
Y「いやー、すごかったねF1。」
H「あ、そうなんですか?ダイジェストでチラチラっとしか見ませんでしたよ。」
Y「えっ?何で?見てないの?」
H「えー、だって、何かつまんないというかぁ。だって、シューマッハの一人勝ちなんでしょ?」
Y「そりゃ昔の話で、今はルノーとかマクラーレンが速いのよ。」
H「へぇ、そうなんですか。確か
鈴木アグリが走ってるんでしたっけ。」
Y「違う違う。ありゃ監督。佐藤と井手の2人の日本人ドライバーにタイヤはBSと、オールジャパンのチームなんだぞ。」
H「しっかし、よくカネありましたね。」
Y「そりゃ、スポンサーかき集めんのも大変だっただろうね。急遽決まったようなことだし。」
H「で、そのアグリのマシンは速いんですか?」
Y「まぁ、ホンダエンジン載っけてるんだけど、シャーシは4年落ちのアロウズなんで、ちょっと苦しい。それでも、この間のレースじゃワークスホンダを20周以上抑えたから、佐藤琢磨は大したもんだよ。」
H「しかし、そんなマシンじゃスポンサーも付かないんじゃないですか?」
Y「どうだろうね。
周回遅れでトップに絡んだりすると、車体の企業ロゴとかも目立つかもしんないし、もしも奇跡が起きたら…」
H「アレって、何でもいいんですか?『
赤ひげ薬局』とか、『
ユニバG』とか、『
月刊エロトピア』とか。」
Y「…カネさえ払えばいいんじゃないのかね。『
よしだ聖菓のおっぱいぷりん』 とか『
ダニ退治のダニ研』とか」
H「フェラーリの横に
『メイド喫茶・萌えっ子倶楽部』とか書かれてたら最高ですね。」
Y「ああ、
あの手のイラストも添えてね。ガンダムとかドラゴンボールだったらイタリアでも有名だから、イケるんじゃないの?」
H「しかし、あの車体広告って、高いんですよね。スンゴイ小さいのとか貼ってありますけど、テレビ画面じゃ見れないので意味無いんじゃないですか?」
Y「いやいや、ンなことないよ。こういうことも考えられるでしょう。例えば、アグリチームに『
ぢ のヒサヤ大黒堂』がスポンサードして、ノーズに小―さいステッカーを貼ったとしよう。」
――
アロウズ 鈴木アグリチームのピットガレージにて
シューマッハ「オーゥ、あぐりサーン、ゴブサタデスーネ。コレガアナタノティームのマシンデスカー。プププ」
アグリ「やぁ、またグランプリに帰ってきたよ。お手柔らかに頼むよ。」
シュー「コチラコーソデース。プププ、シカーシ、
モットバックミラー、オオキクシタホウガヨロシオモイマッサ、ナンツテ、プププ。」
アグリ「…」
シュー「…ヲホン、イマーノハ、カンサイベンデ、オモイ
マッセヲ、ウチのフェリペ・
マッサニヒッカケテ…」
アグリ「忙しいんで、
用が無いなら帰れアゴ野郎。」
シュー「オーウ、ソンナツメタイコト、イワントイテクダサイ。アグリガソンナニ
ツメタイノハ、ソノ
オオキナミミデクールダウンサレルカラデスカー?プププ」
アグリ「うるせーなー、とっとと帰らないと、
ケツメドにインパクトドライバー叩き込むぞ。」
シュー「ハイハイ、
トッドトカエリマス、ナンツテ。プププ」
アグリ「…」
ジャン「…イマノハ、
トット、ヲ ジャン・
トッド ニ…」
アグリ「…」
シュー「アア!ソウソウ、ヨク スポンサ ツキマシタネー。」
アグリ「おかげさまで。」
シュー「コノ、ノーズニツイテイルノハ、ドコのメーカーサマデイラッシャイマスデゴザマスデスカー?」
アグリ「ソレは、その…『
ヒサヤ大黒堂』と言って、
江戸時代からある薬メーカー…みたいなもんだ!」
シュー「オゥ!イッツグレイト!!
サムライファーマシー??ソレハドンナ
ヒヤク ナノデスカ!!???」
アグリ「…
ぢの薬だ…。」
シュー「ワーオ!サスガ『
ケツモチ』ナチームだけに、
ケツニハコダワリアルノデスネー!!」
アグリ「てめぇ、
ホントにブッ殺すぞ!!!」
シュー「スミマセン…ツイツイウカーレテシマイマシタ。ココニフカクシャザイシマ
シュー。」
アグリ「うっ…どうした?急に土下座なんかして。」
シュー「ミスターアグリ、ジツハワタシ、コドモノコロカラ カートニノッテイタセイカ…
ヒドイ『ヂモチ』ナノデス。
アラユルシュジュツ・クスリ…セイヨウイガクデハ ナオリマセンデシタ。」
アグリ「あぁそぅ。」
シュー「
オネガイデース!ソノ
トウヨウノシンピナファーマシー、ワタシニショウカイシテクダサイ。コノトオリデス…。ヨヨヨ」
その年、
ヒサヤ大黒堂のステッカーをヘルメットのてっぺんに貼ったシューマッハが、
最終戦を待たずにチャンピオンの座を獲得した。
H「なるほど~… って言うと思ったか。そんなこと、あるわけないでしょ。」
Posted at 2006/04/04 19:19:44 | |
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