば違ったのかなあと思う時があります。
そうすれば、冬のイベントでも躊躇も遠慮も大した準備もなく出掛けられますしね。


しかも我が家は、道路から奥まったところにあるから、単に4WDというだけでは駄目なんですよね。
国道→町道→その他道路という順序で除雪作業がされる以上中々来てくれないので、ある程度の最低地上高が確保されたSUVでないと、シャシがつかえて走れない。

そうやって最初の難関を突破してようやく国道に出ても、今度は融雪剤を撒いているせいで帰ったらシャシや足回りを必ず洗わなければならず、そうなると益々最低地上高のある車でないと洗いにくい。
それでも、道路が除雪作業中だと排雪が道路脇に溜められ、その高さは2mに達し、たとえ道路沿いの家であっても物理的に封じ込められる。

雪国の宿命ですね。




スポーツカー至上主義だけど、実は結構嫌いじゃないんですよ、SUV。何より雪国においては一番の実用車だし。
現在は静粛性が高く、乗り心地が良く、車高が低く、内装も豪奢で、デザインは曲線と曲面で構成され、FFでAT(CVT)の、クロスオーバーSUVが主流です。でもそれは「SUVの形をした高級セダン」であり、都会のお金持ちが街乗り中心に使うのが主目的。あくまで田舎の人間が乗るにはもっと泥臭く実用本位な方が相応しく、何より僕の好みでもあります。
春・夏・秋用(或いはイベント用)のスポーツカーと、冬用(或いは普段使い用)のSUVの二本立てなら、完璧でしょうね。

という訳で、もし僕がSUVを買うとしたらという妄想で、好きな車を挙げてみましょう。



トヨタ自動車 FJクルーザー・カラーパッケージ(CBA-GSJ15W-GKASK-A)

これは良いよね。

「ヘリテージ・ブーム」といって近年のアメリカでは懐古デザインが流行であり、北米専売モデルとして生まれたこのFJも、その流れを汲んでいます。
往年のFJ40系ランドクルーザーを現代的にアレンジしたデザインが、懐かしくも格好良いです。
でありながらモダン且つポップで、どこか愛嬌もある。良い意味で日本車らしくなく、アメ車的センスが光ります。

しかしランクルの名を受け継ぐだけあり、可愛らしい外見に反し、性能やスペックは中々に本格派。
ノーズ左右の隅が切り取られているお陰で、以外に取り回しも利く。
ノンターボながら4リットルV6DOHCエンジンはゆったりとしてトルクフル。
ミッドサイズSUVとして内部は広々としており、人も荷物も沢山入り、日本車らしいきめの細やかさもある。
防水・防塵機能や使い勝手も良い。
意外にもエコカー補助金対象車。

外装色はツートーンイエローで決まり。
でも、内外装の黄色い部分をNATO三色迷彩のフルラッピングにしても面白そう。とにかく奇抜でポップでおもちゃっぽい色が似合いそうです。

欠点は5ATのみであり、3ナンバーである事。
北米仕様の6MTで、1ナンバーなら最強なのに。

こんな車、今までなら並行輸入でしか手に入れられなかったのに、正規輸入された事で更に買いやすくなりました。豊田章男社長による鶴の一声によるものだそうです。
モリゾウさんが社長になってくれたお陰で、最近のトヨタは良い意味で変わりました。


日産自動車 エクストレイル・20GT・エクストリーマーX(LDA-DNT31後期型)

これもいいね。
性能は申し分なく、内外装は防水・防塵・防雪処理がされている。SUVはやっぱこうでなきゃ。
この20GTは欧州では高級車を中心に普及しているクリーンディーゼルエンジン搭載グレードで環境に優しく、6MTもあるのが嬉しい。
外装色はバーニングレッドか、ヒマラヤンカーキ。特に後者の場合、各メッキパーツを全て艶消し黒に塗り、外装自体も艶消しにし、ドアには白か黒のステンシルで小さくJ.G.S.D.F.と入れても面白そう。

欧州仕様と同じ優等生的なフロントマスクだけど、個人的にはフェイスリフト前のガソリン駆動車の格子状グリルの方が、力強くて好み。
日本車らしく、奇をてらわない機能性優先のスタンダードな内外装デザインも、FJクルーザーと比べると個性に乏しいかな。


スズキ ジムニー・XG(ABA-JB23W)

