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ふじぃのブログ一覧

2012年12月21日 イイね!

キャラの冬眠

キャラの冬眠日本海側に住んでる人ってなんかメリットあんの?
(ピカピカニュース2ch、2012年12月2日)

雪国あるある挙げて雪積もらない地域の奴らビビらせようず
(暇人\(^o^)/速報、2012年12月12日)



一週間ほど晴れ間が続いたと思いきや、一昨日からまたぞろ雪が積もってきました。
これでキャラも本格的に冬眠です。
雪の少ない地域や、除雪車が毎日のように出動している地域では、冬でもスタッドレスタイアに交換するだけで今まで通り乗り回しているそうですが、こちらではそうはいきません。




17日月曜日。

この日は晴れたので、大掃除の一環として換気扇の掃除をしましたが、その際父が高圧洗浄機を出してきたので、終わったらそれを借りました。
今年最後の洗車です。


最近、フロントフードに、よく見るとうっすらと滲んだような縞模様が出来てるんですよねえ…。水垢です。
これが中々落ちません。これでも落ちたほうなのですが、完全には消せませんでした。
洗車の腕も上げないと(´Д`)

水滴を拭いていたら、リボンステッカーが、全体的に色合いが薄くなり、縁が反り返っているのに気付きました。
貼ってから早くも1年3ヶ月経ったんですね…。まだ剥がれてはいないし、だから剥がすのも勿体無いけど、寿命(耐用年数3年)が近付いてきてるのを実感しちゃいました。
痛車をやる前は、「何でみんなそんなにすぐに仕様変更するの? せっかくの綺麗な車が勿体無い」と思っていました。ですが、ステッカーには耐用年数があるし、特に外装に貼ると日焼け跡が目立つ上、糊がこびりついて取れないというのを知りました。何より自分自身この現象を目の当たりにしたことで、よく貼り替える人の気持ちが、少し分かったような気がします。

或る程度乾いたら、ブレーキローターに何ヶ所かうっすらと錆が発生していたので、これ以上増えないよう、近所を少し走って軽くブレーキングして温め、水分を蒸発させます。
ローターの錆はブレーキパッドを傷め、制動力を落とすといいますからね。




20日木曜日。
18日の午後から雪が降り始め、19日以降本格的な雪です。
この日は耕運機用の燃料缶(満タンで20リットル)をキャリイに積んでガソリンスタンドから運び、キャラの燃料タンクを満たしてやります
燃料タンク内は気圧や湿度の変化や、何よりガソリン水位が下がることで鉄板が外気に触れやすくなり、結露しやすいといいます。そうなればガソリンに水分や錆が混じり、燃焼室を傷めると。
市販の水抜き剤は効き目にむらがあるそうですが、そもそも常に満タンにしておけば、水抜き剤を使わずとも安上がりな上に一番効果的なんだとか。


一応、バッテリーの端子も外しておきます。
両方外す必要はなく、マイナス側(向かって右)だけで充分だとか。むしろ両方外せば、プラス側が何かの拍子にエンジンルーム内の金属部に接触した際、スパークして感電して危険だとか。
雪解けの頃にはすっかり忘れちゃいそうです。キャラを車庫から出そうとしてもエンジンが掛からず、バッテリーが上がったか?と焦らなければ良いのですが…w


この日施した処置は、実は今回が初めてです。
今まではそこまで気を使わずとも全く異常はありませんでした。バッテリーを付けっぱなしで仕舞っていたのだって、それだけ昔に比べて車の品質や性能が向上しているのに加え、車内にオーディオやカーナビやラジオや時計すらないので、バッテリーを消費しないというだけですし。

でも、もはや新車と同じつもりではいられないし、修理交換用のパーツは年々余裕がなくなっていきます。ましてこんなニッチ向け車。
なのでこれからはもう少し労わってあげようかと。
みんカラを始めなかったら、きっとこんな気持ちにはならなかったでしょうね。だからこれは記録としての、今回の日記です。




これにてキャラは、完全冬眠。
もはや車庫の前には雪が積もり、完全にシャッターは封印されました。もうこれで、今までみたいに遠出できなくなりました。
これから冬の間は、今まで以上に父のキャリイが大活躍します。
Posted at 2012/12/21 18:14:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 愛車紹介 | クルマ
2012年12月19日 イイね!

