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フォレタのブログ一覧

2013年09月21日 イイね!

スバルXV、XVハイブリッド試乗

コマーシャルでオレンジのイメージカラーが妙に焼きついていて、乗ってみたいと思っていながら1年以上経ってしまったXV。ハイブリッドが追加されたのを期に、試乗してきました。


試乗車 XV 2・0i-L Eyesight (AWD、CVT)     価格246.75万円
      XVハイブリッド 2.0i-L (AWD、CVT)     価格267.75万円


●外観デザイン
XVはコマーシャルカラーのオレンジがいいですね。
バンパーが違うだけでもだいぶ印象が変わりますね。インプレッサよりもこちらのほうがシンプルな造形でいいです。また定番アイテムではありますが、アクセントの黒いフェンダーアーチやルーフレールによってノーマルとは違った個性が与えられているのもいいですね。

全長4450mm×全幅1780mm×全高1550mm、ホイールベース2640mm
車重1400kg、前軸重860kg、後軸重540kg (車検証記載値)

XVハイブリッドは基本のデザインは同じで、ヘッドライトやテールランプにブルーのアクセントがあり、さらにカッコよく見えます。試乗車は白だったので、ブルーのアクセントが際立って見えました。アルミホイールはXVハイブリッド専用デザイン。

全長4450mm×全幅1780mm×全高1550mm、ホイールベース2640mm
車重1600kg、前軸重940kg、後軸重660kg (車検証記載値)
車重がカタログ値と全然違うのは、私が車検証を見間違えたのでしょうか?ナゾです。

●エンジン
XV:2リッター水平対向4気筒DOHC
   110kW(150ps)/6200rpm、196Nm(20.0kgm)/4200rpm
   アイドリングストップ機能あり。
   パワーの出方がアクセルの踏み加減に対して自然なので、乗っていて気持ちいいです。
   余裕というほどではないですが、十分なパワーがあり、不足を感じることはありませんでした。
   インテリジェントモードだとやはり少しもっさりした感じになるので、Sモードでの走行が
   オススメです。
XVハイブリッド:2リッター水平対向4気筒DOHC+モーター(10kW)
   エンジンスペックはガソリン車と同じ。
   モーターアシストはあくまで燃費のためのものだそうで、乗った感じも通常のXVよりパワーが
   あるとは感じませんでした。残念だったのはCVTの特性も合わさって、アクセルに対して
   リニアにパワーがついてこなくて、モワーっとした感触でした。昔の出来の悪いCVT車に乗っ
   ているようでした。インテリジェントモードからSモードに変えてもそれは変わりませんでした。
   燃費はいいのでしょうが、とても自分で操っているという感覚にはなれないクルマです。

●ミッション
XV、XVハイブリッドともに6速マニュアルモード(パドルシフト)付CVTです。
XV:マニュアル操作時の反応はフォレスター同様すばやくてとても好感を持ちました。
XVハイブリッド:エンジンの項でも書きましたが、なぜかこのハイブリッドのCVTだけDレンジ
   走行でもっさりしていて、またマニュアルモードの変速も遅くもっさりした感触でまったく印象が
   違います。

●ハンドリング
XV、XVハイブリッドともに電動パワステです。チルト&テレスコピック調整付で最小回転半径は5.3m。
XV:インプレッサ2リッターAWDモデルを試乗したときに感じたよいイメージそのままでした。
   センター付近の遊びが適度で、切ってからも路面の感触をきちんと感じとりながらイメージした
   とおりの感覚で曲がってくれる素直な感触です。
XVハイブリッド:電動パワステに違和感がありました。切手から曲がり始めるまでに妙な壁のよう
   なものを感じるのですが、ある一定以上切ると急に舵が効いて、そこからイメージよりも切れ
   すぎる感覚があり、なにか不自然です。遊びが大きくて直進安定性も悪いですし、煮詰め不足
   に感じました。これがもし個体差だとしたら、それはそれでおかしいですよね。

