
23日日曜日は、
第6回スーパーカー・ミーティング2012inふるさと公園に行ってきました。
会場は
最上川ふるさと総合公園の寒河江インターチェンジ出入り口向かい広場、時間は10:00~15:30、見学者無料。
当日は朝から小雨。その上初めての
寒河江市です。
なので若干余裕を持って07:00に出発。
道中、
長井市の辺りで、クロスカントリー改造された
スズキ ジムニー(二代目以降)軍団と擦れ違いました。それも何度も。
後で調べたら、
K-products主催の「
第9回 k-pro ジムニーミーティング」があったようですね。
通り道である、
上山市内の国道458号線沿いの
セブン-イレブン上山朝日台一丁目店に立ち寄り、みんカラにログインしてAZ-1山形さんに連絡したところ、この日は午前はお仕事なので見学に行けるのはお昼過ぎになるとか。
更に車を進めますが、流石に10年前の古地図とは変わっており、途中何度か道を間違えました。
その上天気も段々本降りになってきました。
それでも何とかほぼ開場時刻と同時に到着。
天気は悪く、エントリー台数も入場者数も昨年より少なかったらしいものの、会場は盛況です。
ネットや写真でしか見たことのない、世界中の名立たるスーパーカーが、勢揃いです。
しかもその内の半数近くは、只でさえ高級なスーパーカーに、更に大金を注ぎ込んでドレスアップ。この人たちは一体どれだけお金が有り余ってるんでしょうねw
やっぱり人気は、フェラーリやランボルギーニ。見学者数だけでなく台数も揃っています。
ランボからは、スーパーカーとはちょっと違いますが、SUVもエントリーするという豪勢さ。
対してアメ車は、
シェヴォーレイ コーヴェット(C6)の一台のみ。しかもコーヴェットはスーパースポーツカーであって、アメリカンスーパーカーなら
サリーン S7、
ダァヂ ヴァイパーSRT-10(SRT ヴァイパー)、
フォード・モーター GT40(&
GT)でしょうに。
日本のスーパーカーも、
本田技研工業 NSXだけなのが寂しい。
トヨタ自動車 2000GTは?(去年は来てたらしい)
日産自動車 GT-R(DBA-R35)は?
レクサス LF Aは? 奥山清行氏が来るというのに、特別展示でさえも、
ケン・オクヤマ・カーズ K.O7もないよ?
今回の目玉は、東北初上陸だという、
アウトモービリ・フェルッチオ=ランボルギーニ クゥンタッシュ“ウルフ・クゥンタッシュ1”と、
童夢 零ですね。
僕が幼少の頃は、スーパーカーといえばこれと断言されるほどの存在でした。
現実離れしたデザイン、ありえない低さ、スウィングアップドア、リトラクタブルヘッドランプ、巨大なリアウイング…。
今見ても、漂うオーラが違いますね。生まれて初めて実車を見れて、感無量です。
その上、このウルフ・クゥンタッシュ1号車は日本初上陸を果たした際、国内登録を山形県で行った過去があり、よって山形はいわば第二の故郷と言っても過言ではないのだとか。まさかそんな所縁があったとは…。
山形県民よ、これがスーパーカーだ!(←w)
会場を埋め尽くす人は、カーマニアというよりは、どちらかというと家族連れが多かったですね。
土地柄も勿論あるのでしょうが、恐らく、お父さんがスーパーカー世代というのがあるのでしょう。入場料は無料だから、車に興味のないお母さんも安心ですねw
子供を前に立たせての記念撮影は、何とも微笑ましいです。
お昼が過ぎ、持参したお弁当を食べようと一旦駐車場に戻れば……あれれ、
オートザム AZ-1(E-PG6SA)が二台も!? しかも僕の車のすぐ前に隊列を成して!
写真を撮っていたら、やがて先頭の白いAZ-1オーナーの方が戻られたので、迷わず声を掛けます。
酒田市からお越しの
かきんださんという方で、イベントやオーナーズクラブの運営もされている方だそうです。
空いている場所を探していたら、僕の車の前の前がたまたま空いていたので、折角だからとここに停めたそうです。そして戻ってくれば、更にもう一台増えていたというw
ほどなくして、二台目のAZ-1オーナーの方もやってきました。
こちらは普通乗用車からオーディオを流用し、快適なロングドライブを味わえそうです。わざわざ遠く
宮城県仙台市からやってきたそうです。
こちらの方も、空いている場所を探していたら、丁度かきんださんのAZ-1と僕のキャラとの間が空いていたので、これはチャンスと迷わずここに停めたそうです。結果、AZ-1が一列に並ぶことにw
更に間もなく
AZ-1山形さんも輪に加わってきました。お会いするのは初めてです。
少なくともみんカラユーザーで、山形県内のAZ-1オーナーは、少ないみたいですからね。お互い愛車を大事にしていきたいです。
AZ-1山形さんは、かつて仕事の関係で僕の地元に三泊四日ほどしたことがあるそうです。そのため、僕の地元は山形県の中でも辺境であり、地理は特殊であり、何より雪の悲惨さを肌身で実感されているとのこと。
同じ山形県民でも、中々分かってくれる人はいないんですよね(;´Д⊂)
しばし四人でお話していたら、丁度かきんださんの前が空いたので、遠くに停めていたAZ-1山形さんが愛車を持ってきてくれました。
これでAZ-1が四台も集まりました! しかも全員、前以て打ち合わせしていたわけではないにも係わらず!
