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2018年07月29日 イイね!

「つながるクルマ」コネクティッドカーについて学んでみました。③

こんにちは。
トヨタが6月26日の新型クラウンとカローラスポーツ発表・発売から始めたコネクティッドカー戦略で、
1つ書き忘れていたことがありました。

実はクラウンにはカーテレマティックス以外にもつながるクルマとしての機能があります。
トヨタはサポトヨのコマーシャルでちょっとだけ宣伝しているのですが、
「ITS Connect」というDCMとは別の通信機を搭載すると、道路と通信したり、人や他車と通信したりすることができます。
でもトヨタがコネクティッドカーとうたっていながらこちらの通信機はオプション(27,000円(税込))としているところがちょっと残念だなと思いますが、まだ搭載しているクルマも少ないし、インフラ側も整っていないという現状があるのでしょう。
T-Connectはトヨタ独自のものですが、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)は官民合同で推進してきたもので、やっと規格がまとまってきて、車載機を搭載できる段階までこぎつけたところです。

他社に先駆けてトヨタは2015年10月の先代クラウンのマイナーチェンジで初めて搭載しました。
その後2015年12月のプリウス、2017年2月の新型プリウスPHV、2018年1月のアルファード/ヴェルファイヤーと順次搭載できるクルマを増やしていきましたが、まだほんの一部だけです。

インフラとしては下の写真のとおりの通信機が交差点に設置されはじめたばかりです。
alt
設置場所は以下のトヨタのサイトに出ています。
https://toyota.jp/technology/safety/itsconnect/


実現できる機能はサイトのほうがわかりやすいと思いますが、一応以下に示しておきます。

路車間通信

①交差点でウインカーを出して右折しようとするとき、対向直進車や横断歩道の歩行者の存在を
 知らせてくれる。

②赤信号の見落としを教えてくれる。

③赤信号の待ち時間の目安を教えてくれる。

④前方の信号が赤信号になり停止することが予測されるときに、エコアクセルガイドのゲージを
 ゼロとすることで、ドライバーが無駄な加速をし続けないよう促す。(プリウス、プリウスPHVのみ)


車車間通信

⑤先行車が通信利用型レーダークルーズコントロール対応車であれば、先行車の加減速情報に
 すばやく反応してよりスムーズに追従する。

⑥サイレンを鳴らしている緊急車両の進行方向や自車との距離をなどを教えてくれる。
 (2018年6月現在、愛知県名古屋市周辺のみ)

⑦交差点で発信しようとするとき、接近している右または左からの車両の存在を知らせてくれる。
 (クラウンのみ)

⑧交差点でウインカーを出して右折しようとするとき、対向車の存在を知らせてくれる。
 (クラウンのみ、①と機能は同じですが、①は道路との通信であるのに対し、こちらはクルマとの
 通信です)


個人的にはT-ConnectよりもITSの機能のほうがコネクティッドカーというイメージです。
この安全に寄与する有益な機能ですがなぜかカローラスポーツは新型車にもかかわらず、オプション設定すらありません。
単純に通信機を搭載するだけなく、メーターをITS対応のものにしなければならず、コスト的にカローラクラスに採用するには厳しいのでしょうが、オプション選択の余地もないというのはどうなのでしょううか。
一般にまだあまり認知されていないので、標準装備とするには厳しいのでしょうが、トヨタにはハイブリッドカーを赤字覚悟で普及させてきた実績があるのですから、こういった有益な機能はせめてオプション設定をして選択の余地を残していただき、普及を後押ししてほしいと思います。
Posted at 2018/07/29 21:53:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 考えごと | クルマ
2018年07月28日 イイね!