●足回り
XV、XVハイブリッドともにフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンです。
足周りの感触は両車とも変わらないです。フラットというほどではないですが、路面からの突き上げもやわらかくいなしてくれるし、カーブでもさほどロールせず、いい感触でした。車高が適度なので、フォレスターよりもこちらの方が足を柔らかくしてあるのか、ゴツゴツ感はありませんでした。

●ブレーキ
フロントはベンチレーテッドディスク(2ポッド)、リアはディスクです。
両車ともに強いブレーキングを試したわけではありませんが、特別不満に思うことはありませんでした。
パーキングブレーキはハンドブレーキで革巻ではありません。
今だったら電動式が欲しいですね。

●静粛性
ごく普通です。静かでもないし、かといってうるさいというほどでもありません。

●シート
XV:運転席のみ電動で、少しバネ感はありますが底づき感はなく大きさも適度で、フォレスター同様   ホールド性はないものの体がすべることもなく、特に不満はありませんでした。

XVハイブリッド:運転席・助手席ともに電動です。シートは布地のデザイン以外特に形状やウレタン
   の特性をXVから変えていないと思うのですが、妙に背もたれの中央部分にバネ感があって、
   形状も体にフィットせずイマイチでした。

リアシートも形状はXV、XVハイブリッドともに同じで、布地が違うだけです。
ちょっとクッションの形状が平板で体の安定が悪いので、長距離を乗ると疲れそうな感じがしました。底づき感はありませんでした。


●内装(インパネ)
XV、XVハイブリッドともに共通のインパネでインプレッサと同じです。
質感ではさすがにゴルフ並みとまではいきませんが、ドイツ車っぽい事務的なデザインで、面白みはないかもしれませんが、シンプルで飽きのこない感じがあります。
スバルにはエンジン特性を変えられる”SIドライブ”がついていますが、XVはスイッチがセンターコンソールにあるのに対し、XVハイブリッドはステアリングにスイッチがあるという、不思議な違いがあります。やはりスイッチはステアリングにあったほうが扱いやすいと思うので、統一してほしいですね。

XVはフォレスターと同様デザインがシンプルすぎて寂しい感じでした。

XVハイブリッドのメーターはちょっと華やかで気に入りました。


●安全・快適装備
XVのほうにはアイサイトが装備されていました。機能は前回紹介したフォレスターと同じですので、文章を転載します。
今後はステレオカメラだけでなく、ミリ波レーダーを使ってブラインドスポットモニター機能をつけていただけることを期待しています。
・プリクラッシュブレーキ
いわゆる”ぶつからないクルマ”ですね。30km/h以下で走行中にステレオカメラが障害物を検知すると警報を発し、ぶつかりそうだと判断すると自動でブレーキをかけ、衝突を回避または衝突時の被害を軽減する機能です。
・全車速追従機能付クルーズコントロール
いわゆる”ついていくクルマ”です。0~100km/hの範囲で前車に追従していきますが、フォレスターは電動パーキングブレーキではないため、0km/hまで減速したあと、信号待ちではブレーキを踏まなければなりません。日本車が残念なのは全車速とうたっていながら100km/hまでしか使えないことです。輸入車だったら制限がなくてさらに便利だと思います。
・AT誤発進抑制制御
前方に障害物を検知している状態で、アクセルを強く踏み込んで誤発進と判断した場合、警報音と警告表示でドライバーに知らせるとともに、エンジン出力を抑制する制御です。
・警報&お知らせ機能
車線逸脱をしたり前車の発進に気付かず停止したままの場合に、警報音と警告表示でドライバーに知らせる機能。車線逸脱に関しては普通にカーブを曲がっているときでも鳴ってしまうのはご愛嬌です。

●ラゲッジスペース
容量はXVが380リッター、XVハイブリッドが344リッターです。ハイブリッドは床下にニッケル水素バッテリー(容量5.5Ah)を搭載しています。
・XV
容量的には十分です。ボードの下にも小物入れが備わります。
残念ながら、自分の好きなアームレストスルーはありません。

