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yutty1325のブログ一覧

2013年02月11日 イイね!

278:レンジローバーのフルモデルチェンジに思う(承前)

 275回でレンジローバーのFMCを取り上げたついでに余談としてもう一回ブログを続けます。かの偉大なる初代レンジローバーに思いを馳せ、そのスペックを眺めていてふと気が付きました。Wikipediaなどから引用すると以下のような数値になるようです。

 全長4470mm 全幅1780mm 全高1780mm ホイールベース2540mm 車重1723kg
 エンジン:4.2L V型8気筒 200馬力 駆動方式4WD
 サスペンション:コイルスプリングによるリジッドアクスル式



 今のモデルに比べると随分と小さく軽いなあという印象です。大きなキャビン、広い視界、広くて使いやすい荷室、4WDとストロークの大きな足回りのもたらす乗り心地と悪路走破性の両立と、他車に比べてのレンジローバーの特長は、一貫して変わっていない印象なのに、です。レンジローバーを使う人間のサイズや、使い方に大きな変化がないとするならば、やはり世のクルマ全体が代替わりする度にサイズを拡大していく中で、相対的な位置づけを変えないために自らもサイズアップを繰り返してきたから、なのでしょうか?

 では、次に同じランドローバーの別のあるクルマのスペックを書き出します。

 全長4515mm 全幅1910mm 全高1768mm ホイールベース2660mm 車重1920kg
 エンジン:2L 直列4気筒ターボ 230馬力 駆動方式4WD
 サスペンション:コイルスプリングによるストラット/トーションバー



 そう、ランドローバーのボトムレンジを担う、フリーランダー2のデータです。びっくりしますね、全高が僅かに低いだけで、初代レンジローバーよりも大きく、重いクルマなのです。衝突安全性能の確保のためのスペースや車体構造の分を差し引くと、ほぼ類似のサイズ感を持つクルマではないかと考えられます。また価格的にも庶民にも手の届く範囲であり、道具として使い倒すことができる値段であることも重要です。

 前回ブログにも書きましたが、初代レンジローバーは「道具としてのクルマ」に新たな境地を切り開いた画期的なクルマでした。あらゆる意味でその精神が受け継がれているのは、あるいは正当な後継者として初代レンジローバーと同じような使い方ができるのは、今のレンジローバーではなく、むしろフリーランダーなのではないのか、というのが今回のブログの結論です。

 実際、フリーランダー2は、ランドローバー社のラインナップのなかでも個人的には最も好きなクルマですし、今でも強烈に欲しいです。

Posted at 2013/02/11 23:31:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 英国車 | クルマ
2013年02月11日 イイね!

275:レンジローバーのフルモデルチェンジに思う

 もう古い話題にはなりつつありますが、8月に発表になった際にもブログで取り上げましたが、「レンジローバー」が12年振りに全面刷新され第4世代になりましたね。新しいレンジローバー、メディアでいろいろと取り上げられ、クルマとしての詳細が明確になってきましたが、さて皆さんは如何なる印象をお持ちになったでしょうか?以前にはイヴォークに似たスタイリングになるのではとか、ハイブリッド搭載の可能性はなど噂も流れましたが、蓋を開けてみれば3代目と同様に完全なるキープコンセプト、驚きは全くなしではありました。



 スタイリングは、確かに洗練さを増したのは事実ですが華美な装飾も目立ち、機能面では進歩よりもむしろ後退している部分も目につきます。技術的にも、ボディのアルミ化の徹底による200kg以上軽量化や、アイドリングストップの採用、ダウンサイズエンジンの搭載など、最近の省エネトレンドに配慮して頑張ってはいるのですが、個人的には是非実現してもらいたいと期待していたハイブリッド化は行われず、努力は必ずしも徹底されたものではないというのが感想です。

 まあ、そもそもこの手の大型SUVを乗用車として都市部で普通に使用することには理屈的には正論はあり得ないし、どういう方向でクルマづくりをしても存在自体が矛盾したものになることは避けられない時代になったのだと思います。新型レンジローバーはまさにその矛盾の象徴だと感じます。

