ご無沙汰しております。
いつも気まぐれですみません。
LEVOLANT CARS MEETのブログも中途半端になってしまいましたが、いまさらアップするのも気が引けるので、別のネタにしたいと思います。
ジャガーウィークに行ったのも6月18日と3か月も前ですが、試乗記をちょっとUPしてみたいと思います。
このイベントはみん友の
groove-upさんと行ってきました。
今回の試乗車はこちら
F-TYPE R Coupe AWD 8AT 価格1440万円(税込)
最初にコンバーチブルがデビューしたときから乗りたいと思ってました。個人的にはこのロングノーズのデザインは好きですね。
オプションのパノラミックサンルーフ(14万円)が装備されており、当日は曇りでしたが、とても開放的に感じられてよかったです。これがあればコンバーチブルじゃなくてもいいと思いました。

全長4470mm×全幅1925mm×全高1315mm、ホイールベース2620mm
車重1860kg
車検証は見ることができませんでしたが、乗った感じではリアが軽く感じます。V8エンジンを載せているので鼻先が重いんでしょう。

●エンジン
5リッターV8直噴DOHCスーパーチャージャーで550ps(405kW)/6500rpm、680Nm/3500rpm
これだけパワーがあるとさすがにどこからでも加速しますね。スーパーチャージャーで過給にタイムラグもないので、乗っていてその存在を意識することがありませんでした。
0-100km/h加速4.1秒、最高速300kmはさすがですね。
音も大迫力ですさまじいです。シフトダウンしたり、アクセルを抜いた時の「バ、バ、バ、バ、バツ」というバックファイヤーの音はそれだけで興奮します。これは
こんなすごいエンジンでもちゃんとアイドリングストック機構はついてます。それでも町中ではリッター5km/ℓくらいでしょうか。
●ミッション
ZF製の8段ATはレスポンスがよくツインクラッチに対しても遜色ないと思います。
●ボディ
ジャガーといえばオールアルミボディが売りですね。その割には車重が1860kgとかなり重めです。
ボディの剛性感はありますね。ロータスエリーゼみたいにアルミ缶の中に乗っているような感覚は全くなくアルミであることを意識することはありません。
●ハンドリング
車速感応式バリアブルレシオ電動パワーステアリングです。
この重厚なかたち(私の思い込み?)からは想像できないほど軽快なハンドリングで、結構クイックです。カタログを見るとコーナリング中内側の後輪にブレーキをかけ、外側後輪に駆動力を配分するようにするトルクベクタリングの機能と、トラクションをより外側後輪にかける電子制御デフが連動して俊敏性を高めると書かれているので、その機能がうまく働いているのでしょうか。ただセンター付近の微舵でもう少しインフォメーションが伝わってくるとなおいいですね。
バリアブルレシオである違和感は全く感じられませんでした。また4WDであることにも全く気づかず、試乗した後にわかりました。
それにしてもいろいろな電子制御を自然に働かせる技術には関心します。
●足回り
前後ともダブルウィッシュボーンです。
最初助手席に乗って、あとで運転を交代したのですが、結構固く感じました。路面のいいところは大丈夫どと思いますが、荒れたところでは助手席の人はきついかもしれません。
運転しているとそんなことは全く感じられないから不思議ですね。どちらかというと一人で運転を楽しむためのクルマですかね。
ちなみにこのクルマにはアダプティブダイナミクスというダンパーの電子制御が搭載されています。
車体の上下動、ロール・ピッチ比を1秒間に100回モニタリングし、またステアリングを1秒間に500回測定し車体の揺れを予測しダンパーを制御するものです。
●ブレーキ
4輪ベンチレーテッドディスクです。ディスク径は前380mm、後376mm
効き方としては初めにガツンと効くタイプではなく、踏み込む量に応じて効く感じでコントロールがしやすく好感が持てました。
パーキングブレーキは電動式。
●静粛性
排気は爆音ですが、それ以外のロードノイズや外部の騒音はよく抑え込まれていました。
●シート
ホールドが適度で底づき感もなく、長時間乗っても疲れなさそうなシートです。
電動の調整ボタンがドア内貼りにあり、一見ベンツに似ているのですが、ジャガーのほうが直観的に操作しやすいですね。

●内装(インパネ)
インパネ・センターコンソールが高く、サイドの窓の下端も高いので囲まれ感が強いです。でもこのデザインは結構好きですね。

メーターは特別そそられる要素はないですが、見やすくていいです。

●安全・快適装備
最近流行りの衝突被害軽減ブレーキや私の好きなアダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットアシストなどといった装備はまったくついておらず、オプションにもありません。
潔いですね。
●荷室
408リッターとスポーツクーペとしては十分な広さです。十分というかゴルフの350リッターより断然広いです。二人分にはもったいないくらいです。
終わりに...
やっぱりスポーツカーは楽しいですね。最新の安全装備はついてないというところでは古典的ではあるけれども、走りに関する装備は最新でまったく妥協していなくて、内装などの素材に関しても高級なものを使って所有欲を満たしてくれそうな感じがあって、いいもの感が漂っているクルマです。また足回りが固いとはいっても尖った突き上げはないですし、ドイツ車的な固さよりはもう少しやさしい感じがするんですよねぇ、うまく表現できないですけど。
いやぁいつか所有してみたいです。日本の世の中エコとか環境性能ばかり求められますけど、まったく夢がないのも面白くない。こういう楽しいクルマを素直に楽しめる世の中になってほしいと私は思います。
Posted at 2016/09/22 10:33:44 | |
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