・XVハイブリッド
XVと見比べると、ちょっとだけ床が嵩上げされているのが分かりますね。
床下には、ニッケル水素バッテリーがあります。




XVはインプレッサ2.0AWDを試乗したときと同じ、いい感触を味わう事ができました。車高が高くなっているにも関わらず、走りが犠牲になっていません。インプレッサに比べ、こちらのほうが乗り降りがしやすいので、私が買うとしたらXVを選ぶと思います。しかも色はオレンジ!
XVハイブリッドにはがっかりでした。ダイレクト感のない出力特性やおかしなハンドリング性能など、スバルハイブリッドの第1号車ということもあり、ハイブリッド車作りに慣れていないのと、煮詰め不足ではないかとの印象を受けました。私だったらハブリッドではないXVのほうを選ぶでしょう。
私が気に入らなかったXVハイブリッドはけっこう売れているようで、いま注文しても来年の1月納車とのことでした。
私は燃費を気にしてハイブリッドにするよりも、多少燃費を犠牲にしても楽しいほうがいいという考えの持ち主です。ハイブリッドはリッター20km/h、XVは15.8km/h。この程度の差であれば、XVを選んでもいいのではないかと思うんです。これからクルマを買う方が、あまり燃費やハイブリッドという言葉に踊らされずに楽しいクルマ選びをされるといいのに、と思った次第です。
Posted at 2013/09/21 00:21:43 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年09月14日 イイね!

スバル新型フォレスター試乗

デビューからすでに1年近く経過してしまいましたが、やっと乗りに行ってまいりました。
私が乗っていたフォレスターとはもはや別物のクルマですが、それでも新型は気になるものです。


試乗車 フォレスターXT 2.0XT Eyesight ルーフレール付  価格298.935万円(税込) 

装着オプション:プレミアムセレクション  15.75万円

試乗車価格 314.685万円


●外観デザイン
ノーマルはまだ我慢できますが、このターボ仕様の顔は好きではありません。LEDポジションランプのせいで、口を指で広げて「いーっ」ってやっているような顔に私には見えます。もうちょっとすっきりした顔にできないものでしょうか。リアはテールランプの形や全体的に先代に近い印象です。空気抵抗係数Cd値0.33と、この大柄なボディにしてはいいですね。

全長4595mm×全高1795mm×1695mm、ホイールベース2640mm
車重1600kg、前軸重940kg、後軸重660kg (車検証記載値)


●エンジン
2リッター水平対向4気筒DOHC直噴ターボ
スペックは206kW(280ps)/5700rpm、350Nm(35.7kgm)/2000-5600rpm
インテリジェントモードではもっさりしていて気持ちよくありません。S#にしてちょうどいい感じに思えました。それでも3000rpm近くにならないとパワーが盛り上がってこない。レガシィでも指摘しましたが、もっと低回転からトルクを出したほうがいいと思います。4000rpmくらいまでしか回していませんが、そこから先の回転でパワーがあったとしても、街中ではそこまで回すことはないので意味がないと思います。パワースペックでははるかに劣るGTIのほうが1500rpmくらいからターボのトルクが立ち上がって、3000rpmも回せば十分に速く感じます。

●ミッション
8速マニュアルモード付CVTです。シフトノブは本革巻。パドルシフトは加速・減速ともに変速がすばやく、DSGに慣れた私でも十分満足できました。

●ハンドリング
本革巻電動パワーステアリングで、チルト&テレスコピック機能付。センターの遊びが少し多いですが、切り足していったときのフィーリングは自然で、それほど不満に思うことはありませんでした。

●足回り
フロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンです。
タイヤはブリジストンDUELER H/L、サイズは225/55R18 98Hです。
車高が高いために足を固めてあるのか少しゴツゴツ感がありましたが、乗り心地はいいほうだと思います。残念なのは、リアの足回りが動いてしまっているのを感じたことです。サブフレームと骨格をつないでいるブッシュが柔らかいのでしょうか。

●ブレーキ
フロントがベンチレーテッドディスク、リアはディスクです。
重量のせいか、効きが弱いように感じました。
パーキングブレーキはハンド式で革巻ではありません。

