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2016年02月15日 イイね!

アメリカでも「若者の車離れ」

アメリカでも「若者の車離れ」トヨタ、北米若者向けブランド「サイオン」廃止
 (サイ速、2016年2月4日)

トヨタ、米国若者向けブランド「サイオン」廃止
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、同日)

トヨタ、若年層向けブランドのサイオンを廃止 「FR-S」「iA」「iM」はトヨタ・ブランドへ移行
 (autoblog、2016年2月6日)

トヨタ、「若者離れ」深刻…肝入り施策が軒並み失敗、ブランドからもひっそり撤退
 (乗り物速報、2016年2月14日)






 ※ザイオンとは、シオンの英語発音。
  シオンとは、旧約聖書において、紀元前607年のバビロン捕囚により故郷を追われたユダヤ人たちに、唯一神ヤハウェが与えたとされる「帰るべき約束の土地」の名。
  現在のイェルサレム。





トヨタ自動車の、北米とカナダにおける若者向けブランド「サイオン」が、8月を以て廃止となるそうです。

また一つ、歴史から消えてゆくブランドが。
寂しいことです。


トヨタは高年齢層・高学歴層・高所得者層・保守層に人気があるのは、アメリカでも同じだそうです。
しかし幾ら金払いが良いからといって、高年齢層ばかり相手にしていては、いずれ顧客と共に緩やかに老衰してゆくのみ。
ましてトヨタのようなお堅いイメージを抱かれがちな企業であれば、尚の事若者を呼び込むことに意識的であらねばならない。
なので、若年層向けブランドとして、2003年に設立されました。
日本でいうところのネッツ店に相当するでしょうか。

ターゲットとなる若年層は、具体的には「ジェネレイションY」、すなわち日本でいうところの「ポスト団塊ジュニア」に相当し、1970年代後半から1980年代前半にかけて生まれた世代を指します。
これらの世代は、世界中で好景気に沸きたち、潤沢で享楽的なサブカルチャーに浸りながら育ってきました。
冷戦が終わり、ソ連が崩壊してロシアをはじめとした東欧諸国に分離独立され、ベルリンの壁も崩壊して東西ドイツが統一されるといった、歴史がドラスティックに変わる瞬間を多感な時期に目撃してきた。
家庭用テレビゲームや家庭用PCが普及し、携帯電話やインターネットを使いこなすようになった最初の世代とも言われます。
だからなのか、自動車に限らず、上世代が培ってきたそれまでの社会通念や常識が良くも悪くも通用せず、マーケティングには苦慮するといいます。





そんなジェネレイションYの生活様式や趣味嗜好を徹底的に研究して造られたxB(日本名:トヨタ自動車 bB、初代)は、大ヒットを記録。
外装色は豊富であり、TRDやモデリスタといったトヨタ純正のみならず、社外品でもドレスアップパーツが潤沢なので、自分好みにカスタマイズが可能。
それまでの自動車文化とは若干趣を異にするインテリア。
普段使いのみならず、レジャーやアウトドアでも使える実用性。
真四角のエクステリアにはわざとらしい造形は一切なく、にも拘らず何となく悪っぽい雰囲気が微妙な匙加減で漂うのは、唯一無二の個性として見る者を惹き付けるものがあります。

また、本来のターゲット以外にも、思わぬところで好評。
トールワゴン型なので乗り降りが容易で見晴らしは良く、箱型ボディは車両感覚が把握しやすく、タイアは四隅に配されて前後オーバーハングは極力短く、後席や荷室も広すぎず狭すぎない絶妙さ。
日本の車両区分においては5ナンバーサイズのコンパクトカーになるので、税金や維持費がリーズナブル。
見た目や、mm単位でのスペックではない、真の実用性があります。
なので、若者のみならず老若男女に、そしてアメリカのみならず日本でも、広く受け入れられるという、トヨタにすれば嬉しい誤算も。

これがサイオンの方向性を決定付けたとも言えます。
今でもサイオンを象徴するイメージリーダーです。



そして、スポーツカー好きにとっては、日本で絶滅したセリカが、tCと名前を変えて復活したのが、嬉しい話でした。

セリカも、その長い歴史の中で、時代や他車との関連性から、コンセプトを様々に変遷させてきました。
雰囲気を楽しむファッションカーから、GTカー、スポーツカー、スペシャルティカー、ライトウェイトクーペ…。
しかし各世代に共通しているのは、若者向けを意識した、その時代その時代での未来感溢れるクーペという点。
初代ダルマセリカは旧車の定番であり、歴代のスポーツモデルはWRCで活躍し、最終七代目のT230系はスポコンの素材として日米で根強い人気。

tCもそんなセリカのコンセプトを受け継ぎつつ、サイオン流にアレンジ。
日本を始めとしたアメリカ以外では販売しない、サイオン初の完全専用車種。
サイオンの例に漏れず、豊富なオプションやアフターパーツを駆使して自分だけの一台を造ることが可能であり、カスタムカーの素材としても人気。
当時アメリカの若者に人気だったという、ミツビシ・モーターズ・US イクリプスや、ヒョンデ・モーター ジェネシスクーペに対抗。
2ndジェネレイションは、サイオン共通の真四角デザインとなり、現行後期型へのマイナーチェンジではマークX風のヘッドランプと86(ハチロク)風のグリルを備え、お揃いにフェイスリフト。
そういえば、「tC」という名称は、「トヨタ・セリカ」の頭文字とも符合します。

しかしそれも、FR-S(日本名:トヨタ自動車 86)の投入により、需要を互いに食い合う事態に陥っていたのではないかと想像されます。
サイオンブランドが廃止されても、取り扱い車種はトヨタブランドで継続販売することが決まっていますが、tCだけはモデルチェンジを待たずに廃止。

46年に渡るセリカの歴史に、今度こそ終止符が打たれます。






xBのような、Bセグメントサブコンパクトカーに絞ったラインナップだったのが、或いは裏目に出たのかも分かりません。
C-HR(クロスオーバーSUV)や、iM(オーリスのサイオン仕様)、iA(海外専売であるマツダ デミオセダンの車台にヤリスセダンの外装を被せた、サイオン専用セダン)を投入して、車種に広がりを持たようとした矢先での、廃止決定です。
スバルとマツダを救ったという“選択と集中”も、時と場合によりけりのようです。

【レポート】北米トヨタCEOが「今後もサイオンはプレミアム・コンパクトに注力する」と発言
 (autoblog、2014年11月12日)



