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2012年10月30日 イイね!

スバルBRZ(6MT)試乗

86でだいぶテンションダウンしていましたが、違いを確認するために乗ってきました。

試乗車 スバルBRZ S 6MT     価格 279.3万円(税込)


●外観デザイン
サイドの面はシンプルでいいし、リアフェンダー廻りの造形が力強い感じで好きなんですが、フロントは前端に向かって絞り込んで鋭角になっていて、、いまいちリアのボリューム感とバランスが悪いように感じます。フェンダーの峰が運転席から見えるように盛り上げていますが、それがまた造形的にわざとらしく見えて残念です。

全長4240mm×全幅1770mm×全高1285mm、ホイールベース2570mm
車重1230kg、前軸重690kg:後軸重540kg(車検証記載値)


●エンジン
スペックはみなさんもよくご存知だとは思いますが、一応記しておきます。
FA20型2リッター直噴DOHCで、147kW(200ps)/7000rpm、205Nm(20.9kgm)/6400-6600rpm
ハチロクと同じエンジンとは思えないほど、こちらの方がパワーの出方が自然に感じられました。結構音が勇ましく振動もあるので、スポーツカーっぽいフィーリングで、ボクサーエンジンらしさも感じられました。
音の大きさはサウンドクリエーターの影響がどの程度かわかりませんが、ハチロクに試乗したときのようなわざとらしい音には聞こえませんでした、

●ミッション
6MTでショートストロークですが、ロードスターのような固さもなく吸い込まれるように入ります。クラッチペダルも軽いですが、私にはちょうどいい軽さだったので、運転していて楽しかったです。

●ハンドリング
電動パワーステアリングです。
直進安定性がよく、そこから切り込んでいったときの動きも自然でした。ハチロクと一部部品が違うだけでここまでフィーリングが違うものでしょうjか?

●足回り
フロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンです。
タイヤはミシュラン プライマシーHP、サイズは前後とも215/45R17 87W
ハチロクのようなストローク不足の感じがなくて、路面の凹凸もスムーズにいなして車体をフラットに保とうとする自分好みの足回りです。新型インプレッサの2リッターAWD車の乗り味に近いものを感じました。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアはディスクです。
初期の効きはあまりよくありません。クルマが軽いのでもう少し効いてもよさそうに思いました。

●静粛性
普通に考えたらエンジンの音はかなりやかましいし、ロードノイズもけっこう大きいです。長時間乗ったら疲れるかもしれませんが、試乗時は運転が楽しかったのであまり気になりませんでした。

●シート
シートは形状やウレタンの固さは同じはずですが、ハチロクよりも足回りが良いせいかへんな突き上げもないので、快適に感じました。ホールドはクッション、背もたれともに良いですが、肩まわりはもう少しゆるくてもいいかと思いました。
 


標準シート
センター:ファブリック
サイド:トリコット

Sグレードには赤いダブルステッチ(2本の縫い)が入っています。








こちらはオプションのシート
シートヒーター付
センター:アルカンターラ
サイド:本革 
73500円









リアシートはとても座れるシロモノではありません。
荷物置き場と考えたほうがいいでしょう。





●内装(インパネ)
形状はハチロクと同じですが、こちらのほうが落ち着いていて、私ぐらいの年齢にはちょうどいい感じです。GTIと同じように、ステアリング、シフトブーツ、パーキングブレーキレバーに赤いステッチが入っているのがいいです。

メーターはハチロクよりもシンプルに感じました。夜になるとオレンジ色に光ってきれいなんでしょうけど、昼間はそっけなくて「さあ走るぞ!」っていう盛り上がりに欠けますね。


●トランク
トランクスルーを利用してスペアタイヤも4本積み込めるだけの大きさがあるので、容量は不明ですが二人で乗るぶんには十分な広さじゃないでしょうか。
 トランクスルーですが、背もたれは一体で倒れるタイプ。