●静粛性
劇的に静かというわけでもなく、ごく普通だと思います。

●シート
ホールド性はほとんどないですが、試乗中体が移動してしまうようなこともなく、背もたれは背中の形状にも沿っているし、クッションの長さも適度で底づき感もなく、クルマの性格を考えればサイズもゆったりしていていいのではないでしょうか。頭上空間は自分の頭の上20cmくらいありました。ここまで高くなくてもいいと思います。

リアシートを試す時間がありませんでした。以前新宿のショールームで乗り込んでみたおぼろげな印象では、足元は広く、背もたれも昔の私のフォレスターのようにセンターに寄せられる変な着座姿勢を強いられるような違和感もなく、自然に快適に座れた感じです。
フォレスターの伝統で、リクライニング機能がついています。


●内装(インパネ)
インパネ上部とステアリングはインプレッサ、XVと共通ですが、ドアの内張りはフォレスター独自の形状です。ちょっとドイツ車っぽい事務的な内装ですが、スイッチが少なくシンプルで、使い勝手はいいと思いました。

メーターはちょっと素っ気なかったです。


●安全装備
試乗車にはアイサイトが装着されていました。何度使用しても前車に追従していくのはラクチンでいいなと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、アイサイトはステレオカメラのみで以下4つの機能を持っています。これからはブラインドスポットモニターなど、レーダー・センサーが必要な機能も取り入れて欲しいと思います。
・プリクラッシュブレーキ
いわゆる”ぶつからないクルマ”ですね。30km/h以下で走行中にステレオカメラが障害物を検知すると警報を発し、ぶつかりそうだと判断すると自動でブレーキをかけ、衝突を回避または衝突時の被害を軽減する機能です。
・全車速追従機能付クルーズコントロール
いわゆる”ついていくクルマ”です。0~100km/hの範囲で前車に追従していきますが、フォレスターは電動パーキングブレーキではないため、0km/hまで減速したあと、信号待ちではブレーキを踏まなければなりません。日本車が残念なのは全車速とうたっていながら100km/hまでしか使えないことです。輸入車だったら制限がなくてさらに便利だと思います。
・AT誤発進抑制制御
前方に障害物を検知している状態で、アクセルを強く踏み込んで誤発進と判断した場合、警報音と警告表示でドライバーに知らせるとともに、エンジン出力を抑制する制御です。
・警報&お知らせ機能
車線逸脱をしたり前車の発進に気付かず停止したままの場合に、警報音と警告表示でドライバーに知らせる機能。車線逸脱に関しては普通にカーブを曲がっているときでも鳴ってしまうのはご愛嬌です。

●ラゲッジスペース
容量は505L、テールゲートは電動の仕様があり、便利なことに止める高さを設定できる機能があります。これはうちのかみさんみたいな小柄な女性にはとても便利です。電動にすると容量は451Lと小さくなります。

床下にはスペアタイヤあり。
残念ながら私のこだわりである、アームレストスルー機能はありません。
シートの背もたれをリモートで倒す機能あり。


●気になる装備
大型サンルーフ  10.5万円
フォレスターは初代から大型のガラスサンルーフを採用しています。特に新型は頭上空間に余裕があるので、サンルーフをつけても頭上が窮屈になることはないでしょう。



残念ながら私の心には響かないクルマでした。室内は広いし、それほど悪いクルマではないのですが、シートは大柄だしルーフが高くてムダに空間があるような気がして、いかにも身長が180cm以上あるようなアメリカ人を意識した作りだなと思いました。また車高の高さのせいかボディが大柄に感じて、クルマとの一体感が薄い気がしました。あと10cm車高が低ければいいと思いますが、XVともキャラがかぶってしまうのであえてこの高さにしたのかもしれません。リアの足回りが動いてしまっているのも残念でした。
とはいっても、こういうクルマにそこまでの走りを求める方も稀でしょう。私には合いませんが、SUVはこういう作りでいいのかも知れませんね。気に入った方にはオススメできるくらいの作りではありました。
Posted at 2013/09/14 09:29:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年09月08日 イイね!