サブコンパクトカーと言っても、モデルチェンジないし新車を発表するたびに、ボディは年々肥大化。
アメリカでは小さく、日本では大きいという、“帯に短し襷に長し”という状態に陥っていた。
xBに至っては、2ndジェネレイション(日本名:トヨタ自動車 カローラルミオン)は大きくなったのみならず、重くなり、その分鈍重で非力になり、燃費も悪くなり、内装も明らかなコストダウンが窺えた。

社会情勢や、何よりメインターゲットが車に求めるものが、サイオン設立当初とは変わってきたことも勿論あるでしょう。

挙句の果てには、本家本元のトヨタブランドでさえも、カローラ(北米仕様)などの若者向け車両を投入して、同一メーカー同士でパイを奪い合うという、歪な現象が生じていました。

【試乗記】「完璧な道具だ。喜びは小さいが...」 新型トヨタ「カローラ」に乗る
 (autoblog、2013年10月5日)
北米 トヨタ カローラ に「TRD」…CVTを6速MTに変更
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年11月15日)





しかしながら、この件は、単に一ブランドの廃止というだけに留まらない話を秘めています。
要は、それほどまでに、車好きな若者は、自動車大国アメリカでさえも減っているということを示唆しているような気がします。
辛うじていたとしても、元々車に対する興味が薄いのと、そもそも車検制度がないので、安かろう悪かろうで気軽に乗り捨てできる韓国車に流れてゆき、オーバースペックな日本車は敬遠されがち。


何より、シェールオイルの採れるアメリカでは、今や日本以上の原油安
プリウスをはじめ燃費の良い小型車が売れなくなり、ビッグブロックを搭載したフルサイズのSUVやピックアップトラックが、最近また売れてきたといいます。
ますますサイオンが売れなくなる土壌が形成されていた。


かてて加えて、少子高齢化と、それに伴う「若者の車離れ」は、アメリカとて例外ではないということ。
俄かには信じられませんが、なんでも、アメリカでさえも免許取得率は年々減少傾向なのだとか。

あまりに日本と違いすぎてビックリ!衝撃的なアメリカの車事情
 (乗り物速報、2014年2月28日)
米で免許保有率が大幅に低下、若者の運転離れが進む
 (同、2016年1月23日)


自動運転が発達してきているのは、これとも無関係ではなさそうです。


それに何より、日本もそうなのですが、若者向けブランドを作って「若者の車離れ」を食い止めようとしても、もはや一企業の手に負える問題では既にないのです。
社会の問題であり、企業による雇用の問題であり、政治の問題。

若者はお金が無いので新車が買えず、上の世代が手放して中古車となったものを買い、改造を施して乗り回していたのは、今も昔も同じ。
ただ、昔の企業は、余程出来が悪くない限りはどんな人でも一律正社員として囲い込み、一定の地位や教育や給料を与える代わりに、変わらぬ忠誠を求めていた。
だからローンなどの審査も通りやすく、遊びたい盛りの若者にすれば安心して無駄遣いが出来た。
そしてそれは経済を回し、社会に良い循環を生み出していた。

今の企業は、従業員を人材ではなくコストと見做しており、首を切る口実を求めて虎視眈々としている。
自社の発展に貢献してくれた名もなき技術者や期間工たちを、「膿」呼ばわりしてことごとくリストラして、にも拘らず結局自力では再建出来なかった、シャープや東芝がその好例。
だから折角大学を卒業しても、一瞬でも気を緩めると、たちまちブルーカラーの派遣やパート、最悪ニートに堕してしまう現実がある。
僕らの世代では大学さえ出れば一生安泰だと言われていたのに、時代は変わりました。
現に若年層の非正規雇用と、自殺者数は、年々増加傾向。
医療費全額負担や年金削減など、将来への不安を募らせる政府の方針が、更に拍車を掛けます。
そんな状況では、家の次に高い買い物など、したくとも出来るはずがないでしょう。


魅力的な車を発売することは車屋としての本分ですが、それと同時に自社の従業員の待遇を良くすることも、企業としての社会的な責任でもあります。
少なくとも、トヨタのような超巨大企業のホワイトカラーであれば。
彼らは従業員であると同時に、お客様でもあるのだから。


そういえば、本場ビッグ3による、同じく若年層向け小型車ブランドである「ポンティアック」「オールズモビル」「サターン」「マーキュリー」「ビュイック」「プリマス」も、既に廃止されて久しいです。
サイオンだけが例外であるはずがありません。




確かにサイオンブランドは、アメリカにおけるトヨタの裾野を広げることに貢献しました。
サイオンユーザーの70%は、それまでトヨタ車など買ったこともない、文字通りの新規顧客。

本家たるトヨタブランドや、ましてやレクサスブランドでは、やりたくともやれなかった新しい試みをするための社会実験場としての役割も果たした。
収益性が高いからといって、安易な高級路線に最後まで迎合しなかったのも、好印象です。

その意味では、表向きこそ廃止であるものの、決して悪い話ばかりではないのでしょう。
Posted at 2016/02/15 22:21:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | ビジネス/学習
2016年02月07日 イイね!

中国覇権主義のスポンサーになるビッグ3

中国覇権主義のスポンサーになるビッグ3米国防総省顧問「日本のODAが中国を強化したことを反省せよ」
 (大艦巨砲主義!、2016年1月29日)

米国防総省顧問 「日本のODAが中国を強化したことを反省せよ」
 (ちゃんとめ!、2016年1月30日)






( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \





お前に言われとないわーーーーー!!!!




確かに、マイケル・ピルズベリー米国防総省顧問の言っていることは、全くその通りです。

ですが、先日日本市場撤退を表明したフォード・モーターに続き、ビッグ3の残る二台巨頭(ジェネラル・モーターズ、フィアット=クライスラー・オートモービルズ・US)も、後に続くかのようなことを仄めかしているではありませんか。
しかも、その後どうするかといえば、よりによって中国市場に一層肩入れすると。


フォード撤退に続き、GMやクライスラーも日本撤退の動き 中国へ
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2016年1月28日)

GM、クライスラーも…ビッグ3“日本離れ” 中印に注力
 (サイ速、2016年1月27日)



それはマスゴミによる飛ばし記事なのか、はたまた“火のない所に煙は立たぬ”なのかは、分かりません。
しかし従来の行動を鑑みても、また欧米の経済学者たちが異口同音に「中国バブルが崩壊したといっても、未だ市場として垂涎の的には違いない」と焚き付けている現状からして、さもありなん。

事実、昨年春の「上海国际汽车展2015(第17回 上海国際モーターショー 2015)」には、ビッグ3のみならず世界中の高級車メーカーが参入しました。
東京モーターショーとは大違い。