「つながるクルマ」コネクティッドカーについて学んでみました。②

こんにちは。
今では「つながるクルマ」とか「コネクティッドカー」なんて新しい言い方がされていますが、通信ができる機能というのは結構昔からあったんですね。言葉が変わると同じこと言っていても違うことを言っているように感じてしまいます。カーテレマティックスと同じ意味で使われている感じがしていますが、私の中ではカーテレマティックスという言葉も馴染みがありませんでした。私はスポーティーなクルマばかりに目が行き、エンジンやトランスミッションやサスペンションなど、ハード的な技術にしか興味がなかったので、このあたりの知識は完全に抜け落ちていました。

今回トヨタをメインに携帯の通信の発達とともにクルマの通信について歴史を振り返ってみたいと思います。
いつものことながら、調べていったらどんどん深みはまってしまいました。
文字ばかりの長文になってしまい、あまり面白みのない内容ですが、ご興味のある方は御覧いただければと思います。
前回と同じく私的に調べたことですので、誤りがあった場合はご容赦ください。



クルマの通信の技術は、携帯電話の通信技術の進歩とともにありました。


最初は携帯の通信がアナログからデジタルに1993年に移行した第二世代携帯(2G)の時代からになります。
1997年7月に㈱トヨタメディアステーションという会社を立ち上げ、1998年4月より「MONET(モネ)」というカーテレマティックスサービスを開始。当時はDCMという通信機はありませんでしたので、携帯電話を通信機として使用し、MONETに対応するナビを端末とする構成でした(2005年12月にサービス終了)。MONETはクラウンやアリストなどエレクトロマルチビジョン装着車にディーラーオプションとして設定されました。
当時のサービス内容は事故や渋滞などの道路交通情報、駐車場やレストランなどの各種施設情報、行楽地のイベントなどの娯楽情報、ニュースや天気予報などの一般情報、電子メールなどの個人情報の「閲覧」がメインでした。しかし運転しながら見るのは危険なので、それらの情報を音声で読み上げる機能もありました。当時は対話する機能はありませんでしたが、このサービスが前回紹介させていただいたT-Connectのサービスの中で⑦オペレーターサービスや⑧エージェント(音声対話サービス)に発展していきます。
今と違うのは外部のインターネットサイトに接続できたということです。でも通信速度は9600bpsと今から想像もつかないような遅さでした。


1999年9月に㈱日本緊急通報サービスが警察庁、消防庁と主要な自動車・電気メーカー、警備会社や通信キャリア、損保会社など民間企業40社が参加して設立され、「HELPNET(ヘルプネット)」という緊急時通報サービスが2000年9月より開始されます。このサービスはセルシオ・シーマなどに専用の車載機を搭載し、提供されました。これはT-Connectで⑥ヘルプネットとして現在でも提供されています。ただしこの当時MONETのサービスとは切り離されていました。


携帯電話が2001年に第三世代携帯(3G)に移行します。NTTドコモが2001年5月にFOMA「W-CDMA方式」を、2002年4月にauが「CDMA2000 1x方式」の提供を開始します。
それに伴いトヨタも今までの仕様を見直します。
まず組織変更として2002年4月1日付で情報を扱う㈱トヨタメディアステーションの業務を2000年10月に設立したガズーメディアサービス㈱に移管し、㈱トヨタメディアステーションを解散します。このガズーメディアサービス㈱が現在のT-Connectのサービスを提供するトヨタコネクティッド㈱の大本になります。
2002年10月にはWILLサイファの発売とともに「MONET」にかわるサービスとして「G-BOOK」のサービスを提供開始します。またここで初めて通信機に携帯電話を使用するのではなく、専用の通信機DCM(データ通信モジュール)を使用する仕様となり、WILLサイファに標準装備されます。通信速度は第三世代通信となり144kbpsに向上しました。DCMの開発は今日に至るまで一貫してデンソーが行っています。
サービス内容としては、これまではほとんど閲覧しかできなかったものが、双方向通信が可能になり、オペレーターサービスを受けられるようになったことです。また第三世代通信なったことでGPSが使えるようになり、クルマのトラブル時にはクルマの位置情報をロードサービスに素早く知らせてオペレーターに連絡すればサポートしてくれる体制が整えられました。クルマと通信できるようになったことでクルマの状態を見て、点検や車検などのメンテナンスについてメールで知らせてくれる「リモートメンテナンス」サービスも加わりました。これがT-Connectの②eケアヘルスレポートや③コネクティッドメンテナンスパックに発展していきます。また楽曲をダウンロードして音楽を聴いたりカラオケをしたり、ゲームができたりといったエンターテイメント性も加味されました。しかしG-BOOKからはウィルス感染の問題もあり、外部のサイトに接続できないようになりました。
(G-BOOKは2019年3月31日をもってサービス終了予定)