エルグランド (レンタカー)に乗りました。

新車を期待されていた方、ごめんなさい。
今回は旅行で使用したエルグランドのインプレを、昨年借りたヴェルファイアと比較しながら
行いたいと思います。
現行型は荷物が載らないので、今回は旧型となりました。



日産エルゲランド 250V    価格2,972,550円(税込)
                    オプションは不明 

●外観デザイン
発売された当社は迫力を感じましたが、今は迫力のある顔つきのクルマが多くなったので、街を走っていてもあまり目立たないですね。
このレンタカーは2010年登録なので後期型です。
ヘッドライトが上下2分割だったものが一体型風になったり、テールランプがLEDの丸型になったりと細かな変更のみ行っていますが、個人的には前期型のほうが好きですね。
セカンドシート部のガラスは手動のポップアップ式、サードシート部のガラスは電動のポップアップ式となっています。ヴェルファイアではセカンドシート部のガラスがオープンになるので、ライバルに見劣りします。
両側のスラドドアは電動式ですが、最新のボタン式ではなくレバーを操作しなければならないタイプだったので、多少不便ではありました。

全長4835mm×全幅1795mm×全高1910mm、ホイールベース2950mm
車重2010kg、前軸重1030kg、後軸重990kg (車検証記載値)


●エンジン
2.5リッターV型6気筒DOHCで、
スペックは137kW(186ps)/6000rpm、232Nm(23.7kgm)/3200rpm
V6エンジンらしく回転がスムーズで静かですが、どの回転域でもトルクが薄く、6人乗ると明らかにアンダーパワーで加速しません。昨年借りたヴェルファイアの2.4リッターのほうが加速がいいと思うます。ミッションがCVTということも影響しているでしょう。エルグランドで6人乗った状態で余裕の走りがほしい方は3.5リッターのほうがいいのでしょうけれど、燃費や税金のことを考えると、難しい選択です。
最新のクルマと比べると、例えばVWシャランの1.4リッターではパワーは150psと負けていますが、トルクは24.5kgmと勝っています。しかも低回転からトルクが出るので、へたをするとシャランのほうが走りはいいかもしれません。
燃費は平均で約8.5km/ℓという結果でしたが、全般的に高速を多様しての数値なので、街中中心の使用ではもっと悪化するでしょう。

●ミッション
5ATです。変速ショックも少なくていいですが、欲を言えばもう1速欲しいところです。
マニュアルシフトを試みましたが、シーケンシャルシフトのゲートが左側なので、使いづらかったです。あと、パワーボタンがシフトゲートの上方にありましたが、これも使いづらかったので、ノブのところにボタンが付いていたほうがよかったのではないかと思いました。


●ハンドリング
ヴェルファイアに比べて直進安定性はこちらのほうが明らかにいいです。ただし、風にあおられるとやはりこのクルマも結構ステアリングをとられます。コーナリングはクセがなく、この車高のわりに意外とロールに不安感もなく曲がってくれます。

●足回り
前ストラット、後マルチリンクです。
タイヤはブリジストンSneekerで、サイズは前後とも215/65R16 98S
この車重と高さのわりに良く出来ていると思いました。車高が高くなるとロールを抑えるために足を固めなければなりませんが、硬さを感じることもなく、かといってロールが大きいかというと、適度に押さえが効いていて、乗り心地がいいので関心しました。

●ブレーキ
車重のわりに良く効きます。しかもペダルの踏み代ぶんだけちゃんと効くのでコントロールしやすいです。
パーキングブレーキは足踏み式。

●静粛性
結構静かです。ドアはすべて2重のゴムシールになっていました。

●シート
シートは良かったです。ヴェルファイアのときのようにクッションを挟んで乗る必要がありませんでした。背中の反りにシートバックの形状がフィットして、クッションも座面の長さが程よく、疲れ知らずでした。家族、両親ともにシートは好評でした。

セカンドシートは回転もできますが、ほとんど使う人はいないんじゃないでしょうか。また、セカンドシートのセンターがスライドして移動できるようにしていますが、セレナのようにフロントシートのところまでスライドしてくれないと結構邪魔です。
  

