• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

フォレタのブログ一覧

2012年09月17日 イイね!

プジョー3008試乗

プジョー試乗記第3弾
こちらもデビューから2年以上経っていますが、気になる存在ではありました。


試乗車 プジョー3008 Premium    価格339円(税込)


●外観デザイン
フロントは力強い感じで結構好みなんですが、斜め後ろから見るとブーメラン型になっているテールランプの形がフロントの力強さを削いでしまっているようで、どうにも好きになれません。
サイズ的には幅が少し大きいでしょうか。日本で使うにはせいぜい1800mmがいいところではないでしょうか。

全長4365mm×全幅1835mm×全高1635mm、ホイールベース2615mm
車重1540kg

パノラミックガラスルーフは標準でつきます。

●エンジン
こちらも508SW、RCZと同様、BMWと共同開発の1.6もリッター直列4気筒直噴ツインスクロールターボです。スペックも同様で115kW(156ps)/6000rpm、240Nm(24.5kgm)/1600-3500rpmです。
特に回転フィール、音ともに面白みはありませんが、低速トルクはありますし、回り方もスムーズで、この重い車体をよく走らせてると思います。

●ミッション
こちらも6ATです。特に変速ショックもなくスムーズに走ります。

●ハンドリング
こちらも特にカタログには書かれていませんが、ベースの308と同じ電動油圧パワステと思われます。
切ったら自分のイメージどおりに曲がってくらる素直なハンドリングです。RCZよりもこちらの方がまだ路面の感触をつかみやすかったです。508SWと比べるとフロントヘビーな感じを受けました。
最小回転半径は5.5m。

●足回り
フロントがストラット、リアがトーションビームです。
タイヤはコンチネンタルContiSportContact3、サイズは225/50R17です。
乗り心地はよいですが、特にとがった特徴もなく、いたって普通です。508SW、RCZに比べてボディ剛性が一番高く感じられました。
3008にはダイナミックロールコントロールなるものがついています。リア左右のダンパーとリアセンターに第3のダンパーがあり、油圧をつないで、車体をなるべくフラットに保つようなしくみらしいです。確かにロールは少ないような気はしましたが、正直体感上はわかりませんでした。

●ブレーキ
フロントはベンチレーテッドディスク、リアはディスクです。
ブレーキはストロークに応じてだんだん効きが強くなるリニアなものでした。
パーキングブレーキは電動式で、センターコンソールにスイッチがあるので使いやすいです。

●静粛性
静かですが、プジョー車は508SWもそうなんですが、ドア廻りの隙間から入ってくる音が少し気になりました。

●シート
フロントシートはいちばんしっくりきました。操作は手動ですが、厚みはあるし、ホールドも適度でよかったです。

リアシートも厚さ、大きさ特に不満はなかったですが、508SWに乗ったあとだったので、足元が狭く感じられました。それと目の前の景色の抜けも508SWのほうがよかったです。 508SW同様フロアにセンタートンネルはありません。



●内装(インパネ)
この囲まれ感のあるインパネデザイン結構好きです。センターのトグルスイッチがデザイン上のアクセントになっていて、ハチロクのツグルスイッチとは違い見た目も操作感もカッチリしていてお気に入りです。
 
 トグルスイッチ

メーターにはヘッドアップディスプレイがあります。「ディスタンスアラート」という機能があり、設定した車間距離より近づくとヘッドアップディスプレイの表示が点滅します。この距離は秒数で設定するので、スピードによって距離が変わってきます。 距離で設定するよりもこちらのほうが機能的には優れていると思いますが、秒数だとピンとこないですよね。
 ディスタンスアラートの表示
 