小粒ながら日本一硬派なSUVです。
ラダーフレームリジッドアクスルサスペンションなど、重量増や燃費・乗り心地・静粛性悪化の要因になりかねないにも係わらず、初代以来これを貫徹。ブランドイメージの確立にも余念がなく、その点も好印象です。
そしてスズキの軽なら全面的に信頼できます。
欠点は、外装色がノクターンブルーパール・シルキーシルバーメタリック・スペリアホワイトの三色しかないところですか。
いっそ北米仕様なら、外装色は赤や黒やシャンパンゴールドなども豊富に選べ、よりタフなピックアップモデルもあるのですが。


また個人的には、外観は丸みを帯び、性格もクロスオーバーSUV的な味付けのなされた現行の三代目よりは、より直線的でハードな二代目前期型が好みです。
SJ40T型にはピックアップモデルもあり、より男臭い。

http://muu-com.dcnblog.jp/pickup/
こういうのもいいなあ。



スズキ X-90

これなんかも個性的でいいね。
デザインが個性的のみならず、SUVとしての素性も中々良さそう。
SUVというよりバギー感覚で乗れそうです。
日本仕様ではサターンブラックメタリック・アンタレスレッド・マーキュリーシルバーメタリックの三色しかなく、ネットの中古車情報を見ても4ATしか見掛けません。
AZ-1&キャラもそうだけど、こんな面白そうな車なのに、日本では不人気だったのね……。・゚・(ノД`)・゚・。


スズキ エスクード・コンバーチブル(E-TA01R)

これがあったから、X-90が売れなかったんだろうなあ。
デザインは直線と平面で構成されており、曲面構成のX-90よりは好み。ダグラムのコックピットみたいなキャビンデザインが懐かしいw
もっとも幌なので、冬はヒーターを点けても寒いだろうなあ。この辺はX-90の方が有利ですね。

この車は、今の分類でいうと、どちらかというとSUTに近いかも分かりませんね。




ここまで書いて気付きましたが、どうやら僕はSUVというよりクロスカントリーカーが好きみたいです。
より本格派の匂いがするからでしょうかね。
方向性は違っていても同じスポーツカーという事で、相通ずるものもあります。
Posted at 2012/04/07 15:08:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | SUV | クルマ
2012年04月04日 イイね!

ジュリエッタ試乗

ジュリエッタ試乗前々回の日記の続きです。




新潟東方祭10の後は、2月4日に日本導入された、アルファ=ロメオ・アウトモビレ ジュリエッタの試乗に行きました。
折角新潟まで行くんだからと、当初からのもう一つの目的でした。

実はアルファ自体はあまり興味はなかったのですが、近年痛車でアルファが増えているような気がしているのと、手頃な値段・手頃なサイズ・気軽に楽しめるスポーツセダンという事で気になっていたのと、デュアルクラッチシステムアルファTCTを体験してみたかったというのが理由です。

スポーツセダン・5ドアハッチバック・FF・AT・Cセグメント・1.5L前後の排気量。
日本車でいうと、トヨタ自動車 ブレイド(DBA-AZE156H)マツダ アクセラ・スポーツ15S/C(DBA-BL5FW)三菱自動車工業 ギャランフォルティス・スポーツバック(DBA-CX6A-LTXX)スバル インプレッサ・スポーツ1.6i/1.6i-L(DBA-GP2)辺りがイメージとして近いでしょうか。


アルファロメオ新潟には試乗車が2台ありますが、今回僕が試乗したのは、標準jグレードの「スプリント」です。
外装色は289アルファレッド、内装色はレッド、右ハンドル、変速機はアルファTCT、型式はABA-94014。




まずは外観。

欧州車だけあって、美しいですね。
日本車・ドイツ車なら機能優先、アメ車ならデザイン優先といった感じですが、欧州車は質感優先でしょうか。ましてイタリアやフランスは芸術の都なだけに、そんなお国柄が車のデザインにも表れています。
只、本国仕様では迷うくらい色数が豊富なのに、日本仕様では選択肢が少ないのが残念。