それにしてもベースが同じとは思えないくらい、ハチロクとは乗り味が全然ちがうクルマでした。これなら買ってもいいかなと思えました。もし買ってしばらくノーマルで乗るという方であれば、断然こちらをお勧めします。 自動車雑誌の記事もたくさん読みましたが、この違いをきちんと表現できているとは思えません。購入を検討されている方は、絶対に自分で乗って、フィーリングを確かめてから注文することをオススメします。
デビューしてから半年経ちましたが、まだ納車待ちが解消されていなくて、早くても来年の6月納車とのことでした。なんとスバルの社員はお客様への納期優先のため、BRZは買えないそうです。逆にハチロクはそういった制限はないようです。というのも、スバルから見たら、トヨタは社員も含めてお客様だからということらしいです。だからハチロクのほうが納期は早いそうですよ。
Posted at 2012/10/30 00:06:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年10月26日 イイね!

ポルシェ ボクスターS試乗

つ、ついに、人生初のポルシェ体験をしてきました!
文章が長くなりすぎてしまいました。お付き合いいただける方は、どうぞ楽しんでいってください。

試乗車 ポルシェ ボクスターS  7PDK 左ハンドル   774万円(税込)

試乗車オプション  とりあえず把握できている分だけです。
             スポーツクロノパッケージ    35.8万円       
             ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント・システム(PASM) 25.3万円
             スポーツデザインステアリングホイール  7.4万円
             アダプティブスポーツシート・プラス   57.8万円
             クライメートコントロール(左右独立温度調整フルオートエアコン) 13.5万円

試乗車価格  913.8万円

●外観デザイン
今回のボクスターはみなさんもご存知かもしれませんが、カレラGTをモチーフとしていて、前のモデルよりもシャープな感じになって、私好みになりました。写真のホイールはオプションの20インチ。

全長4374mm×全幅1801mm×全高1281mm、ホイールベース2475mm(ホームページ値)
車重1390kg (前軸重620kg:後軸重770kg車検証記載)
カタログと価格・仕様表それにホームページと、載っているスペックが全部違うというのはおかしなものです。オプションのPASMを装備すると、車高が10mm下がります。
幅はゴルフとそんなに変わりませんが、乗ると横が広く感じます。
後姿のホイールもオプションの20インチで、個人的にはこちらが好みです。
写真では見ずらいですが、エキゾーストはセンターツイン。通常のボクスターではセンターにシングル出しで、形状がオーバルになります。

リアスポイラーが標準で付いていて、速度に応じて自動的に上下します。またセンターコンソールにあるスイッチで手動でも上下できます。
空気抵抗係数Cd=0.31。

●エンジン
3.4リッター水平対向6気筒DOHC直噴エンジンをミッドシップに搭載しています。
重心を低く抑えるために、ドライサンプ方式となっています。
スペックは232kW(315ps)/6700rpm、360Nm/4500-5800rpm。
シフトダウンでブリッピングしたときの乾いた「ファン、ファ~ン」という音が最高に気持ちよく、無意味にたくさんシフトダウンしてしまいました。この音の演出は先代まではなかったそうです。911も新型はこのような音がするとのこと。
7速PDK仕様で0-100km/h加速は5秒、最高速277km/hです。試乗車にはオプションのスポーツクロノパッケージが装着されていましたが、これには「ダイナミックトランスミッションマウント」という、磁性流体により固さが変化するマウントが含まれており、その機能とミッションのシストプログラムの変更によって、タイムが4.8秒となります。GTIの6.9秒、239km/hに比べたらとんでもない速さです。
そういうわけで、メーターを見るといつのまにかとんでもないスピードが出てたりするんですが、クルマの安定感がバツグンなため、体感的にはそれほど速さを感じませんでした。

このクルマにも、最近流行の「スポーツモード」が装備されており、オプションのスポーツクロノパッケージを装備すると、「スポーツプラス」ボタンが追加されます。スポーツもしくはスポーツプラスを選択するとけっこうレスポンスが向上します。ということで、試乗時はずっとスポーツもしくはスポーツプラスにしていました。

