ボルボS60を昨年3月に購入してからおそらく初めてボルボ以外のディーラーを訪問しました。買ったばっかりの車で乗り込むのにどうしても抵抗があったからですが、今回はそんな心理的なハードルを乗り越えてまで、是非見てみたい一台があったからです。そのクルマはこれです。
そうランドローバー社の新モデル「レンジローバーイヴォーク」です。昨日がデビューフェア初日でしたが、さすがにそれはパスして2日目の今日見に行ってみました。以下、その際に撮影した写真です。
フリーランダー2(FL2)のシャシを利用しているのですが、横幅は同じですが全長、全高は一回り小さく、隣に置いてあったFL2よりも明らかにコンパクトな印象でした。
写真の展示車はご覧のとおり、5ドアモデルでグレードは「プレステージ」という豪華版です。タイヤサイズは基本グレードの「ピュア」が17インチなのに比べて19インチと立派です。さらにアダプティブダイナッミクス、サンルーフ等、オプションも満載で、乗り出し価格は約670万円と結構な値段になります。
運転席に乗り込んでみると、割と天地方向、横方向は狭く、レザーシートのかけ心地も良いこともあり、いわゆる「包まれ感のある座席」とでも言うのでしょうか、窮屈な感じはしませんでした。また、内装はさすが「レンジ」ローバーだけあってそれなりに(ものすごく、ではない)豪華な印象を受けました。デザインモチーフはなんとなくジャガーに共通するものも感じられました。
後席はまずますでしょうか。大人であれば2名限度、子供であれば3名は乗車可能かと思いますが、シートの厚み、奥行き、ひざ周りなどはサイズからしては広いとは言えないと思います(実はここが今回一番重要なチェックポイントでしたが、かろうじて及第点でホッとしました)。
グラスルーフは後席の天井の大部分までカバーする広大なもので、サイドウインドウが天地方向に狭いイヴォークの場合、ファミリーユースで後席に人を乗せることが多いのであれば、開放感(居住性)を確保するためには、ほぼ必須の装備ではないかと感じました。
ラゲッジルームはまあこんなものでしょうね。大人数でキャンプなどの宿泊の伴うレジャー用途では不足となるのは明らかですが、街中での普段使いでは十分でしょうね。それ以上であればランドローバーの方を買えということかもしれません。
ちなみにテールゲートは電動での開閉ができるとのこと。
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フェアー初日は沢山の来場者があり大忙しであったとのことです。私が訪問したのは午前中でしたが、それでもランドローバー以外の車(シトロとかワーゲンとか)に乗った方が次々と来店され、注目度の高さが伺われました。何やら今年の日本への当初の割り当て台数を大きく上回る注文があったとのことで、本国に交渉して急遽数を増やして対応されているのだそうですが、今契約しても納車は年末になる場合もあるそうです。驚きました。
個人的には実車に触れてみて予想に違わぬ好印象を持ちました。お店の方は是非、試乗をと薦めていただきましたが、さすがに現時点では購入が視野に入っていない自分としては申し訳なくて遠慮してしまいましたが、走りもいままでのランドローバー車とは別次元とのことでしたので、これも期待できるのではないでしょうか?
まあ、この先どうしても欲しくなるかもしれませんし、今後も要フォローかなと思った次第です。
最後に冷やかしに訪問したも同然の私にも親切丁寧に説明いただいたお店の方には厚く感謝したいと思います。このディーラーには過去何回かお邪魔しているのですが、何時も気持ちよい応対をしていただいており、ディーラーの中でもトップランクだなと思いました。
Posted at 2012/03/04 18:07:42 | |
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