
哀れな787Bに別れを告げた後は、再びエントランスへ戻ってゆるとりした後、中庭に移動。10年以上経ってなおも美しさを保ち続けるユーノス500がズラーリと並んどるのです。
サイヤ人になるほど気合い入れて洗車してきたのに、みんな恐ろしいほどにキレイ。私の500は中古で買ったときには走行距離も少なく、神奈川のド真ん中あたりのガレージで死蔵していたものらしいので状態はいい方ですが、他の個体の多くは10万キロに届くかっちゅーのに、何か光沢の具合がツルツルヌラヌラメロメロとハンパでありません。
で、クラブの中でもダントツに美しい500と言われる和尚さんの個体を見せてもらいました。和尚さんの20Gは皮いや革仕様にサンルーフ付きのゴージャス・グレードなんですな。内装パネルもフツーのグレーでなく、パープル系で木目パネルも散りばめられてますんで、何とも言えないエロースな空間がうらやまちぃ。ボカぁ~好きだな~と渡辺篤志状態。
しかーし、コレで驚くのはまだ早かったようで。エンジンルームを見たら「何じゃコリャ~~~~ッ!?」と悲鳴。
だって、どー考えても走行距離と年式と釣り合わず、半年前に納車したかのような状態。私が中古車屋でコレを見たら、まんずオコシか死亡事故車だと疑うでしょう。しかし、和尚さんが今の仕事をリタイアしたあと、高級旧車のディーラーを立ち上げたら、白金に10億の豪邸をブッ立てるかもしれません。そん時は私を便所掃除の下男として雇って欲しいもんです。便器をねぶって掃除しますので。ねぶって。
そのすぐ後に見たのは、福井から来られたクワトロさんの20F。コッチも凄まじい。ヘッドが水色だったり、見慣れぬパーツがキラ星のごとくさんざめいてますが、買ったときはヒドい状態で、ソレをぜーんぶ徹底的に直したのダと。私がフォグランプの配線の事を聞くと、「ああ、ありますヨー」と電送図やパーツリストをドラえもんのように出して丁寧に見せてくれるのですが、まさか常時搭載とは。「何かあったら困るので」と言ってましたけど、明日パリダカに行っても完走できると思います。そん時は私をテントの支柱を支える下男として雇って欲しいもんです。私も股間に小さなテントを立てさせてもらうかもしれませんが。
この二人の個体と比べてしまうと、私の500は外装はソコソコイケてても、エンジンルームは吉村教授が発見したミイラ部屋。不規則で堕落した生活で血液ドロドロ、内臓脂肪は付きまくり、肉体年齢40歳の三十路手前で「イーオトコがイナイのよネー」と寝言を抜かすネーちゃんのようだとあんまり言うと明日エンジンかからなくなりそうなので言うのはヤメよう。ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。
次に、惰眠さんとエアコンのアンプの話をしていたら、エアコンだけでなくメーターパネルも割れていたのだそうで。これで私が500を購入して間もない頃、夜の目黒通りで電光のごとくブッちぎっていったコーラルは惰眠さんに間違いないと確信できました。だって、メーターパネルは普通の走り方じゃぁ割れない設計になっとるはずです。
百式司偵に乗っていた知り合いのジジイが、アメリカ戦闘機に追われた時にゃー、急上昇・急降下を繰り返すのでリベットがビシビシと飛んでいくのだと語っていた事をなぜか思い出しました。
それはともかく、私はこのジジイよりもヤマトの真田さんを尊敬しているので、こんなこともあろうかとトランクにメーターパネルを積んであるのです。今風に言うと想定内。でも、惰眠さんはすでに注文済みで、また普段は納期が遅れるはずの部品が届いていたそうで、やはり真田さんのようにはなれなかったのです。残念。
その後、REOパパさんが集合写真を撮ってくれました。シブいマニュアル銀塩カメラ使ってます。遠目からFDマウントのCanonか?オリンパスかしら?イイなァ、なんてヨダレを垂らしていたら、私もカメラを持ってきていたことをすっかり忘れていました。しかし、ストロボもないクラカメなので時すでに遅し。まぁ、フィルムに焼き付けるより、強烈にまぶたに焼き付くモノばっかりだったので、夜中にうなされるほどハッキリ覚えていますですヨ!
(つづく…のだ)
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たのしいじだうしゃ | 日記
Posted at
2005/09/16 06:52:19