2003年には採用車種を順次拡大し、DCMだけでなく再び携帯電話も通信機として利用できるようになりました。

2003年4月、サービスを提供するガズーメディアサービス㈱が社名変更し、デジタルメディアサービス㈱となりました。

2003年8月、ダイハツ向けに「G-BOOK」のサービス提供を開始。

2004年、スバル向けに「G-BOOK」のサービス提供を開始。
(2019年3月31日をもってサービス終了予定)


2005年4月、「G-BOOK」にかわり、「G-BOOK ALPHA」及び「G-BOOK ALPHA Pro」のサービスを開始。「G-BOOK ALPHA」が通信機に携帯電話を使用するサービス、「G-BOOK ALPHA Pro」がDCMを使用するサービスになります。DCMは新型となり、auの「CDMA2000 1xEV-DO」方式に対応し、通信速度が2.4Mbpsと格段に向上しました。アルファードのマイナーチェンジからオプション設定されています。値段は6万3千円と(税込)と結構なお値段でした。
サービスの内容は、いままで別建てのサービスであったヘルプネットがG-BOOK ALPHAのサービスの中に組み込まれました。新たにDCMを使用する「G-BOOK ALPHA Pro」のみのサービスとして
「G-Security」というサービスが加わりました。これはセキュリティアラームが作動した場合やセキュリティがセットされた状態でエンジンが始動した場合にメールでお知らせしたり、警備員派遣を要請できたり、また万が一盗難にあった場合は追跡をしたりしてくれるサービスです。
MONETからG-BOOKになったときには、双方向通信ができるようになったり、GPSを活用できるようになったりといった進化がありましたが、G-BOOKからG-BOOK ALFAへの進化としては、クルマから情報収集をするようになったということです。今で言うビッグデータの活用がこの時から始まっていました。具体的にはナビでVICSの渋滞情報だけでなく、車両から走行情報を収集し、独自に生成した交通情報(プローブコミュニケーション交通情報)を組み合わせて、より高精細な渋滞回避ルート検索をするようになりました。ただし、トヨタはこの時点ではこの機能を強調していませんでした。


2005年8月30日、日本でレクサス店が開業したのに伴い、レクサス向け「G-LINK」サービスを開始。
レクサスGSに採用されました。
サービス内容としてはG-BOOK ALFAに準拠していますが、ヘルプネットの機能がエアバッグ連動となっていて、エアバッグが作動したのを感知するとヘルプネットへ通報されるようになっています。


2006年2月、マツダがMPVに「MAZDA G-BOOK ALPHA」を初採用。
(2019年2月28日をもってサービス終了予定)

