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2011年06月18日 イイね!

70:嫌いなクルマ

70:嫌いなクルマ 先日近所を走っていると、ホワイトカラーの CLS63AMG が前を走っていました。ほぼ新車状態だったこともあり、高級車然とした佇まいに、ある種の非現実感さえ漂っていました(ただ、比較的狭い車道の十字路を左折していったのですが、曲がるのに苦労している感がありありと見て取れましたww)。

 メルセデスベンツCLSは最近モデルチェンジしましたが、初代が登場した際には、セダンとクーペが融合した新しいラグジェアリーカーとして人気を博し、日本でも結構な台数が出たとのことで、街中を走っていても結構見かけるメルセデスの一台かと思います。どことなく、甲高の低い亀のようにもみえますが。

 で、今回 CLS を取り上げた理由は、タイトルにもあるように個人的にはどうにも好きになれないクルマだからです(オーナーの皆様スミマセン)。個人的にはエクステリアデザインは好きな部類です。ですが、

 ・まずその成り立ちがスタイリング第一優先であり
 ・機能性は二の次、三の次、つまり道具としての存在感が希薄
 ・無駄に大きい
 ・にもかかわらず4人乗り
 ・中途半端な価格設定である

 つまりこの手のクルマは、”お金持ちの特権階級が、自らの社会的パワーを誇示するために、自覚的に乗る”カテゴリーのクルマの一端につらなる製品であり、その”無駄、過剰な成り立ちが寧ろ意味を持つ”と言った類のクルマであるといえます。なので、このようなクルマを、多数の庶民が無自覚に購入することは社会的には望ましいものではなく、中途半端なクルマ作りをして半端な高価格設定で発売しているメルセデスベンツには作為的ないやらしさを感じてしまうのです。

 もう少し噛み砕いて説明すると、例えば、フェラーリならば、彼らが造るクルマは機能的にはスポーツカーとして一流であり(少なくとも一流を目指しており)、クルマの成り立ちもそれに向けて努力の焦点があっているといえます。さらに、何よりその超絶的な価格は、このクルマの販売対象を明示しており、結果、庶民がおいそれとは買えるものではなく台数は多くは出ません。アストン、ロールスなどもそうですが、このようなクルマは、その立ち位置が明確だ言えるのです。一方、CLS は上記のフェラーリの持つ明快さはどこにもありません。「CLS は新たな購買層を開拓した」、などと、ものの本には書かれていますが、適切な人達(場所)に質の良い商品を届けるという、ものづくりメーカーの本質から考えると決してほめられたものではないと思えるのです。

 CLS の”ビジネス”の成功を受けて、早速 Audi や BMW が類似の商品企画で新しい車を出してきていますが(例えばA7スポーツバックなどがそう)、ますます”さもしい”感じがします。また最近のポルシェのカイエン、パナメーラといったクルマも、どんずば、ではないですが一部同じようなところを狙っている気配を感じます。これもビジネスとしては成功しており、企業としては満足でしょうが、どうもこのあたりの現状も、最近の「プレミアム御三家」に代表されるドイツ自動車メーカーの立ち位置のゆらぎや迷いをうかがわせるものではないかと考えてしまいます。

 まぁ、自動車評論家の先生方はそのようなことは全く考えもせず、ヨーロッパまで顎足つきで出かけていって新型 CLS やそれに類するクルマに試乗して絶賛の嵐なのでしょう。そして、「是非、皆さん購入をご一考ください」といわんばかりの提灯記事を自動車雑誌に書きまくることでしょうね、きっとwww。

 最後のもう一言、この手のクルマに最近ではハイブリッドシステム、アイドリングストップ機構、回生ブレーキなどを装備して、「環境にも配慮したクルマを最新技術で実現しました」、などと主張していますが、こんなものには環境側面からは実際的な価値は一切ありません。そんなことをするくらいなら、こんな中地半端なクルマは売らなきゃいいだけです。

 ということで、一個のクルマとしての CLS は特段嫌いなクルマではありません(スタイルは格好良いとさえ言えますし、タダでくれるなら喜んでもらいますw)。が、その成り立ちをいろいろと考えると、どうにも”嫌いなクルマ”になってしまうのです。

 今回は批評めいたことを書き連ねましたことお詫びいたします。皆さんのご意見もお聞かせくださいますと幸いです。

Posted at 2011/06/18 14:17:39 | コメント(4) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ
2011年06月17日 イイね!

