
三が日には間に合いました…。(;´Д`A
毎年恒例として、干支に因んだ自動車語りをしようと思いきや、犬やイヌ科に因んだ名称の自動車はちょっと思い付きませんでした。
猫やネコ科なら幾らでもあるのですがねぇ…。皆そんなに猫が好きなのか?
なので今年は無し!
* * * * * * * * * * *
さて、以下は私事。
画像無しで長文が続くのでご注意。
今年もまた、土壇場で親戚に不幸があったので、新年の挨拶は出来なくなりました。
昨年12月4日に、叔母が肺癌で66歳で亡くなりました。
尤も近年では年賀状を書くのが煩わしくなってきたので、却って助かったとも言えますが(不謹慎な言い草なのは承知しています)。
ウェブログ執筆もフォトアルバム掲載も、そしてPCのフォルダ内にある写真整理そのものも、順調に遅れています。
ブログでは昨年8月以降の分と、フォトアルバムでは一昨年10月以降の分が、未掲載のままです。
それにしても、僕にとって昨年は激動の一年でした。

勤めていた会社に親会社から経営コンサルタントが入ってきて、店内は引っ掻き回され、混乱を極め、異動と共にしなくとも良い仕事量ばかり増やされ…。
朝の4~5時に出勤し、夜は22時過ぎに退勤、休みは三ヶ月に一日あるかないか。
なのに給料は上がるどころか、早出・残業・休日出勤手当は1円も出ない、手取りで12万円あるかないか。指紋認証式タイムカードの意味はない。
店の中でも、客が大勢いるにも拘わらず、客に対して挨拶するどころか無視し、従業員を大声で怒鳴り付ける。お蔭で店内の雰囲気は最悪、客からの評判はがた落ち。
それ以前からも、社長が「少ない給料で頑張ってくれて有難う」の一言でもあればまだ救いがあったのですが、実際には徹底的なパワーハラスメントで苛められました。
そのコンサルが有能なら、何だかんだでまだ尊敬できました。
しかし実際には全く逆。
複数の問屋から来ている複数の担当者が、異口同音に「あの人には気を付けた方が良いよ」と忠告してくれました。
曰く、どこへ行っても、従業員を大声で怒鳴り散らして、しなくとも良い仕事ばかり増やして、散々店内を引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、それで業績が良くなるどころか却って悪くなり、なのに後始末もせずに去って行くのだとか。
確かに、従業員一同からの反発を何度も経験してきたから、喧嘩の仕方だけは抜群に上手いのでしょうが。
そんな状況にも拘わらず、パートタイマーの人々は、一部を除いて全く働かない。
3年も5年も同じ仕事をやってきた割には動きは愚鈍で、あからさまにやる気がない。
中には
「私はパートだから役立たずのままで良いんだ。旦那が稼ぐから私は仕事を頑張る理由が無いし~。ま、姑の顔を見たくないのと、暇潰しと小遣い稼ぎを兼ねて、みたいな?」
と笑って平気な顔をしている人も。
当然、彼女らが全く働かないから、従業員(正社員)である僕の仕事だけが際限なく増え続ける。

ほぼ同じタイミングで、僕を含めて4人が辞めていきました。
特に決定的になったのは、母の大腸癌手術があるから休みたいと申し出た際に、コンサルから
「はあ? 何馬鹿なこと言ってるんだ?」
「お前はパートじゃなくて従業員だろう。従業員が一日だって休んで良い筈がないんだ。男だったら仕事で死ねればむしろ本望だろう」
「お前は誰から給料貰ってるんだ? 母親か? 違うだろ? それを思えば、母親の命と仕事とどっちが大切なのか、考えるまでもないだろう」
等と、延々説教されたことです。
その言葉を聞いたときに、入社以来6年張りつめていた糸が、ぷっつりと切れました。
・仕事を辞めるべき7つのタイミング
(Gigazine、2014年2月23日)
・やめることの重要性。続ける決断の裏に、やめるという決断
(DARKNESS、2014年8月14日)
・イーロン・マスク氏が、出産に付き添うため仕事を休んだ従業員を叱責!?