逆三角形の盾形フロントグリルからプレスラインが発し、Aピラー根元まで一直線に繋がる、いわゆる「Vライン」。
日本車はモデルチェンジの度にフェイスリフトしてばかりですが、外車はフロントマスクを共通アイコンとしており、世代交代しようと違う車種だろうと、一見しただけでどこのメーカーなのか誰にでも判りやすいです。BMWならキドニーグリルと丸型四灯ヘッドランプ、アウディならシングルフレームグリルとフォグランプベゼルの水平スリット、ダァヂなら四分割グリルと角型ヘッドランプ、キャディラックならエッグプレートグリル、ジープなら縦7本スリット、そしてこのアルファ、等々…。
ブランドイメージとはそんな積み重ねから始まるものですが、近年では日本車でもマツダやレクサスがそれを実践するようになりました。歴代スカイラインGT-R(車名が「GT-R」のみになったDBA-R35型含む)も、丸型四灯テールランプがハコスカからの伝統となっていますね。三菱にも「ジェットファイターグリル」がありますが、ランサーエボリューションⅩ始め一部にしか施されていませんし、外車のように果たして未来永劫継承するのか。

リアドアハンドルをCピラーに埋め込んだことでリアドアの存在を意識させず、一見して3ドアハッチバッククーペに見えます。第一印象は「大柄のMi.To」です。
又それにより、側面を前から後ろへ流れるプレスラインが際立ち、光の当たり加減によって様々に表情を変えます。演出がさり気無い割に効果は絶大です。

個性的且つ優美なデザインなんだけど、かと言って灰汁が強いという訳でもなく、しかし機能性も考えられている。
内外装の艶の加減やプレスラインの一本一本に至るまで、高級感があります。




続いて各部のチェック。

前席に乗り込みますが……サイドシルがぶ厚い! 地上からシートまでが遠い! 大股を開いてサイドシルを跨ぎ、「乗り込む」というより「跳び移る」感覚でないと、まともに乗り込めません。
シートもかなり大きく、肩や頭の然るべきフィッティング部位まで届きません。サイドシルと併せて、日本人には大きいです。
シート位置を調整しても、ボンネットの先端も見えづらい。まあそんな事を言ったら、AZ-1&キャラも同じなので、これは慣れの問題でしょうか。
着座位置は中々に低く、スポーティです。
ステアリングは大きすぎず小さすぎず、インナードアハンドルの肘掛も丁度良い高さと位置にある。ストレス無く快適です。
インパネも中々に個性的且つ格好良いデザインで、デザインだけでなく質感も上質。
メーターも、クロノグラフみたいなデザインであり、ゼロ指針が全て真下を向くのもスポーティ。
大事な機能性も、見た目に反してスイッチ類は意外にスタンダードな配置をされており、ドアポケットもあり、実用性も考えられています。どんなにデザインが良くとも、使い勝手が悪ければストレスになりますからね。
普通ならセンターコンソールが盛り上がって小物入れの蓋を兼ねた肘掛となっているところですが、ジュリエッタの場合運転席シート側面に可倒式の肘掛が直接付いており、まるで応接室の椅子みたいです。その分低いセンターコンソールには、縦に並んだカップホルダーが二つ。

リアドアは、緩やかにカーブを描く後端のデザインが美しいですね。
後席は、流石にヘッドクリアランスはあまりありませんが、それでも大人二人が乗っても充分な広さです。
エアコン吹き出し口がセンターコンソール後端にあるんですね。

リアハッチは、アルファのエンブレムを押すと電子制御でロックが解除され、後は手で開けます。
ハッチ自体は軽く女性でも開けられそうであり、中も充分な広さがあります。加倒式リアシートを倒せば更に多く積めます。
家族で乗れる実用車でもあります。




では発進。

っと、いきなりブレーキが利きすぎる!
「遊び」がないせいで、殆どペダルに足を乗せただけで止まります。急停車の原因となり、微調整が難しい。
そうでなくたって、自分以外の車、新車、それも外車なので、緊張します。

まずは普通に国道を流します。
中々の乗り心地。低中速の加速も良く、車体の揺れもなく、ロードノイズもなく、エンジンは静か。ノーズ先端の見切りが良くないですが、まあまあ慣れれば問題ないでしょうか。
デュアルクラッチという事で、普通のATにありがちな変速の際に発する振動も感じられないのが良いですね。
相変わらずブレーキはさほど踏んでもいないのに利きすぎるし、ウインカーレバーとワイパーレバーが日本車とは逆なので何度も間違えます。