そしてスポーツカーといえども、いまや燃費効率向上は避けて通れなくなっています。
ポルシェにも以下の機能があります。
・アイドリングストップ
・コースティング (7速PDK仕様のみ)
・エネルギー回生システム
・サーマル・マネジメントシステム

スポーツモードを選択した場合、アイドリングストップとコースティングの機能は解除されます。

それにしても、これだけすごいエンジンなのに、エンジンルームがまったくのぞけないのが残念です。

●ミッション
7速PDKで、いわゆるツインクラッチです。くやしいですが変速レスポンスはDSGよりも上ですね。さすがポルシェです。パドルシフトが合金製で、感触がたまらなくいいです。
オプションのスポーツクロノパッケージを装着すると、「レーシング・シフトプログラム」と「ローンチコントロール」の機能が付加されます。そしてエンジンの項で記したように、スポーツモードに「スポーツプラス」ボタンが追加され、これを選択すると変速レスポンスもさらにシャープになりますが、変速ショックがちょっと大きめになります。

●ハンドリング
パワステは電動式で可変ギアレシオです。レスポンスはよかったですが、そんなに俊敏という感じは受けませんでした。S2000のほうがハンドリングはシャープかも。でもさすがにGTIよりはいいです。可変ステアリングのいやらしさは感じられず、切り込んでいっても素直にイメージどおり曲がってくれます。操舵力はGTIより重め。

●足回り
足回りは4輪ストラットです。
タイヤはピレリーP ZERO、サイズはF:235/35R19 88Y、R:265/30R19 95Yです。
乗っているあいだは結構乗り心地がいいかもって思っていたのですが、帰りにGTIに乗り換えたら、GTIのほうが乗り心地がよかったので、やはりボクスターはスポーツカーなんだと実感しました。
意外とどっしりと落ち着いて、感覚的にもトレッドが広いように感じて、飛ばしてもまったく不安感はありませんでした。
ボディの剛性感もまったく問題がなかったです。ドアの閉まるときの音も重厚です。
可変ダンパー(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネジメントシステム:PASM)がついていましたが、緊張していたためか、正直切り替えても違いはわかりませんでした。

●ブレーキ
前後ともクルスドリルベンチレーテッドディスクで、対向4ピストンのアルミ製モノブロックキャリパーです。ボクスターSはキャリパーが赤く塗られています。 オプションでセラミックブレーキを選択することも可能です。
強めのブレーキを試すのを忘れましたが、特に違和感もなく効きます。
パーキングブレーキは電動式で、発進時にアクセルを踏むとちょっとギクシャク感があります。ディーラーの人も言っていましたが、手動でレバーを操作するのがベターです。

●静粛性
オープンで走っていたので、正直わかりませんでした。

●シート
けっこうタイトなシートです。おそらく、オプションの「アダプティブスポーツシート・プラス」だったと思われます。クッションはサイドの張り出しはGTIよりも低めですが、シート自体の幅が狭いのでホールドよく感じます。また背もたれのサイドサポートは調整もできますが、ゆるくしてもGTIよりタイトな感じでした。


●内装(インパネ)
試乗車は写真と同じ左ハンドルでした。内装のデザインはシフトのあたり、センターコンソールがインパネに向かって斜めに上がっているところなんかはかっこいいんですけど、空調の吹出し口のデザインがちょっと安っぽいですかね。ドアの内張りなんかも、一部に革を張ってありますが、オプションの革張りを追加しないとちょっと700万円もするクルマには見えないですよね。合成皮革でもプジョ-RCZのようにインパネやドアトリムにステッチが入っていると、手作り感があって高級な感じが出ていいと思うんですけどね。
ところで、ボクスターは軽量化のために結構装備を簡素化しています。
たとえばエアコンがマニュアルであったり、シートの前後調整・高さ調整が電動でないといった、この価格のクルマでは考えられないような装備内容になっています。ただし、快適に乗りたい方はオプションでいろいろと付けることは可能です。その分価格は上がり、重量も増えますが。でもなぜかナビは標準なんですよね。
ステアリングはオプションの「スポーツデザインステアリングホイール」(写真のもの)が装備されていて、これがまたかっこよかったです。