自動車メーカーだけではありません。
アメリカの国会そのものが、共和党は親日で民主党は親中。
クリントン政権においては、「ジャパン・バッシング」ならぬ「ジャパン・パッシング」と呼ばれ、太平洋上を日本を通り過ぎて(パッシング)中国と仲良くする政策が執られていた。


現在のオバマ政権に至っては、最近ほんの少しましになってきたとはいえ、その初期は一層あからさまな媚中反日だった。
なぜか日本では報道されませんが、オバマ政権が中国太陽光発電企業と結託し、個人経営の農場の土地を強奪しようとし、州軍まで出動して抵抗する騒ぎもありました。


【アメリカの超大事件】オバマ民主が中国太陽光企業と組んでネバダ州に住む一家の土地を強奪→アメリカ人民兵5,000人集まって農場を守る
 (保守速報、2014年4月18日)


自国のそんな状況には頬かむりで、なぜ日本にだけ苦言を呈するのか。
実に虫が良すぎます。



そもそもピルズベリー自身が、中国に肩入れするよう、アメリカ政府に勧めていた張本人。
AIIB(アジアインフラ投資銀行)が発端だったのかは知りませんが、1年ほど前にやっと目が覚めて方向転換したようですが、中国を間近で見つめ続けてきた日本人からすれば、正直遅いとしか。
『三国志演義』や『孫子の兵法』や『韓非子』を読めば、中国人(というか漢民族)がいかに権謀術数に長けた民族であるかは、一目瞭然なのに。
そもそも中華人民共和国は共産党による一党独裁。自由主義陣営にすれば本質的には敵のはず。

知日派として知られるリチャード=リー・アーミテージでさえも、日米同盟の中に静かに融和させることが可能と思っていたほど。
それほどまでに、アメリカ人は、中国には無知蒙昧。
(もっとも、アーミテージは、「知日派」であって「親日派」ではないことに注意)



ピルズベリーが著作で書いている通り、漢民族は、100年単位という超長期的視野で物事を考えられる民族。

中国「100年のマラソン」戦略
 (反日はどこからくるの、2015年2月26日)
China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」
 (Amazon.co.jp、2015年9月3日)


だから文化大革命を起こした当時から既に、100年刻みでのタイムスケジュールに則って、中国共産党は今日まで計画的に動いてきた。
アメリカは中国へは無知なのを良いことに、パンダハガーを送り込んで、少しずつ少しずつ浸食してきた。長い時間をかけて。
アメリカが経済的に弱体化し、モンロー主義のオバマ政権が生まれた今こそが千載一遇の好機と捉え、遂に行動に移した。





 「日本がそうであったように、中国と国交を結んで経済的な結び付きを強めることで、西側陣営として味方に引き込むことが出来る」
 「そうなれば、ソ連を始めとする共産勢力の拡大に対する、アジアにおける防波堤も期待できて、一石二鳥」
という思惑が、戦後一貫してあったことでしょう。
そういう価値観をアメリカ政府内に定着させたのは、間違いなくヘンリー=アルフレッド・キッシンジャーの影響と思われます。

筋金入りの親中反日であり、日本人への人種差別意識を隠しもせず、ニクソン政権において日本への牽制と中国への援助を推進。
自国が始めたヴェトナム戦争から敗戦からがら撤退しただけなのに、なぜかノーベル平和賞を受賞、それも大統領を差し置いて。
自伝では我田引水が目に余り、欺瞞と偽善にまみれているようにしか見えない男。

しかし、キッシンジャー・アソシエイツを設立し、そこで育てたキッシンジャー・チルドレンを現在進行形で政府中枢に送り込み、いわば間接的に影響を与え続けているのだから、政府への影響力は計り知れないものがあったようです。


現在アメリカは次期大統領選に湧いていますが、民主党候補であるヒラリー・クリントンさえも、中国の本質には無関心。
アメリカにとっても脅威であるにも拘わらず。
それどころか、政府の重要機密に関する連絡も私用の電子メールでやり取りしており、無邪気に中国企業から政治献金を受け取っており、オバマ政権において国務長官を担当しておきながら今更他人事のような顔をして政権を批判。
正直、大統領に相応しい器とは思っていません。

日中関係が改善できない理由「日本政府に人材なし!」米メディア
 (大艦巨砲主義!、2015年10月26日)
米大統領選 「トランプ氏の当選は大規模テロに匹敵」中国官製メディア、暴言に逆襲 クリントン氏には甘く?(中国の政治制度が欧米民主主義よりも優れているとアピール)
 (同、2016年3月22日)
尖閣国有化直前、米高官が日本側に中国と事前協議するよう要請 クリントン氏公開メールから判明
 (ちゃんとめ!、2016年1月31日)










さて、そんなアメリカから指摘されるのは正直癪ですらありますが、言っていることは比較的正論。


世界第二位のGDPを誇り、名実共に世界有数の経済大国であり、「世界の工場」から「世界の市場」に格上げされ、国連常任理事国でもある中国。
それほどまでの大国であり、既に発展途上国ではないにも拘わらず、なぜか日本政府は対中ODAを一向に止めない。

しかも悪辣なのは、それで感謝してくれるどころか、民主主義国家になるでもなく、歩み寄るでもなく、国民へは一切知らせず、むしろ益々反日の傾向を強めている。
受け取った対中ODA資金を横流しして、国民には一円も振る舞わず、それで以て密かに軍備を増強する。
前近代的な帝国主義のもとに、周辺諸国を軍事的に脅かし、国民を反日教育で洗脳して煽り、日本へのヘイトスピーチを繰り返し、日本の領空・領海を軍事的に侵犯して挑発し、チベットやウイグルなどの少数民族を粛清する。

全ては日本政府による対中ODAが原因です。



『支援しても感謝はなし』 韓国に吸い尽くされた日本の血税“23兆円”
 (保守速報、2014年2月21日)
中国ODAに年間300億円!親中派の議員らが政府に圧力掛けている為、継続中
 (同、2014年2月24日)
日本政府、中国の廃油リサイクルに無償資金協力(ODA)1,000万円を援助! 日本大使館の井上直己一等書記官「政治の状況にかかわらず、協力を着実に進めていきたい」
 (同、2014年6月18日)
元官僚「日本の対中国ODAは3兆円ではなく6兆円。アジア開発銀行等の迂回融資分をあわせると6兆円。で、迂回援助はまだ打ちきってない」
 (同、2014年11月8日)

中国の緑化、日本政府が100億円拠出へ
 (大艦巨砲主義!、2015年12月4日)