2006年4月、「G-BOOK ALPHA」の一部無料サービスを開始。
ホンダのインターナビや日産カーウィングスなど他社のカーテレマティックス事業に対抗。


2007年4月「G-BOOK ALPHA」、「G-BOOK ALPHA Pro」にかわり、「G-BOOK mx」、「G-BOOK mx Pro」のサービスを開始。ノア/ヴォクシーのフルモデルチェンジで初採用されました。
DCMは進化しておらず、通信速度は2.4Mbpsのままでした。
サービスとしてはナビ機能の強化として地図を常に最新の状態に保つ「マップオンデマンド」機能。
またプローブ情報の活用も進化して、リアルタイムでの情報収集(5分おき)を行い、さらに精度を上げています。それによりトヨタも大々的に宣伝するようになりました。これらの機能はどちらかというとDCM装着を前提にしています。当時はあまり調べもせず、初年度無料でも月額千円(税込)は高いなどと思っていましたが、パケット使い放題でこのサービスを受けられたなら、今考えたら少しも高くないと思いました。しかしDCMが4万9350円(税込)とまだ高かったから高いという印象があったのかもしれません。
このあたりからエンターテイメント系のサービスが縮小していきます。特に音楽系は著しく2001年にAppleのipodの出現によりネット配信へと時代が変わり、G-BOOK mx対応ナビではBluetoothでipodなどと接続して音楽が聴けるようになりました。


2008年2月、サービスを提供するデジタルメディアサービス㈱が社名変更し、トヨタメディアサービス㈱となりました。


2010年12月、ドコモがXi(クロッシー)と呼ばれるLTE(3.9G)のサービス開始。


2010年12月、スマートフォン向け「smart G-BOOK」とケータイ向け「G-BOOK mo」のサービスを提供開始。
「音声ガイド付通信ナビ(目的地までのルート案内)」「オペレーターサービス」「ヘルプネット」「ドライブプラン」など、トヨタの純正ナビと同等のG-BOOKサービスを提供。


2011年にはDCMがモデルチェンジし、通信方式がドコモの「W-CDMA HSPA」方式となり、通信速度が上り5.7Mbps下り7.2Mbpsとなりました。このDCMが現在のT-Connectでも使われています。
どうも2011年で「G-BOOK mx」もVer.2.0に進化しているようですが、詳しく載っている資料が見当たりません。
サービスとしてはT-Connectの①「eケア走行アドバイス」と②「eケアヘルスチェックレポート」が追加されています。また限定的ではありますがYAHOO JAPAN!のサイトから施設検索を行えるようになりました。


2012年2月、ソフトバンクが「SoftBank 4G」と呼ばれるLTE(3.9G)方式のサービス開始。
2012年9月、auが「au 4G LTE」と呼ばれるLTE(3.9G)方式のサービス開始。


2013年6月、車両より収集した位置・速度・走行状況などの情報を含むビッグデータを活用した交通情報や統計情報を企業に提供するサービスを開始。同時にスマホ向け「smart G-BOOK」を一新し、個人向けにも情報提供を開始。


2014年5月、auが「au 4G LTE CA」と呼ばれる4G通信のサービスを開始。


2014年6月、「G-BOOK mx」にかわる新たなサービスとして「T-Connect」を発表。
それに伴い、レクサス用の「G-LINK」もサービス内容がT-Connectに準じた新「G-LINK」に進化。
今まで接続方法はDCMによる接続とBluetooth対応の携帯電話による接続でしたが、あらたにスマホのテザリング機能を利用したWi-fi接続も可能になりました。
Appsという画面でスマホのように自分が使いたい機能をインストールような仕組みに変わりました。
以前はPCでユーザー登録して使用というPCとの連携が主でしたが、今回は特にスマホとの連携を重視しています。
サービスについては前回のブログで紹介しておりますので割愛させていただきます。


2015年3月、NTTドコモが第四世代携帯通信である「Premium 4G」のサービスを開始。


2017年7月、サービスを提供するトヨタメディアサービス㈱が社名変更し、トヨタコネクティッド㈱となりました。


2018年6月26日、コネクティッドカーの本格展開を発表。同日クラウンとカローラスポーツを発表・発売。



時系列でざっとカーテレマティックスの流れを追ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
1997年といえば携帯が普及してきて、インターネットも始まったばかりのころ。そんな時代からカーテレマティックスは始まっていたのですね。プリウスが発売されたのが1997年ですから、ハイブリッドカーの進化と時を同じくして、カーテレマティックスも進化してきたのですね。
20年もの間、この進化をほとんど見てこなかったことを反省しております。今まで外国企業の華やかな動きばかりに目が行きがちでしたが、トヨタという企業は伊達に大きいわけじゃないなと思いました。
トヨタは2020年までにほぼすべての乗用車をコネクティッドカーにすることも発表しています。
携帯通信も第五世代を2020年までに実用化することを目指しています。
もっともっと面白い進化がみられそうです。
これからもカーテレマティックスの進化についても見守っていきたいと思います。