 自動車雑誌などでのレビューは相変わらず代わり映えしない礼賛記事ばかりでウンザリしますが、レンジローバーについては、「クルマに求められるあらゆる要素を考慮し、それらを最高レベルで実現し統合した究極のクルマ」的な位置づけはそろそろ見なおして、フェラーリやランボルギーニーのスーパーカー達のように、お金持ちの虚栄心を満たすための極めて高価で特殊なクルマという方向性で考えていくのが妥当だろうと思います。

 新型レンジについて考えていると、初代レンジがいろいろな意味で如何に素晴らしいクルマであったかが再認識されます、また当時レンジといえどもかなり安価に購入できる存在であったことも思い出します。4代目は残念ながら「あちら側」に行ってしまった感が強いのですが、そうは言っても安くなるであろう3代目を短期間でも良いので自分のものとして乗ってみたい気持ちも確かに心の中にはあるのです(笑)。



Posted at 2013/02/11 13:29:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 英国車 | クルマ
2012年08月19日 イイね!

266:レンジローバーの第4世代が発表

 4代目のレンジローバーが等々発表されましたね(ここ)。ランドローバー好き、SUV好きとしては注目せざる得ないところです。以前より次期モデルの噂は出ており、過去のブログでも話題として取り上げたりもしましたが、正式発表された4代目レンジローバーは、少なくとも外見上は(予想以上に)保守的な変化にとどまっているようです。



 まあ、初代から2代目、そして3代目への代替わりにおいても、基本キープコンセプトであった訳で、今回もその路線に沿ったものと言えます。フロントフェイスを中心にイヴォーク同様の最新のデザインを取り込み全体的にブラシュアップしたと。クラムシェルタイプのボンネット、ブラックアウトした各ピラー、切れ上がったリアのオーバーハング部、プレスライン等、これらが必須要素としてレンジローバーのデザインを構成していると考えると、納得できるところかもしれませんね。内装もこれまた全然見た目、雰囲気は変わっていない。まあ、これも変える必要がないと言われればそれまでですが(笑)。



 一方、内外装ともに、(見た目は同じだが)成り立ちや機能は大幅に刷新あるいは改善されているようです。フルアルミモノコックボディによる軽量化、新型サスペンション、改善されたテレインレスポンスなどなど。しかし、かねてより次世代レンジローバーには必須であり、おそらくや導入されるのではないかと考えていた、ハイブリッドシステムについては、今回のプレスリリースでは触れられておらず、残念ながら見送りになったようです。

 レンジローバーが代表するようなプレミアムSUVの購入層は限定されているので、クルマ個体レベルで環境性能を追求したところで実際的に殆ど意味を持たないでしょう(そのために代金の一部を環境保全のために使うといった施策に説得力が生まれてきます)。とはいうものの、やっぱり「無駄をあえて贅沢として味わう」という品のないものではなく、ハイブリットシステムも積極的に導入してクルマとしての本来の魅力で勝負できるハードウエアを実現して欲しいと思うのです。
Posted at 2012/08/19 14:56:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 英国車 | クルマ
2012年03月30日 イイね!

220:いいモノはいい、とは限らない?(ランドローバー・ディスカバリー)

 ランドローバーのクルマはいろんな意味で自分にとっては気になる存在す。

 ・元来のSUV好き
 ・レンジローバーを筆頭にプレステージ性を感じさせること
 ・未だ所有したことのない英国車であること
 ・悪路走破性という機能を追及したクルマづくり

 前車シトロエンC5を購入後も、例えばモデルチェンジや新モデル登場といった折々にディーラーを訪問して次期愛車候補になり得る車を物色したりしてきました。先日もレンジローバー イヴォークの実車を見るために突撃取材を敢行してブログにて報告させていただきましたが、イヴォークより前に、最初に強く購買意欲を掻き立てられたLRはこのクルマでした。



 写真はディスカバリー4になりますが、ディスカバリー3が登場したばかりの頃には見るだけじゃなく試乗もしました。必要に応じて7名乗車も可能であり内外装ともにレンジローバーにはない実用車としての佇まいがむしろ好ましく、自分としては次の愛車候補にしたいクルマではありましたが、いかんせん価格も含めてあまりに重厚長大であり家族の支持を得ることができませんでした(笑)。