(autoblog、2015年5月14日)
・「休暇は信用を消費して使うもの。有休を1回使うごとに君は信用を失っている」…上司に言われた衝撃的な一言
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2016年7月11日)
・甲子園監督「今の若い子はすぐ逃げ出す。練習は5~23時で携帯は解約させる。そしたらみんな辞めていく」
(同、2017年8月12日)
・下関国際「三本松の選手、カキ氷食ってましたよ。うちは許さんぞと(笑)。僕らは水です」→カキ氷食ってるチームに敗れる
(同、2017年8月13日)
最初に口火を切ったのは、意外にも店長でした。
辞めていったその日に、従業員会議の場で、
「あの役立たずの名ばかり店長、辞めて正解だった」
「会社で一番経費を食らうのは人件費だから、給料の高い役員ほど降格するか首にするのは、会社再建の常道だ」
「自分から辞めてくれて本当に良かった。最後の最後にやっと会社に貢献したな。お前たちも、辞めたければいつだって辞めて良いからな?」
と、社長と一緒になって、笑いながら僕らに言い放ちました。
不満もなかった訳ではないけれど、店長は店長なりに僕らの事を考えてくれていたのは、直属の部下として3年も働いていたから分かります。
それを目の前で侮辱するだけに留まらず、本人が去った後も強権で支配するための方便にも利用した。
社長さえも、「いや、彼は20年近くも貢献してくれた人だから、滅多な事は言わないでくれ。せめて従業員たちの前だけでも」などとフォローしてくれればまだ見直したのに、実際には庇うどころか一緒になって「本当そうですよ。あんな奴辞めてくれて良かった良かった」と一緒になって高笑い。
パートの人々は一部を除いて他人事のような顔でしたが、従業員の間での雰囲気はいよいよ険悪になりました。
それを見た僕も、何の準備もないままに、衝動的に自主退職。
会社都合や倒産によるものではないので退職金は1円も出ません(尤もブラック企業だからその辺は一切期待していませんでしたが)。
そんな会社辞めろと散々言っていたはずの家族からは、猛反対されました。「たとえ低空飛行であっても、食品を扱う以上或る程度安定している業種なんだから、一時の気の迷いで人生を棒に振る気か」と。
自分でも、あの時の判断は本当に正しかったのか、悩みに悩みました。あのままブラック企業で一生飼い殺しにされるか、はたまた、針の穴よりも小さな小さな小さな小さな可能性に一縷の望みを賭けるか…。
ニートが羨ましいとずっと思っていたのに、いざ実際に辞めてみたら、ニートになったらどうしようと毎日が不安でした。
普通なら転職先が決まってから辞めるものですが、1年前にそれをやったら、社長に邪魔をされたのです。
「お前の家に、履歴書返されてきただろ。あれな、あそこの会社の社長と俺は友達同士でな、『ふじぃは役立たずだから雇わない方が良いぞ』ってアドバイスしたのは俺なんだ」
「お前程度の人間、誰も必要としちゃいないから、辞めたければいつでも辞めて良いぞ? お前なんか引き留める価値なんかないし、どこに行っても通用する訳がないんだから」
「だが、『この会社で働きたいんですお願いします』と言って俺に対して頭を下げるのなら、準社員程度にならしてやっても良いぞ?」
と、ぐちゃぐちゃとガムを噛みながら、薄ら笑いを浮かべて。
以前から辞めたいとずっと思っていましたが、その出来事が決定打になりました。「頼むから辞めないでくれ」と泣かれながら辞めるのが、僕にとっての唯一のモチベーションになりました。
静かな怒りというのは、きっとあの時の感情を指すのでしょうね。そして静かな分、激しく燃え盛る炎よりもいつまでも燻り続け、果てしなく延焼する。
その件があったから、今回はそれを防ぐために、敢えて転職先を決めずに辞めました。
そして実際に社長からは「何で辞めるんだ」「この会社にはお前が必要なんだ」「給料なら上げてやる」「だから考え直せ」と、最後の最後まで懇願されました。ざまぁ見ろ、です。
・【米国】 いじめられていた学生が証拠として音声を録音、学校に連絡→学校「それ盗聴だから。警察に通報」→有罪判決
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2014年4月19日)
・内部告発やっぱり損か?半分近くで解雇・嫌がらせなど報復・・・まかり通る不正見てみぬふり
(ねたAtoZ、2016年1月23日)
因みに、残業代未払いなど、証拠になりそうなものは或る程度集めており、辞めた直後にでも労働基準監督署に密告してやる気満々でしたが、ハローワークの職員に流石に止められました。
まぁ、実際、やったらやったで、地元では二度と再就職できなかったでしょうね。