69:シトロエン DS5

69:シトロエン DS5 今日は DS5 の話題です。
 
 どうもシトロエンのクルマばかり気になります。というか企業規模の違いでしょうか、現行の愛車のメーカーであるボルボと PSA グループではどうしても後者の方が話題は多くなるのは仕方がないところです。
 
 さて、DS3 より始まった、Different Series もこれで第3弾、元 C5 乗りとしては、コンセプトカーの時代より最も気になっていた DS5 が、過日上海自動車ショウでワールドプレミアされました。

デザイン:コンセプトカーのそれを大きく逸脱せず、なかなか個性的かつ魅力的なものに仕上がっているのではないでしょうか?先日 Audi Q3 を取り上げた際にふれましたが、モノフォルムでSUV風のスタイルは、セダンやワゴンといった伝統的なスタイリングに比して、より万能性、高効率、多目的性を感じさせる、また使いやすい、あらたなデザインの方向性ではないかと思います。グラスエリアもそこそこ広く室内も明るそうですね。

インテリア:
流れるような、どこか爬虫類的なインテリアは、すこしエグ味が強く、個人的には好みではありません。

動力性能:ディーゼルハイブリットの実装に踏み切ったのは、昨今の環境性能向上への取り組み姿勢を反映させたもので、好材料だと思います。ただ日本にはきっと、このタイプは導入されないでしょうが...

サスペンション:
これが最大のガッカリ。DS5 は C4 と共通のプラットフォームを用いて開発されたためハイドラクティブサスペンションは非採用とのこと。てっきり C5 → DS5 でハイドロ車だと思っていました。本当に残念。

 そんな訳で、なかなかに興味を引かれるところはあるものの、DS5 は厳密には C5 の Different Series ではないことが分かりました。S60 購入時には、未発表であり、「もし、ハイドロですごく良いクルマだったら後悔するかも」と思っていましたが、そうではなかったようで、ちょっとホッとしました。
 
 とはいうものの、ランドローバーイヴォークと並んで、DS5 も早く実車を見てみたいなとは思いますね。
Posted at 2011/06/17 01:09:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | フランス車 | クルマ
2011年06月12日 イイね!

68:ボルボらしさ

68:ボルボらしさ先日のブログで触れたましたが、今月号の「ルボラン」誌の福野氏の比較三原則というS60論評記事の中で、S60に見られる”ボルボらしさ”として、以下の4点をあげられていました。


 ①ばねの割りにダンピングが明確に固い乗り味
 ②リアのロールがやや大きく、並行ロール的(ロール軸が前下がり的でない)
 ③アメリカ車なみに座面の大きなシート
 ④径が大きくグリップが太いステアリング

 ③と④は、見て分かりますし、確かにそうなんだな、と納得できる指摘です。しかし、①と②については、ボルボ車が今回初めてとなる私には今ひとつ理解しにくいところです。

 C5との比較も含めてS60の乗り味の特徴として感じることは、サスのストロークが大きいことと、路面の凹凸を比較的良く拾う感じです。なので、起伏の大きい路面ではグーンとサスが伸びる感じと、起伏の小さい路面では固めの反発力を感じるところが①のことなのかなー、と勝手に想像しています。残念ながら②については、私には良くわかりません(・・?

 なので、もしボルボを継続して乗られている先輩方で、いわゆる”ボルボらしさとは何か”についてコメントをいただければありがたいなぁと思う次第です。
Posted at 2011/06/12 00:35:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ボルボS60 | クルマ
2011年06月11日 イイね!

