珍しく愛車の話題ですが、残念なことに5年間大事に乗ってきたGTIが無残な姿になってしまいました...
事故ったのは数か月前のことですが、やっと相手との示談が成立しましたので、報告させていただこうと思った次第です。

詳しい説明は相手もあることですので差し控えますが、交差点に進入したところ、横から軽自動車が右フェンダーにぶつかってきて斜めに飛ばされ、飛ばされた勢いで減速する間もなく電柱に激突しました。
一体何が起こったのか一瞬わからず、ただ火薬のにおいが室内にたちこめていたので急いで外に飛び出しました。まあこれだけエアバッグが展開していれば火薬臭いのも無理はないですよね。

助手席には長男が乗っていて、インパネに足をぶつけてアザだらけでしたが、運転席側はニーエアバッグが装備されていたため、私はエアバッグの展開で指を切った以外はケガらしいケガもせずに済みました。それからゴルフにはプリテンショナー式シートベルトあり、衝撃の際、火薬を使って一時的にベルトを引き込む機能があるとディーラーの方に伺いました。火薬のにおいはそのせいもあったのかもしれません。でもこの機能があっても、後ろに乗っていた母親は胸骨を骨折してしまいました。さすがに老人は骨がもろくなっているので、これだけの衝撃だといくら安全装置があっても体のほうが受けとめ切れなかったのでしょう。しかし身をもってフォルクスワーゲンのボディの強固さやエアバッグの安全性を体験した出来事でした。
でもできれば二度と体験したくはないです...
さてクルマがなくなってしまったところで次なる愛車をどうするか、新車メインでいろいろ考えました。幸い車両保険に入っていたため、ローンの残債を払い終えても手元にそこそこお金が残りました。事故って不幸なはずなのに逆に夢が膨らんでしまっている自分がそこにいました。「あぁ、GTIクラブスポーツ欲しいなぁ~」とか、「GTEみたいな最新のクルマもいいなぁ」とか「別にVWじゃなくても選択肢は無限にあるぞぉ~!」なんて楽しいひと時を過ごしてしまいました。
しかし、時間がありませんでした。足となるクルマがなくなってしまったので、一時的に親からクルマを借りていましたが、さすがに親から「クルマがないと不便だから早く返してほしい」と急かされてしまったのです。それと来年子供が高校に進学するにあたり、あまりクルマにばかりお金もかけていられないという事情もありました。一応新車の見積りは取りましたがどれも高い。そんなときにカミさんがサイトで1台の中古車を見つけました。程度がよさそうだったのですぐ見に行き、外見がとてもきれいだったのですぐ気に入りました。新車ではup!の見積りも取りましたが結構高い!家族とも相談した結果、車格は落とせないという結論に達し、こちらの中古車になりました。