なぜ評論家は日本車を嫌うのか

なぜ評論家は日本車を嫌うのか車評論家様「日本の軽やコンパクトカーはドイツVWのup!に学べ!国産車は0点」
(ピカピカニュース2ch、2012年12月16日)

VW「UP!」試乗記④「日本の道路環境やユーザーは一切考えていない」
(Ethical & LifeHack、2012年12月1日)
VW「UP!」試乗記⑤「最高?最悪?賛否両論が噴出する訳は・・・?」
(同、2012年12月19日)





自動車評論家たちの間では、フォルクスヴァーゲン up!は大人気ですが、そんなに言うほど良い車でしょうかね?

案外日常での使い勝手は考えられておらず、日本の道路事情や、日本人の生活様式にそぐわない。
コンパクトカーにしては小さく、軽自動車にしては大きい、中途半端さ。
一昔前の軽の悪い面だけを寄せ集めたような軽薄さ。狭い、小さい、安っぽい、非力。特に見るべき部分はありません。
一体これのどこが「コンパクトカー大好きな日本市場に殴りこんできた黒船」なのか。

デザイン性やファッション性で売り込むにしても、同社のザ=ビートルや、アルファ=ロメオ・アウトモビレ ミトフィアット 500(チンクエチェント)フノー トゥインゴBMW ミニ、とうに生産終了しましたがオトモビル・スィトホェン C3プルリエルと比べても、そんなに可愛らしい・個性的・お洒落とも思えない。

むしろ評論家たちにすれば、欧州車の定石から外れたという目新しさから、興奮しているだけではないのでしょうか?
いえ、スマート フォーツーという前例があるから、その目新しさもない。
日本車にしても、iQがある。


僕にすれば「VWのミラージュ」という認識です。
新興国向けAセグメントとして、廉価にするためひたすらコストカットに徹した、一昔前の軽乗用みたいな、悪い意味で安っぽい車。
同じコストカットするにしても、日本車は本当にどうでも良い部分に施し、コストカットしてはいけない部分にはちゃんとお金をかけるのに(本田技研工業 フィットとか。勿論例外はありますが)。
どちらにせよ、評論家やディーラーが言うほどには、実は日本の軽市場など端から相手にしていない。
だったら日本の軽とあからさまに競合する設計にしてくるはずです。そもそも黄色ナンバーではないという時点でもう…。

個人的には、外車というステイタス以外に有難味がなく、国産軽のほうが余程上だと思ったのですが。評論家たちは、外車であれば何でも良いのでしょうか。
彼らが一生懸命に見下し貶めようとする日本車は、彼らが死ぬほど憧れる欧州の地では逆に高評価を受けているという事実は知らないし、知ろうとしないし、知っても取り上げない。




でもこれは、名だたる自動車評論家たちの世代観を考えれば、やむなしかも知れません。
彼らは60~70代の“団塊の世代”が主流。その年代は、欧米先進諸国への憧れを抱きながら戦後復興してきた年齢ですからね。
現にコラムでも事ある毎に
 「幼い頃に見たドイツ製の腕時計などの舶来品の、緻密さや高級感やデザイン性に驚いた。あのときの衝撃は今でも忘れられない」
などと語っています。
そんな幼少期のトラウマが、ドイツ車賛美と日本車毀損という屈折した価値基準に現れているのでしょう。

「職人が匠の技で一つ一つ手作りで…」と言うと聞こえは良いですが、実際には、日本ほどの厳しい品質管理がなされていないから、品質にむらがあり、よく壊れるといいますが。
しかもデザイン優先の弊害として整備性が考えられていないので、手間も部品代もずば抜けて高額。
そして何よりドイツブランドは昔とは違い、今や純ドイツ製というのは少なく、ほとんどは中国製やインド製だったりするのですが。バッジだけがドイツを名乗っているのみ。


その中には、都心のエリート大学生に顕著だったようですが、親世代のアメリカへの接し方を「不甲斐無い」と感じ、それへのカウンターとしてアメリカばかりか当の日本が益々嫌いになっていき、アメリカとも日本とも対極にある中韓への憧れを強くしていった勢力も存在する。
全共闘世代”です。
民主党議員(元、を含む)や評論家やマスゴミや御用コメンテーターといった左翼勢力が、傍目には不自然なまでに日本を貶め中韓を無条件に讃えるのは、そういう感情論に基づく世代観が根底にあるのではないでしょうか。
この時代の若きエリートは、「旧態然とした巨悪と戦い、弱きを救い、先進的な考えを持つ自分」という幻想に酔いしれる傾向にある。だからとかく既存のものを悪認定して壊したがり、またそれこそが最大の解決方法だと信じて疑わない。
大人になりきれていない、永遠の厨二病です。
そしてそういう人間に限って、いざ権力を手にすれば、それを元に世界を救うどころか、むしろ暴君として振る舞う。
仙谷由人なぞが最も判りやすいでしょうか。

