
7月2日日曜日は、
N.C.C.N ~NIIGATA CHARACTER CAR NATIONALS~へ見学に行ってきました。
・公式ウェブサイト
・公式Twitter(2017年5月15日開設)
・Twitterハッシュタグ「#NCCN新潟」
会場は、旧・
小千谷山本山高原スキー場・ロッジ駐車場跡地。
時間は、10:00~16:00。
見学者無料。エントリー料金は、四輪\5,000、二輪\3,000、当日エントリーは各\1,000増し。
こちらもまた、新たに催されたイベントです。
最近も近場で「
痛車&コスプレフェスin長岡大手通り歩行者天国」があったばかりですが、あちらは自治体が主体となり、車道を封鎖し、一般人を招き入れての、文字通りの歩行者天国でした。
対してこちらは、人里離れた山奥で、同好の志だけを掻き集め、同じ自動車イベントでありながら長岡とは対照的です。
同じ日には「
ガタケット152」もあるので、どちらへ行こうかぎりぎりまで悩みました。
しかし初開催のイベントであり応援の意味も込めて、また長岡は開催時間が短すぎて消化不良だったので、結局こちらにしました。
05:00出発。
自宅の外壁リフォームが続いているせいで車を車庫から出し入れするのに難儀するので、長岡同様、前日夜のうちに予め車を出しておき、近所の空地へ停めておきます。
周囲に住むのは80代以上の高齢者ばかりなので、当日は大きな音を立てないよう、そろりそろりと出発します。
前夜から雨が降り続いていましたが、朝には止んでいました。
しかしそれも、小千谷市へ入った辺りからまた降り始め、山本山を登り始めた辺りからは本降りになってきました。

10:15到着。
微妙に道路を間違えながらも、何とか到着。
人生初の小千谷市です。
(写真は、会場のある山本山の麓にある、
山本第二調整池)
会場は、標高のある山の頂上。
その上、周囲一帯を地平線まで見渡す限りの田んぼに囲まれ、麓には湖のように大きくてダムさえ備える貯水池が二つもあります。
見学者は、会場を囲む砂利の駐車場に停めます。
前夜は集中豪雨で、朝になって雨脚は弱まったものの終始真っ白に霧がかっており、真夏にも拘わらず気温は肌寒いです。
午後になってから少しずつ普通の曇りになってきたものの、そのせいで地面は泥と砂利でぬかるみ、車は水滴を含んで濡れています。
でも、山奥だから晴れたらむしろ蒸し暑くなって虫も湧くから、却って良かったのかも…?

会場内には、錚々たる顔触れ。
痛車である以前に、ドレスアップカーとしてもハイレベルな車ばかりであり、雑誌に載って全国的に有名な車も1台や2台ではありません。
地元新潟県内のみならず、遠くは滋賀県から。
第1回であるにも拘わらず、よくぞこれだけの面々が集まったものです。
会場内で会った顔馴染みの出展者たちから話を聞けば、エントリー要項や搬入案内等々、スタッフからはかなりきめ細やかで手際良い連絡や対応が為されていたそうです。
実際、見学者としての立場から公式Twitterを見ていてもそれは感じており、イベント終了後も批判的な意見はついぞ見掛けませんでした。
第1回開催だからというのみならず、この地この場所における初のカスタムカーイベントでもあるので、少しでも不手際があれば次は無いので必ず成功させるという意気込みがあったのではないでしょうか。
或いは、普段は出展者としてのイベント参加が多いから、その分出展者や見学者がスタッフに何を求めているか肌で理解しているというのも、或いはあるのかも知れません。
どちらにせよ、個人的にはそういう風に見えた、ということで。

配置は、一般的な駐車場のような、規則正しい碁盤状なのですね。
出展者に自由はないでしょうが、その分迷ったり揉めたり時間が押したりということもないでしょう。
そうやってスタッフが配置場所を予め決めておけば、無用の混乱を招かず、手際良い搬入出やタイムスケジュール管理ができますからね。
現にスーパーカーイベントや旧車イベントではそれが当たり前です。
痛車イベントくらいのものではないでしょうか、スタッフがスタッフとしての仕事を放棄して、
「スタッフは基本会場をぶらぶらしているだけです。何かトラブルがあってもスタッフは関知しませんので、自己責任で何とかして下さい」
「これはスタッフも一緒になって楽しむイベントなので、あまり多くは期待しないで下さいwwwww
「我々は皆さんが楽しめる場を提供するだけです。一から十まできっちり管理されたイベントがお望みなら、どこか別のイベントへ行って、どうぞ」
などという屁理屈を平気で言い放つのは(イベント名は忘れましたが)。

