こんばんは。
ABARTH DAY 2017に引き続き、11月12日(日)にはまたもお台場で開催のストリートVWsジャンボリーに行ってきました!
昨日のアバルトのイベントとは打って変わって、人がたくさん来てました。
旧車のイベントなのに私が紹介するのは新車!
私がイベントに行く目的はといえば、もちろん試乗です。
どちらかというと初代ビートルメインのイベントなので、新しいクルマにはみなさんあまり興味がなく、ゆうゆうと試乗することができました。
できればゴルフRやGTIに乗りたかったのですが、残念ながら試乗車がありませんでした。マイナーチェンジしたGTIはかっこイイですね。

ゴルフRのマイナーチェンジの目玉はDSGが7速になったことでしょう。
今回試乗したのは、出たばかりのアルテオンと、e-GOLFです。
まずはアルテオンから。
このデザインはほんとにかっこイイです。

全長4865mm×全幅1875mm×全高1435mm、ホイールベース2835mm
車重1720kg(電動パノラマスライディングルーフ装着車)、前軸重990kg、後軸重730kg
(車検証記載値、前後重量配分57.5:42.5)

タイヤはピレリP-ZERO、サイズは前後とも245/35R20 95Y
エンジンは2リッター直噴ターボで206kW(280ps)/5600-6500rpm、350Nm(35.7kgm)/1700-5600rpm

インパネは基本的にパサートと一緒です。タコメーターのレッドゾーンは6500rpm。

トランクも十分広いです(写りが悪くてゴメンナサイ)。床下にスペアタイヤはありませんでした。
試乗した印象としては、ノーマルモードでは非常に乗り心地がいいです。車体の姿勢をフラットに保ち、路面をなめるように走ります。エンジン音も静かで、ミッション(7速DSG)の変速ショックは感じられません。さすがに280psもあるので加速は十分ですが、4輪駆動のせいか、迫力ある加速というほどには感じられませんでした。
スポーツモードでは足が少し硬くなり、パワステも少しだけ重くなり、エンジン音がスポーティに変化します。GTIほど硬派ではなく、あくまでもアルテオンのより上級な車格やキャラクターにあったスポーティーさで、足も絶対的には柔らかく、エンジン音も遠くで心地よく聞こえるといったイメージです。
どちらのモードでも共通して言えるのは、とにかくクルマが軽快に感じられること。ステアリングのレスポンスもよく、とても1720kgもあるようには感じられませんでした。
お次はe-GOLF。
さすがにアルテオンと比べると、新鮮味には欠けます。

全長4265mm×全幅1800mm×全高1480mm、ホイールベース2635mm
車重1590kg、前軸重880kg、後軸重710kg(車検証記載値、前後重量配分55.3:44.7)

タイヤはブリジストンTURANZA T001、サイズは205/55R16 91Q。

当然マフラーは存在しないので、出口はありません。

ラゲッジルームは普通のゴルフと同じ。

床下も意外と物を入れるスペースがあります。
インパネも普通のゴルフと同じ。e-GOLFの美点はガソリン車のGOLFと比べて全く違和感がないこと。日産リーフだとリアシート足元の床が高く着座姿勢に違和感があったり、プリウスPHVなどはラゲッジスペースの床が結構高くなってしまっていてスペースが狭くなってしまっていたりと、通常モデルに対してなにがしかの不都合がありますが、e-GOLFにはそれが感じられないのです。

メーターはオプションのアクティブインフォディスプレイ装着車。
他のオプションとセットで17万2800円(税込)しますが、これは付けたくなってしまいますよね。
なかなか見やすくて良いです。こちらは通常のメーターの状態。

こちらはナビ表示したときの状態。これに慣れてしまうと、まったくセンターのナビは見なくなります。
EVとしてのスペックは、モーターが100kW(136ps)/3300-11750rpm。
これはミッションが存在せず、変速がないのでこんな高回転まで回るんですね。トルクは290Nm(29.5kgm)/0-3300rpmで、性能は十分です。
バッテリー容量は35.8kWhで、満充電での走行距離はカタログ値で301kmとなっています。実際の走行距離は条件にもよりますが200km+αといったところでしょうか。日産リーフは40kWhで、これから60kWhの仕様も追加されるそうなので、VWにももう少しバッテリー容量を増やしてほしいところですが、このボディサイズでラゲッジスペースも普通に確保されていることを考えると、これ以上容量を増やすのは難しいかもしれませんね。
肝心な走りのほうはというと...
e-GOLFは特にモードによるダンパーの可変機構はついていません。アルテオンの後に乗ったのですが、さすがに乗り心地はアルテオンにはかないません。絶対的には決して悪いわけではないのですが、まっすぐ走っていてもちょっと前後にピッチングの動きが出て、走り味が古くさく感じられてしまいました。また、重量配分はアルテオンよりいいのですが、重量物の搭載位置の影響でしょうか、アレテオンより前が重く感じました。アルテオンとの違いを強調してしまいましたが、基本的には乗り心地もハンドリングも通常のゴルフと変わらないと思ってもらって差し支えないと思います。
加速は0-100km/h加速9.6秒で、決して速いわけではないのですが、体感的にはアルテオンより速く感じるくらいです(ちなみにアルテオンは5.6秒)。最高速は150km/hと、日常で使うには十分なスペックです。
EVといえば回生ブレーキが売りの一つですが、e-GOLFは4段階回生の強さを変えられます。
シフトレバーをDレンジから右に倒すと回生が強くなり、左に倒すと弱くなり、下のBレンジに倒すと一番回生が強くなります。欲を言えば、パドルで変えられたらいいと思いました。
実は旧車も紹介しようと思ったのですが、凝りだすとブログアップが遅れそうなので、とりあえず試乗レポートのみにしておきます。では、また。
Posted at 2017/11/15 21:14:00 | |
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