67:シトロエン New C4

67:シトロエン New C4 シトロエンは、過去に C5 (初代)に乗っていたこともあり、常に気になるブランドです。世間的にはシトロエンは、まずマイナーな存在ですし、知っている人も、とにかく他と違うユニークなクルマづくりをするメーカーでしょうと、例えば、ハイドロ、DS、トラクションアバンといったキーワードをあげて説明する場合が普通です。まぁそれはそれで間違ってはいないと思います。

 ですがシトロエンは思想面でも技術面でも結構、正統派でちゃんとしたクルマづくりをするメーカーで、その真っ当さのレベルは日本ではポピュラーなドイツ御三家に比しても必ずしも劣っていないと個人的には理解しています。比較的直近の過去を振り返っても、シトロエンの新車は、日本に輸入された場合には、結構な頻度でインポートカーとして年度賞を受賞していますし(C6 も2代目 C5 もそうだったように記憶しています)、個人的にも愛用した C5 をみるに、実用車としての資質はピカイチであったと断言できます。

 それにシトロエン(フランス車)は、ドイツ車に比べてどこかスマートな部分があり、ドイツ車が真面目一辺倒で理詰めで出した解決法を、「そんなのより、もっと簡単で効率的な方法があるよw」という感じて軽くいなしてしまうような、それでいて本質的な部分を外さないようなところがあると感じてます。

 で、今回の C4 です。皆さん如何思われます?

 7年ぶりのフルモデルチェンジだそうですが、基本キープコンセプトで、世代交代でガラっと成り立ちを変えてくるシトロエンにしては珍しいモデルチェンジだと思います。技術的にも特段目新しいものはなく、エントリーグレードにはいまだ4速AT(おそらくAL4でしょうか、未確認)を採用し続けています。エクステリアは、ルーフが伸びて前作のクーペ風からワゴン風に変わるとともに、顔つきは最近のシトロエンのトレンドを踏まえた、ややいかつい、また明らかにドイツ車ぽいものになりました。インテリアも見た目質感向上してそうですが、これもデザインは微妙に常識的なものになってしまったような印象です。

 初代のデザイン、特に PhaseII の時代のそれをかなり気に入っていた私としては、少なくともデザイン・パッケージングについては、いいねーとは素直に言えないモデルチェンジになってしまい残念に感じています。 ま、人によっていろいろな考えはあるとは思いますが。

 さて、そのほかの点についてはどうでしょうか?
Posted at 2011/06/11 23:31:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | フランス車 | クルマ
2011年06月11日 イイね!

66:アーモンドグリコ作戦

66:アーモンドグリコ作戦 ボルボS60の発売開始が今年3月上旬、そしてV60が5月下旬開始と、VCJ はその時期を2ヶ月半ずらしてきました。セダンとワゴンの両タイプを要する車種はDセグメントでは普通ですが、販売時期をずらすのは必ずしも一般的ではないと思います(パサートなんかは一緒に登場のケース)。

 インポーターの規模等、販売側の諸事情も勿論あると思うのですが、VCJ が今回このような方法を取ったひとつの理由としては、メディア対策があったと思います。自動車雑誌を眺めていると、新車発表や発売イベントなどのタイミングで開催される説明会、試乗会、あるいは広報車の貸し出し解禁にあわせて、一斉に取材を行い、他社ライバル車との比較試乗、単独試乗インプレなどを企画して、短期間(大体月刊誌であればメイン特集を挟んで前後3巻程度)でいろいろな記事を載せて、その後は新たに登場した他社の新車紹介記事における比較相手、あるいはまれではありますが長期テスト対象車として、ポツポツと紹介される以外は基本的には誌面には登場しなくなります。

 自動車雑誌は複数ありますが、だいたい同じタイミングで同様の企画を行うので結果として、登場から数ヶ月で過剰とも言える取り上げ方をされて、その後は、「ハイ、ご苦労様でした、さようなら」、的な取り扱いになります。情報の高度消費社会としては、まぁ、ありがちなことではありますが...。

 ゆえにセダンとワゴンを同時に発表すると、1+α 的な取り扱いになるのに対して、3ヶ月程ずらして発表すれば、上記の新しいサイクルに載せることができるので、合計2サイクル分集中して取り上げてもらえる、すなわちメディアへの露出がぐんと増えることが期待されるのです。いわゆる一粒で二度おいしい作戦。

 勿論、セダン、ワゴンともに単独である程度面白い記事(企画)が立てられないと、上記作戦は不発に終わるリスクもあるのですが、今回のS60/V60はVCJとしてもその成り立ちとクルマの出来から考えても自信があったのだと思います。そして、今のところアーモンドグリコ作戦は成功裏に終わったといってもよいのではないでしょうか。
Posted at 2011/06/11 20:17:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | スウェーデン車 | 日記

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何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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