「前のクルマと同じじゃん。事故ったなんて冗談じゃないの?」なんて言わないでくださいね。
よく見てください。サイドウィンドーにバイザーがついてるでしょ。
VWの認定中古車を購入しました。
前のクルマより外見はきれいになり、年式が1年新しくなり、走行距離も4万1千kmから2万7千kmに少なくなったのですが、なぜかいろいろ問題がありました。
まずエンジンが1気筒たまにミスファイアーします。これは店側から先に話があったことで、購入前の試乗時でも症状が確認できたのですが、納車前点検では症状が再現せず、プラグ4本を清掃して納車されました。しかし、たまに症状が出ます。これは次回の点検時に再度診てもらう予定です。
次にアライメントが狂っていてまっすぐ走らない。買う前に確認していて調整はお願いしていたのですが、あくまでも車検で使うサイドスリップテスターで確認して問題ない程度に収めるだけで勘弁してくださいとのことで、納車後走ってみても調整の後は見られるのですがやっぱり違和感がのこっていました。これは4輪アライメントテスターにかけて調整してもらわないと治らないですね。でもなぜこれだけ外観がきれいでぶつけた形跡もないクルマのアライメントが狂っているのか不思議でなりません。
次はブレーキ。展示場で見ていたときには気が付かなかったのですが、パッドが異様に片減りしているのと、ローターがなぜか一部分だけつんつるてんになっていて、制動中にパッドがその部分にかかると効きが甘くなるという不思議な現象が出ます。ローター研磨でもしないと治らなそうですが、今はブレーキクリーナーをシコシコかけて多少フィーリングが良くなったりしてますが、ちょっと経つと元に戻ってしまう状況です。この症状も不思議なのですが、長期間動かさず駐車していて、同じ位置を雨だれが通り続けてこんな状況になってしまったとしか想像がつきません。
そして足回り。もしかすると年式によって改良されているのかもしれませんが、ダンパーの効きが甘く足が柔らかく感じられて、改良というよりもへたっているように感じられてなりません。先日ちょっと峠を走ったら、エンジンは揺れるし、リアの足回りの微妙な動きが感じられて、どうもエンジンマウントやブッシュもへたっているようです。なぜ前のクルマより走行距離が少ないのにこんなに程度が悪くなっているのか、不思議でなりません。このあたりも交換したいですが、交換してくれるところがなかなかないので、リジカラでも入れようかななんて計画しだしている次第です。
最後はシート。走行距離が前の車より1万4千kmも少ないのに、なぜか運転席のシートのクッションが異様にへたっていて、路面の凹凸がもろにお尻に響きます。輸入車を買う一番の理由がシートの良さなのに、これはショックでした。正直いってシートを付け替えたいぐらいです。
まあいろいろと問題があるのですが、経済的な事情で今はそのままの状態で乗っているしかない状況です。
それと洗車をしていて前のオーナーの使い方をいろいろと想像できるところがありました。
どうも買った最初だけたくさん乗って、その後長期間下が土か砂利の湿気の多い駐車場に置きっぱなしだった可能性があります。ブレーキの状況もそうですし、ブッシュがへたっているように感じられるのは、地面からの湿気でゴムがやられたのではないかと想像します。エンジンのミスファイヤーも湿気で電気系統に影響があったのかもしれません。
まず前のオーナーは全く洗車をしていなかったようです。というのも異様に外観がきれいだったのは店側で洗車したからで、磨きキズがないからです。ガラスが油膜でギラギラになっていて、店側で掃除しきれなかったバックドアとルーフの境目の手が入らないところやボンネットとゴムモールの隙間などの目につかないところにすごい汚れが残っていたのです。あとは右側のドアウィンドウモールの隙間には土埃が、左側には緑ゴケが残っていました。この状況から考えると、土または砂利の駐車場で右側がふきっさらしで風がもろに当たっていて、左側には何かしら壁があって湿気がたまりやすくなっていたのではないかと。それからフロントのヘッドライトカバーや樹脂部品がくすんでいたり、フロントシートの布地が少し色あせているので、西日がクルマのフロント側にもろに当たる場所に駐車していたと思われます。
私の前のクルマは自宅のコンクリの床のところに停めていて、子供の送り迎えや、買い物などで距離は短いですが頻繁に乗っていました。かたや中古で買った今のクルマは上記のような状況で、クルマというのは保管や使用の状況でここまで状態が変化するのかと、同じクルマを買って初めて体感しました。
中古車店のほうでは、「これ1台しかなくて先着順なので、他の方に電話やインターネットで予約を入れられてしまったらなくなっちゃいますよ」と常套文句を言ってきます。すぐに買わなければいけない事情もありましたが、中古車を買い慣れていないので、その言葉につられてしまった部分も少なからずあると思います。中古車を買う場合は時間に余裕をもって、クルマの状態をきちんと確認し、上記のように前のオーナーの使用状況がある程度想像できて、それが納得できたら買う。もし確認に時間をかけていて、その間にクルマが売れてしまったらキッパリ諦めるくらいの気持ちが必要かもしれませんね。
なんだか中古車店の悪口みたいになってしまいましたが、お店なりにバッテリー交換してくれたり、ボンネット裏の遮音・遮熱材を交換してくれたり、こちらが指摘したことは無償でやってくれたので、決して店に不満があるわけではありませんのであしからず。
いろいろと買ったクルマに不満はありますが、外観は前のクルマよりきれいだし、逆にいじる楽しみが増えました。
また、いい勉強にもなりました。
Posted at 2016/11/12 09:40:50 | |
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