2018年07月21日
「つながるクルマ」コネクティッドカーについて学んでみました。①
こんにちは。
最近のクルマの技術の変化について、理解してついていくのはなかなか大変です。
やっと予防安全技術について頭に入ったと思ったら、こんどは「つながるクルマ」とは。
新型クラウン、カローラスポーツ登場で、「つながるクルマ」いわゆるコネクティッドカーという言葉が強調されていて、なんのことかわからなかったので、調べてみました。
あくまでも私的に調べたものですので、誤りがあった場合はご容赦ください。
以下はトヨタについてのことになります。
これはトヨタがコネクティッドサービスを2018年6月26日から開始したことと関係があります。
そのサービスを開始してから最初に対象になったクルマが新型クラウンとカローラスポーツということです。じつはプリウスPHVもすでにコネクッティッドカーになっていたのですが、トヨタも大々的には宣伝していませんでした。
よくよく調べると「つながるクルマ」というものは相当以前から存在していたのですね。
ではいままでのクルマと何が違うのか。
ハードウェア的には単純に言うと、通信ができるようになったということですね。
いままでオプションだった通信機「DCM」が標準搭載されたということです。
「DCM」とはData Communication Moduleの略で、モバイルルーターみたいなものと言ったらよいのでしょうか。
当然データ通信をするためには通信料がかかってきます。
スマホだったらNTTドコモやau、ソフトバンクなどと料金プランを決めて契約をしますよね。
その料金プランにあたるのがクラウンでいうと「T-Connect for CROWN」というもので、
通信を行うには、この契約を行う必要があります。
契約を行ってから3年間は無料で、4年目以降は17,280円/年(税込)の通信料が発生します。
月額にすると1,440円ですから、スマホよりは断然安いですよね。
カローラスポーツの場合はサービス内容が異なる「T-Connect DCMパッケージ」または「T-Connect DCM単体」の契約となり、こちらも最初の3年間は無料で、4年目以降は12,960円(税込)の通信料がかかります。
それからスマホ買うときには機種を決めますよね。その端末にあたるものがクルマの場合はナビになります。つながるためにはDCMに対応したナビが必要になります。それが「T-Connectナビ」です。
新型クラウンの場合は「T-Connect for CROWN」対応ナビが標準装備されています。カローラスポーツの場合はディーラーオプションの「T-Connect」対応ナビを別途装着する必要があります。
では料金プランを決めて、端末を決めて実際に使用できる状態になったら、何ができるのか。
スマホではインターネットに接続していろいろなものを見たり、検索したりしますが、
T-Connectの場合は、トヨタスマートセンターというところに接続し、以下に列挙するサービスを受けることができます。
「安全・安心」
①「eケア走行アドバイス」
警告灯点灯時、車両から発信される情報をもとにコールセンター(または販売店)から適切な
アドバイスを受けることが可能
②「eケアヘルスチェックレポート」
エンジンオイル量、電子キーのバッテリー、警告灯点灯状態等についてスマートフォンなどで
確認可能。また車両からの情報をもとに、販売店から最適なメンテナンスのアドバイスを受ける
ことも可能
③「コネクティッドメンテテナンスパック」
定期点検に加え、車両情報(走行距離)を活用し、最適なタイミングでメンテナンスを受けること
ができるパック
④「My TOYOTAドライブ診断」(スマホアプリMy TOYOTA for T-Connectで提供)
ドライバーの運転傾向をもとに、「安全な運転」「エコな運転」のふたつの観点から自動診断し、
採点とアドバイスをスマートフォンに配信。また、安全な度合いに応じて翌月の保険料が割引
される保険プランとも連動(保険プラン連動はクラウンのみ)
⑤「マイカーSecurity」(スマホアプリMy TOYOTA for T-Connectで提供)
ドアの開閉やハザードランプの点灯状態、オートアラームのON/OFFなどがスマートフォンで
確認でき、遠隔でドアロック、ハザードランプ消灯のリモート操作も可能
⑥ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)
事故や急病時には、専任のオペレーターが警察や消防に取り次ぐほか、エアバッグ作動時には
自動でオペレーターに接続。また、車両データをもとに重症度を推定してドクターヘリ等の早期
出動判断を行うD-Call Netにも対応
「快適・便利」
⑦オペレーターサービス
専任のオペレーターが、ナビの目的地など、きめ細かくさまざまなリクエストに対応
⑧エージェント(音声対話サービス)
音声対話で目的地の検索・設定、ニュースや天気予報などの情報検索が可能
⑨ハイブリッドナビ(クラウンのみ)
トヨタスマートセンターの道路交通情報とユーザーの走行情報をもとに、より短時間で到着する
最適なルートを配信。従来の5ルート検索パターンに加え、新たなルートも提供
⑩マップオンデマンド
地図を常に最新の状態に保ちます。(3年間)
⑪LINEマイカーアカウント
LINEのトークでナビの目的地設定を行えるほか、ガソリン残量や天気などのお出かけに便利な
情報を得ることが可能
これらのサービスの中で、以前からあったサービスが大半ですが、今回クラウン、カローラスポーツ登場時に新たに加わったサービスはスマホによるドライブ診断④とクルマの機能の遠隔操作⑤、それとスマホのLINEアプリを使ってクルマと対話できる⑪です。唯一エンターテイメント性があるのはLINEでの対話ですが、まじめな機能ばかりでなく、もっとクルマに乗ることが楽しくなるようなエンターテイメント性のある機能が増えてくれたら、クルマに興味を持ってくれる人が増えるのではないでしょうか。などと言いつつ、私がマジメな話ばかりしてしまっていますね。
話が長くなってしまったので、次回のブログで「つながるクルマ」技術の歴史について深掘りしてみたいと思います。
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Posted at
2018/07/21 20:53:57
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