メーターのデザインは508SWの繊細な感じに比べると普通です。



●ラゲッジスペース
432リッターあります。容量はこれだけあれば、4人乗車なら十分でしょう。フロアボードの高さが3段階に切り替えられます。ミドルポジションにすると、リアシートバックを倒したときに、フラットになるそうです。自分はこんな凝ったしくみじゃなくて、ふつうのテールゲートのほうがいいと思いました。上下2分割テールゲートは下側のテールゲートを開けないと、路面からの高さがけっこうあるので、背の低い者ぞろいの我が家には、荷物の出し入れに不便で使いずらそうに感じました。
便利装備として、リアシートを荷室側からレバー操作で倒せる機能がついています。
ローポジション (容量432リッター)
ミドルポジション (シートを倒すと荷室がフラットに)
ハイポジション (上側のゲートを開けた時の高さ)


車高が高いSUVはハンドリングがあまりよくない(センター付近がダルな)クルマが多いですが、このクルマは反応がありました。ロールも少なめで、アウディQ3よりこちらの方が好きですね。インパネのデザインも独特なのがいいです。機能的にもよく考えられているんですが、なにか自分にとっては「このクルマ欲しいな」っていうわかりやすい決め手に欠けます。実際所有してみたら良さがわかるクルマかもしれませんね。

それにしても3車に乗ってみて面白かったのは、フォルクスワーゲンは見た感じも走りも共通なものを感じるのに対して、プジョーは各車各様で作り手の個性が出ていると思いました。207や308といったメインの車種ではなかったということもあるかもしれません。
Posted at 2012/09/17 23:16:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年09月11日 イイね!

プジョーRCZ (右ハンドル仕様)試乗

プジョー試乗記第2弾
デビューから2年が経ちましたが、やっと乗ることができました。


試乗車 プジョーRCZ RHD 6AT  399万円(税込)


●外観デザイン
これはほんとに個性のカタマリのようなクルマですね。横から見るとキャビンがセンターなんですが、フロントに厚みがあってリアがすぼまっているので、キャビンが前寄りになっているように見えます。屋根はダブル・バブル・ルーフと呼ばれる2つのコブ状になっているし、独特だけど飽きがこなくて、2年経った今見ても新鮮さは色あせていませんでした。

全長4290mm×全幅1845mm×全高1360mm、ホイールベース2610mm
車重1350kg、前軸重870kg、後軸重480kg(車検証記載値)

リアには「アクティブリアスポイラー」といって速度に応じて展開したり、格納したりするスポイラーがついています。室内のスイッチによって手動で出すことも可能です。

●エンジン
こちらも508SWと同じBMWと共同開発の1.6リッター直噴ツインスクロールターボで、スペックも508SWと同じく115kW(156ps)/6000rpm、240Nm(24.5kgm)/1400-3500rpmです。
過不足なく走り、低速トルクも十分ですが、特別スポーツカーらしい演出はありません。

●ミッション
右ハンドル仕様は6ATです。せっかくのスポーティーカーなのに、パドルシフトがオプションでもないのは残念です。Dレンジで走行している分には変速ショックも感じられず快適でした。シーケンシャルモードは試し忘れました。

●ハンドリング
カタログには描かれていませんでしたが、ベースの308が電動油圧パワステなので同じではないでしょうか。残念だったのはハンドリングで、508SWよりも機敏ではあるけれども、タイヤのフィーリングがほとんど伝わってこなくて、走っていてあまり面白みはありませんでした。

●足回り
フロントがストラット、リアがトーションビームです。
タイヤは銘柄コンチネンタルContiSportCcontact3、サイズは235/45R18 98Wです。
乗り心地は快適で、走り味もいたって普通で、特に刺激のあるものではありませんでした。

●ブレーキ
フロントはベンチレーテッドディスク、リアはディスクです。
特に違和感はありませんでした。

●静粛性
高いと思います。

●シート

電動シートでメモリー、ヒーター機能付です。背もたれのサイドサポートは508SWほど隙間ができなかったので、より自分の体にフィットしていました。

リアシートはほとんど使い物になりません。荷物置き場と考えたほうがいいでしょう。

●内装(インパネ)
基本的なデザインは308と同じなので、デザイン的には少し古さを感じますが、「ジョー・テクノ・テップ」と呼ばれる人工皮革がインパネに貼ってあり、ステッチ(縫い)が手作り感を演出してちょっと高級な感じに仕上がっています。インテクラルレザー・パックという28万円のオプションを選ぶと本物の革になるので、さらに高級な感じに見えるのではないでしょうか。このぐらいの価格帯で革張りのオプションというのは、プジョー、シトロエンなどフランス車にしか見られないものですよね。ステアリングのデザインがのっぺりしているが、味気なくてちょっと残念です。

メーターもまたプジョー独特なタッチで、上品さがあってこれはこれでいいかなと思いました。インフォメーションディスプレイがオレンジ表示というのは、最近見やすい色使いのものも多くなってきたので、ちょっと古さを感じさせます。画像を探していて気が付いたのですが、右ハンドルと左ハンドルでインフォメーションディスプレイの大きさが違うんですね。左ハンドルのほうが大きくて見やすそうでした。


●トランク
見た目意外と広いです。容量も321リッターと、ゴルフの350リッターに迫るものがあります。これだけあれば、遠出でも二人分には十分足りるでしょう。
 


私は見た目で走りを期待していましたが、あまりに普通な乗り味なのでがっかりしてしまいました。
とはいえこのデザインだけでも十分買いだと思います。走りにあまりこだわりを持たず、このデザインが気に入っているという方には、右ハンドル仕様でも十分個性的でオススメです。
私のように走りにこだわりのある方には、サウンドシステムが付いていてエンジンの吸気音が室内側に聞こえるものがついていたり、パワー・トルクも200ps・275Nmとかなり高いスペックの左ハンドル仕様のほうが断然楽しくてオススメです、とディーラーの方はおっしゃっていました。
そう言われてしまうと乗りたくなっちゃいますよね。
機会があれば、今度はぜひ左ハンドル仕様に乗ってみたいと思います。
Posted at 2012/09/11 22:41:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年09月08日 イイね!

プジョー508SW試乗

だいぶみなさんゴルフⅦで盛り上がっていますね。
私も参加したいのですが、試乗してブログにしていないものがたまってきているので、そちらを先に
upしていきたいと思っています。


試乗車 プジョー508SW Allure  394万円(税込)


●外観デザイン
写真で見ると地味な感じですが、近くで見るとけっこうボンネットの造形もヘッドライトからAピラーに向かって堀が深くて凝ったデザインなので、なかなか良かったです。それでも個人的には外観はボルボV60のほうがアグレッシブで好きです。
ボルボのところでも書きましたが、サイドのウィンドウグラフィックスがV60と似てますよね。しかも最近発表された新型アテンザワゴンまで似ています。流行りでしょうか。
テールランプのあたりは地味ですね。

全長4815mm×全幅1855mm×全高1505mm、ホイールベース2815mm
車重1560kg、前軸重940kg、後軸重620kg(車検証記載値)


●エンジン
みなさんご存知BMWと共同開発の直列4気筒直噴ツインスロールターボです。
スペックは115kW(156ps)/6000rpm、240Nm(24.5kgm)/1400-3500rpm。
低速からトルクがあり、ボディの大きさを感じさせず十分走ります。排気量は同じですが、ボルボV60よりも低速トルクがある感じで、こちらのほうが自分好みのパワーフィールです。

●ミッション
6速ATです。パドルシフトつきです。変速のレスポンスはそんなに早くはありません。BMWの8速のほうがレスポンスはいいですね。

●ハンドリング
電動パワーステアリングです。
非常に素直で、微小な舵角でもきちんと反応しますが、GTIほど過敏でもなく、かといってボルボV60ほどダルでもなくちょどいいレスポンスです。フィーリングはいいのにちょっとステアリング廻りの剛性が足りないような感じがするのが残念です。SWだからなのかFFなのにフロントヘビー感がなく、重量配分がいいように感じられました。
最小回転半径は5.9mと大きめです。

●足回り
フロントがストラット、リアがマルチリンクで、
タイヤはミシュランENERGY SAVER、サイズは215/60R16 95Vです。
乗り心地はよく、けっこうしなやかに感じましたが、ディーラーマンの話では1万km走るとダンパーに当たりがついてもっとしなやかになり、いわゆる「ネコ足」になるとのことです。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアがディスクです。
特に違和感は感じませんでした。
パーキングブレーキは電気式ですが、操作レバーがステアリング右下にあるため、積極的に使いずらいのが難点です。

●静粛性
静かですが、際立って静かというほどではありません。後席では結構排気音が聞こえてきます。(スポーティーな音なので、好きな人は気にならないと思います)

●シート
フロントシートは電動でヒーター付ですが、メモリー機能はありません。身長164cmの私には背もたれが大きく、サイドサポートとの間に隙間ができてしまって、それほどフィットはしませんでしたが、生地のせいか体がすべって動いてしまうようなことはありませんでした。

リアシートは大きさ、ウレタンの厚みとも適度で、しかもフロアにセンタートンネルがなくフラットで足元が広いので、パンノラミックガラスルーフとあわせて、非常に快適に座ることができました。家族もちの方はぜひご家族を後席に座らせてみることをオススメします。

●内装(インパネ)
プジョーの最上級車ですが、造形はシンプルでそれほど高級な感じは受けませんでした。インパネやドアトリムに合皮を貼って、ステッチが手づくり感演出しているRCZと比べると見劣りします。
エアコンはなんと4ゾーンフルオートで風量まで個別に調整できますが、試乗時にはあまりエアコンの効きがよくないように感じました。ナビはHDDタイプが標準です。

メーターは文字盤は目盛りが細かく、字体も繊細な感じでとても気に入りました。
(写真がなくてスミマセン)

●ラゲッジスペース

容量は560リッターとかなり大きいので、遠出でも不足することは無いでしょう。
アームレストスルーの穴がもう少し大きいといいですね。

●気になる装備
SWにはパノラミックガラスルーフが標準でついてきます。
後席座っているとほんとうに明るくていいですね。夕方に試乗したので暑さは感じませんでしたが、昼間は暑いかもしれません。もちろん電動サンシェード付です。




ぱっと見強烈な印象はありませんが、乗ってみると乗り味が自分好みで好感が持てました。やっぱり微小な蛇角から反応があり、素直な感触のステアフィールやエンジンのトルク感に不足がないのがいいです。後席が快適だったのもプラスポイントです。価格の割りに装備が充実しているのもいいですね。
私はプジョーを所有したことはありませんが、これで耐久性が申し分なければなおいいですね。
私の中ではデザインや安全装備ではボルボV60のほうが好きですが、走りはこちらのほうが好きで、買うとしたらこちらのほうがいいです。
Posted at 2012/09/08 18:54:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年09月03日 イイね!

ヴェルファイア (レンタカー) に乗りました。

8/28(火)~9/1(土)の間、夏季休暇を利用して、伊勢神宮まで往復1500kmのロングドライブをしてまいりました。私のブログを見てくださっている方にはまったく興味のないクルマだとは思いますが、走行距離が5000km未満の新車のような車だったため、私個人の記録もかねて、ヴェルファイアの感想を書いてみたいと思います。

 今回の走行距離はこちら。



借用車 トヨタ ヴェルファイア 2.4X 8人乗り FF 7速CVT  標準価格300万円(税込)


●外観デザイン
さすがに大きいですね。全幅1830mmでもスライドドアのため乗り降りの不便は感じませんでした。
個人的にはアルファードよりもヴェルファイアのほうが形が好きです。下のほうのグレードですが、黒いボディカラーということもあって、安っぽさは感じられませんでした。

全長4870mm×全幅1830mm×全高1890mm、ホイールベース2950mm
車重1850kg 前軸重1040kg:後軸重810kg(車検証記載)




●エンジン
2AZ-FE型2.4リッター直列4気筒DOHC
125kW(170ps)/6000rpm、224Nm(22.8kgm)/4000rpm
6人乗っていても過不足なく走ります。全開加速は正直遅いですが、遅さがあまり気にならず、大きさ、重さのわりには十分加速してくれていると思いました。
ECOモードを使うと110km/h以上は加速しなくなります。高速道路で加速が必要な場合はECOモードを解除する必要があるでしょう。
音や振動も少なく快適でしたが、アクセルペダルに走行振動が伝わってきて、長時間乗っていると足が疲れました。また、エンジンマウントが少しやわらかく、加減速時に少しギクシャクする場面がありました。
燃費は10km/hを少し切るくらいでした。この大きさから考えたらいいほうでしょうか。

●ミッション
7速シーケンシャルシフト付CVTです。パドルシフトはありません。マニュアルシフトを試してみましたが、エンジンブレーキがほとんど利きません。そのかわり、シフトショックは感じられず、非常にスムーズに変速してくれました。


●ハンドリング
電動パワーステアリングです。この価格にしてステアリングが革巻じゃないのが残念。
パワステの重さも適度で、街中では非常に扱いやすく、5.7mという最小回転半径の大きさを感じさせないものでした。インフォメーションはちょっと希薄ですね。
高速道路ではもろに前や横からの風圧の影響を受けます。無風状態では直進安定性はいいので、おそらく足回りのブッシュがやわらかすぎなのではないでしょうか。前からでも横からでも風を受けているときにはまっすぐ走らないので常にステアリングの修正を強いられます。長時間乗っていると疲れる要素です。

●足回り
フロントがストラット、リアがトーションビームです。
タイヤはトーヨートランパスR30、サイズは前後とも215/65R16 98Hです。
乗り心地は非常によく、段差のショックの収束もいいです。さすがにロールは大きめですが。
これだけ大きい箱にもかかわらず、ボディ剛性の不足を感じることもありませんでした。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアはディスクです。
このクラスのミニバンの中では比較的軽量なためか、特に効きに不満を覚えることもありませんでした。
パーキングブレーキは足踏み式。


●静粛性
よくもなく、悪くもなくといったところでしょうか。街中を走っているときは静かに感じますが、高速道路に入ると静かに感じつつも、オーディオが聞き取れなくなっていることに気が付きました。感じているほどは静かではないのかもしれません。ただ、長時間乗っていてもスバル車に乗っていたころのようなぼーっとなる疲れはなかったので、特定の周波数帯域の遮音がいいんでしょうか。

●シート
これだけ広くて快適そうに見えるクルマなのにシートは最悪です。
フロントシートはクッションは短めで、背もたれは腰のあたりの形状が悪く、すきまが空いてしまって、長時間乗っているとおしりやもものあたりに変な力がかかり、非常に疲れるので、腰の後ろにクッションを置いて支えたら平気になりました。それでもお尻は痛くなりましたが。
リクライニングの操作レバーが小ぶりで使いづらかったです。
  
右の写真のように、腰のところにクッションを入れて座っていました。
2,3列目は写真を撮り忘れました。
2列目はクッションの角度が立ちすぎていて、こちらもしっくりこない。
3列目は一番形状がまともでしたが、それでもサイズが小ぶりで平板なので、やはり長時間乗っていると疲れました。
見た目の質感はいいのですが、実際に人が座ったときに長時間座っても変に力まず疲れない形状だとか、操作のしやすさといった本質的な部分をきちんと作ってほしいと思いました。

●内装(インパネ)
デザインはあきがこないシンプルなデザインで好感が持てます。
一見整然としているようですが、ボタンのレイアウトなど意外と使いづらいです。特にステリング右側のスイッチ類はステアリングの影に隠れてしまって、運転しながら確認していると結構危なかったです。ステアリングにあるスイッチもステアリングがから手を離さないと操作できないのがなんとも間抜けです。


ステアリング右横のスイッチ類

エアコン操作パネル(時計が見ずらい)

意外だったのはメーターで、ちょっと趣味性があって、見ていて飽きないデザインでよかったです。写真では色がつぶれてしまっていますが、針はブルーで結構きれいでした。

ナビ(NSCP-W62)はとても使いやすかったですよ。トヨタ純正でどこのメーカーかはわかりませんでしたが、VWのクラリオン製に比べたら拡大案内表示、音声案内、検索スピードともすべて優れていました。トヨタ車を買う方にはおすすめです。ただし、テレビは見られません。


●ラゲッジスペース
写真を撮り忘れましたが、収納の仕方を工夫すれば、6人で5日間の旅行でも特に問題になるようなことはありませんでした。ただし、お土産をたくさん買ってしまうときついかも。

●その他気になる装備
間接照明
これは家族には好評でした。



トヨタ流快適実用グルマを久々に味わいました。日常で使うには非常によくできていると思う反面、もっと足回りやシートなど本質的な部分の機能をきちんと高めて欲しいとも思いました。装備も実際に使ってみると意外と不便だったりする部分もあります。特にインパネのスイッチ類は見た目の質感とは違って使いづらかったです。スマートキーなので、オートライト時やニュートラルポジション時に車外に出ると警告音がうるさかったり(何に対しての警告音なのかわかりづらい)、スピーカーが3列目にないのでボリュームを大きくしなければならないから2列目の人にはうるさかったり、補助ミラーはガラスに映りこみがあってほとんど役に立たないなどなど。

普通の人は、ちょっと不満があっても「こんなもんだろう」と思いつつ、広さや安楽さに打ちのめされてクルマに興味がなくなっていってしまうんだろうなと感じました。私自身もこのクルマの安楽さに少しやられているところです。
このクルマを返したあとにGTIのリアシートに乗ったら、車内が非常に窮屈に感じました。また運転してみたら、目線も低く、車体も軽く感じて、まるでスポーツカーにでも乗っているような感覚にとらわれました。GTIだって車重は1400kgと決して軽くはないんですけどね。たぶん最近の楽なクルマに慣れている人がGTIに乗ったらこんな感覚にとらわれて、「こういうクルマは自分にはあわないかな」と思ってしまうんでしょうね。
Posted at 2012/09/03 23:30:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年08月17日 イイね!

The Beetle 試乗

ゴルフの1年点検のついでに試乗してきました。

VW The Beetle   Design Leather Package   303万円(税込)


●外観デザイン
Beetleに関しては私よりもデザインに詳しい方がたくさんいらっしゃると思うので、ウンチクは語りませんが、好きか嫌いかの好みでいえば、好きですね。ディーラーで見た色が、黄色や赤だったのがまたよかったですね。特に黄色いBEETLEは、町で見かけたら幸運があるなんていわれてるそうですね。

全長4270mm×全幅1815mm×全高1495mm、ホイールベース2535mm
車重1280kg







●エンジン
直列4気筒OHC1.2リッター直噴ターボです。
スペックは77kW(105ps)/5000rpm 、175Nm(17.8kgm)/1500-4100rpm
みなさんご存知だと思いますが、ポロやゴルフの1.2と同じものです。
低速トルクがもの足りない感じがします。4000rpmも回せば十分走るのですが、クルマのユッタリしたハンドリングや足回りのキャラクターに合わせるのであれば、もう少し排気量を大きくして、豊かな低速トルクでエンジンもユッタリした感じで走れるようにしたほうがよかったんじゃないかと思います。
今後2リッターも出るとの話もありますので、そちらのほうがキャラクターに合っているかもしれませんね。

●ミッション
7速乾式DSGです。特に違和感もなくスムーズでした。

●ハンドリング
電動パワーステアリング付です。
クルマのキャラクターを考えて、意図的にセンター付近をダルにしてあるんでしょう。ゴルフやパサートとはステアリングのレスポンスが違います。タイヤの扁平率を考えたらもっとレスポンスよくてもいいような気もしますが、足回りも含めてユッタリした乗り味に統一しているところはさすがです。

