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2006年11月10日 イイね!

すごいオートバイマンガ(後編)

すごいオートバイマンガ(後編)さて、全国のオートバイマンガファンの皆さん、どうでしょう?

すぐにでもページを開いてみたくなった方も多数いるかと思います。

『ストリート・ライダー』。

読者を惑わすことのない、何ともわかりやすいタイトルですね。うさんくさくて詐欺みたいなタイトルが多い中、何と潔く親切なんでしょう。



前回のブログで紹介した『ガク八』。思わず購入してしまった方がほとんどだと思いますが、コレみるとハリウッドの超大作とか、ばかばかしくなりますよね。私がマンガとか映画をあんまり見なくなったのも、この作品を見てからです。

そんなしもさか保先生がオートバイ・ブームに便乗して旋風を巻きおこさんとして放った力作『ストリート・ライダー』ですが、やっぱりこちらで立ち読みできます。

しかし、ここだけではこの作品の魅力を1億分の1もお伝えできません

「ガク八」と違って入手困難ですので、どれほどファンタスティックな作品であるかを紹介しておきまShow



まず、しもさか作品の特徴として、

「とにかくフル○○」

誰ですか、フルチンとか言ってるのは?

例えば速度調整は「フル・スロットル」か「フル・ブレーキング」なのです。コーナーだってフル・バンク」ですよ。間違っても絶妙なトラクション・コントロールとか、ラウンチ・コントロールとか、そーゆーせこいマネはしません。

それは漢の浪漫に反する行為だからでしょう。

Bレバーもスロットルも千切れんばかりに

「ガッ!!」

「グワッ!!」

「ギュワッ!!!」

当然、

「フル・ブレーキッ!」

「アクセル全開!!」


と、かけ声がかかります。

速く、力強く操作すればするほど、マシンは速くなるという、一見間違ってそうで正しいライテクを指南されております

…そんなアツイ走りで読者を魅了する主人公、その名も

「神風誠」
(かみかぜ まこと)

とってもわかりやすいですね。でも「紫電改のタカ」とか、「マル暴 野望軍団」みたいな類じゃありません。



誌面狭しと暴れまくる誠の愛車も素晴らしい。

「誠スペシャルZ1300ターボ」

そう、国際A級ライダーに120km/hでハンドルを揺さぶってくれと言ったら拒まれたと言われる川崎の水冷6気筒。

かなり無理して作られたので、アツイ走りになんて向いてません。それだけでもスゴイのに、

理由なんかいらない、ただついていれば、これ最強」の

T U R B O


わー♪♪♪


ターボラグとか、燃費とか、そういうのはモーマンタイですよ。

必要ありませんから。

同じ6気筒でもホンダを使わないとこがわかってます。時代は「漢カワサキ」なんでした。

どぅうぉりゃぁぁぁぁぁ!

しかし、後半になると平忠彦なヘルメットや、ガクランみたいに胸元をはだけさせたツナギでサーキットも激走しちゃいます。トレンドと作者の一貫した個性が高次元融合されているところは、もう奇跡としか言いようがありません。

そんなガッツあふれる主人公:神風誠を倒さんとする敵は、もちろん鬼畜な極悪非道。ライテクも鬼。

なんと青函トンネル内では遠心力で天井に張り付いて走行します。

なぜか一度張り付いたら、もう遠心力は関係ないようで、そのままずっと走り続け、何をするかと思ったらガソリンタンクのフタを開け、真下を走る誠に向かって垂れ流し、それに火を付けて攻撃、というとんでもない死神野郎です。

遠心力でバイクが天井に張り付いているのに、なぜガソリンだけ落下するのか、とか、そういうことを言う人は少年の心を無くした悲しい人なのです。


しかし、誠もやられっぱなしではありません。さすが奥多摩の伝説ゼロハンライダー。素晴らしい素質と技術を持っているわけで、縁石ギリギリギリのインを閉めた相手に対し、巨摩群はピアノ(赤白の縁石)の上を走って抜きましたが、そのさらに内側。

芝生の上をフルバンクでブッチギリしてしまいます。遠心力なんか関係ないのだから、アスファルトと芝生の摩擦係数の差なんて無視していいのです

思わず敵は

「何ぃぃぃっ!!」

と、お決まりの台詞。


さらにさらに、誠の編み出した最高の必殺技、これがすごい。

詳しい理論解説は忘れというか、記憶することも脳が拒みましたが、

フルブレーキング
  ↓
フルバンク
  ↓
アクセル全開
  ↓
リアタイヤがスピン
  ↓
膝で車体を支える
  ↓
ぐるくる回る。
  ↓
ネズミ花火のように高速回転しながらコーナークリア
  ↓
敵「バカなぁぁぁぁっ!!

その名も

「ターボサンダーフラッシュターン」

巨摩群の「ガードレールキックターン」が本当にショボく見えます。誠であれば、遠心力(都合のいい力学)を利用したガードレールのミゾ走りなんてたやすくやってのけるでしょう。



さらに、その発展型(もう、覚えてないけど、8の字回転だったっけ)


「ダブルターボサンダーフラッシュターン」


さぁ、あなたも交差点左折時に、大きな声で言ってみましょう


「ダブルターボサンダーフラッシュターン!」



どんなタイヤを履いてるのかと見れば、当然スリックではなくロードタイヤ。しかもトッツアンバイクの純正みたいに、欧州の石畳を彷彿させるレトロなブロックパターンに感激。プロファイルも限りなくカクい。それでダブルターボサンダーフラッシュターンをキメるのです。


そう、男たるもの、タイヤのせいにしちゃいけないのです


とまぁ、柄にもなくずいぶんアッツく語ってしまいましたが、それもこれも締め切り通りに原稿を持ってこない客と処理の遅いバカパソコンのおかげかもしれません。真面目な話、ここまでやってくれると娯楽としてはかなり楽しめます


ちなみに、しもさか先生は、この後にも北斗の拳をパクリリスペクトされた作品(キーワード:胸に傷、世紀末、救世主)とか、トレンドに敏感な作品展開をされましたが、しばらく見なくなったと思ったら、ギャンブル系でしっかりと描かれていました。

驚いたのは、『ガク八』や『スト・ライ』(勝手に省略)の頃のように、どうやったらこんなに太い線が引けるのか?とか、毎月のインク代が大変だなーというような絵柄ではなくなり、ちょっとHでギャルもたくさん出てくるように大変身されていたことでした。

(ただ、主人公が冬でもランニングと迷彩服を好みそうな系統というのは変わってませんが)


訂正:誠の愛車、カワサキZ1300かと思ったら、ホンダCBX1000をボアアップして1300だそうです。直すのも面倒なので、一応書いておきます。

しかし、「始動はもちろんキック」とか。え???





Posted at 2006/11/10 02:20:01 | コメント(2) | トラックバック(1) | 日記

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