プロ市民を祖母に持つ者ですが質問ある?
 (保守速報、2012年10月17日)


『美味しんぼ』の雁屋哲氏や『創竜伝』の田中芳樹氏もそうですが、
 「日本は中韓に申し訳ないことをした。日本人は土下座して子々孫々に渡って償うべきだ」
と主張する人に限って、自分が率先して謝らないんですよねwwwww




話が逸れたw

インターネットのない時代では彼らの主張は絶大でした。ですが今ではネットがある。
正直、雑誌で評論家の意見を読むより、みんカラレビューを読むほうが、余程参考になりますね。なぜなら誰しも同じ素人という立場で、メーカーやスポンサーから見返りをもらっておらず、日常的に乗るがゆえにその車やパーツの長所と短所を知り尽くしている。
徳大寺有恒氏に至っては、重鎮ということでメーカーから全力で接待浸けにされているというのは、つとに有名ですしね。up!大絶賛の裏にあるものが、何となく察しが付きそうです。

勿論個々人の中でもある種のフィルターは存在しますし、それは僕も同じなのですが、少なくとも生の意見に近く、自分と近い目線からの価値基準というのは、それだけで参考になります。
そんな中で評論家の言い分は、「まあそういう意見もあるわな」程度に捉えておいたほうが無難なのでしょう。
Posted at 2012/12/19 11:40:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車談義 | クルマ
2012年12月17日 イイね!

ワゴンRスティングレー試乗

ワゴンRスティングレー試乗昨日は、9月19日に発売された、スズキ ワゴンRスティングレーの試乗をしてきました。
本田技研工業 N ONEへの意識が傾くにつれ、軽自動車におけるベンチマークであるワゴンRは現在どんな風なのか、是非体験したかったからです。

それに、僕はキャラを買わなかったら、或いはワゴンRが愛車になっていた可能性も、なきにしも非ずなのですよね。
以前から僕と付き合いのある方はご存知ですが、愛車購入に際して父から出された条件は、「スズキ製」「軽」「AT」「4WD」だったのですよね。そこで父はセルボモードやアルトや出たばかりのワゴンRを買って欲しかったらしく、カタログをどっさり持ってきたのを、今でも覚えています。
ところが僕はそんな父の期待をよそに、キャラが良いと即答。父も父で「ガルウイング? ミドシップ? 二人乗り? プラスチック製の外装? スーパーカーじゃあるまいし、そんな車がどこの世界にあるもんか」と取り合わず、しかし一応知り合いの営業マンに聴いてみたら実在した、たった一台だけ。それも試乗用なのに誰一人として興味を示さず、一台も売れなかったという。それもあって父も「一台も売れないなんて当たり前だ。まあこんな車、どうせすぐに飽きるだろう」と思ったのだそうです。
それが今では……






今回お世話になった、スズキ新潟販売(株) スズキアリーナ村上です。



試乗車は、グレードは自然吸気NAのX、エンジンは直列3気筒DOHCのR06A型、駆動方式はFF、外装色はブルーイッシュブラックパール3、燃料タンク容量は27L、タイアサイズは155/65R14 75S、燃費は28.9km/L。
一律、変速機はインパネシフトCVT、型式はDBA-MH34S、ENE-CHARGE搭載、充電制御付きアイドリングストップ装置搭載、eco-cool搭載。

眼力が強まった、更に悪そうな顔になりました。
新型クラウンといい、やたら目付きが悪いのが最近の流行りなんですかね?w
でもその分、近年ファンシーグッズ的な扱いをされてきた軽が、僕ら男が乗っても違和感のない姿に戻って来たという感慨も、同時に沸いてきます。
ただ、先代と比べてヘッドライト形状が若干強調された以外に変化がなく、全然モデルチェンジしたように見えないのが、残念。