それにしてもG-BOOKが2019年3月31日で終了とは。T-Connectに移行したのが2014年ですからG-BOOK mxを利用している人はわずか5年で使えなくなってしまうということでしょうか。それとも何かバックアップ体制はあるのでしょうか。ユーザーとしては短期間でサービスがなくなるというのはその付加価値にお金を払っているだけに嫌なことですよね。進化の後に残されたものも気になるところです。
Posted at 2018/07/28 18:52:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 考えごと | クルマ
2018年07月21日 イイね!

「つながるクルマ」コネクティッドカーについて学んでみました。①

こんにちは。
最近のクルマの技術の変化について、理解してついていくのはなかなか大変です。
やっと予防安全技術について頭に入ったと思ったら、こんどは「つながるクルマ」とは。

新型クラウン、カローラスポーツ登場で、「つながるクルマ」いわゆるコネクティッドカーという言葉が強調されていて、なんのことかわからなかったので、調べてみました。
あくまでも私的に調べたものですので、誤りがあった場合はご容赦ください。


以下はトヨタについてのことになります。

これはトヨタがコネクティッドサービスを2018年6月26日から開始したことと関係があります。
そのサービスを開始してから最初に対象になったクルマが新型クラウンとカローラスポーツということです。じつはプリウスPHVもすでにコネクッティッドカーになっていたのですが、トヨタも大々的には宣伝していませんでした。
よくよく調べると「つながるクルマ」というものは相当以前から存在していたのですね。


ではいままでのクルマと何が違うのか。
ハードウェア的には単純に言うと、通信ができるようになったということですね。
いままでオプションだった通信機「DCM」が標準搭載されたということです。
「DCM」とはData Communication Moduleの略で、モバイルルーターみたいなものと言ったらよいのでしょうか。


当然データ通信をするためには通信料がかかってきます。
スマホだったらNTTドコモやau、ソフトバンクなどと料金プランを決めて契約をしますよね。
その料金プランにあたるのがクラウンでいうと「T-Connect for CROWN」というもので、
通信を行うには、この契約を行う必要があります。
契約を行ってから3年間は無料で、4年目以降は17,280円/年(税込)の通信料が発生します。
月額にすると1,440円ですから、スマホよりは断然安いですよね。
カローラスポーツの場合はサービス内容が異なる「T-Connect DCMパッケージ」または「T-Connect DCM単体」の契約となり、こちらも最初の3年間は無料で、4年目以降は12,960円(税込)の通信料がかかります。


それからスマホ買うときには機種を決めますよね。その端末にあたるものがクルマの場合はナビになります。つながるためにはDCMに対応したナビが必要になります。それが「T-Connectナビ」です。
新型クラウンの場合は「T-Connect for CROWN」対応ナビが標準装備されています。カローラスポーツの場合はディーラーオプションの「T-Connect」対応ナビを別途装着する必要があります。


では料金プランを決めて、端末を決めて実際に使用できる状態になったら、何ができるのか。
スマホではインターネットに接続していろいろなものを見たり、検索したりしますが、
T-Connectの場合は、トヨタスマートセンターというところに接続し、以下に列挙するサービスを受けることができます。

「安全・安心」
①「eケア走行アドバイス」
 警告灯点灯時、車両から発信される情報をもとにコールセンター(または販売店)から適切な
 アドバイスを受けることが可能
②「eケアヘルスチェックレポート」
 エンジンオイル量、電子キーのバッテリー、警告灯点灯状態等についてスマートフォンなどで
 確認可能。また車両からの情報をもとに、販売店から最適なメンテナンスのアドバイスを受ける
 ことも可能
③「コネクティッドメンテテナンスパック」
 定期点検に加え、車両情報(走行距離)を活用し、最適なタイミングでメンテナンスを受けること
 ができるパック
④「My TOYOTAドライブ診断」(スマホアプリMy TOYOTA for T-Connectで提供)
 ドライバーの運転傾向をもとに、「安全な運転」「エコな運転」のふたつの観点から自動診断し、
 採点とアドバイスをスマートフォンに配信。また、安全な度合いに応じて翌月の保険料が割引
 される保険プランとも連動(保険プラン連動はクラウンのみ)
⑤「マイカーSecurity」(スマホアプリMy TOYOTA for T-Connectで提供)
 ドアの開閉やハザードランプの点灯状態、オートアラームのON/OFFなどがスマートフォンで
 確認でき、遠隔でドアロック、ハザードランプ消灯のリモート操作も可能
⑥ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)
 事故や急病時には、専任のオペレーターが警察や消防に取り次ぐほか、エアバッグ作動時には
 自動でオペレーターに接続。また、車両データをもとに重症度を推定してドクターヘリ等の早期
 出動判断を行うD-Call Netにも対応

「快適・便利」
⑦オペレーターサービス
 専任のオペレーターが、ナビの目的地など、きめ細かくさまざまなリクエストに対応
⑧エージェント(音声対話サービス)
 音声対話で目的地の検索・設定、ニュースや天気予報などの情報検索が可能
⑨ハイブリッドナビ(クラウンのみ)
 トヨタスマートセンターの道路交通情報とユーザーの走行情報をもとに、より短時間で到着する
 最適なルートを配信。従来の5ルート検索パターンに加え、新たなルートも提供
⑩マップオンデマンド
 地図を常に最新の状態に保ちます。(3年間)
⑪LINEマイカーアカウント
 LINEのトークでナビの目的地設定を行えるほか、ガソリン残量や天気などのお出かけに便利な
 情報を得ることが可能

これらのサービスの中で、以前からあったサービスが大半ですが、今回クラウン、カローラスポーツ登場時に新たに加わったサービスはスマホによるドライブ診断④とクルマの機能の遠隔操作⑤、それとスマホのLINEアプリを使ってクルマと対話できる⑪です。唯一エンターテイメント性があるのはLINEでの対話ですが、まじめな機能ばかりでなく、もっとクルマに乗ることが楽しくなるようなエンターテイメント性のある機能が増えてくれたら、クルマに興味を持ってくれる人が増えるのではないでしょうか。などと言いつつ、私がマジメな話ばかりしてしまっていますね。

話が長くなってしまったので、次回のブログで「つながるクルマ」技術の歴史について深掘りしてみたいと思います。
Posted at 2018/07/21 20:53:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 考えごと | クルマ
2012年01月25日 イイね!

ニューBMW1シリーズ試乗記 1000PV突破!

たくさんの方に見ていただき、大変うれしく、また感謝しております。

しかし、つくづく日本人にはBMW好きが多いのだなと思っております。
それが証拠に、ルノーメガーヌRSやボルボV60の試乗記よりも見ている方が多いのですから。
自分はいまいちBMWの魅力について理解できていませんでした。
ゴルフに乗って、久々にFFのフロントヘビーな感触を味わって、前に乗っていたレガシィ、フォレスターがバランスのいいクルマだったということに気づかされました。そしてさらに、BMWの50:50の重量配分やFRへのこだわりによるバランスのいい走りにも気づくことができました。走りが軽快に感じるのは、重量配分だけでなく、フロントやリアのオーバーハングに重量物を置かないようマスを集中したり、重量物を低い位置に搭載するなど低重心化も行われているのでしょう。

最近のトヨタ86/スバルBRZもマスの集中、低重心化の文法に沿ってつくられていますね。
やっぱり走りを追求していくとそこにいきつくのでしょうか。
しかし、4枚ドアでその文法にのっとって作られているのはほとんどBMWだけといってもいい状況です。

今回の1シリーズは性能からいったらBMWにしてはお買い得ではないでしょうか。
同じ116iで旧型と比べたら、エンジンはターボ化され、ATが6速から8速になっているにもかかわらず、値段はあんまり変わっていないのですから。
ただBMWで残念なのは、自分の気に入った仕様にしようとオプションをつけると非常に高価になってしまうところです。これは同じBMWグループのMINIにもいえることです。
その点、自画自賛になってしまいますが、私はゴルフGTIで特段オプションをつけなくても十分満足できています。

ところで、私は言葉に対して持っているイメージの話を「アクセラスカイアクティブ1000PV突破!」で書きましたが、BMWについてもたいていの方が「スポーティー」というイメージを持っているのではないでしょうか。スカイアクティブ同様BMWに関しても、言葉の持っているイメージに惑わされることなく、上記のようなBMWの走りを生む源となるものを理解して乗っていらっしゃる方が多いことを願っています。


Posted at 2012/01/25 22:09:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 考えごと | クルマ
2012年01月22日 イイね!

マツダ アクセラ スカイアクティブ試乗記 1000PV突破!

デミオ スカイアクティブに引き続き、アクセラも1000PV突破。
それにしても、1ヶ月もたたないうちに1000PVを超えるとは、クルマの注目度なのか、私のブログを見てくれている人が増えているのか(勝手な妄想)。
あくまで私なりの見方ですが、見ていただいた方に少しでも楽しんでいただいて、クルマ選びの参考にしていただけていたらうれしいです。

人はたいてい言葉に対して無意識にイメージを結びつけていますが、たいていの人は「スカイアクティブ」という言葉を聞くと「なんだかすごいものだぞ」っていうイメージを浮かべるのかもしれません。

自分も試乗するときにはなるべく変なイメージをもった状態でしないように気をつけていますが、そうはいっても、「スカイアクティブ」と聞くと期待してしまいます。

で、期待して乗ったら「ん~、こんなものか」

私としても、日本のメーカーががんばっているところを応援したい気持ちもありますし、否定するようなことをあまり言いたくないのですが、「スカイアクティブ」という言葉のイメージに踊らされることなく、欧州メーカーとは差があるという現実をみなさんにお伝えしたかったのです。

自動車ジャーナリストの方との評価の差というものが結構あるとは思いますが、その差は車両の個体差かもしれませんし、新車で馴染んでいないせいもあるかもしれません。タイヤの空気圧が足りないだけでも相当印象が変わってきます。自動車ジャーナリストの方が借りる広報車のように万全に整備されていないということもあるでしょう。でも、そういった言い訳は違うと私は思います。ディーラーで販売する方々がお客さんに対してきちんとしたものを提供しようと思えば、おのずと試乗車はいい状態に保つでしょうから。

あとはどこに基準を持ってくるかで見方も変わるでしょう。
ゴルフはCセグメントだけでなく、乗用車として世界のベンチマークとなっているクルマです。それを基準に比較するということは、基準点が高いということもあるかもしれません。しかし、性能的には劣っていても、そのクルマでしか味わえない魅力で差を埋めることはできると思います。しかし私には、アクセラにそういった差を埋める魅力を感じることはできませんでした。

「スカイアクティブ」を判断するには、やはりフルスカイアクティブとなるCX-5を見てからのほうがいいのかもしれません。

Posted at 2012/01/22 12:53:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 考えごと | クルマ

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「motoGPホルヘ・ロレンソ選手の引退はショック!」
何シテル?   11/16 08:45
VWのダウンサイジング直噴過給エンジンTSIとツインクラッチミッションDSGの技術に興味を持ち、2008年2月にVWゴルフトゥーランに試乗してその走り...
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