メーターはスピードメーターの刻みがすごい! 1目盛りが10km/hなので、数字書かれているのが50km/hの次がもう100km/h。でもこのぐらいのスピードはあっという間に出ます。体感すると納得です。ボクスターSはタコメーターの文字盤がアルミニウムカラーとなっています。一番右は4.6インチのカラーインフォメーションディスプレイです。


●幌
電動式で、開閉時間はわずか9秒。時速50km以下であれば操作が可能です。

●ラゲッジスペース
フロントに150リッター、、リアに130リッターのトランクがあるので、結構な量が積めます。ゴルフクラブは積めませんが、二人で小旅行に行くぐらいなら問題ないんじゃないでしょうか。
リアトランクは幌を開けた状態でも容量が変わりません。




  前トランク










 後トランク





なかなかディーラーに入るのは勇気がいりましたが、気さくな対応をしていただき、初体験を楽しませていただきました。逆にこんなに高いクルマなのに、売り方が国産ディーラーとそんなに変わらないのが意外でした。
ボクスターはいいクルマです。911の試乗車がたまたまなく、乗り比べることはできませんでしたが、ボクスターでも自分を十分満足させられると思いました。しかしさすがにこれ1台では家族持ちは事足りないので、セカンドカーとして買うのか、もしくは子育てが終わってから買うのか、といったところでしょうか。いつの日か所有してみて、その真価を自分で確かめてみたいものです (いかにも買えそうに書いていますが、実際はとてもそういうご身分ではありません)。
もし私が買うとしたら悩ましいのが、右ハンドルにするか、左ハンドルにするかという問題です。やはり普段使いのよさからいったら断然右ハンドルだと思うんですが、7:3の割合で、7割の方が左ハンドルを選ばれるとディ-ラーの方は言っていました。また、左ハンドルのほうがリセールバリューもいいそうです。いったい買われている方は、どのような判断で選ばれているんでしょうか。
それにしても試乗記を書くにあたって、ポルシェって有名なのに、ポルシェについてまったく知らないってことを痛感させられました。いろいろな機能の名称であるとか、オプションにどんなものがあるのかなど、頭に入れるのにけっこう時間がかかりました。ポルシェを買えるような方々は、セミオーダーのような感覚で、時間をかけて自分好みの仕様を考えるのが楽しいのかなぁ、なんて思ったりしました。
Posted at 2012/10/26 22:56:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年10月22日 イイね!

BMW116iスタイル試乗

今さらですが、以前乗った120iとどのくらいパワーが違うか体感してみたいと思い、試乗してみました。

試乗車 116i Style   価格318万円  

●外観デザイン
だいぶ見慣れてきたせいか、特に感動するものはありませんでした。ホイールが16インチだとちょっとさみしいですね。 スタイルではグリルの縦ラインがホワイトで、バンパーが専用デザインとないります。ホワイトのドアミラーはオプションです。


全長4335mm×全幅1765mm×全高1440mm、ホイールベース2690mm
1430kg、前軸重740kg、後軸重690kg(車検証記載値)

横から見ると面がもうちょっと面がすっきりしているといいかなと思います。


●エンジン
N13B16A 1.6リッター直列4気筒直噴ツインスクロールターボで、
スペックは100kW(136ps)/4400-6450rpm、220Nm(22.4kgm)/1350-4300rpmです。
120iに比べるとパンチがないですね。GTIに慣れてしまった私にはちょっともの足りないですかね。
ドライビング・パフォーマンス・コントロールで「SPORT」に切り替えてみましたが、120iのときのように変化が感じられなかったです。