何という偶然…。驚きつつも、嬉しいですね。
「スーパーカー・ミーティングの隣で、こっちは軽スーパーカー・ミーティングだね」と談笑w
ですが用事や帰宅時刻の都合から、かきんださんと仙台AZ-1オーナーさん(お名前を伺うのを忘れてた…)は、早々に会場を後にされました。
今度は、AZ-1山形さんと一緒に、改めて会場を見て回ります。
そして一通り見て回ったら、AZ-1山形さんも、パンフレットを買って早々に会場を後に。
AZ-1山形さんを見送ったら、既に
奥山清行氏の講演が始まっていたので、そちらを聴きにいきます。
実家は
東根市にある一介のさくらんぼ農家なのに、ここ山形から、これほどの才能が生まれるなんて…。山形県の誇りです。
しかも、
ピニンファリーナ入社への決め手となったのは、アニメ的な萌えイラストだったというのですから、アニヲタにとっての誇りでもあります。
お話の内容は、
カーグラフィック誌で語られてきたことが中心です。
ピニンファリーナ在籍時や、それを通じたフェラーリやマゼラーティやポルシェでの体験談。
確かに才能溢れる人々だったけど、覇気を通り越して独裁的・独善的かつ暴力的ですらあり、事務所の中では毎日社長による怒号や罵声が飛び交っており、誰に対しても完璧を求めて一点だけでも絶対に肯定せず、誰よりも早く出社して誰よりもエネルギッシュに働き誰よりも遅く帰る。
あれは「働く」とか「芸術の創作」とか「職人の拘り」などという次元ではない、もはや「業」だ。
あんな人たちとは二度と組んで仕事したくはないが、でも彼らと共に仕事をしてきた経験は確実に今に活きている。
自動車とは総合芸術であって、色々な人による色々な工程を経て完成する。
様々な機械が複雑に繋がっており、なのに不具合も故障もせず、機械としてこれほど優秀なものはそうそうない。
K.O7は、自動車先進国である欧州みたいな車造りを日本でもしたくて、作った車。
主要スタッフは三名だが、実際には山形中の沢山の中小企業に下請けになってもらい、伝統工芸を応用した技術を盛り込んである。
表面的な日本らしさではなく、もっと本質的な思想の部分で、日本らしさの演出を狙っている。
今はエコカー・減税・低燃費・楽な運転がもてはやされ、確かに便利な車は良いが、それは車のあくまで一面にすぎない。
運転して楽しい・見て格好良い・存在にわくわくするのだって、車の楽しみかたの一つであり、スーパーカーとはそれに特化した車。
そりゃあ全てのメーカーが実現できるわけではないが、少なくとも現在のスーパーカーメーカーは、これからもスーパーカーを作り続ける義務がある。豊かな車文化を次の時代に受け継ぐために。
だから北海道や東京や大阪などではない、東北のこの地で、こういったイベントが催されるのは、本当に意義深い。
ましてここは他のカーイベントとは違って家族連れが多いので、「若者の車離れ」が言われる昨今、お子さんに車好きになってもらう絶好の機会。
会場の子供たちには、スーパーカーを生で見て、エンジン音を聞き、体験試乗会で乗り、もっともっとスーパーカーに憧れて下さい。そして車を好きになって下さい。
講演が終わり、何組か、小学生くらいの男の子がお父さんに促されて、ある子はパンフレットにサインをもらい、またある子は一緒に記念撮影をしたり。
それを見て僕も、急いでパンフレットを買って踵を返し、サインをもらいました。ついでに握手もしてもらいました(n´∀`)η
お忙しい中、有難うございました。
最近日が沈むのが早くなったので、また道を間違えないようw、早めに帰ります。
この日は珍しく、どこにも寄り道せずにまっすぐ帰宅しました。
スタッフやゲストやオーナーの皆さん、お疲れ様でした。有難うございました。
詳細はフォトギャラリー参照。
・
ランボルギーニ篇1
・
ランボルギーニ篇2
・
フェラーリ篇
・
イタリア車篇
・
その他外車篇
・
日本車篇
・
見学者車両・外車篇
・
見学者車両・日本車篇
・
会場の様子、奥山清行氏の講演
・
キャラの記録