新型のワゴンRシリーズには、CMでも頻繁に銘打っている、「ENE-CHARGE」を全てに搭載しています。
それにより当モデルで28.9km/L、過給器付きのTグレードでも26.8km/Lです。
今の軽は燃費競争、それもコンマ何km/Lの世界ですからねえ(;・・) メーカーとしては分かりやすいセールスポイントですが、個人的には20km/Lを越えていれば充分優秀であり、それ以上細かい数値は気にならないですね。



内装。
これはまた、外装以上に男らしい…!
黒一色で纏められ、しかし同じ黒でも場所によって材質や艶や質感が変えられており、シルバー加飾が要所要所を引き締めている。インパネ計器はオレンジ発光、メーター類はアイスブルー発光で、黒一色の中に変化を与える。中々に落ち着いた、大人の装いです。こちらは確かに先代から大幅に変わりました。
でありながら、左右エアコン吹き出し口の下にはプッシュスライド式ドリンクホルダーが内蔵されていたり、欲しい場所の欲しい位置に小物入れとして使える抉れがあったりと、スズキらしい細やかな気配りが嬉しいです。
ドアも、流石に普通車とは比べるべくもありませんが、軽とは思えない重厚さがあります(まあもっとも、コンパクトカーでもドアの質感が薄っぺらい車もありますしね)。


驚いたのは、後席の広さです。
前席も広かったけど、それ以上に広い! 足元は広大、前席シートバックからも離れており、天井もかなり高い。
子供なら自由に遊べそうだし、体が不自由になりかかったお年寄りでも安心して乗り込めそうです。


荷室。
後席を後退させることで車内空間を確保しているだけに、流石にそのままでは狭いです。
背もたれを倒せば、可動部で段差が生じるものの、ほとんどフルフラットに。後席はそのままに、前席のヘッドレストを外して背もたれを倒すことも。そうすれば、寝転がって車内から花火を見たりもできますねw


では早速乗ってみます。
ENE-CHARGEの体験ということで、上位記録者には名前を掲載して表彰し、粗品を進呈しているそうですw
本当は、過給器付きのTに乗りたかったのですが……おやっ、しっかり加速してくれる!
国道では、アクセルを緩めて慣性だけで流しますが、エコドライブアシスト照明として、メーター発光がアイズブルーからグリーンに。
山の中の上り坂でも、自然吸気NAしかも軽にも係わらず、必死そうな唸り声を上げることなく、順調に加速してくれます。こんなにトルクがあるなら、過給器付きでなくとも構わないですね。
市街地や、ディーラーに戻っての車庫入れでは、いわずもがな。軽としての取り回しやすさの本領発揮です。

あんまり良すぎて、正直書くことがないぞ。
ただ、言い方を変えれば、あまりにも優等生すぎるということでしょうか。そしてその分、シティコミューターとしては優秀ですが、車として楽しいかどうかは別問題。

悪いと思った点は、オプションが極端に少なく、サイドカーテンエアバッグもなく、そういうところで単価を下げているのが察せられてしまうことでしょうか。
燃料タンクも小さくされ、そうやって軽量化を図ることで低燃費の一助としているのは明らかであり、手放しで賞賛はしにくいですね。
結果的に買いやすい値段となり、燃費も更に良くなり、それ自体は良いことなのでしょうが。

僕は燃費についての考えは前述の通りであり、燃費走行よりも日常使用における乗り味のほうが気になっていました。田舎では決して平坦な道ばかりではありませんし、国道でも流れに合わせようとすれば、燃費運転なんてできませんからね。
ですがそれでも、80ポイントを記録。燃費を一切気にせず結構アクセルを踏んだつもりだったのですが、それでも中々ですね。




ついでに、ワゴンRスティングレーの隣にあった、MRワゴンにも試乗してみました。
ワゴンRシリーズはもはや上位車種であり、よりスタンダードな軽はどんなものか、突発的に気になりだしました。

試乗車は、グレードは自然吸気NAのG、エンジンはワゴンRと同型のR06A型、駆動方式はFF、外装色はパールホワイト、タッチパネルオーディオ装着車、燃料タンク容量は30L、タイアサイズは145/80R13 75S、燃費は23.2km/L。
一律、変速機はインパネシフトCVT、型式はDBA-MF33S、エコグレード「ECO-L」「ECO-X」にはアイドリングストップ装置搭載。

歴代モデルよりも角張り、目付きも若干悪くなり、ワゴンR同様男が乗っても格好が付くものになりました。
ワゴンRではフロントウィンドウが寝かされていましたが、こちらは「箱」感が強調されています。
往年の、東欧の軽・フィアット 126にも似ています。