●ミッション
8速ATで、他のモデル同様変速ショックもなくスムーズで、駆動のダイレクト感があります。

●ハンドリング
3シリーズと同じラック軸並行式の電動パワステです。320dのところでも書きましたが、このクルマは切ってから車体が反応するまでのタイムラグが3シリーズに比べると大きいです。120iに試乗したときは、結構わだちにとられるのが気になりましたが、タイヤの違いのためか、このクルマでは気になりませんでした。

●足回り
フロントがダブル・ジョイント・スプリング・ストラット、リアが5リンクです。
ブリジストンTURANZA ER300ランフラット、サイズは205/55R16 91W です。
乗り心地はいいです。これでも特別不満というわけではありませんが、個人的にはもう少し固めてスポーティーにしてもいいんじゃないかと思いました。

●ブレーキ
フロント、リアともにベンチレーテッドディスクです。
ブレーキエネルギー回生システムがついていますが、特に違和感はありませんでした。

●静粛性
静かです。不満はありませんでした。

●シート
フロントシートの操作はすべて手動式。BMWはポジションを細かくいじれるのがいいんですが、手動だとかなり操作が面倒です。私が買うとしたら、オプションの電動スポーツシートを選ぶか、標準で電動シートがついている120iにするでしょう。
 VWと比べていいと思うのは、リクライニングがレバー式というところです。
座り心地は、クッションのサイドサポートが甘く感じます。背もたれのサポート性はそれほど気になりませんでした。またクッションの厚みが薄く感じますが、足回りのよさにも助けられて、あまり気にはなりませんでしたが、長時間乗ったらどうなんでしょうか?
 それにしても私はこの布地の色使いやデザインが好きになれません。320dのブログでも書きましたが、BMWのデザインセンスに疑問を感じます。

リアシートは走った状態では確認できませんでしたが、形状が平板でフィット感がイマイチなのと、足元空間は我慢できるレベルになりましたが、頭上空間がゴルフと比べると狭く、圧迫感があります。


●内装(インパネ)
X1と比べると世代が新しいので、こちらの方が質感が上がっているように感じます。どちらかというと3シリーズに近くて、こちらのほうが好みです。
スタイルはダッシュボードやセンターコンソール、ドアハンドル部にホワイトの加飾パネルがつけられています。
写真のディスプレイ(6.5インチ)とiDriveコントローラーは標準ですが、これはオーディオを操作したり、クルマの情報を表示するためのもので、ナビはオプションです。
オプションのナビをつけると、ディスプレイが8.8インチの大型のものになります。 
メーターは自発光式ではなく、昼間は白の文字盤で、夜間ライトをつけるとオレンジ色になります。


試乗時気になったのはハンドルのデザインです。
センター部分が盛り上がっているため、メーター中央下部にある、インフォメーションディスプレイが非常に見にくいのです。
 









●ラゲッジスペース
容量は360リッターとゴルフとほとんど変わらないレベルで、これで不足するということは無いでしょう。シートバックは6:4の分割可倒式。オプションで4:2:4分割も選べます。BMWのお約束どおり、バッテリーは中央床下に搭載しています。



個人的な好みでいえば、もう少しスポーティーな足の味付けのほうが良いと思いますが、この116iでも上級の車種と変わらない乗り味で、値段が安いからといって決してBMWらしさが失われているということはありません。むしろ、この値段でエンジンは最新の技術がてんこ盛りで、ミッションは8ATで、ブレーキは前後ベンチレーテッドディスクでと、お買い得度でいったら一番じゃないでしょうか。
私が買うとしたら悩んじゃいますね。価格設定が微妙で、116iだと値段はいいけどパワー的に物足りないし、かといって120iだと価格が上がりすぎてゴルフGTIとそんなに変わらない価格となって、MスポにしたりGTI並みの装備をつけたらけっこういい値段になっちゃいますからね。120iがもう30万円くらい安いといいと思うんですけどね。
Posted at 2012/10/22 01:28:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | 日記
2012年10月17日 イイね!