それは、政治家は元より、外務省などの高級官僚は軒並みチャイナスクール出身であり、現在も中国機関により何らかの形で買収されて工作員と化した「パンダハガー」がはびこっているから……という噂が絶えません。
そもそも今の日本は長引く不景気であり、ODAをしてやれるだけの余裕はないはずです。
借金まみれだから増税は必至と言う割に、なぜ無駄なODAを止めないのか。

『ビートたけしのTVタックル』や『日本文化チャンネル桜』や産経新聞など、マスコミとしての使命を果たして以前から問題視していたのは、一部のメディアだけ。
安倍晋三政権になったことで、少しは改善してくれると良いのですが…。


【自民党】岸田外相、ODA大綱改定を表明「ODAは国民の理解を得て進化を遂げる必要がある」
 (保守速報、2014年3月29日)
政府、ODA見直しへ有識者会議開く 6月を目処に結論
 (同、2014年4月1日)
【朝貢】いつまで続ける対中ODA、総額3.6兆円の「受け入れ難き現実」 なぜ日本政府は中国に年300億円も「貢ぐ」のか
 (同、2014年5月5日)
【中国の植林事業に日本が90億円プレゼント】日本こころ党・和田政宗議員が政策追及「世界第二位の経済大国の中国に予算計上する理由はなにか?」
 (同、2016年1月22日)

軍事挑発している中国になぜ日本政府は年300億円も貢ぐのか…いつまで続ける対中ODA
 (大艦巨砲主義!、2014年5月5日)
国の借金、9月末は1054兆円
 (同、2015年11月11日)





考えてみれば、1991~93年の宮澤喜一政権の頃から、政府ぐるみであからさまに敵に塩を送っていました。

六四天安門事件の際、時の江澤民(チァン・ツォーミン)党総書記の求めるがままに今上天皇陛下を訪中させて政治利用し、欧米と連携して行っていた経済制裁を真っ先に解除した。
退任間際には、河野談話を発表し、濡れ衣であったはずの従軍慰安婦の強制連行を認めて、謝罪と賠償を約束した。

その江澤民は、日本が謝ったことで矛を収めるかと思いきや、全く逆の行動をした。
国家元首が正式に謝罪したというお墨付きを得て、国内の全ての小中学校において反日教育を本格化させた。


アメリカにすれば、事実関係を知りつつも、日本が憎まれ役になってくれることで、自分に火の粉が降りかからなくて安泰だと思っていたのでしょう。
だから仲裁役を買って出てくれるどころか、中国と韓国に譲歩しろと迫り、総理が靖国神社に参拝することを止めさせて、何かと日本に内政干渉してきた。
日本にだけ不公平な扱いを強いてきた。

あの手この手で気遣ってきた中国が、まさか自分たちにとって代わる存在になろうとは夢にも思わなかったと。





話を冒頭に戻して。
ビッグ3のみならず、他ジャンルの企業でさえも、中国市場に注力するということは、そんな中国共産党の国策に手を貸すということです。


中国で商売するからには、普通に物を輸出ないし現地生産して売るわけにはいかない。
中国政府主導の下で、現地企業との合弁企業を作り、中国人役員を大量に登用し、知的財産権を放棄して特許を公開しなければならない。

しかし中国は法治国家ではなく人治国家。
役人の気分次第で法律がころころ変わり、現地従業員もルールや契約を守るという概念がない。
『孫子の兵法』や『韓非子』を人生の教科書として愛読してきただけに、「約束は破るためにある。騙されるほうが悪い」という見解。
だから或る日突然外資にとって不利なように法律を変えられ、しかし撤退しようものなら、ノウハウや機材や資産や、揚句特許すら、身ぐるみ掠め取られる。
そうされたくなければ役人に賄賂を渡すしかないが、それを口実に、更なるゆすり集りの標的にされる。
そうやって、気が付けば、技術的にも金銭的にも、中国共産党に間接的に援助していた。

だからチャイナリスクを叫ぶ声が年々強くなっており、実際に大事に至る前に撤退する企業も増えているのです。

トヨタ、中国市場に頼らず世界トップに立ったのは理にかなっているのか―中国メディア
 (乗り物速報、2015年1月26日)
【テレ朝】黒鉄ヒロシ「『新脱亜論』、隣国だからと言って仲良くする必要は無い」…サンデースクランブル
 (保守速報、2014年5月25日)
【日経新聞】「中国撤退を検討」が急増、日系企業の中国拠点に異状あり
 (同、2015年3月29日)
“中国依存”裏目に 東証1部企業が破綻
 (同、2015年5月2日)
日本企業が中国から続々撤退し始めた!チャイナリスクに嫌気か
 (大艦巨砲主義!、2015年11月14日)



何より、
 「政治と経済は別」
 「中国の市場価値はバブルが弾けた今でも絶大であるには違いない」
と嘯いて、その中国が周辺の少数民族を弾圧し粛清し人種差別している事実や、南スプラトリー諸島の珊瑚礁を埋め立てて海軍基地を建設して周辺諸国を侵略するための準備をしている事実には、誰が何と言おうと絶対に目を向けない。

そんな国で商売をして間接的に中国政府を支援するということは、企業倫理を疑われて然るべきなのです。
まして先進国であれば。
政治と経済は繋がっている。別問題であるはずがないのです。


中国の正体が知れ渡った今、弱体化させる必要性を説いておきながら、同じ口で企業による市場進出は手助け。
果たしてそこには、誰が、どんな目的で、どんな意図を込めているのやら……。




中国に無償援助をしている日本政府に断固として抗議すべき
 (DARKNESS、2014年4月1日)

「日中友好」と言えば平和が来ると思ったら大間違い 鳴霞
 (反日はどこからくるの、2016年2月25日)
Posted at 2016/02/07 23:09:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 反日勢力 | ビジネス/学習
2016年01月27日 イイね!

