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2011年06月04日 イイね!

55:自動車雑誌のクルマ評価記事の意義について考える:第4回

<クルマ評価記事のターゲット層は庶民である>
 ではバイヤーズガイドとしてのクルマ評価記事を最も必要とするのはどんな人達なのでしょうか? それは、私も含めてクルマを購入するにあたって予算を一番の制限として考えなければならず、かつその予算の中で最高の選択をしたいという気持ちを強く持っている人、すなわち「クルマ好きの一般庶民(大部分がお父さん)」であると言えます。

 庶民であってもクルマに興味のない人は、目的に合えばある意味どんなクルマでもよく、唯一の評価基準はいかに「安くクルマを買うか」で、最寄りの複数のディーラーを回って一番安いものを購入するか、あるいは安いクルマを買うことに特化した、値引き情報主体のバイヤーズガイド的な雑誌(月刊○○○○」とか)をその時だけ買って参考にするかであり、どんなクルマを買うかを熱心に考える、すなわちここで取り上げている類の自動車雑誌を買ったり、クルマ評価記事を読んだりすることはありません。

 一方、庶民ではない人達、外国でいう貴族階級に相当するごくごく一部の超裕福層、および人口の数パーゼントと推定される数千万円以上の収入がある裕福層は、自動車雑誌の主たるターゲット層にならないと考えられます。単に数が少ないというのが最大の理由になりますが、それ以外に、費用面での制約がない場合は、複数のクルマを同時に保有することが簡単にできて、また気に入らなければ簡単に買い換えられるのであれば、人は普通は選択に迷わないものだからです。ゆえにクルマに興味がない人達と同じくクルマを買うために自動車雑誌を購入して、いろいろと分析・吟味するなんてことは、大概しないと考えられます(ディーラーに電話して呼びつけて説明をきくとかしてそうです、想像ですが、(・へ・))。

 そういう訳で、そのような人達を対象としたクルマ記事は、複数のクルマを横並びにして相対的な優劣を評価するよりも寧ろ、その商品を購入することでその高額な支出に見合ったどんな「新しい体験」ができるのか紹介する、「短期絶対評価」的な記事、超高額車の単独試乗の体験を小洒落た文体で書き流す程度の記事になりがちであると言えます。某誌などは、殆どがそんな類の記事しか載っていませんが(苦笑)、これらは庶民にとっては全く価値のないものなのでしょうか? いいえ、これはクルマ評価記事のバイヤーズガイドではない側面の存在意義に係わってくることだと考えられますので、次回に考えてみたいと思います。
Posted at 2011/06/04 17:19:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年06月04日 イイね!

54:自動車雑誌のクルマ評価記事の意義について考える:第3回

<評価記事は新たなるクルマの活用方法の提示である>
 さて「バイヤーズガイド」として記事を捉えた場合、第2回で述べたようなことがまずは重要となりますが、「共通性が高い目的」というところ、たとえばミニバン、コンパクトカー、スポーツカーなどの分類で車を選択することは、まさに多くの人に共通する使用形態を想定したものといえます。しかし、「どのような目的でクルマを使うか?」が重要な要因になるということは、「こんなふうにクルマが使えるよ」という新しい提案を読者に提示することも、バイヤーズガイドのもうひとつの重要な役割であるといえます。

 ありふれた用途を想定し、その目的への機械としての合致度を論評する、のではなく社会的な位置づけやライフスタイルの一環としてクルマを考え、思いもしなかった、あるいはより魅力的な生活をおくるためのツールとしてのクルマの価値を提示する役目を果たすということです。「NAVI」誌を先駆者とする、このようなクルマ評価のあり方は、新たなクルマ評価記事の領域を切り開いたという点でやはり画期的であったと評価することができます。

 そして、このような目的で行われるクルマ評価においては、「相対的」な評価手法の優先度は低く、むしろ車の「絶対的」な魅力や可能性を、「短期」あるいは「長期」の利用のなかで提示する手法が適しているということができます(無論、相対的なクルマ評価が可能であれば、それがベターであることは変わりはありませんが)。
Posted at 2011/06/04 17:07:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年06月04日 イイね!