●内装(インパネ)
造形がシンプルで、ナビのディスプレイも見やすく好感が持てました。ナビのルート検索がとてもすばやいです。地図が最新だったら良かったんですけどね。
木目パネルやメッキを使ったり高級そうに見えますが、ステアリングやシフトノブはウレタンでした。だからといって特に不満に思うこともありませんでしたが。

ちょっと残念なのは煩雑なナビボタンの配置です。現在位置ボタンは一番使うと思うのですが、ダイヤル右側銀色のボタンの一番下になっていて、最後まで慣れませんでした。

エアコン操作ボタンの中に「後席」というボタンがありますが、表示ランプもないので、動作状態が分からず、後席のエアコンが運転しているのかどうか確認するには、ヘッドにある表示を見ないと分かりませんでした。

後席のエアコンはフロントシート背面にあるリモコンで操作(取り外し可能)

メーターはシンプルで見やすいですが、遊び心はまったくなし。


●ラゲッジスペース
容量は不明です。
ヴェルファイアは2重底になっており、フタをはずすと結構積めたのですが、エルグランドにはそういった仕掛けはないです。テールゲートは低い位置で止まるので、背の低い方でも使用できる配慮がされていますが、私も身長164cmと決して高くはありませんが、もう少し上まで開いてくれるとうっとうしくなくていいかなと思いました。せっかく背の低い方にも操作できるよう配慮しているにもかかわらず、操作は重かったです。さすがにこれだけ大きくて重いのであれば電動のほうがいいでしょう。



いろいろと細かな不満点を指摘しましたが、私は昨年借りたヴェルファイアよりも気に入りました。やはりクルマはどんなに細かい部分の使い勝手が良くても、走りと長時間走りを楽しめるまともなシートがなければダメだと思います。基本的な部分のつくりのよさにトヨタとは違う日産の良心を感じます。
トヨタがエルグランドの対抗馬としてアルファードをFFで出した時に、プロペラシャフトがないために床を低くできたことを結構アピールしていました。エルグランドの高さを気にしていた日産は次期モデルでFF化しましたが、今までのコンセプトを全否定したような極端に背の低いモデルにしてしまいました。しかし旧型を乗った限りでは、FF化するにしても旧型のコンセプトを継承して使い勝手の悪い部分を良くしていくといった地道な改良を施したようなモデルを出したほうが良かったのではないかという思いがしました。

私のように旅行に行くのに6人乗って5日間旅行に行く荷物を載せて、帰りにお土産を載せて帰ってくるといった使い方の場合に、意外と選択肢が少ないんです。国産Lクラスミニバンといえば、トヨタのアルファード、ヴェルファイヤー、少し小さくてエスティマ、日産ではエルグランド、ホンダではエリシオン、マツダのMPVも入るのでしょうか。しかしこの中で、私の望みに当てはまるモデルがあるかというと、あるようでないんですよね。もうひと回り大きいモデルがないのかというと、ハイエースのグランドキャビンとかキャラバンの10人乗りくらいしかありません。さすがにベンツのVクラスはレンタカーではありませんし、来年の旅行は借りるクルマをどうしようかと今から思案しているところです
Posted at 2013/09/08 00:17:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年09月01日 イイね!

東北旅行

こんばんは。

夏休みを利用して、わが本家の墓参りをかねて観光してきました。
いろいろなところに行けて楽しかったです。
被災地もこの目で見てきましたよ。

●仙台空港
成田や羽田と違ってこじんまりとしていますね。

震災の時には津波に飲み込まれていく様子がテレビに映し出されていましたね。
津波の位置が示されていました。道路の補修をしているところはありましたが、震災の影響はさほど感じられませんでした。

仙台といえば牛タンが有名なのでレストランで牛タン定食を食べましたが、牛タンがとても硬くて食べずかったです。牛タンってこんなに硬いものなんでしょうか?
実物を撮り忘れましたが、こんなに牛タンの盛りもよくなかったです。

