
以前のマツダアテンザと同じネタです(あまり評判は良くなかったのですが、懲りずにもう一度)。街中で黒のGSを見た際、「ムムッ、何処かS60に似ている!?」と感じました。あくまで個人的な印象ですが、GSの方が古いクルマなので、参考にしたとしたら明らかにS60なんでしょうが...。最近はグローバル化が進み、情報もすぐに世界レベルで共有できてしまうので、技術にせよ、デザインにせよ個性的であることはますます難しくなっているのだろうなと、S60がレクサスのデザインを参考にしたかどうかは関係なしに感じます。
さてGSといえば、随分前に、ハイブリッドモデルが発売になってしばらくした時分に、レクサスディーラーを訪れてGSハイブリッドを試乗したことを思い出しました。めったに国産車のディーラーにはいかないのですが、GSハイブリッドのコンセプト、ハイブリッドシステムをエコではなく、スポーツ走行を実現するための、あたらな動力源として積極的に活用するという考え方に、「あぁ、そういうアプローチがあるのか」と目からウロコの状態で感心して、これは是非乗ってみねばという思い立ち初めて訪問しました。
試乗したGSハイブリッドは、本当に一般道を短時間乗っただけですが、その走りに関しては、やはりスムースさと力感の新たな融合といいますか、超大排気量車でのみ達成可能な(と思われる~実際乗ったことないので)、ただならぬものを感じました。さらにトヨタクオリティのかっちりとした組み付けの各パーツ、デジタル感にあふれる内装や、日本的おもてなしの心を感じる佇まいなど、いろいろと魅力的ではありました。
ただ、大量の電池を搭載するためか非常に狭いトランクルームはファミリーカーとしては不適と思われたこと、またその高価格には、レクサスの「おもてなし」の費用も上乗せされているのだろうなとの意識が払拭できずに、結局、次期購入候補にはならずに終わりました。
そんなこんなでスポーツハイブリッドに対する興味は不完全燃焼のまま何年も経過したのですが、S60の購入を考えていた際には、今度はフーガハイブリッドが発売になり、その高性能ぶりには、「リチウムイオン電池は、また新たなハイブリッドの可能性を切り開いたな」と感銘を受けました。結局、あまりに高価格に(乗り出し700万円以上ですか)、いくらクルマ好きとはいえ、庶民の身にとって700万円も出せるか!と、試乗するまでには至りませんでしたが(苦笑)、次の買い替え時期(10年後?)には、時代の趨勢から考えると、ハイブリッド(の外車)に乗っているかもしれません。
Posted at 2011/05/27 22:43:44 | |
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