フォード日本撤退

フォード日本撤退【速報!!】フォードが日本から撤退!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 (ねたAtoZ、2016年1月25日)

【悲報】フォードが日本から撤退・・・
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2016年1月26日)

米フォード、日本とインドネシア事業から今年撤退へ=内部文書
 (乗り物速報、同日)

「日本市場は閉鎖的」 米自動車大手フォードが日本から撤退へ
 (保守速報、同日)

「日本市場は閉鎖的」 米フォードが日本から撤退へ
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、同日)

フォード「日本市場は閉鎖的」…日本から撤退へ
 (サイ速、2016年1月27日)






何とも衝撃的なニュースが舞い込んできました。
フォード・モーターが、今年一杯で日本とインドネシアから撤退するとのことです。


フォードといえば、アメリカを代表する自動車メーカーの一つであり、ビッグ3を成す企業の一つです(もう一つはジェネラル・モーターズ、もう一つはフィアット=クライスラー・オートモービルズ・US)。
歴史を遡れば、自動車黎明期からずっと車造りを続けてきた、由緒正しい企業です。
現在世界中の製造業で一般的となっているベルトコンベアー式の流れ作業や、品質管理工程、マーケティング・リサーチ、アフターサービスを確立させました。
しかも、“自動車育ての親”自動車王ヘンリー・フォード一世が1903年に創業した、いわば純血種でもある。

日本へは、日露戦争後の1905年に導入。
現在の正規日本法人は、1974年に設立。
他のアメ車メーカーは日本市場において苦戦する中で、フォードは中々に巧く立ち回っていました。
ですがそれも、今年一杯の撤退が決まったことで、116年もの歴史に幕を下ろすことになります。





フォードは、CAFE(アメリカ企業別平均燃費)やEURO6(欧州排ガス規制)など世界中の燃費規制と環境技術へ対応するために、ダウンサイジングターボエンジン「エコブースト」を開発。
それを一車種だけでなく、様々な車種に水平展開。今やフォードの看板商品です。
排気量が少なくなったことで、日本でも税制面で維持しやすくなったはずです。



マッスルカーを代表する一台であるマスタングにも、現行の6thジェネレイションではエコブーストを搭載。
更には、イギリス、オーストラリア、そして日本に輸出するために、半世紀に渡る歴史上初めて右ハンドル仕様を設定。
ガラパゴスなマッスルカーから、グローバルなスポーツカーになりました。

イクスプロウラーも、現行の4thジェネレイションでは、大幅に刷新。
モノコックフレームを用い、前輪駆動プラットフォームを用い、例によってエコブーストを搭載。
そして現代におけるトレンドである、路面状況に応じて設定を変更できる電子制御式サスペンションと、多段式ATをも装備。
作業効率と量産性が向上し、街乗りも快適になり低燃費に。

他にも、イコスポートという、小型SUVもあります。
南米や中国や新興国へ売り込むための車であり、何より世界的な小型クロスオーバーSUVへの人気の高まりを受けて世界戦略車になった、出世魚です。


実情は、どちらかというと欧州対策であり、日本市場はおまけでしかなかったのは明らかです。
ですがそれが功を奏し、日本でも無理のない車に仕上がっていました。

全体的にも、
 「アメ車は大らかで豪快だけど、その分大味で雑、燃費が悪い、壊れやすい、整備性も劣悪」
という長年に渡る固定観念を打破してくれる、質感の高さが窺えました。



その一方では、昔ながらのビッグブロック(大排気量、自然吸気、V型8気筒エンジンの、アメリカにおける通称)も揃えてエコブーストと共存させたり、本国では相も変らぬフルサイズピックアップトラックを発売したりと、定番を押さえた商品展開がありました。



それでも尚、日本市場における輸入車のシェアを独占することは叶わず、この度の撤退の決定。
現行後期型イクスプロウラーを、2015年10月31日に日本導入したばかりだというのに…。
マスタングの右ハンドル仕様も、今年上期の日本導入を控えていましたが、これも白紙撤回でしょうか…?

駆け込み需要で買ったとしても、正規輸入の強みとしての手厚いアフタサービスはこれからは受けられなくなり、それでもどうしても欲しい人は並行輸入で買うしかなくなります。
仲介業者を介するために今まで以上に割高になり、修理・交換用のパーツに至っては…。
今以上に希少でマニアックで高額になり、より一層ハードルが高くなります。

従業員にしても、自身の転職活動をしなければならず、仕事どころでは正直ないでしょう。




アラン=ロジャー・ムラーリーCEOは、撤退する理由として、「日本市場は閉鎖的」と、捨て台詞とも取れる言葉を使っています。
もし本気で言っているとしたら、ヘンリー・フォード一世が、草葉の陰から泣いているはずです。


ビッグ3、特にGMとクライスラーの傲慢な経営姿勢は、つとに有名です。

1980年代、アメリカでは日本車にシェアを奪われて、激しい日本車追放キャンペーンが打たれていました。
シェアを奪い返す車造りをせず、政治とポピュリズムに訴えかけて。
毎日のように日本車メーカーは出て行けとデモ行進を行い、日本車を破壊するデモンストレーションを行い、揚句はレーガン大統領を焚き付けてプラザ合意
ビッグ3に好意的な経済学者が、著作で軽く弱点を指摘して対策を提案したことを根に持ち、私立探偵に私生活を調べ上げさせて裁判に持ち込もうとしたことも。

それらを以てしても、日本車の快進撃を食い止めることはできませんでした。
国家権力に働きかけても、税や保険で優遇されても、アメリカ人によるアメ車離れは止まるどころか加速する一方で、にも拘わらず日本車よりも優れた車を一向に造ろうとしない。
目先の小さなプライドに固執したせいで、何度も何度も日本車に苦汁を舐めさせられ、にも拘らず一向に経験から学ばない。

アメリカ人「日本車最高」 米消費者の自動車信頼度 日本車が1~9位席巻
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2011年10月26日)
アメリカで日本車が爆売れ
 (同、2013年8月8日)


そこへリーマン・ショックやアメリカ同時多発テロや世界金融危機などの逆境が続いたことで、ビッグ3は経営悪化の一途を辿り、とうとう破産。
その際も、自力では経営再建できず、結局は連邦政府による公的資金投入と政府主導で以て助けてもらった。
GMに至っては一時は国営企業にまでなった。


ソースが不明なので真偽のほどは図りかねますが、日米貿易摩擦で日本とアメリカの経済界が険悪だった頃、リド=アンソニー・アイアコッカがアメ車を売り込むために来日した際の逸話があります。
記者会見が終わり、ふと気が緩んだアイアコッカがぽつりと
 「こんなに良い車なのに、どうして日本では売れないのかなぁ」
と冗談交じりに呟いたとき、それを聞いた記者が
 「それは単に日本の顧客が欲しがるような商品ではないからでは?」
と返事をされて、一瞬で激高したとか。


些か話が長引きましたが、ビッグ3とはそういう企業。
アメリカの基幹産業であり、多くの労働者に仕事と給料を与えてあげている、だから国ぐるみで保護されて当たり前……そんな根拠のない特権意識が骨の髄まで染み付いている。

そんな中で、唯一フォードだけは常識があると、ずっと思っていました。
日本人としても、マツダが苦しい時期に助けてくれたという恩義もあります。
だからこそ、まるで後足で砂を掛けるかのようなムラーリーCEOの言葉には、その分裏切られた感が強いし、日本の車好きたちが猛反発している気持ちもよく分かります。




