
3月ほど前にトヨタ86についてブログで取り上げました。スバルとのコデベロップメントの効果について触れ、若者向けの適価なファンカーとしての期待を述べました(
ここ)。その気持ちは今も変わりありませんが、最近の状況を見て一言だけ言いたくて再度取り上げます。
あらゆるクルマ関係の媒体でハチロクあるいはBRZの話題が取り上げられ、大量の試乗記、試乗動画などでは自動車評論家の皆さんは「運転して楽しいスポーツカー」として大絶賛の嵐ですが、ちょっと調子良すぎじゃないですかね?勿論、商売なのでお金の出所に素早く取り付いて稼げるところで稼いでおきたい気持ちは良く分かりますが、そんなにハチロク/BRZ以外の日本車は”面白くない”クルマであったということでしょうか?
「褒める分には誰も文句は言うまい」とのことかもしれませんが、少なくとも専門家を自称するのであれば、
あるものを評価することは、それ以外のものを間接的に評価していることでもあるのだ、という事実を認識した上で、冷静に客観性を持って評価していただきたいものです。過去にクルマの評価方法についてこのブログで検証しましたが(
ここ)、相対的な視点を忘れて、その場、その場での絶対的な評価(すなわち乗ってみての感想)に偏る昨今の自動車関連メディアの非客観的な姿勢には疑問を感じざるを得ません。
販売元がそういったプロモーションをかけるのはまあ良いとして、本当に国産車では走って面白いお勧めできるクルマは他にないのですか?ハチロクだけが孤高の存在なのですか?そこまで褒めるのであればそんなクルマの不在に警鐘をならし、登場を強く促すべく適切な提言をしていましたか?あなた方の書き散らかしている原稿は、販売元の意図を右から左に流しているだけではないですか?殆どの分野には批評家、評論家が存在すると思うのですが、自動車業界ほど、その水準にばらつきのある分野はないのではないか、近頃のハチロクのブームを見てそんなことを考えてしまいました。
皆で浮かれてひとつところに走っていきやすいのは日本人の特質かもしれませんが、我々はそういった軽薄さを反省しもう少し深みのある議論ができるようにならないといけないですね。
(いやいや、そんなことはないよ、という事例がありましたら是非ご教授いただきたく思います。過ちては則ち改むるに憚ること勿れ、ですので)。
Posted at 2012/04/29 09:53:23 | |
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