外装以上に、個性が際立つ内装です。
初めて見たときの衝撃が、実車を目の当たりにして蘇ります。タブレット型端末がそのまま付いたような、硬質で冷たく近未来的なインパネ。白物家電とそのカタログ写真のような、独特の抱擁感と清潔感のある内装。
シートも、生地がざっくりとしており、高級感よりもカジュアル感を演出しています。
小物入れが窪みとして造形されて各所にあり、痒いところに手が届く細やかな気配りは、スズキスタンダードです。

只やはり、ステアリンググリップは細くて握りづらく、メーターは速度計だけで、シフトノブは高くてオーディオ操作や小物の出し入れの邪魔となり、ドアは薄っぺらいのが、軽の弱点そのままです。
Gは下位グレードなのですが、これは上位グレードも同様です。



後席も、特に不満はなし。
流石にワゴンRスティングレーほどではないにせよ、軽なのに中々の広さ。


荷室についてはワゴンRスティングレーと同様。
背もたれを倒しても、こちらは斜面になり、平らにはなりません。


では試乗してみます。

…う~ん、やっぱり主婦車だなあ。
Gは下位グレードであり、過給器付きの最上位グレード「T」ならまた違ったのかも知れませんが…とにかく走りがもっさりしてる。
同じ自然吸気NA・同じR06Aエンジンにも係わらず、ワゴンRスティングレーはすいすい上った坂道でも、MRワゴンはアクセルを踏み込まないと中々走ってくれない。
しかも遮音材が入っていないのか、ドアを開け閉めした手応えが軽薄というのみならず、とにかくエンジン音がうるさい。
まして最近N ONEを、つい今しがたワゴンRスティングレーを試乗しただけに、余計際立ちます。
市街地でシティコミューターとして乗る分には良いのでしょうし、実際街中では中々に快適でしたが、車を必要とするのは都心よりも地方ですからねえ。そして地方では、平坦で舗装された道路ばかりでは決してないことを考えれば…。

タッチパネルオーディオは、敢えて運転中に操作してみましたが、中々に使えます。
当初は懐疑的であり、「物理キーじゃないから、押し間違えたりしたらどうすんの」と思っていましたが、アイコンは大きいので確実な操作が可能であり、運転中でも押し間違えてしまうことはないでしょう。
これでメーターも、デジタルメーターにしてイメージを統一し、回転計もあればなあ…。





帰りは、両車のカタログを頂きました。
ワゴンRスティングレーでは、燃費記録80ポイントを出し合格点だったので、特製クオカードと発電ミニカーを頂きました。
発電ミニカーは、スティングレーではなく普通のワゴンRを模ったものです。

幾つか惜しい点は散見されたものの、軽そのもののレベルを底上げし、未だに軽のベンチマークと評されるだけあります。
Posted at 2012/12/17 23:58:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年12月15日 イイね!

日本車はもっとシンプルになろう

日本車はもっとシンプルになろう家電業界の落ち込みは「キーワード主義」と「行き過ぎたコンプライアンス主義」の問題
(ピカピカニュース2ch、2012年11月23日)



昨夜、NHKの『情報LIVE ただイマ!』を、何気なくだらだら視聴していました。
特集は、「進化するスーパー家電」です。

そしたら、瀧本哲史コメンテーター(京都大学客員准教授)の言葉に、思わず反応してしまいました。曰く、「最近の家電は、モデルチェンジの度に機能を次々と付け足している。しかもモデルチェンジのスパンが、日本の場合は短い」。
番組中でも言われていたのは、「最近家電が売れないと言われているが、そんな中でもなぜか売れているのは、機能を絞ったシンプルなもの」とのことです。
どんなに最新機能を豊富に取り揃えても、実際に使う機会はほとんどなく、むしろ分かりにくいばかりか値段も高くなったとして敬遠される傾向にある。メーカーは善かれと思ってしたことであったとしても、消費者は案外そこまで求めてはいない。
昭和の時代に回帰しているのですね。


実際僕もそれは常々感じていました。
1980年代のラジカセが徐々に大型化していき多機能化していき、WカセットとCDは当たり前としてハイテクの塊になり、もはや片手で持ち運べないほど大きく重くなり、どころか価格自体がそのせいで高額になり、素人が普通に使う分にはもて余す機能ばかりで、逆に不便になっていった。
その結果、よりシンプルでより小さなiPodと専用スピーカーに取って代わられ、ラジカセは今や完全に廃れてしまった。
一例としてラジカセを挙げましたが、これはあらゆる家電で起こっている現象かと。