「ワン・フォード」をスローガンとして掲げる、今のフォード。
そこには、「苦しい今こそ、全従業員の心を一つに」という綺麗な意味合いだけが込められているわけではありません。
仕向け地ごとのニーズを汲むのはコストが嵩むとして、一つのラインナップを一つの仕様のまま、一つの拠点で設計開発し、世界共通で売るという意味での「ワン」でもあります。
即ち、「お客様が求める車造り」ではなく、「自分たちが売りたい車を売る。客のニーズなんて知ったことではない」ということ。
だから選べるボディカラーが極端に少ないし、グレードも単一。



「そりゃ離れるよ 若者は…」 日本の自動車税はアメリカの49倍 高すぎると話題に
 (痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2015年3月20日)


確かに、日本は、他国に比べて特殊かも知れません。
国土は狭く山ばかりで、道路は細く、駐車場は狭く、高温多湿で、市街地は信号や歩道や丁字路による短距離間のストップ・アンド・ゴーが頻発。
自動車に課せられる税金も、諸外国とは比べ物にならないほど割高であり、自ずと保有台数は限られる。
それがために家族で使えるミニバンや、低燃費に特化したハイブリッドカー、小型で税制の安い軽自動車が発達する。

そうでなくとも、世界中から絶大な信頼を得ている企業の、日本はお膝元。
トヨタは言うに及ばず、スバル、マツダ、ホンダ、日産、三菱、スズキ…。
錚々たる顔触ればかり、これでもかとひしめき合っています。
海外の車好きからはいかに羨ましがられているか。

或いは海外勢にすれば難しい戦いかも分かりません。




それでも、他国とは異なり、日本は輸入車に対する関税などないに等しいから、幾らでも挽回できるはず。
現に、ベンツ、アウディ、BMW、ボルボ、フォルクスヴァーゲンは、どこに行っても見掛けないときはありません。


まして日本人は、世界的に見ても、舶来ブランドが大好きな民族性。
 ・コカ=コーラ・カンパニー
 ・ペプシコ
 ・ドクターペッパー・スナップル・グループ
 ・スターバックス・コーポレーション
 ・タリイズ・カフィー・コーポレーション
 ・P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)
 ・フィリップ=モリス・インターナショナル・インク
 ・アップル・インコーポレイテッド
 ・HPインク(旧:ヒューレット=パッカード・カンパニー)
 ・アマゾン・ドット・コム
 ・グーグル・インク
 ・フェイスブック・インク
 ・リヴァイ・ストラウス(通称:リーバイス)
 ・ラングラー
 ・H.D.リー・マーカンタイル・カンパニー
 ・コンヴァース
 ・ナイキ・インク
 ・DCシューズ
 ・ニュー=バランス・アスレティック・シュー
 ・ゴールドマン・サックス
 ・カースコウ・ホールセール・コーポレーション
 ・トイザらス
 ・ボーイング
 ・ハーレイ=デイヴィッドスン・モーター・カンパニー
等々…。
中には日本限定モデルまで作って購買意欲を煽る企業も。
斯くの如く、アウェーとしてのハンディキャップを物ともしないアメリカ企業は、幾らでもあります。

日本ほど開かれた市場はありません。



要は、フォードは、売り方を誤ったとしか思えないのですよね。
CMを放送したり、新聞折り込み広告を刷ったり、テレビ番組とタイアップしたり、試乗会を頻繁に行うなどして、長らく染み付いたアメ車のネガティヴイメージを払拭する努力をしなかった。

日本で売られていたラインナップは欧州法人主導で開発した欧州向けが中心であり、その分欧州車的な雰囲気があったのだから、それを利用したプロモーションをすれば良かった。
「日本市場の閉鎖性」とやらに切り込むのではなく、既にシェアを占めている欧州車需要に食い込むことを目指せば良かったのです。
リンカーンブランドであれば、重厚で伝統を重んじるジャーマンブランドとは違う意味での高級感をアピールするなど(現にキャディラックは、先進性とモダニズムを主張している)、やり方はあったはずです。


ベンツに至っては、ミニバンを発売したり、アニメーションでPVを作ったり、『スーパーマリオブラザーズ』とコラボレーションしたり、最近もPerfumeをCMに起用したり、遂にはTポイントサービスに加入したりなど、とにかく話題を作ろう、売ろう、新規顧客を開拓しようという意気込みを感じます。
フォードは一度でもそんなことをしたときがあったでしょうか?
黙って座って待っていれば、客のほうからやってきてくれるとでも思っていたのでしょうか?


正直、ヤナセやマツダ・オートラマ店で売っていた時代のほうが、余程存在感がありました。


GMやクライスラーよりもディーラー数は多く、車自体の質も良いだけに、実に勿体無いことをしました。




TPPによって日本車市場はどうなることかと不安でしたが、それを目前にして思いもよらない出だしになりそうです。
Posted at 2016/01/27 23:59:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 政治、経済(自動車関連) | ビジネス/学習
2016年01月24日 イイね!

イグニス復活

イグニス復活スズキ、第44回東京モーターショー 2015の出展予定車を発表
 (autoblog、2015年9月30日)
スズキ、新ジャンル!コンパクトクロスオーバー 新型小型乗用車「イグニス」を発売!!
 (同、2016年1月21日)
【東京オートサロン2016】「イグニス ウォーターアクティビティーコンセプト」出品
 (同、同日)

スズキの新型コンパクトSUV「イグニス」が超カッコイイ
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年10月6日)
スズキ 新型 イグニスが2016年の2月に発売か? ハスラーに続くヒットとなるか??
 (同、2015年12月29日)
スズキ 新型 イグニス 燃費28.8km/L 1月21日発表予定!
 (同、2016年1月16日)
スズキの新型車かっこよすぎ
 (同、2016年1月25日)





スズキは、2015年10月30日~11月8日に開催された「第44回東京モーターショー2015」で発表したコンパクトクロスオーバーSUV「イグニス」の発売を、正式に告知しました。
1月21日発表、2月18日発売。



スズキ、コンパクトクロスオーバー 新型小型乗用車「イグニス」を発売
 (スズキニュースリリース、2016年1月21日)
イグニス発売。スズキの世界戦略・軽量コンパクトクロスオーバー
 (carview!、同日)



ハスラーの好調に気を良くしたのか、同系統の車種をセグメント違いで発売しようというのですねw
3ナンバーとなるエスクードSX4 S-クロスと、軽自動車となるハスラーの中間に位置し、5ナンバーに収まっています。

・エスクード
 全長4175mm×全幅1775mm×全高1610mm×最低地上高185mm
 車両重量1140~1210kg
 直列4気筒DOHC、排気量1586cc、変速機フロアシフト6AT
・SX4 S-クロス
 全長4300mm×全幅1765mm×全高1575mm×最低地上高165mm
 車両重量1140~1210kg
 直列4気筒DOHC、排気量1586cc、変速機パドルシフト付きフロアシフトCVT
・イグニス
 全長3700mm×全幅1660mm×全高1595mm×最低地上高180mm
 車両重量850~920kg
 直列4気筒DOHC、排気量1242cc、変速機フロアシフトCVT
・ハスラー
 全長3395mm×全幅1475mm×全高1665mm×最低地上高175~180mm
 車両重量750~870kg
 直列3気筒DOHC、排気量658cc、変速機インパネシフトCVT/フロアシフト5MT

グローバル経済ということで、日本だけでなく世界中で売らなければならない。
そのせいで、今時の車は、モデルチェンジの度に肥大化する一方です。
そんな中にあって、日本の道路事情にマッチした5ナンバーサイズを発売してくれるスズキの姿勢は、良心的です。
「ハスラーでは小さい、S-クロスでは大きい」という声に応えたわけですね。


表向きはクロスオーバーSUVながら、2015年8月26日に四代目にモデルチェンジしたソリオ&ソリオバンディットと車台を共有し、事実上の兄弟車となります。
共通の次世代軽量プラットフォーム(スズキが世界展開するAセグメント車に順次展開予定)と、K12C型デュアルジェットエンジン、デュアルカメラブレーキサポート、そしてマイルドハイブリッドシステム「SHVS(Smart Hybrid Vehicle by Suzuki)」を搭載。
車両本体価格、消費税8%込み\1,382,400~1,875,960。




外観に目を向けると…。
これは、2015年3月3~15日に開催された「サロン・アンテルナショナル・ド・ロト2015(第85回ジュネーヴ・モーターショー)」で発表したコンセプトカー「iM-4」の、ほとんどそのままの姿です。

スズキ、コンパクトカー「iK-2」 小型4WD「iM-4」2台のコンセプトカーを世界初公開!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年2月8日)
スズキ、iM-4 公開…小型4WD車を新提案
 (同、2015年3月7日)
【ジュネーブ2015】スズキ、コンセプトカー「iK-2」と「iM-4」を世界初公開
 (autoblog、2015年3月4日)


スズキらしい、奇をてらわないデザイン。プレーンで、シンプルで、欧州テイストがあり、どこか古臭くて野暮ったいw
巨大な正面投影面積や、釣り目ライトや、大きくうねるプレスラインや、銀メッキと巨大グリルとの組み合わせといった、見る者を威圧するマイルドヤンキー向けが席巻する中にあって、ほっとします。


同時に、随所にスズキ四輪としてのアイコンが散りばめられているのが、話題になっていました。

・クラムシェルフード(クラムシェル=貝殻。フロントフェンダーまで覆うボンネット)
 エスクード2.4、エスクード、SX4 S-クロス、ワゴンR、MRワゴン、アルト、アルトラパン
・ブラックアウト処理されたA~Bピラー
 エスクード、ソリオ&ソリオバンディット、スイフト&スイフトスポーツ、スペーシア&スペーシアカスタム、ハスラー、アルトラパン


そして、ヘッドランプとフロントグリルを一周する縁取りは、アルトの「メガネガーニッシュ」に似ています。



そして、三角形の大型Cピラーと、そこに施された斜めの三本スリット…。
これは、フロンテクーペと、初代セルボの再来です。
二~三代目セルボやフロンテを連想させるアルトや、スズライトを連想させるアルトラパンに続いて、またしてもネオクラシック路線。やってくれます。

対してインテリアは、先進的。
曲面主体で、エアコン送風口が半分浮き出た造形。タブレットを据え付けたかのようなナビパネルは、Apple CarPlay対応。
そんな中にあって、インナードアハンドルが無骨。
上位グレードでは、白やボディカラーをあしらったカラーコーディネイトが楽しめます。


そもそも名称からしてが、初代スイフトの海外名。
そのスイフトは、元々は、Keiのコンパクトカー版として誕生した、クロスオーバーSUV風の小型ミニバン。
だからこのイグニスは、そんなスイフトの当初のコンセプトを、今一度蘇らせたとも言えますね。





もっとも、散々言っておきながら、フォルクスヴァーゲン タイグン・コンセプトに似てますがw
(因みに、エスクードもランドローヴァー レインジローヴァーイヴォークに、S-クロスもフォルクスヴァーゲン ティグアンに似てるような…w)

個人的には、ラパンやハスラーのような樹脂製サイドクラッディングパネルとホイールアーチモールと、銀色の前後アンダーガードと、マッドフラップと、ルーフレールと、ジムニーのようなテールゲート装着式スペアタイアと、5MT仕様があれば、尚無骨で好みですね。
Posted at 2016/01/24 22:04:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | SUV | クルマ
2016年01月17日 イイね!

今年は懐古調ライトウェイトスポーツが流行るか

今年は懐古調ライトウェイトスポーツが流行るか今年も、東京オートサロン2016の季節がやって来ました。
開催期間は1月15~17日、会場は幕張メッセ。

今日は最終日ということで、みんカラでもレポートブログを数多く見掛けますね。



それにしても、画像検索しても、コンパニオンの写真しか出てこない……(´ω`)
いえ、僕も男だから好きなものは好きだけど、もう少し車の写真をですね…?


昨今は景気が回復傾向にあるということで、趣味性の強いスポーツカーへの注目度が上がっているといいます。

中でも個人的には、旧車風の外装を宛がわれた最新車種が目を惹きます。
それも、旧車が現役で走り回っていた時代に青春を謳歌した世代による懐古趣味ではなく、旧車にそこまで思い入れの無いであろう若い世代が中心になっている点に、留意したいです。


今は鋭角的な楔形デザインや、大きくうねりを利かせたプレスライン、マイルドヤンキー御用達の釣り目ライトと超大型グリルと銀メッキの組み合わせ、等々が溢れ返ります。
そんな中にあって、牧歌的な旧車ルックは、見る者を和ませてくれます。

アフターパーツメーカーによる改造は、特に珍しいことではないので、敢えて触れません。
しかし自動車メーカー自ら手掛けたところが注目です。





トヨタ、「S-FR」レーシング仕様を東京オートサロンで公開!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年12月3日)
「ロードスター」「S-FR」…改造車ズラリ 東京オートサロン開幕!
 (同、2016年1月16日)

【AUTO SALON 2016】トヨタ、TOYOTA S-FR Racingを公開
 (autoblog、2016年1月15日)

【東京オートサロン 2016】「TOYOTA S-FR」のレーシングカー仕様がマッチョでかっこいい
 (サイ速、2016年1月16日)



昨年末の第44回東京モーターショー2015に参考出品された、「トヨタ自動車 S-FR」。
その競技仕様をイメージしたコンセプトカーです。


元になったS-FRは、86(ハチロク)よりも小型で安価で軽量な、真の意味でのライトウェイトスポーツカーを目指しています。
実際、ヴィッツとほぼ同じ大きさに、フロントミドシップエンジン、大人4人乗り、6MT、FRレイアウト、そして若者にも買いやすい低価格を目指しているとのこと。

個人的には、トヨタにとって86を続けられる可能性が低くなってきたのと、依然として高価格だという声に応えようとしているのかなと思っています。
兄弟車であるBRZは、4WDやセダンが得意なスバルにすれば専用生産ラインを新設しなければならず、その分手間とコストが嵩み、専門の工員も多く揃える必要があり、その割に利益が見込めないとして今一つ乗り気ではなくなったという噂もあります。
次の一手としてBMWとタッグを組もうとしているものの、そちらは高級・高額・ハイパワー路線になるのは自明の理。
なので86の弟分を模索しているのでしょうか。

こちらは、デザインは、往年のスポーツ800を連想させます。
…と思って写真を見比べてみたら、思ったほど似ていませんでしたw
精々、ルーフが、ソフトトップをイメージしたであろうブラックアウト処理されている程度で。
むしろ、全体のフォルムやCピラー形状は2000GTを、フロントマスクはパブリカ(UP10型)を、それぞれ思わせます。
始めは、愛嬌を通り越して間抜けな面構えに呆れたものでしたが、見慣れてくると味わい深いです。
これでフェンダーミラーなら尚良いd(`ω´*)



野心的だし、ライトウェイトスポーツ好きとしては歓迎したいのですが、パッケージングには色々と無理がありそうです。
ヴィッツサイズの車体にフロントミドシップにすれば、その分トランスミッションが運転席にまで押しやられる。
FRなので、プロペラシャフトを収める巨大なセンタートンネルが車体を貫き、車室内の窮屈さが想像されます。

そこへきてクーペボディにすれば、後席など乗れたものではなくなる。
僕はDC5型インテグラ、FD3S型RX-7、CR-Z、86&BRZの後席に座ったことがありますが、それら3ナンバーサイズでさえ狭苦しかったのに、コンパクトカーサイズともなれば…。
更にそこへ、スポーツカーにとって正統派ともいえるダブルウィッシュボーンサスペンションにしようものなら…。
個人的にはスパルタンな車は大好きですが、これだけの割り切り、果たしてどれだけの人々に受け入れられるのか。

トヨタ S-FRへの期待と疑問
 (のまのしわざ、2015年10月13日)


お金のない人は、それぞれに特化した車を複数所有するなど夢の話であり、実際には1台で全てを賄うしかない。
それを思えば或る程度の実用性が求められます。
現に僕自身、そのせいで生活には苦慮しているので、よく分かりますw
結局、5ドアハッチバックボディにFFという組み合わせが、日本人にとって一番合理的なパッケージングなのでしょうね。





原形なし、S660 が「ネオ・クラシック」に変身!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年1月17日)

ホンダ「S660ネオクラシック」=レトロスタイルのデザイン派生モデル登場!モダンで超かっこいい!
 (Ethical & LifeHack、同日)



こちらは、本田技研工業 S660を元にしたもの。
往年のSシリーズ(S500、S600、S800)のような佇まいです。

N360リヴァイヴァルであるN-ONEのフロントガーニッシュと前後ランプを移植しているので、それだけで古典的な外観に仕上がります。
ノーズを延長しているのは、FR風のスタイリングに見せるため。

後部もなだらかなスラントテールになっているのが、3ドアハッチバッククーペのように見えます。
軽自動車でこんなスタイリングは、他社ですがフロンテクーペやセルボ(初代~二代目)のようで、懐かしいです。





…そういえば、日産自動車 IDxは、参考出品すらされなかったようですねえ…。
今年市販化予定という話はどうなったのでしょう?(すっとぼけ)

日産が若者のクルマ離れを食い止めるために作った車「IDx」
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年11月22日)
日産、ハコスカをイメージしたIDxコンセプト(FR)を2016年にもリリース!
 (同、2014年1月16日)


確かに、今の日産は小型軽量FRプラットフォームを持たない上、そもそもFRクーペ自体の市場が小さくなっているので、実現の可能性は限りなく低いです。
その意味では、前述のS-FRとて市販化は怪しい。
それ故日産としては、たとえ表向きでも若者の車離れを食い止めるよりは、自動運転や自動ブレーキのほうが遥かに重要なのでしょうね。








以下は、外車の話です。


ND型ロードスターのイタリアンOEMが、紆余曲折あって、「フィアット 124スパイダー」となったのは、皆さんご存知の通り。



マツダ 新型ロードスターのフィアット版「124スパイダー」を補足!
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年9月30日)
フィアット、「124スパイダー」公開!
 (同、2015年11月18日)

フィアット 124 スパイダーに「アバルト」来るか!?
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2015年12月15日)
アバルト「124スパイダー」撮影成功=マツダ「ロードスター」にない唯一の【高性能エンジン】モデル!
 (Ethical & LifeHack-、2016年1月10日)



ND型ロードスターを芯にしていながら、ここまで変わるんですねぇ…(゚∀゚*)
往年の、フィアット 124スポルト・スパイダーや、MGBを、現代的に翻案した外観が溜まりません。
精悍で現代的なND型ロードスターに対して、こちらは丸目ライトのせいもあって、牧歌的。
目を三角にしてがんがん加速するよりは、のんびりと開放的な雰囲気が楽しめそうです。

個人的には、ピラーが艶消し銀色になっているのが、クラシックカーっぽくて大好きです(*´ω`*)




現在BMWから発売されている、三代目MINI。
こちらにも、二代目のみにあったロードスターを思わせるコンセプトカーがあります。
スーペルレッジェーラ」と名乗り、MINIらしからぬロングノーズになり、パワートレインは電気モーター。
市販化の予定はありませんが、MINIの意匠を尊重しつつもモダンです。

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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題名長いので【紹介記事】今後の日米同盟は? について 
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