空港内には小さいミュージアムがあります。
たまたまコックピットの修理に来たメカニックの人に操作の説明を聞けて、とても楽しかったです。

●中尊寺金色堂
よく歴史の教科書に出てきますよね。初めて実物を見ました。金色堂自体は覆堂の中にあって保護されています。中は撮影禁止でした。ほんとうに金ピカできれいでした。中には藤原氏3代の亡骸が安置されているそうです。

中尊寺からの周りの眺めがとても良かったです。

中尊寺内にあったそば屋さんで、わんこそばを食べました。そば、つゆ共にとても美味しかったです。カツ丼も豚肉が柔らかくて美味しかったですよ。ここはおすすめです。

●毛越寺
岩手・平泉には中尊寺の近くにこの毛越寺があり、庭園が有名です。確かにキレイですが、特別気を引かれるものはありませんでした。

●道の途中で
平泉から陸前高田に向かう途中の田んぼで、こんなものを見つけました。たまたま通りかかった地元のおばあちゃんに聞いたら、色の違う稲穂を植えてるそうですよ。

●陸前高田市
瓦礫や建物はほとんど撤去されてきれいになっていましたが、復興というには程遠いように感じました。ほんとになにもないです。海沿いは一部地盤沈下していて、水が引いていないところもありました。堤防の工事や、高台に移住するための造成工事をさかんに行っていました。
テレビで有名になった1本松を結構見に来ている人がいましたが、私たちは降りずにクルマから見るだけにしておきました。

●気仙沼
こちらも瓦礫はほとんど撤去されていましたが、特に復興の為の工事らしきものはやっていなくて手付かずの状態でした。こんなものがまだ残っていました。



●鶴ヶ城(会津若松城)
城好きな私としては、観光ポイントとしてお城は外せません。
でも残念ながら、この城は本物ではありません。
10年前にも訪れていますが、内部の様子はほとんど覚えていませんでした。
NHKの大河ドラマ「八重の桜」ネタで盛り上がってましたね。
白虎隊も有名です。少し歴史の勉強ができてよかったです。


●喜多方
喜多方といえばラーメン。坂内食堂が有名ですが、私たち家族の中ではここ「来夢」です。10年前に訪れたときも食べた、思い出の場所です。

水がきれいなおかげかスープも澄んでいておいしいし、ここはチャーシューがとろけるように柔らかくて絶品です。関東にお店がないのが残念です。

●道の途中で
SLに遭遇!喜多方方面に走っていました。

●那須
御用邸チーズケーキのお土産を買いに「CHEESE GARDEN」立ち寄りました。
チーズケーキはしっとりしていておいしいです。紅茶も扱っていて、試飲したら独特の味と香りで、チーズケーキにとてもマッチしています。

●茨城空港
親を家まで送る途中、立ち寄りました。なんとそこで偶然にも自衛隊が訓練飛行を行っていて、とても楽しめました。(飛行機は素人なので、何が飛んでいたのかはわかりません)




5日間の総走行距離1920km。いやぁ、それにしてもいろんなところに行ってほんとに楽しかったです。
これでもまだ見たいところを見切れてないです。
お金と時間があったら、日本全国回りつくしたいですね。
日本は狭いなんて言われたりすることがあるけれど、そんなことないと思うのは私だけでしょうか。

ところで気になるのはやはり震災後の復興ですね。
実は震災の日は私の40歳の誕生日でした。震災があってから特別何かしてきたわけではありませんが、何か因縁めいたものを感じてずっと被災地がどうなっているのか気になっていました。
東京にいると震災などなかったかのような生活ですが、もっと日本が一丸となって復興を支援するようなことができないものかと、あまり復興の進んでいない現地を見ると、もどかしさというか、はがゆゆさのようなものを感じました。
Posted at 2013/09/01 01:13:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行 | 日記

プロフィール

「motoGPホルヘ・ロレンソ選手の引退はショック!」
何シテル?   11/16 08:45
VWのダウンサイジング直噴過給エンジンTSIとツインクラッチミッションDSGの技術に興味を持ち、2008年2月にVWゴルフトゥーランに試乗してその走り...
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