BMW640iグランクーペ試乗

たまたま試乗車があったので、試乗させてもらいました。


試乗車 BMW640iグランクーペ   価格986万円(税込)

試乗車オプション 電動ガラスサンルーフ       18.5万円
            コンフォート・パッケージ       47万円

試乗車価格  1051.5万円


●外観デザイン
全長が5mでフロントノーズが長く、屋根も低いので、非常に伸びやかに見えます。ごちゃごちゃしたラインもなく、顔つきも1,3,5シリーズに比べるとすっきりしていて一番好感が持てます。


全長5010mm×全幅1895mm×全高1390mm、ホイールベース2970mm
車重1880kg、前軸重980kg、後軸重900kg(車検証記載値、サンルーフ装着車)
このモデルはさすがに50:50にはなっていないです。

写真では伝わりにくいですが、3シリーズ同様リアフェンダーのボリューム感は実車で見るといいですね。

エキゾーストパイプは写真では角型ですが、これは650iのもの。640iは円形。


●エンジン
N55B30A型直列6気筒DOHC直噴ツインスクロールターボで、
スペックは235kW(320ps)/5800rpm、450Nm(45.9kgm)/1300-4500rpm。
現代のクルマらしくアイドリングストップ付。
うまく言葉で表現できませんが、さすがに直6らしい音で、重厚感があります。3シリーズの直4系は音を聞かせない方向ですが、こちらはよくエンジン音が聞えます。いい音なのでうるさくは感じません。回り方もスムーズです。
0-100km/h加速は5.4秒と速いはずですが、クルマが重いせいか、足回りがよかったのか、体感的にはそんなに速くは感じませんでした。
 
●ミッション
8速スポーツATで、パドルシフト付です。他のモデル同様変速スピードも早く、ダイレクト感があります。ただし3シリーズもそうですが、「スポーツ」となってなにが違うのか、体感的にはよくわかりませんでした。

●ハンドリング
一番気に入らなかったのがハンドリングです。
「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」なるものが標準でついています。
これは簡単にいうと4輪操舵ですが、さらにフロントには可変ステア制御が入っているというものです。
軽快感のある特性にしようとしたのかもしれませんが、はっきり言って「キレすぎ」です。非常に違和感のある感覚で、自分にはあいませんでした。 出来ればオプション扱いにしてもらって、その分車両価格を安くしてもらったほうがいいですね。

●足回り
フロントはダブルウィッシュボーン、リアはインテグラルアーム式。
タイヤはダンロップSP SPORT MAXX GTランフラット、サイズは前後とも 245/45R18 96Y。
少し固めでそんなにガチガチではく、乗り心地は犠牲になっていません。Mスポーツに近いイメージです。

●ブレーキ
ブレーキは前後ともベンチレーテッドディスクです。
ブレーキエネルギ回生付ですが、特に違和感なく効きます。
パーキングブレーキはこのクラスですので、もちろん電動式です。

●静粛性
さすがに静かです。サッシュレスドアのネガは感じられませんでした。

●シート
フロントは電動の本革シートで、運転席・助手席共に電動ランバーサポート・メモリー機能付。革はダコタ・レザーです。
オプションは以下の2点がついていました。
 フロント・アクティブ・シート  ・・・ クッションの前端が前後に動いて長さを調節できる。
 フロント・コンフォート・シート ・・・ サイサポート調整及び背もたれが中折れし、角度と幅を調節
                       できる。ヘッドレストの前後調整も加わります。

ハンドリングに次いで気に入らなかったのがシートです。
まずサイズが大柄で合わないです。また革がすべって体が動いてしまうのです。
背もたれを調節して中折れさせたら多少よくなりましたが、体の支え方も含めて、シートだけでイヤになりました。個人的には革もいらないし、中折れもいらないのでもっとシンプルにつくったほうがいいんじゃない?と思ってしまいました。

