
今年はそろそろ最後かと思い、急に山登りに行こうと決心したのが週末の夜中。
しかし、あいにく天気予報では曇り→雨。
早朝、
定点カメラを見ると…
箱根峠:3度
おりょー…
強羅:1.3度
ええっ?何かの間違いでは?
天気予報でもガスりそうな予感。
画像ではバイク一台も通らないかわりに、
ドリフト上等なWRC系の青いクルマとかが数台写っとるし。(怖)
けど、今日を逃したらもう走れそうもないので、気温が上がる頃を見計らって出発。
久々にツナギを着たら、娘に「お父さん、
イチジョウマンみたい。」と。そりゃ子供にはそう見えますわな。
しかし、なぜか娘の予感はあたったわけで…
イチジョウマン
↓
忍者
↓
ヒーロー
↓
体操のお兄さん
↓
筋肉番付(SASUKE)
↓
なかやま筋肉痛くん
でした。
いつもより遅い出発なので海沿いの渋滞は酷いものの、気温が低いためか登り始めるとガラ空き。
常用回転数をだんだんと上げていったところで、ソレを発見。
深さ1mほどの側溝に落ちたオートバイと、その仲間らしき人たち。
落ちてたのは「GPz900R」。
つまり「Ninja」。
とりあえず止まって状況を聞くと、路肩が急激に落ち込んでいるのに気が付かずにズリ落ちてしまったとか。しかしそんなアクシデントでも全然ケガもなく明るいトコは立派というか、さすがNinja乗り。横倒しになって足とか挟んでたら簡単にポキッといく状況ですわ。
しばらく待っていると、もう一台止まったので
「5人いりゃー、どーにか引き上げられますなぁー。」
「あー、やってみますかぁー。」
誰もケガしてないせいか、みんな結構のんき。
5人もいれば車量250kgもなんのその。無事に引き上げ成功。
その後、彼らと別れ、芦ノ湖沿いを富士に向かって走る有料道路へ。
5年前は毎週末によく通った道。しかし、2人目の子供が生まれてからはご無沙汰。
今日は天気予報のせいか、クルマも少ないのでちょうど良い感じで走れそうでした。
ただ、
ここしばらく、足やらキャブやらが次々に変わっていったため、どーにもしっくり来ない。ステップの位置も変わったので体重を預けるポイントもちょっと高め。するとタイミングも違ってくるのです。
ダラーッっと流す分には問題なくとも、ちょーっと頑張ろうとするとフロントの置き方に違和感というか、不信感。もちろんしっかりしてるものの、しっかりしすぎて突然バタッと倒れてしまった若槻千夏を思い出させるような、そんな感じ。
私の場合、基本は「ラクして走る」です。
なので、セッティングもそういう感じが好みなのです。
具体的にいうと、ブレーキングと加速時にはド安定、それを抜いたときにサスやステアリングが大きく動いて動的変化を生み出す、そういうのがラクでいいんです。
右手の操作だけで車体変化とサスペンションを調整して振り回す。その反動をさら利用するためにハングオン。ほら、柔術とか使うじじぃがフラフラ立ってるかと思ったら、するるっとプロレスラーをひっくり返す、ああいうのが理想です。
ただ、前足のパフォーマンスが上がっているので、それに見合うセッティングがなかなか出ません。4往復目でどうにか妥協点を見つけたものの、あんまり決めすぎるとコースを限定されたり、コーナリングの組み立てが一辺倒なのでツマランとです。多少、バランスを崩しやすい方が挙動変化も起こしやすいので「楽しい」のですけど、右手の操作は神経質になるし、それほどペースは上がらないし、ミスると結構怖い思いもするし。
ああ、何て奥が深い。
そして、いつまで経っても上手くならない。
そうか、だから止められないのだなぁ…
しかし、それでも何か今日は
燃えません。
ちょっとチャレンジ気味に突っ込もうとするたび、娘と息子の顔が浮かぶんですわ。
忍者救出と、慣れないバックステップ。さらに久々にめっこり走り込んだせいか、情けないことに筋肉痛になりました。
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ニリンのヒトリゴト | 日記
Posted at
2006/11/20 23:16:29