なのにメーカー上層部は、それが根本から理解できておらず、未だに頓珍漢な商品を造りたがる。

パナソニック、除菌&美肌効果ある「ナノイー」搭載テレビ発売へ
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2012年6月1日)
シャープ、テレビに「目覚まし時計」機能を搭載! 本体にベル音内蔵
 (同、2012年7月10日)
シャープ、スマホに話しかけて操作できるBDレコーダー開発…5万5000~8万5000円
 (同、2012年10月30日)
プラズマクラスター付き複合機にざわつく人たち
 (togetterまとめ)


そしてそのせいで業績を悪化させた自らの責任を棚に上げ、技術者や営業マンを膿呼ばわりして大量に解雇。無能な経営陣に振り回された挙句裏切られた現場の人々は、特に優秀な人は中韓メーカーにヘッドハンティングされ、益々日本メーカーは脅かされるという悪循環。
日本の家電業界が落ちぶれてきている理由の一つには、それもあるでしょうね。人を大切にしないから、因果応報。




こんな現象、家電だけの問題ではありませんね。
はい、自動車も同様です。
大型化や高額化や多機能化や豪華装備というのは、前モデルからのパワーアップというのが最も分かりやすいですからね。最近ではそれらに加えて、低燃費化というのも。
ましてや今の日本車は、世界戦略車としての役割も担う以上、この流れは誰にも止められないでしょう。
その結果、日本車でありながら日本の道路で乗り回すのに不便になっていき、運転にストレスを与えてしまい、車離れを助長させる要因の一つとなっていく。
最近軽自動車が売れている理由の一つは、きっと、単に維持費や燃費が安いからというだけではないはずです

僕自身、スズキ キャラ(E-PG6SS)を手放せない理由の一つが、正にそれです。
図らずもオートザム AZ-1(E-PG6SA)以上の希少車になってしまったから勿体無くなったというのも勿論ありますが、機能や操作性が物凄くシンプルなので、却って扱いやすいというのもあるのです(だからといって、通勤を始めとした日常使用には全く不向きですが。ましてこんな雪国で)。

その点、欧州車メーカーは、本当に上手くやっていると思います。
安全性や乗り味を維持したまま、主流だったC~DセグメントからBセグメントにダウンサイジング。でありながら、機能は必要最少限に絞り、よって値段も相応にお値打ち価格。
最近ではフォルクスヴァーゲン up!が注目されていますが、日本での使い勝手はともかく、ああいう車造りは本来日本メーカーが最も得意とするところだったはずなのですよね。
その意味では、本田技研工業 N-ONE(DBA-JG1/2)は、まさにそんな、最近の欧州製Bセグメント的な発想で造られた車に思えます。


そんな中で、トヨタ自動車 カローラなぞは、僕らにすれば興味の対象外ではありますが、あのコンセプトには注目すべき点が多いように思います。
「リタイア後のシニア世代」とターゲットを明確に絞り、機能はシンプルで、分かりやすい豪華さは一切追求しておらず、日本で取り回ししやすく維持費もかからない5ナンバーでレギュラーガソリン駆動。

トヨタ自動車 86(ハチロク)(DBA-ZN6-A2)&スバル BRZ(DBA-ZC6)だって、機能を絞り、純粋に走ることだけに特化し、しかし決してスペック上の速さや馬力を追求していない。かといって、分かりやすい欧州製高級GTカーの表面的な模倣になっていない。
86に至っては、日本的な美意識を記号化し、全体に散りばめています。




家電業界を他山の石とし、日本車メーカーはもっと学ぶべきではないかと思います。
日本の道路・日本の駐車場・日本人の生活様式・日本人の精神構造に適した色々な意味でシンプルな車が、主婦向けに特化したコンパクトカーや軽トールワゴンだけになるのは、男としてはちょっと物足りないですからね。
Posted at 2012/12/15 13:12:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車談義 | クルマ
2012年12月13日 イイね!

幸せの青い鳥は消えた

幸せの青い鳥は消えた日産から、フルモデルチェンジしたブルーバード...ではなく簡潔に「シルフィ」となって発売!
(autoblog、2012年12月5日)



5日、日産自動車は、ブルーバードシルフィをモデルチェンジし、その際ブルーバードの系統から独立させて、サブネームの「シルフィ」に統一して販売開始しました。


日産だけの現象ではありませんが、こうして伝統ある名前が消えていくのは、寂しいですね。
このシルフィの場合は、GT-Rブランドがスカイラインから独立したのと、重なる部分もあります。

軽などのごく一部を除いて、今はどの車も世界戦略車としての側面を担う以上、日本国内だけで通用する商売は許されない。
だから今度のシルフィも、先代までに比べればサイズは大型化し、全高も低くなっています。
名称変更というのも僕らからすれば非常に安易に思えますが、深い思い入れも拘りもない一般人にすれば、ブランドイメージの刷新が最も分かりやすいでしょうしね。


でもその中身については、正直今一つ。

外観は、以前のレクサスとも相通ずるフロントマスクながら、あちらのような「一見無難に見えて、その実高級感と普遍性が両立」しているとも思えない。ごくごく無難で堅実で没個性で、誰からも嫌われない代わりに誰からも好かれないデザイン。
強いて見るべき点を挙げるなら、側面のキャラクターラインのうねりが強調されており、シーマ譲りとなっている点でしょうか。でもそれが、プレーンなフロントマスクとはちぐはぐ。
「ダウンサイジングを実現しました!」と言いつつ、相も変らぬ3ナンバーであり、日本で実用的な5ナンバーではない。

エンジンは、先代までが用途に合わせて1500cc/2000ccだったのが、1800ccとエクストロニックCVTの組み合わせに一本化。
先代以上の低燃費を実現したと言うものの、それでもたかだか15.6km/Lでしかありません。エコカー減税の対象車ではありません。
エクストレイルにあるクリーンディーゼルエンジン搭載グレードもない。

日産は日本生産を減産し、より人件費の安い中国・韓国・タイ・インドを主力生産拠点としています。このシルフィもそうやって造られました。
しかしその割に、お値打ち価格で買いやすいというわけですらない。廉価グレードですら\1,937,250もします。なのにオプションすら満足に存在しない。


トヨタ自動車は新型マークX新型クラウンではデザインを大胆に冒険したり、しかしその実スポーティグレードを設定したりハイブリッドエンジンを搭載したりと幅広く網羅しています。新型カローラでは原点回帰を謳い、国内専売車両として、「リタイア後のシニア世代」とターゲットを明確に絞ってきました。
マツダは、低燃費エンジンという認知度でしかなかったSKYACTIVを熟成させてエコなスポーツエンジンとし、CX-5や新型アテンザに搭載してきました。
売る気満々なそれらとは対照的です。

シーマなど、フノー傘下となりカルロス・ゴーン体制となって以降の日産セダンがどれも高級路線なので、より格下モデルが欲しかったのかも知れません。
しかしその割に、「日産のカローラ」にすらなりきっていない。むしろありあわせの素材を寄せ集めて急ごしらえで間に合わせた印象です。
実際、日産自身もそれは重々承知のようで、月間目標販売台数600台という少なさにそれが現れています。いわゆる「刺身のツマ」的な、露骨な扱いです。
強いて良い点を挙げるなら、助手席回転シートが搭載されたことでしょうか。





昔のブルーバードは、偉大でした。
誰にでも買いやすい価格と、一般的なセダン形状。
その実、CMや自動車雑誌では「技術の日産」を謳い、先進機能が満載で、しかし意味もなく無駄なハイテクというわけでもない。
世界中のラリーで活躍し、ブルーバードの名は有名でしだ。それは今のインプレッサやランサーエボリューションを思わせるほどに。
焦った三菱自動車工業はギャランΣを超絶進化させてぶつけてきたり、スバルはレガシィを生み出してきたりと、スポーツセダンが熱かった時代です。

でも考えようによっては、そんなブルーバードの栄光が、みすぼらしくなる前に消えてくれて良かったと言えるかも知れません。
あの頃のブルーバードの面影は、今の日産セダンには、どこを向いても見当りませんから。
Posted at 2012/12/13 12:47:31 | コメント(2) | トラックバック(4) | セダン | ニュース

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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愛車一覧

スズキ キャラ Laevateinn (スズキ キャラ)
色々と不便ですし、旧車の仲間入りを果たしつつあるので最近あちこち不具合が発生していますが ...
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