リアシートは座り心地がよく、足元は広いですが、やはりデザイン重視のため、頭上に圧迫感があります。

●内装(インパネ)
;写真が左ハンドルですみません。
さすがにこのクラスになると、基本的なデザインは下位のモデルとそんなに変わらないけれども、使っている素材で高級さを醸し出しています。インパネやドアトリムにステッチが入れられていたり、ポプラウッドをパネルに用いたりと値段なりのものを感じて「これはイイ!」と思いました。


メーターは「ブラック・パネル・テクノロジー・採用メーター・パネル」と呼ばれるもので、他のモデルと違い、名前の通りパネルが微妙なつや消しブラックでここでも高級感を醸し出しています。他のモデルも同様か確認し忘れましたが、昼間と夜間で照明の色が変わります。


 昼間のメーター照明






 夜間のメーター照明




●トランク
容量は460リッターと、クルマの大きさを考えると小さいですが、見た感じでは十分な大きさだと思いました。 リアシートが6:4の分割可倒で、長ものも積めます。
 BMWのお約束でトランク床下にバッテリーあり。



外観はかっこいいし、内装も、エンジンも値段なりの高級感でよかったのですが、いかんせんハンドリングとシートが自分には合いませんでした。これなら前に乗った523iのMスポで十分だと思いました。グランクーペももうちょっと装備を簡略化してデザインだけでも楽しめる価格のモデルを出してもいいじゃないかと思いました。BMWもあんまり数を売る気もないから、グレードを限定して、顧客を絞っているのかもしれませんけど。
Posted at 2012/10/17 00:24:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年10月13日 イイね!

BMW320d Mスポーツ試乗

ついに輸入車のクリーンディーゼルもがんばれば手の届きそうな価格帯になってきました。
320dは3シリーズの本命ではないかとひそかに考えていたので、期待して乗ってみました。
また、新型3シリーズのMスポは初めてなので、同時に乗り味が確かめられて良かったです。

試乗車 BMW320d BluePeformance M sport     価格514万円(税込)


●外観デザイン
Mスポとういことで、フロント・リアのバンパー、サイドシルの形状変更、18インチ前後異サイズのホイール・タイヤに変更されています。
写真はMスポーツ専用カラーで、エストリル・ブルーという色です。
 

全長4625mm×全幅1800mm×全高1430mm、ホイールベース2810mm
車重1550kg、前軸重780kg、後軸重770kg(車検証記載値)

●エンジン
N47D20C型2リッター直列4気筒DOHCコモンレール直噴ディーゼルターボで、
スペックは135kW(184ps)/4000rpm、380Nm(38.7kgm)/1750-2750rpm。
圧縮比が16.5とマツダのSKYACTIV-Dの14ほどではないですが、昔のディーゼルに比べるとかなり低圧縮です。
結論からいうと、期待していたほどではなかったです。パワーはガソリンと変わらないですが、トルクが380Nmということで、爆発的な加速を期待していたのですが、思っていたほどではなかったです。同時にX1の2リッターガソリン仕様と乗り比べてみましたが、確かにガソリンよりも力強さは感じられたけれども、ディーゼル特有の音、振動、回転フィールのがさつさが意外と強く感じられて、「これだったら多少力強さは減ってもガソリン仕様のほうがいいかも」と思いました。
あとでスペック表を見て気がついたのですが、ファイナル(最終減速比)がガソリンの3.154に対して2.813とだいぶ落とされているので、劇的な速さを感じなかったのはそのせいもあるのかもしれません。

●ミッション
8速スポーツATです。Mスポだとドライビング・パフォーマンス・コントロールに「SPORT+」モードが追加されます。 モードを変えると多少吹け上がりがよくなって、加速もよくなりますが、120iに乗ったときほど劇的に変わる感じはありませんでした。

