
さて、今までは見学者として参加していた痛車イベントに、今回初めて出展側として参加したわけですが…。
従来は見学者の目から見ても訝しいものを感じており、またTwitter等々で芳しからざる評判は伝え聞いてはいました。
それが今回立場を変えて参加したことで、より一層身を以て思い知ることと相成りました。
まず第一に、正式名称が不明です。
発表場所や日時によって名称がばらばら。
Twitterでの事前告知では「痛車&コスプレフェスin長岡大手通り」、しかしその後は「長岡痛車フェス」「長岡痛車&コスプレフェスin長岡大手通りイベント」「長岡痛車コスプレフェスタ」と、二転三転。
ポスターはじめ各種宣材画像では「痛車コスプレフェスタ」「長岡痛車コスプレフェスタ」、メインホームページでは「痛車&コスプレフェスin長岡大手通り歩行者天国」。
エントリー参加者への封筒には「痛車フェスタin長岡」、中の書面には「痛車コスプレフェスタin長岡」。
一体どれが正式名称なのでしょう。
表記の揺れが激しくて、イベント終了後の現在に至っても尚、最後の最後まで統一されなかった。
まるでK-Winds社内の混乱ぶりを証明しているかのようです。

事前に配置図が郵送で届けられたわけですが、誰がどこにどのように停めたら良いのか、一切書かれていない。
同時に、搬入口が一方通行を逆走する形になっているのも、混乱を招きました。
なので関越さんが東方勢を仕切る身としてK-Windsに事前に問い合わせて、記載間違いではないことを確認したそうです。
ついでに自分たちはどこへどのように停めたら良いのかも。
本来なら、そのどれもが、参加者が訊ねてくるよりも先に運営が決めて我々参加者に伝えておくべきことのはずですがねぇ…。
しかも公式ウェブサイトでも公式Twitterでも、誰がどこに停めたら良いのか、最後まで告知することはなかった。つまり参加者が訊ねなければ、スタッフは一生言ってくれないままだったということですね?
或いは決まっていないから好き勝手に停めて良いという事だとしても、それすら説明がない。
勿論、事前に郵送されてきた配置図には、明記されてありましたが、参加者は一様に「本当にこれでいいの?」とTwitterで不安げに会話していました。
それだけK-Windsのイベント運営能力が信用されていないという証です。
只これも、後からTwitterで知ったのですが、運営は参加者に対し「仲間内や同仕様同士で並べたい方は纏まっての搬入を」とアナウンスしていたにも拘わらず、実際には搬入段階で振り分けられて離れ離れに展示させられたオーナーもいたそうです。
道路の長さや幅から逆算して、「何仕様が何台エントリーするから、このグループはここへ、あのグループはあそこへ」と事前に決めておらず、その場その場のアドリブに任せているようです。それも、スタッフは一切関知せず、オーナーに全てを丸投げで。
そういうところも、K-Windsのイベント主催・運営企業としての力量に疑問符が付く理由です。

搬入や展示に只でさえ時間が掛かったのに、イベント自体の時間帯が短すぎます。
長岡ホコ天それ自体、交通規制の時間帯ががっちり決まったイベントなので、その枠の中でやる以上仕方ないことではありますが。
周辺の建築物や風景とも絡めた写真を撮りたかったし、ステージイベントも見たかったし、隣接する建物や会場周辺も散策したかったのですが、それが出来る時間的な余裕はありませんでした。
展示スペースも狭すぎます。
片側3車線あるうちの中央分離帯側の1車線は、地下駐車場の出入口も兼ねているので、実質2車線です。
その2車線しかない道幅に、これでもかと、それこそ鮨詰めに並べられています。車と車の隙間が1mもなく、人が一人分通れるか否かという程度しかない。
これでは、「展示車両は基本的にお触り禁止」といっても、人知れずバランスを崩して車に傷を付けてしまった人もいたのではないでしょうか。
当然ながら撮影の際も、この程度の隙間しかなければ、良いアングルからの撮影など無理があります。
並べ方を参加オーナーに丸投げなのも良くない。
先程も述べましたが、運営側からは事前にどこに並べろとは一切連絡がなく、参加者が問い合わせてやっと返信する体たらく。しかもウェブサイトで発表して情報共有するのではなく、あくまで問い合わせた人のみに。
事前には「仲間内で並べたい方は纏まっての搬入をお願いします」と言っておいて、いざ纏まって搬入しようとすれば、予定していた展示場所が埋まってしまったからなのか離れ離れにさせられたオーナーもいたようです。
僕ら東方勢は一纏まりになれたから良いものの、他の分野、とりわけ『THE iDOLM@STER』勢や『VOCALOID』勢や『ラブライブ!』勢は、三ヶ所に分散されての展示でした。
なぜ事前に仕様とその台数を把握していなかったのでしょうか。展示車両について写真や参加申込書をオーナーに事前に送付させていたのは、一体何だったのでしょうか。
これだけ管理が杜撰なイベントも珍しい。