次は緩やかなカーブのある直線道路を、高速で飛ばします。
アルファ・ロメオD.N.A.D(ダイナミック)モードに切り替え。
走り始めは力がなくもっさりしています……が、一旦中高速に入ってしまえば、凄まじい加速です! 体がシートに押し付けられ、ぐんぐん他の車を追い越し、それこそ一瞬で100km/hまで到達します! 街乗りとは打って変わり、エンジン音も腹に響くような重低音に! これは凄い。
キャラクターの豹変っぷりが楽しいです。
でありながら、カーブでは車体がふらつく事もなく終始安定しており、ステアリングを小刻みに回してみてもFFにもかかわらず安定しており、エンジンが必死そうな唸り声を上げている様子もなく、風切り音もなく静かで、恐怖感があるどころかむしろ安心してアクセルを踏めます。
スポーツカー最高!

最後は住宅密集地。道幅は狭く、十字路・丁字路・一時停止・自転車・歩行者だらけの路地を縫うように進みます。
国際基準では小さい部類であるCセグメントでも、日本においては3ナンバー。まして僕は大体いつも軽しか乗らず、3ナンバーなんてこんな時にしか乗る機会はありません。
にもかかわらず、思いの外小回りが利き、3ナンバーの車格を殆ど意識せずに取り回しできます。ノーズの見切りの悪さや利きすぎるブレーキにも、少しは慣れてきたでしょうか。
先ほどDモードを体験したばかりなだけに、N(ノーマル)モードにおけるキャラクターの違いも鮮明に。エンジンは静かになり、低中速中心のトルク、パワーステアリングなのでステアリングを回す感触は軽く、相変わらず安定した足回り。
日常使用ではこちらのほうが主でしょうから、ストレスなく至って快適です。

新潟は都会であり、道路にヴァリエーションがあるお陰で、色々な状況での試乗ができました。只でさえ一度きりの試乗なのに、普通に街中を流しただけでは何も判りませんからね。
同乗した販売員のKK氏がそういうセッティングをしてくれたお陰です。
大満足です。




ジュリエッタには、最上級グレードとして、「クワドリフォリオ・ヴェルデ」もあります。
1368ccである他二つのグレードに対しあちらは1742ccであり(どちらも直4DOHC)、変速機も6MTのみという硬派仕様です。専用18インチアルミホイールは扇風機の羽の形をしており、フロントバンパースポイラーから入ってきた空気を強制的に排出し、そうやって発生させた気流でブレーキを冷やしつつ、シャシの気圧を下げてダウンフォースに一役買う仕組みです。レクサス IS Fのオプションホイールと同じですね。

でも日本で普通に乗る分には、標準グレードであるこの「スプリント」で充分だと感じました。
ジュリエッタはまだ小さい方ですが、あまり大サイズ・大排気量・大馬力でも逆に取り回ししづらいし、スペックの無駄遣いだし、何より税金が高い。
それよりも日本では2リットル以内の排気量でターボを付けた方が現実的であり、最近の日本向け欧州車ではそれが普及しています(ベンツとかBMWとかアウディとか)。

実用性も兼ね備えた大人のスポーツセダンであり、特に他人とは違うものに価値を見出す人にとって、魅力的な車です。
Posted at 2012/04/04 13:28:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | 日記

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/4 >>

1 2 3 456 7
8 9 1011121314
1516 17 18192021
22 2324 252627 28
2930     

リンク・クリップ

題名長いので【紹介記事】今後の日米同盟は? について 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/07/22 14:20:07
投票率50%切る 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/07/22 10:32:30
モンテディオ主催「ありがとう平成2DAYS」2日目に展示してきました! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/04/29 18:26:24

愛車一覧

スズキ キャラ Laevateinn (スズキ キャラ)
色々と不便ですし、旧車の仲間入りを果たしつつあるので最近あちこち不具合が発生していますが ...
トヨタ マークII RX-178 (トヨタ マークII)
僕が小学生から社会人なりたての頃にかけての、家族の車でした。 それまで中古車ばかり買って ...
三菱 ミニキャブトラック 白石みのり (三菱 ミニキャブトラック)
父が、趣味の家庭菜園用や各種作業用として購入したものであり、軽トラとしては二代目です。 ...
その他 その他 フォトギャラリー (その他 その他)
フォトギャラリーです。 個人的に気に入った車両を厳選して載せていますが、名称やグレード ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation