Yuckyのブログ一覧

さて、今日はついにオペの日です。

午前中の仕事を適当に終わらせて、事務所をでるのですが、スリッパを靴箱に突っ込んだり、忘れ物をしたりとかなりの動揺っぷり。

そんなこんなで病院に到着したのはギリギリ5分前。

ちょいと走ったので汗をかいた所に、脂汗もブレンドされ、妙な臭いが待合室に立ちこめます。

「ゆきぞうさーん」

「ハイーーーッ！！」
軍隊の点呼のように飛び上がり、カチコチの体を折り曲げてイスに座ります。

チラと見てしまった道具。

なんだか、ものすごいブットい注射を見て血圧低下…

センセに再び一通りの説明を受けますが、あまり聞きたくもないし、緊張しているので、右から左にスルー。

そしてイスが下がります。

歯科ではあまり経験のないほど、ガーッと水平に。

もう、この時点で泣きそうです。

「センセ、痛いですか？」

「ちょっとね。」

ドブチュ！

「ぐはぁぅ…」

しかし、最初の一発だけで、その後はあまり痛くはありませんでした。

麻酔が切れるまで放置。

しかし、ここのナースはズッコケなのか、

「あれはやった…」

「いえ、まだですけど」

「だめよ、やっとかないと」

「右のですか」

「違う、左の。」

大丈夫かよ！！！

その後、センセに頭を押さえつけられながら、メリメリと何かを削がれてゆきます。

「ちきしょ、堅いな」

私のつま先は左右に組み合わされて人魚のようになり、手は江頭２時５０分みたいな状態だったでしょう。

数分後

「よし、取れた」

少し、体の力が抜けます。

しかし

「おーい、コツメス持ってきて」

え！？

何？「コツメス」って？？？

聞いてないよ、ちゅーか、聞きたくないよ！

もしかして…

「骨メス」？？

…涙

「これですか？」

「ちがうちがう」

「これですか？」

「ちがうちがう、その上」

大丈夫なのかよ！！？？

その後、コツメスという、恐ろしい想像をかき立てる器具を手にしたセンセが

ゴリゴリゴリゴリ

私は、いろんな楽しいことを思い出そうとしました。

しかし、こういう時に限って出てこない。

ゴリガリグリゴリ

センセのイスの肘掛けが、頭にガツンガツンと当たります。

頭は麻酔していないので痛いですが、それよりも麻酔が効いているはずの骨を削られているということで、私の心が痛いのです。

「よーし、○○アンペア（だったか）で」

え？電気？

何ソレ？

ジジジジジ…

止血のために焼いているのでしょうか、自分の焼肉の臭いを嗅ぎました。

「おーい、セメント」

「ちがうちがう」

「それじゃない」

「そんなにいらない」

ホントにホントに大丈夫なの？？？

どうにかこうにか終了。すでに虫の息。

歯の根本から、10mmほどセメントがかぶさってます。
コレを取ると「骨」だそうで。

時計を見るとわずか１５分。

しかし、私には1時間には感じられました。

もういや…