53:自動車雑誌のクルマ評価記事の意義について考える:第2回

<評価記事はバイヤーズガイドである>
 それではクルマ評価記事の意義、すなわち誰のために、何の目的で書かれるのでしょうか?これは当たり前のことではありますが、まず、クルマ評価記事は「バイヤーズガイド」であるということです。

 クルマをこれから購入しようとしている人に対して、その人の目的や趣向に合致して、なおかつ費用的にリーズナブルな選択ができる助けになる情報を提供する。さらに具体的にいうと、自動車雑誌を手に取る人の最大の制約条件である「予算」に対して、「共通性の高い使い方」を想定して、複数のクルマを横並びに比較して相対的な位置づけ(優劣)を明確化することで読者が個人では得られない情報を提供し、読者がこれに基づいて吟味決定することで「最も良い買い物」ができるようにすることが目的なのです。

 したがってこの目的に合致するクルマ評価としては、例えばミニバン同時比較テストといった「短期相対評価」を主としながら、長期テストを加味したものが有効といえます。
Posted at 2011/06/04 17:04:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ評価 | 日記
2011年06月04日 イイね!

52:自動車雑誌のクルマ評価記事の意義について考える:第1回

<はじめに>
 今回から数回に渡って、自動車雑誌のクルマ評価記事の意義について考えてみたいと思います。以前に、このブログで自動車雑誌のクルマ評価記事を分析し、評価手法の観点より考察を行った拙文をアップしましたが、その発端は、新しく車を購入するにあたっていろんな自動車雑誌を参照する中で、評価記事の持つ意味や、その目的は何なのかと考えたことでした。
 
 しかし、意義や目的についての考察は、しばしば抽象的な議論に陥りがちであり、また客観性を保つことが場合によっては難しくなるとも思われたので、それならば、まず評価手法について検討を行って、客観的な「評価のものさし」を手にしてから、本題に入るべきと考えたためでした。

 先の私の一連の拙文は、PV数 からみると、残念ながらあまり評判はよろしくないようです(-_-;)。にもかかわらず性懲りもなく同様の試みを続けますが、何卒ご容赦いただきますよう、お願いする次第ですm(__)m
Posted at 2011/06/04 16:59:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ評価 | クルマ
2011年06月01日 イイね!

51:Cクラス facelift

51:Cクラス facelift Cクラスがマイナーチェンジです。マイナーといいつつ、駆動系は全面見直しですし、インテリアの改良を含めて2000箇所以上の変更が加えられたとのこと。輸入車は年次改訂もあるし、いつ買うか悩んでしまいますよね、特に初期型の場合には。

 しかし、ヨーロッパ勢の搭載エンジンのダウンサイジングの流れはとどまることがありませんね。ここまで直噴ターボ、直噴ターボとくると、「おいおい、もう少し工夫はないのかよ!」とツッコミの一つも入たくなる昨今です(-_-;)。あとトランスミッションも6速(S60はここ)、7速(Cクラスはここ)、そして8速と、どんどん段数が増えていきますが、本当にそれほどのものが必要なのか、私にはもうひとつわかりません。

 いずれにせよ今回のCクラスは、性能はさすがメルセデスで隙のないものですし、エクステリアデザインも写真のように、なかなか(というより、かなり、いや大変)格好良いです。少し前のブログでは、ベンツは No Thank you と書きましたが、その考えも少し揺らぎかけました(笑)。が、HPで購入見積もりのシュミレーションをしてみると、S60相当の装備を選択した場合、余裕で500万円ごえになりましたので、やっぱり高いなー、こりゃ無理、無理となって、ある意味ホットしました...
Posted at 2011/06/01 23:24:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ

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何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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