6月12日、「
痛車&コスプレフェスin長岡大手通り歩行者天国」の翌日に、晴れて今の会社に採用。
かつて慣れ親しんだ工場勤務です。
しかもこれが、土日祝祭日は基本的にお休み、残業手当も臨出手当も出る、怪我をすれば傷病手当も出る(入社1年後)、資格手当や皆勤手当てもある、バーベキューや忘年会や社員旅行もあって費用は会社負担、必要な備品は会社支給。
なのに給料は前職のおよそ1.5倍。新入社員なのにボーナスさえ貰えた。
特に年末年始のお休みに至っては7日間もあり、これは社会人生活を26年やってきて初めての経験です。
勿論、長く勤めている人の話によれば、黒い面もあるようです。
そもそも、「労働基準法を守っているごくごく常識のある企業だから、それらは特段褒めるべき事柄でもない」という言い方も出来ます。
ですが、入社したての新人にすれば全てが天国そのもの。ましてや前職がブラック企業だったので尚更。よもや地元にこんなホワイト企業があったなんて…。
良い意味でカルチャーショックの連続です。
普通である事が、尖っている事よりも遥かに偉大なのだと、改めて思い知りました。
何でも、民主党政権時代の不景気で若い従業員ばかりを解雇したので、そのせいで今では年齢層が高くなりすぎ、定年退職間近の従業員や、一旦定年退職した人を嘱託職員として再雇用している現状。
募集を掛けても、若い人は地元を捨てて都会へ移住し、辛うじて残った一部の若者は、殆どが高齢者介護の現場へ向かっており、工場へは見向きもしない。
このままでは世代交代が進まず、人手不足で会社が内側から立ち行かなくなる……そこへ僕がやってきたという訳です。
事前情報を集めようとしても、この会社の内情について知っている人はほぼ皆無であり、「汚くなる仕事」程度の情報しかありませんでした。だからもし前職よりも待遇や給料が悪くなったらどうしようという不安で一杯でした。
つくづく、今の会社に拾ってもらって本当に運が良かったです。
そうでなければ今頃ニートになっていましたし、前職に復帰すれば裏切り者として間違いなく報復人事が待っていた事でしょう。
こんな会社であれば忠誠を誓いたいものです。
・なぜ大企業で働く方がメリットがあるかという7つの理由
(資格ちゃんねる、2013年8月3日)
勿論、これは実力で勝ち取ったものではなく、たまたま双方のタイミングが重なっただけにすぎません。
今の僕は精々「いないよりはまし」という程度の存在でしかないので、それは常に肝に銘じておかなければなりません。
しかしようやく、心から、ここで働きたいと思える会社に出会えたようです。
一昨年から生活環境が二転三転し、上述の通り昨年はとりわけ大規模な変化があったので、いい加減そろそろ落ち着きたいところですね。
しかも、社会人生活をやってきて初めて土日がお休みになったことが嬉しくて、調子に乗ってイベント参加しすぎましたw
それもまた、写真整理とブログ執筆がこれほどまでに遅れた一因なのは、間違いありません。
なので今年はもう少しだけ自重したいですね。どの程度実践できるかは別としてw

趣味に関して言えば、自動車からカメラに興味の対象が移りつつあります。
芸術的な写真を撮るつもりはなく、思い出の記録とブログ掲載用を兼ねて、取り敢えず判りやすい構図で綺麗に写っていればそれで良いというスタンスには今も変わりはありませんが、一昨年の「
がたふぇすVol.7(一日目)」がカメラ沼に陥る転機でした。
同じ日・同じ場所・同じ対象・同じ条件で撮ったはずなのに、他の人が
一眼レフで撮ったものはこうも違うのかと愕然としたものでした。
あれが全く異なる日時や場所や条件で撮られたものなら、今までのように「ああ、綺麗に写ってるね」で終わったのですが…。
以来、インターネットで情報を集めて、それこそ目を皿のようにして、毎日毎日ひたすら調べまくりました。
それこそ写真整理やブログ執筆を放棄して。
ブログ内容にカメラに関する話が増えてきたので、何となく察していた方はいるかと思います。
調べる内に、マニア受けは良くブランド力もあるものの旧態然とした一眼レフよりも、白物家電メーカーが造る
ミラーレスカメラの方に未来を感じるようになりました。
エントリークラスの一眼レフを買うよりも、高級なミドルクラスないしハイエンドクラスのミラーレスの方が、もはや性能では凌駕している(その分価格もw)。一眼レフが勝っているのは、被写体が激しく動き回るスポーツ撮影や、ブランド力や販売力、見た目の“はったり”くらい。
むしろ、自分の使い方や目的を吟味すれば、一眼レフを盲目的に有難がりはしない筈です。例えるなら、山奥に住む田舎者が、隣近所の農道や狭い住宅地をちょこまか走り回るのにセンチュリーやハマーなどで行くようなものです。
・一眼レフからミラーレス一眼に変える人が多い理由《2018.2.22_更新》
(マイクロフォーサーズの手引き、2015年8月18日)
・数年後の一眼カメラ市場 〜 ニコンが転けてペンタックス・ソニーは飛躍するのか《2017.11.5_更新》
(同、2017年4月20日)
・2017年はミラーレス一眼が性能で選ばれるようになった年
(同、2018年1月2日)
・画質もボケもAFも、弱点を技術で克服するマイクロフォーサーズ
(同、2018年1月12日)
・【ミラーレスは一眼レフを超えた!?】ミラーレスが一眼レフを超える意味とその後の写真のゆくえ
(写真のネタ帳、2017年10月30日)
しかしどうやらカメラ業界にも、自動車業界と同じ問題が渦巻いているようです。
カーマニア達が
「スポーツカーこそが車の花形」
「MTを扱えない奴は男じゃない」
「レシプロエンジンに勝る信頼性は無い」
「昔の車は良かった」
などと言っている間に世の中はどんどん変わり、ミニバンやハイブリッドカーやEVやCVTなどが人気を博すようになった。
なのにカーマニア達は、特に古参であればある程、そんな世の中の変化に気付かず、気付いても知らんぷりを決め込み、井の中の蛙となって狭い世界で獅子吼する。
カメラや写真について学ぼうと複数の雑誌を読むも、その内容は、超が付くほどの高級機であるものの古典的なフルサイズ一眼レフばかりを持て囃し、初心者やあまり拘りのない一般人にとって親しみやすい
コンパクトデジタルカメラを取り上げた記事は皆無と言って良いほど存在しない。
ミラーレスでさえ申し訳程度。
カメラ趣味とは、完全に、定年退職してお金も時間も潤沢にあり、しかしその分価値観も古い老人の娯楽なのだなという印象です。新潟市のヲタクイベントでは若いカメラマンが多くいるので、今まで考えもしませんでした。
だから主な読者層である老人の自尊心をくすぐるような内容ばかり書いてあるし、そんな老人が長年慣れ親しんだであろうフィルムカメラからほとんど変化していない一眼レフばかり褒めそやす。
今の時代はPCやカメラ内RAW現像でいかようにも画像加工出来るのに、「オールドレンズは味がある」といって扱いにくい古いレンズを有難がり、手振れ写真やピンボケ写真を褒めそやす。全く同じ写真をコンデジで撮ったら、掌を返して否定の嵐。
プライドをくすぐられた老人達は、有り余る財力に物を言わせて、趣味に徹する素人には明らかにオーバースペックな超高級プロ仕様機に、次から次へと大金を注ぎ込む。
女性向けファッション誌と同じ構図です。
・太った女性を「マシュマロ女子」と呼び換えよう…ネットで賛否両論
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年12月12日)
・「マシュマロ女子」ブーム、早くも終焉のお知らせ 男性「スリムが好きに決まってんだろ!」
(同、2014年4月20日)
ミラーレスとは電子デヴァイスの塊であるからには白物家電メーカーにすれば得意分野なので、それこそ日進月歩で技術革新しており、黎明期に存在していた諸問題は全てクリアしている。
にも拘らず触ったことすらない老人たちによる偏見は依然として根強く、或いは本来の用途ではない使い方をしておきながら「これだからミラーレスは」と訳知り顔で扱き下ろす。
それはあたかも、排気量によってヒエラルキーを決め付けて一喜一憂し、居住性や燃費や安全性が目まぐるしく向上したにも拘らず、未だに20年以上前の認識で軽自動車を見下したがる、古参のカーマニア達が幅を利かせている自動車界隈と同じように。
カメラ界隈を覗いてみて、逆照射的に自動車界隈の問題点を思い知りました。
思い返せば、かつてガンダムやトランスフォーマーで幾度となく通った道でもあります。
だからこそ、僕も老害化しないよう、新しいものや若い人を歓迎する気持ちだけでも持っていたいですね。
元々は
「もっと車を格好良く撮りたい」
「もっとコスプレイヤーさんを綺麗に撮りたい」
「もっと風景やイベントの様子や街中スナップショットをドラマチックに撮りたい」
という願望から始まったものでしたが、まさかここまでのめり込むとは、我ながら想像すらしませんでした。
確かに、僕も男だからデジタルガジェットは好きではありますが…。
つくづく、人生とは、どこでどう転ぶか分かりませんね。
まさに“
犬も歩けば棒に当たる”です
(あ、綺麗に纏まった…w)。
生活環境も、仕事も、趣味さえも激動の一年でした。
普段は身の上話はできるだけ控えていましたが、今年の元日ブログは書く事がないのと、自分自身の経歴を清算するつもりで、今年はしたためてみました。
それでは、皆様にとり幸多い年となりますよう。
今年も宜しくお願いします。