中には、祖母の手術と重なったからとキャンセルを申し出たにも拘わらず、
「それはご愁傷様です。一日も早い回復をお祈り申し上げます」
の一言だけで、入金していたエントリー料を返金してもらえなかった人も。
昨日今日担当したばかりの新人ではないでしょう?
貴方たちは一体何年イベント屋をしてきたんですか?
或いは社員の入れ替わりが激しくてノウハウが育たないというのなら、なぜ試行錯誤を会社が一律記録してマニュアル化しておかないのですか?
素人が運営しているOFF会のほうが余程しっかりしていますよ。プロフェッショナルとして恥ずかしくないのですか?
これらのクレーム、様々な人が過去何度も直訴してきたそうですが、一向に改善されることなく今日まできたということは、全て黙殺されているのでしょうね。
初参加の僕でさえ釈然としないものを感じていたのだから、何度も出展しているオーナーにすればもっと洒落にならない感情があるのではないでしょうか。
或いは、K-Windsはブラック企業なのではないでしょうか。
担当のH氏一人に全てを丸投げして、会社として何一つバックアップしてやらない。むしろ「会社はお前の忙しさやプレッシャーなんて知ったこっちゃねえ。お前一人で勝手にやってろ」という方針なのではないえしょうか。
だから対応は常に後手後手に回り、出展者に対してフォローも何もなく、要望や苦情は何一つ活かされず、仕切るべき人が仕切らないので現場のスタッフは常に混乱。
僕もつい最近までブラック企業に勤めていたので、尚更気になるのです。

オーナーもオーナーで、凝った並べ方をするのは良いのですが、その割にフロントを歩道へ斜めに思い切り突っ込ませ、リア方向に1台分もの余裕を持たせて展示している車両も数多い。
フロントが突っ込まれている歩道にはフリーマーケットが展開しており、オーナーも椅子を出して寛いでおり、見れる位置・撮れる位置など殆どない。
よって良い角度から見よう、全体像が判りやすく撮ろうとすると、必然的にテールしか撮れない。
イベントの主役は見学者であり、その見学者に「かっこいい車だね」「来年もまた見に来たい」と言わせるのが、僕ら出展者の仕事。
なので、本当に愛車を自慢したいのであれば、自分がやりたい事をやるよりも、他人からどう見られるかという事のほうが余程大切なのではないでしょうか。
まして、仲間内だけで盛り上がれる「OFF会」ではなく、部外者や一般人が多数訪れる「イベント」なのだから。

主催者だけでなく出展者にさえあからさまな名指しが連続し、読む人には不快感を与える文章です。
気分を害された方々には申し訳なく思います。
しかし過去何度も何度も直接言われてきたにも拘わず、何一つ改善されないままであり、初参加の僕にさえこんな気持ちを抱かせるのであれば、今後は少し考えを改める必要もあるかも分かりません。
現に、新潟の友人知人たちから「今年のがたふぇすVol.8、一緒にエントリーしようよ」と誘われて、僕自身すっかりその気になっていましたが、今回の件で急激に醒めてしまいました。