 つい先日、近所のスーパーに車を止めた際に隣に駐車していたのがこのクルマ、モデルとしては先々代になるディスカバリー2です。



 エア・サスペンション、専用設計ボディ、ジャガー社製の新型5LのV8エンジンを搭載し、2.5トンを超える重量級の最新のディスカバリーに比べて、フレームをはじめ、ドライブトレイン、サスペンション、フロントウインドシールド、ドアガラスなど、可能な限り初代レンジローバーのものを流用し、エンジンもビュイックV8を起源とする年代ものの3.5LのV8エンジンを搭載して安く仕上げたディスカバリー2は、確かにクルマとしての出来(性能)は、はるかに劣っていることは間違いありません。

 しかし、今のディスカバリーが価格も含めてあまりにも重厚なクルマになってしまったのに対して、ディスカバリー2は、ある種の軽快感やいい意味での道具感があり、更に庶民でも購入しやすい価格設定(当時は300万円代であったと思います)であったことを考慮すると、総合的にどちらのモデルが同時代的に”いいモノ”であったかというと個人的にはディスカバリー2に軍配を上げたいと思うのです。

 ドイツ流のクルマ作りが特にそうですが、最新の技術を盛り込み正攻法で高性能車を仕立て上げて「何か文句ある?、良い物なのだから高い金を払っても当然でしょ」とばかりにプロモーションをかけるビジネススタイルも勿論ありますが、「こんな手もあるよ」といった風にスマートにさらっと目的を達成してしまうクルマ作りも一方ではあるのであって、少し前の時代までのフランス車にはそんな精神を強く感じました。ディスカバリー2が、同様の精神を持って作られたわけではないとは思いますが、結果としてはそんな側面を持ったクルマに仕上がったのは間違いなく、だからこそ、この車のことを懐かしむランドローバーファンが今も多いのではないかと思うのです。

 高度な環境性能や省エネルギー設計が求められる昨今の状況ではそういったある意味牧歌的なクルマ作りの有り様は既に幻想になりつつあるのかもしれません。しかしモノづくりの手法はひとつしかないとは思いません。最新のディスカバリーやレンジローバーのようなクルマも勿論あっていいと思いますし、そちらが主流でも結構ですが、一方ではかつてのディスカバリー2のようなクルマを是非考えてもらいたいなと思います。
Posted at 2012/03/30 00:30:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 英国車 | クルマ
2012年03月05日 イイね!

199:ディーラー訪問(その2:ジャガーXF)

 昨日レンジローバーイヴォーグの記事をアップしましたが、同じジャガーランドローバーの店先に駐車してあったのがこちら、ジャガーXFの2012年モデルです。



 フェイスリフトについては以前このブログでも取り上げましたが、フロントマスクの刷新と、



 リヤのテールランプの意匠変更が主であるとのことです(詳しくはチェックしていませんが内装も若干のマイナーチェンジがあった模様)。

 元々XF登場前のコンセプトカーではこのような精悍な(ヘッドランプ周りの)デザインが特長のフロントフェイスであったのが、フラッグシップであるXJの登場を待つために、初代は下の写真のようなデザインに落ち着いたのだとか...。私もずっと違和感を持っていたので、これでやっと完成かと感じています。



 ただし、テールランプは先代のデザインの方が自分としては好きです。



 価格も昨今の円高を踏まえてか、マイナーチェンジ前よりも安くなっているとのこと(3Lラグジェアリーで600万円を切っています)。クラスとしてはメルセデスのEクラスやBMWの5シリーズと同じEセグメントの「プレミアムセダン」の範疇に入るので、その中で横並びに比較するとお買い得感は増しているのではないかと思います。

 ただ、最近はアイドリングストップやダウンサイジングなど省エネルギーに配慮した最新のハイテクを盛り込むのが流行なので、XFのようなオーソドックスなメカのクルマが、今後どこまで人気を博するのかは、やや心配ではあります。

 しかし、個人的にはイヴォークと並び、とても気になるクルマではあるのです。
Posted at 2012/03/05 23:46:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 英国車 | クルマ

プロフィール

「久しぶりの投稿です。」
何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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