●ハンドリング
電動パワーステアリングです。ZF-LS社製の「ラック軸平行式」と呼ばれるもので、VWゴルフは同じZF-LS社製でも「デュアルピニオン式」と呼ばれるもので、しくみが違います。BMWのパワステは切ってから車体が反応するまでにタイムラグがあり、あまり好きではありません。また個体差なのかもしれませんが、そのタイムラグが車種によって異なります。320dは少ないほうです。
タイヤの違いもあるとは思いますが、切り込んでいったときのクルマ動きはノーマルとそんなに変わらないですが、切りはじめと荷重が乗りきったところでノーマルでは「グニャ」っと感じるところが「カチッ」っとなって、より私の好みに近くなっていました。
最小回転半径は5.4mと、ガソリン車よりも0.1m大きくなっています。

●足回り
フロントがダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式、リアが5リンクです。
タイヤは銘柄を見るのを忘れました。サイズはフロント225/45R18 91Y、リア245/40R18 95Y。
私は維持費を考えると前後異サイズというのは好きではありません。このぐらいの価格のクルマを買う人は気にしないかもしれませんが。
乗り味はハンドリング同様ノーマルよりもカッチリしていますが、乗り心地は犠牲になっていません。ただし、ノーマルのゆったりとしていてラグジュアリーな乗り味はなくなっていますね。自分が買うとしたら迷うところです。

●ブレーキ
フロント、リアともにベンチレーテッドディスクです。
特に違和感もなく効きます。BMW特有の4輪が同時に効いて車体が沈む感覚はこのクルマでも同じです。
いまどきこの価格帯でパーキングブレーキが電動式でないというのは残念です。ゴルフですらⅦで電動になるんですから、マイナーチェンジではぜひ装備してほしいですね。

●静粛性
やはりエンジンがけっこううるさく感じます。ガソリンエンジンのほうが静かでいいですね。

●シート
フロントは形状がスポーツシートとなっており、サイドの張り出しが大きくなっています。といっても、GTIのようなきつさはなく、適度な快適性とホールド性を両立させています。
それにしてもこのシートクロスの柄はどうにかならないんでしょうか。ドアトリムも同じで蜂の巣状になっているんですが、デザインセンスを疑いたくなります。GTIのタータンチェックのほうがよっぽどセンス良く見えます。
 
リアシートは足元空間はE90より広くなっていますが、頭上まわりの空間はデザインや空力を重視したせいかE90のほうが圧迫感がなくていいと思いました。

●内装(インパネ)
右ハンドルの写真じゃなくてすみません。
インパネは他の3シリーズと変わりません。ステアリングがMスポ専用になり、パドルシフトが付きます。パドルシフトはVWみたいな見た目が安っぽいものではなくアルミ?で、操作しやすい大きさです。 

●トランク
他のモデルと変わらず480リッターで、足で開けられるトランク・リッド・スマート・オープナー付です。

●気になる装備
・イノベーション・パッケージ   36万円
  私の好きな追従機能付クルーズコントロール(アクティブ・クルーズコントロール)が付きます。
  衝突被害軽減自動ブレーキ機能はありません。
  それにしても高いです。



エンジンのところでも書きましたが、最新のコモンレールディーゼルということで期待して乗りましたが、ガソリンと比べると音、振動、回転フィールがまだ自分の許容範囲外でした。これは個人的な好みの問題だと思いますので、これが許せる人には、ガソリンよりも力強さはあるので良い選択ではないでしょうか。
Mスポの足回りについては、ノーマルよりもこちらの方が好みです。でもGTIのほうが固く、スポーティーに感じられます。GTIから買い換えてまで欲しくなるほどではありませんでした。
残るはActiveHybrid 3。機会があれば乗ってみたいですね。
Posted at 2012/10/13 08:02:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

プロフィール

「motoGPホルヘ・ロレンソ選手の引退はショック!」
何シテル?   11/16 08:45
VWのダウンサイジング直噴過給エンジンTSIとツインクラッチミッションDSGの技術に興味を持ち、2008年2月にVWゴルフトゥーランに試乗してその走り...
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Brake assist setting 
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2017/06/17 01:11:00
フロントロアアームのブッシュ交換 
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センターコンソールパネルの外し方 
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