尤もその分、車好きが配置を決めたのか車毎の分類が優先されており、仕様毎での分類ではないのですね。
Z並べ、セダン並べ、軽トラ並べ、外向きオーディオ並べ…。
そのせいで、例えば『THE iDOLM@STER』仕様や『東方Project』仕様や『艦隊これくしょん』仕様に至っては、三ヶ所に散らばってしまっています。
それでも尚、或る程度意味のある配置になっているので、痛し痒しですね。
或いはグループ毎の仲間内で連なって、早い者勝ちで搬入した結果かも分かりませんが。
それがたまたま、仕様毎ではなく、車種毎やカスタムジャンル毎の配置になったのかも。

単に車を並べただけでなく、地方の痛車イベントでは珍しい(?)音圧測定まで。
こういった催し物も用意されてあるのも、痛車というよりもドレスアップカーに比重を置いたイベントらしいです。

痛車と同じ仕様・同じキャラクターに扮したコスチュームプレイヤーさんは、場所や天気のせいで
皇 麗華@原稿中につき缶詰さんただ一人であり、しかもすぐにコスプレ解除。
でもその分会場を盛り上げるのに一役買って下さいました。撮影有難うございました。

15:00、表彰式・閉会式。
当初は15:00閉催の予定でしたが、土壇場で急遽1時間延長が決まったそうです。土地を貸してくれた所有者(小千谷市?)が許可してくれたんですかね?
イベントで恒例のトロフィー進呈は、全てのジャンルを総合してのランク付けではなく、オーディオ賞やステッカー賞や見学者人気投票など、大まかに分別してのランク付けです。
その辺りも、純粋に多くの出展者にトロフィーを贈りたいというスタッフの計らいもあるのでしょうが、例えば
「ネタ枠でなら受賞も納得できるけど、何であれがよりによって総合優勝なの?」
「兄貴分として若い人たちから慕われているのは知ってるし、俺もその人のことは好きだけど、それは内輪にしか説得力を持たない話でしょ? 車としては今回のイベントに備えて見所を仕込むどころか、何年もずっと変わり映えしないままじゃないか。なのに何年も連続優勝なのはなぜ? コンテストなんだからオーナーと車は分けて考えようよ」
等といった諍いも起こらず、起こったとしても小規模であり、より多くの人々が納得できるのではないでしょうか。
もう本当、何から何まで目から鱗が落ちました。

16:00、イベント終了。
遠路から出展しに来ていた人々は早々に帰路に就き、近くから出展しに来た人々も最後の記念撮影に興じています。
RIO@三和工房主さんが軽トラ・軽バン仲間と記念撮影しているのを見て、僕もやりたくなってきました。

遠くからやってきた
Rébecca.さんと、フランドール・スカーレット仕様並べでありつつ、スズキ並べ。
(正確には、シェヴォーレイ MWであって、スズキ ワゴンRソリオ/ソリオではないのですが、スズキ製ということで一応)

長岡で一緒に並べたばかりの、
ちぇんさいさん・関越特快さんと、『東方Project』仕様並べ。
やがて、顔見知りの人々が次々と搬出していくのを見て、僕も会場を後にします。
山本調整池ダムで、カメラテストを兼ねて長時間居座って一人撮影に興じます。
普通に撮るだけでは面白くないので、カメラに内蔵された画像加工機能を様々に使ってみたり、ダムから滝のように放流される水流でシャッタースピードを試したり…。
JR小千谷駅とその周辺でも、同様に。
牛と鯉が特産品らしく、至る所でそれらを模した建造物や看板が目に付きます。
こういう地域色の強いものは撮っていて楽しいです。
小雨が降り、暗くなりかけた日曜日の夕方だから、人影はほとんどなく、そのお陰で却って撮影に集中できました。
22:45、帰宅。
道中の各所で撮影したり、コンビニのスパゲッティで夕食を摂るなどして、一人旅を楽しみながらのんびりと帰ってきました。
天候こそ生憎だったものの、痒い所に手が届くきめ細やかなフォロー体制が万全であり、初開催だったにも拘わらず安定感がありました。
痛車イベントではあるものの、どちらかというとドレスアップカーイベント的な傾向が強いのも、この周辺では珍しいです。
この調子でまた第2回、第3回と続けていって欲しいところです。
スタッフの皆様、協賛企業の皆様、会場を貸してくれた関連団体の皆様、出展者の皆様、見学者の皆様、当日お相手してくれた皆様、有難うございました。
出展車両はフォトアルバムを参照(後日掲載)。