●足回り
足回りはフロントがストラット、リアがトーションビームです。
タイヤは試乗車がブリジストン TURANZA ER300、展示車はコンチネンタル PremiumContact2で
サイズは235/55R17 94V。
なんだかドッシリ、ユッタリとした感じで、タイヤが4隅でふんばっている感じがします。タイヤが扁平率の高いタイヤを履いているので、多少ゴツゴツ感はありますが、突き上げるようなショックはありません。乗り心地を考えるともう1サイズ落として16インチでもいいかなとは思いますが、見た目はさすがに17インチはカッコイイですね。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアがディスクです。
リニアさは薄いですが、結構効きます。

●静粛性
そこそこです。ゴルフほど静かではないです。

●シート
革のにおいがよかった。フロントシートはクッション背もたれともに大きめで、ウレタンの厚みもあります。そしてサポートはGTIほどはきつくなく適度なので、長時間乗っても大丈夫そうです。
リアは静止状態で乗った限りでは、足元空間はポロなみでしょうか。クッションの座面は短いですが、ポロのように座面の角度が急ではないので、ポジションの違和感はありません。背もたれも気持ち短いです。頭上空間は丁度ハッチゲートのヒンジ近くにくるのですが、頭上空間をかせぐために内張りがえぐれているので、窮屈な感じは多少抑えられています。


●内装(インパネ)
試乗車が赤いボディカラーだったのですが、ボディーカラーに合わせたインパネ色だったので、なかなかおしゃれでかわいらしくって結構気に入りました。展示車は黄色だったのですが、黄色もよかったです。私はイベントで白や黒しか見たことがなかったので、新鮮な気持ちを味わいました。
このお気に入りのボディ同色パネル、試乗時に気になったのですが、手垢や積もったホコリが目立っていました。買って人に自慢しようと思ったら、こまめな手入れが必要かもしれません。

この写真の黄色は濃く見えますが、実物は淡いパステル調の黄色で、こちらもよかったです。

メーターはいたってシンプル。燃料計はこんなに大きくなくても良いんじゃないの?もっとタコメーター大きくしてよって思いましたけど、このクルマのコンセプト上そのようにしたのでしょう。


●ラゲッジスペース
数字的には容量は310リッターとゴルフの350リッターと比べてそんなに変わらないように見えますが、見た目の印象は狭いです。4人で遠出の旅行は厳しそうです。



デザインがちょっと男受けするものに変わったので、走りもスポーティーになったのかと思いきや、意外とゆるキャラな走りで、ゴルフやパサートのステアリングフィールがはっきりとしてスッキリした走りをするものとは違って、「うまく作り分けてるな」と関心してしまいました。エンジンの項でも書きましたが、もう少しトルクにゆとりのあるエンジンにしてもらえれば、よりキャラクターに合っていていいじゃないかと思いました。
自分が買うとしたら、これから出てくる245万円のDesignというグレードで十分じゃないかと思いました。
Posted at 2012/08/17 22:59:00 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗記 | 日記

プロフィール

「motoGPホルヘ・ロレンソ選手の引退はショック!」
何シテル?   11/16 08:45
VWのダウンサイジング直噴過給エンジンTSIとツインクラッチミッションDSGの技術に興味を持ち、2008年2月にVWゴルフトゥーランに試乗してその走り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

Brake assist setting 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/06/17 01:11:00
フロントロアアームのブッシュ交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/11/14 22:16:15
センターコンソールパネルの外し方 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/11/14 22:13:59

愛車一覧

フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
3台目のゴルフⅥGTIDCCパーケージ付です。 同じクルマに3回も乗るという貴重な経験が ...
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
GTIが事故で全損になってしまい、次期車を物色しておりました。クルマの進歩は5年でかなり ...
トヨタ カローラレビン トヨタ カローラレビン
いわずと知れたハチロクです。ご他聞に漏れず、峠の走りに目覚め、親のクルマを下取りに、強引 ...
スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィツーリングワゴン
1993年1月に登場した2代目レガシィツーリングワゴン 私が乗っていたのは登場から1年後 ...

過去のブログ

2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation